「サブマリーナーっていつからあるんだろう?」
「モデルがたくさんあるけど、どれがおすすめ?」
ロレックスの資産価値が高まるにつれて、人気モデル「サブマリーナー」に注目が集まっています。
あなたもサブマリーナーについて気になっているのではないでしょうか。
サブマリーナーはロレックスを代表するダイバーズウォッチです。
また、ラグジュアリースポーツウォッチ人気を牽引してきた代表的なモデルでもあります。
この記事ではサブマリーナーに関して、アンティーク価値を知るために必要な歴史や系譜、資産価値の高いモデルについての情報を中心に解説します。
サブマリーナーの誕生秘話についても紹介しますので、資産としてではなく純粋にサブマリーナーが好きという方はぜひ参考にしてください。
目次
ロレックスサブマリーナーの歴史
ロレックスサブマリーナーの歴史について、簡単に解説します。
※表は販売年のため生産年とは若干前後します。
販売年 | リファレンスナンバー | 特徴 |
---|---|---|
1953年~ | Ref.6200・Ref.6204 | 初代サブマリーナ登場 |
1954年前後 | Ref.6205 | セカンドモデル |
1956年~1964年 | Ref.6538 | セカンドの後継機・ジェームズボンドモデル |
1958年頃~1960年 | Ref.5508・Ref.5510 | 製造期間が短く希少 |
1959年~1977年 | Ref.5512 | 防水性能200m・クロノメーター認定 |
1963年~1990年 | Ref.5513 | ノンクロノメーター・ロングセラー |
1969年~1979年 | Ref.1680 | 初のデイト機能・トリプロックリューズ、赤サブが存在する可能性 |
1980年~1986年 | Ref.16800 | サファイアクリスタル風防・デイト二世 |
1986年~1989年 | Ref.168000 | トリプルゼロモデル |
1989年~2000年 | Ref.14060 | ノンデイト300m防水・逆回転防止ベゼル |
1989年~2010年 | Ref.16610 | デイトモデル・ロングセラー |
2000年~2011年 | Ref.14060M | ムーブメント進化・2007年からはクロノメーター |
2003年~2010年 | Ref.16610LV | モデル誕生50周年記念・グリーンサブ |
2010年~2020年 | Ref.116610LN | セラミックベゼル |
2010年~2020年 | Ref.116610LV | グリーン文字盤・グリーンベゼル |
2012年~2020年 | Ref.114060 | デイトなしモデル・パラクロム製ヒゲゼンマイ |
2020年~ | Ref.126610LN | Ref.116610LNの後継機・大きい文字盤 |
ロレックスサブマリーナーの系譜を世代別に解説
ロレックスサブマリーナーの系譜について、世代別に詳しく解説していきます。
古いモデルで大変価値の高いものもあるため、アンティークロレックスに興味がある方はぜひ参考にしてくださいね。
サブマリーナーファーストモデルRef.6200・Ref.6204
画像引用:BOB’S Watches
■スペック
製造年:1953年~1954
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:真鍮
ケースサイズ:37mm
防水性能:100m
ムーブメント:Ref.6200:Cal.A260・Ref.6204:Cal.A296
パワーリザーブ:約36~48時間
サブマリーナーは1953年に開発され、1954年にバーゼルフェアでリリースされたことがわかっていますが、実は正確な歴史がはっきりしていない謎のモデルです。
Ref.6200の方がリファレンスナンバーが若いのですが、初代とされているのはRef.6204です。
いずれもアンティークロレックスの防水ケースに見られる裏蓋のふくらみがあり、セミバブルバックとなっています。
また、サブマリーナーの特徴であるベンツ針(ベンツのスリーポインテットスター様のマークがついた時針)もまだ採用されておらず、ペンシル針が使用されています。
バブルバック
アンティークロレックスのオイスターケースに見られる裏蓋のふくらみが、まるで泡のように見えることから「バブルバック」と呼ばれています。
防水ケースやムーブメントの技術向上により裏蓋のふくらみはなくなってしまったため、バブルバック仕様のロレックスには付加価値がつきます。
サブマリーナーRef.6205
■スペック
製造年:1954年~1955年
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:真鍮
ケースサイズ:37mm
防水性能:100m
ムーブメント:Cal.A260・Cal.A296
パワーリザーブ:約36~48時間
Ref.6205は、サブマリーナーがバーゼルフェアでリリースされた年に開発され、翌年発表されたセカンドモデルです。
おそらく同時期にファーストモデルのRef.6200・Ref.6204も製造・発売されていたと考えられており、ここまでがサブマリーナーの第一世代と呼ばれています。
サブマリーナーRef.6538
画像引用:MATTHEW BAIN INC
■スペック
製造年:1955年~1959年
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:真鍮
ケースサイズ:37mm
防水性能:200m
ムーブメント:Cal.1030
パワーリザーブ:約36~48時間
サブマリーナーRef.6538は、映画「007」の主人公、ジェームズ・ボンドが映画内で着用したことからジェームズボンドモデルと呼ばれる大変人気の高いモデルです。
また、このモデルからサブマリーナーの第二世代と呼ばれており、ムーブメントや機能の上でもケースが厚くなり防水性能は200mとアップしています。
使用されているCal.1030は初のクロノメーター認定ムーブメントで、個体によってクロノメーター表記の有無が異なり、表記がある方が市場では高額です。
また、世界初の両方向巻き上げ自動巻きムーブメントで、ローターが右左どちらに回転しても主ぜんまいが巻き上がります。
ほかには、真鍮製のベゼルが装着されている機種はいずれももろいため、ベゼルが完全な状態で残っているものが高く評価されます。
サブマリーナーRef.5508・Ref.5510
画像引用:BOB’S Watches
■スペック
製造年:1958年頃~1960年
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:真鍮
ケースサイズ:37mm
防水性能:Ref.5508:100m・Ref.5510:200m
ムーブメント:Ref.5508:Cal.1530(ノンクロノメーター)、Ref.5510:Cal.1560(クロノメーター)
パワーリザーブ:約36~48時間
Ref.5508はサブマリーナーの第三世代にあたり、さらにリューズガードを装備していない最後の100m防水モデル・最初の40mmモデルとして希少な価値をもちます。
Ref.5510もRef.5508と同時期に発売され流通していましたが、現在ではRef.5508のほうが出会える可能性が高くなっています。
いずれもクロノメーター認定を受けていない個体が多いのですが、なかにはクロノメーター表記があるものや、クロノメーター認定を受けたCal.1560を搭載しながらクロノメーター表記がない個体など、個体差が激しい点が特徴です。
真鍮ベゼルにはコインエッジが刻まれていますが、もろいため完全なオリジナル個体でクロノメーター表記があれば高値で取引されます。
サブマリーナ Ref.5512
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 40.0mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き/Self-Winding
付属品: 内箱(汚れ・ダメージ有)/国際サービス保証書(発行日付 2006年11月)/メーカー修理明細書(修理日 2006年11月 オーバーホール)/サービスケース
■スペック
製造年:1959年~1977年
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:-
ケースサイズ:40mm
防水性能:200m
ムーブメント:Cal.1530・Cal.1560・Cal.1570
パワーリザーブ:約36~48時間
第四世代に数えられるサブマリーナーRef.5512には、端的な特徴がいくつかあります。
- 初のリューズガード搭載モデル
- ミラーダイアルからマット調ダイアルへ変更
- クロノメーター表示が定着し4行表記へ
- 1960年代半ばからトリプロックリューズに変更・標準装備へ
まず、リューズガードが搭載されるようになり、防水性能が200mとなりました。
最初期にはスクエアクラウンガード(SCG)からポインテッドクラウンガード(PCG・とんがり)へと変化し、最終的に現行品に近い形に移行します。
これまでのモデルはミラーダイアルが主流でしたが、ロングセラーの18年の間にマット調に変化していきます。
またRef.5513が登場する頃からクロノメーター認定ムーブメントを搭載し、クロノメーター表記を含めた4行の文字列が文字盤の下半分に入るようになりました。
さらに、1960年代半ばに登場したRef.1680からサブマリーナーにトリプロックリューズが標準装備されるようになり、これまでのツインロックリューズからトリプロックリューズを搭載した個体が流通します。
サブマリーナーRef.5513
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
付属品: 無し(※当店オリジナルボックスをお付けいたします)
■スペック
製造年:1963年~1990年
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:アルミ合金
ケースサイズ:40mm
防水性能:200m
ムーブメント:Cal.1530・Cal.1520
パワーリザーブ:約36~48時間
サブマリーナーRef.5513はRef.5512のノンクロノメーター仕様で、約30年間にわたり製造され続けたロレックスを代表するロングセラーモデルです。
また、古くは真鍮製だったベゼルが、この頃からアルミ合金になりました。
非常に長い期間流通していたため、マイナーチェンジが何度も繰り返されており、移行過程で珍しい稀少モデルがいくつも登場しています。
さらに派生したモデルにはRef.5514やRef.5517などの超レアモデルも存在し、流通量が多いなかからレア個体を探す楽しみがあります。
サブマリーナーRef.1680
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
付属品: メーカー修理明細書(修理日 2000年8月 オーバーホール)
■スペック
製造年:1969年~1979年
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:アルミ合金
ケースサイズ:40mm
防水性能:200m
ムーブメント:Cal.1570
パワーリザーブ:約48時間
サブマリーナーRef.1680は初めてカレンダー機能を搭載した、約70に及ぶ長い歴史のなかでも特筆すべきモデルです。
2.5倍に日付を拡大できるサイクロップレンズが文字盤に取り付けられており、ダイバーズウォッチとしてだけでなく日常使いでの実用性が重視されています。
ムーブメントは1960年代から1980年代後半に至る長期間、ロレックスの腕時計を支え続けた傑作Cal.1570が搭載されています。
サブマリーナーには欠かせない耐久性と精度を兼ね備えたスポーツウォッチ向けムーブメントで、腕時計時針の防水性能をアップさせるトリプロックリューズも標準装備となりました。
また、サブマリーナーのレアモデルとして知られる「赤サブ」、「SUBMARINER」ロゴが赤い表記の個体も見られます。
サブマリーナーRef.16800
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
付属品: 無し(※当店オリジナルボックスをお付けいたします)
■スペック
製造年:1979年~1988年
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:アルミ合金逆回転防止ベゼル
ケースサイズ:40mm
防水性能:300m
ムーブメント:Cal.3035
パワーリザーブ:48時間
サブマリーナーRef.16800は、1980年に発表されたデイトタイプのサブマリーナーセカンドモデルです。
まず、風防がプラスチックからサファイアクリスタルに変わり、ベゼルが逆回転防止機能付きに変更されて安全性が一層高まりました。
ムーブメントはハイビートのクロノメーターCal.3035が搭載され、防水性能は200mから300mにアップしています。
ロレックスの技術革新期にあたる時代で、シンプルなデザインにハイスペックな実用性が充実をみせ、比類なきダイバーズウォッチ、ラグジュアリースポーツウォッチとしての地位を確立します。
サブマリーナーRef.168000
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
付属品: 無し(※当店オリジナルボックスをお付けいたします)
■スペック
製造年:1985年~1988年
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:アルミ合金逆回転防止ベゼル
ケースサイズ:40mm
防水性能:300m
ムーブメント:Cal.3035
パワーリザーブ:48時間
Ref.168000は「トリプルゼロ」の愛称でファンたちに知られるサブマリーナーデイトで、わずかな期間にのみ製造されたモデルです。
ほとんどRef.16800と同じスペックですが、ケースにRef.168000と刻印があるものの、裏蓋の刻印やギャランティにはRef.16800と記載される不思議なモデルでもあります。
まだ5桁リファレンスだった時代に6桁リファレンスを持つ謎のモデルですが、Ref.16800との違いはステンレススチールの質が向上した点と考えられています。
製造されていた1985年から、ロレックスは使用するステンレススチールを316Lから904Lへと変更しているためです。
316Lスチールと904Lスチール
316Lスチールと904Lスチールの違いはクロムやニッケル・モリブデン・銅などの含有量です。
特に異なるのはクロムの含有量で、316Lは18%、904Lは21%と904Lの方が多く、海水などへの耐食性がアップします。
904Lスチールは化学工場などでも使用されている、高い耐食性を持つ高級スチールで、時計業界ではロレックスが最初にオイスタースチールとして採用しました。
サブマリーナーRef.14060
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
付属品: 外箱 / 内箱 / 取扱説明書 / 保証書(発行日付 2000年9月)
■スペック
製造年:1989年~2001年
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:アルミ合金逆回転防止ベゼル
ケースサイズ:40mm
防水性能:300m
ムーブメント:Cal.3000
パワーリザーブ:48時間
Ref.14060はデイト機能のないサブマリーナーの第五世代にあたり、約30年のロングセラーRef.5513の後継モデルとしてリリースされました。
ムーブメントはCal.3000で、クロノメーター認定は受けていませんがハイビートかつメインテナンスの面でも優れたモデルで、当時の最先端をゆく技術の粋が詰まっていました。
サブマリーナーデイトとしてリリースされたRef.16800と、ほとんど同じスペックです。
- 逆回転防止ベゼル
- サファイアクリスタル風防
- 300m防水性能
サブマリーナーRef.16610
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
付属品: 外箱(ダメージ有) / 内箱(ダメージ有) / 取扱説明書 / 保証書(発行日付 2008年1月) /※保証書のフィルムが少し剥がれております。
■スペック
製造年:1988年~2010年
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:合金アルミ逆回転防止ベゼル
ケースサイズ:40mm
防水性能:300m
ムーブメント:Cal.3135
パワーリザーブ:48時間
Ref.16610も約20年の長きに渡り愛され続けてきたロングセラーモデルで、サブマリーナーデイトの第四世代にあたります。
最も大きな変更はムーブメントで、Cal.3035から新たに搭載されたCal.3135はツインブリッジテンプを採用し、安定性やメインテナンス性が高くなりました。
さらに、現在では当たり前になった偽造防止のために付加されている透かしやファン垂涎のレアケースも様々存在しており、特にグリーンベゼルの16610LVは人気があります。
サブマリーナーRef.116610LN・Ref.116610LV
ロレックス サブマリーナ デイト 116610LN ブラック ランダム番 中古 メンズ
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
付属品: 外箱(ダメージ有) / 内箱 / 取扱説明書 / 保証書(国内正規店発行日付 2020年5月)
ロレックス サブマリーナ デイト 116610LV グリーン ランダム番 中古 メンズ
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
付属品: 外箱 / 内箱 / 取扱説明書 / 保証書(発行日付 2020年12月)
■スペック
製造年:2010年~2020年
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:セラミック製逆回転防止ベゼル
ケースサイズ:40mm
防水性能:300m
ムーブメント:Cal.3135
パワーリザーブ:約48時間
サブマリーナーRef.116610はロングセラーのRef.16610の次期モデル・サブマリーナデイト第五世代として2010年にリリースされました。
リファレンスにある「LN」はフランス語のLunette Noirで「黒いベゼル」、「LV」はLunette Vertで「グリーンベゼル」を意味しています。
ベゼルはセラミックにプラチナ特殊コーティングで耐久性をアップさせ、見た目も美しくなりました。
ムーブメントはブルーパラクロムヒゲゼンマイを採用したCal.3135で、耐衝撃性と耐磁性が大きく向上し、実用性がますます高まっています。
前代のRef.16610LVはサブマリーナー誕生50周年を記念して2003年にリリースされたモデルですが、Ref.116610LVが登場すると50周年記念モデルの役目も引き継いでいます。
さらに工具なしでオーナー自らが長さを調整できるブレスレットや、大型化して堅牢になったラグ、夜光塗料もそれまでのルミノバより2倍も長く光り続けるクロマライトを採用するなど、技術面で大きく進化したモデルです。
サブマリーナーRef.114060
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
付属品: 外箱 / 内箱 / 保証書(国内正規店発行日付 2019年12月)
■スペック
製造年:2012年~2020年
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:セラミック製逆回転防止ベゼル
ケースサイズ:40mm
防水性能:300m
ムーブメント:Cal.3130
パワーリザーブ:48時間
2010年にサブマリーナーデイトRef.116610が登場してデイトモデルは第五世代となりましたが、ノンデイトモデルは2年遅れてサブマリーナーRef.114060がリリースされました。
ノンデイトの第七世代にあたり、デイトRef.116610同様に技術面が大きく向上しました。
技術面で向上したポイント |
---|
セラミックにプラチナ特殊コーティングを施し耐久性がアップしたベゼル |
ブルーパラクロムヒゲゼンマイを採用したムーブメントで耐衝撃性と耐磁性アップ |
工具がなくても持ち主が簡単に長さ調整できるブレスレット |
大きく堅牢になったラグ |
ルミノバの約2倍・8時間光り続ける夜光塗料クロマライト |
セラミック製になったベゼルなど見た目にも高級感が増し、美しくなりました。
サブマリーナーRef.126610LN・Ref.126610LV
ロレックス サブマリーナ デイト 126610LN ブラック ランダム番 中古 メンズ
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 41mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
付属品: 外箱 / 内箱 / 取扱説明書 / 保証書(発行日付 2023年12月)
ロレックス サブマリーナ デイト 126610LV ブラック ランダム番 中古 メンズ
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 41mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
付属品: 外箱 / 内箱 / 取扱説明書 / 保証書(発行日付 2024年5月)
■スペック
製造年:2020年~(2024年現行)
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ベゼル素材:セラミック製逆回転防止ベゼル
ケースサイズ:41mm
防水性能:300m
ムーブメント:Cal.3235
パワーリザーブ:約70時間
2024年段階で現行品となるRef.126610LN(ブラック)・Ref.126610LV(グリーン)は、Ref.116610の後継モデルです。
前モデルは約10年の長きにわたって愛され続けた名機で、デビューした新モデルもデザインをほぼ踏襲しています。
ただし細かなマイナーチェンジは行われており、長らく40mmだったケースサイズが41mmにアップしリューズガードもまろやかな雰囲気に変更されました。
文字盤の6時位置、インデックスよりも下の細い空間には「SWISS MADE」と入っているのですが、Ref.126610LN・Ref.126610LVから中間に王冠マークが入るようになりました。
また、ケースサイズが大きくなったためコマの幅も1mm広くなり、これまでのサブマリーナーのブレスレットとは互換性がありません。
ムーブメントは高い耐久性と精度を誇り、パワーリザーブも約70時間という次世代ムーブメントCal.3235を搭載しています。
また、Ref.126610LVはオールグリーンのRef.116610LVから一転、ブラック文字盤とグリーンベゼルのいわゆる「カーミット」に戻りました。
資産価値が高めのサブマリーナー
サブマリーナーの約70年に及ぶ長い歴史のなかでも、特に資産価値が高いモデルについて解説します。
アンティークで幻と呼ばれるものから、現行品の超人気モデルまで、どのようなモデルが高く評価されているのかを分析しました。
サブマリーナーファーストモデルRef.6200・Ref.6204
初代と言われるサブマリーナーファーストモデルRef.6200・Ref.6204は、もはや伝説ともいえる存在です。
まだベンツ針が採用されておらず、ケースもセミバブルバックで市場にはほぼ出回りません。
一流オークションに出れば、数千万円で落札されるほどの価値があるため、お手元に古いサブマリーナーがある方はぜひチェックしてみてくださいね。
サブマリーナーRef.5508・Ref.5510
サブマリーナー第三世代のRef.5508・Ref.5510は、わずか2年という短い期間しか流通していなかった希少なモデルで、市場に出れば高値で取引されます。
リューズガードを装備していない最後の100m防水モデルで、もともと流通数が少ないため希少価値がありますが、さらに高値がつく条件を以下にご紹介します。
・経年劣化に弱い真鍮ベゼルが破損せずオリジナルのまま
・クロノメータームーブメントを搭載・クロノメーター表記があるもの
・Ref.5510のほうがより希少
サブマリーナーRef.5512
サブマリーナーRef.5512は初のリューズガード搭載モデルで200m防水、それまでのミラーダイアルからマット調ダイアルへの移行期にあたります。
ノンクロノメーターモデルRef.5513のクロノメーター認定モデルですが、2モデルを比較すると圧倒的にRef.5512のほうが少なく、存在自体が希少です。
さらにミラーダイアルを備えた個体はぐっと市場価値が跳ね上がります。
サブマリーナーRef.5513
サブマリーナーRef.5513は約30年に及ぶロングセラーモデルで、マイナーチェンジによる稀少モデルが多数見られるモデルです。
メーターファースト
文字盤に記された防水性能は通常フィート表記とメーター表記の順に並んでいますが、メーター表記の方が先に来ているモデルです。
下サブ
文字盤の防水性能などの文字列のなかで、「SUBMARINER」というモデル名ロゴが防水性能文の下にきているモデルです。
フチなし・フチあり
1985年頃からインデックスにメタル枠がつけられたことにより、それ以前のメタル枠がないモデルを「フチなし」、それ以降のメタル枠があるモデルを「フチあり」と呼んでいます。
マキシダイアル
ドットインデックスが通常よりも大きいモデルです。
ロリポップ
マキシダイアルのなかでも、大きなドットインデックスと分目盛りが見た目上触れるダイアルを持つモデルです。
棒つきキャンディ(ロリポップ)のように見えることから名づけられました。
リューズ
1970年頃にツインロックリューズから、トリプロックリューズに移行したためリューズの違いがある個体が存在します。
ブレスレット
1963年から1960年代半ばには、ヴィンテージ感のあるリベットブレスが使用されていました。
1960年代半ばから1970年代半ばになると、リベットブレスから巻きブレスへ変更され、1970年代後半には巻きブレスからハードブレスへ変わっていきます。
Ref.5514
Ref.5514はフランスの潜水会社コメックスと共同開発するために発行された、特殊なリファレンスナンバーです。
潜水会社コメックスと、より深海へ潜れる「ヘリウムガス・エスケープ・バルブ」を共同開発し、後のシードゥエラーの原型となっています。
流通数も少なく誕生の経緯も非常にレアなモデルです。
Ref.5517
軍サブまたはミリタリーサブと呼ばれるRef.5517は、イギリス海軍が軍用に採用したサブマリーナーです。
より実用的な視認性向上のために大振りなアロー針・矢型の秒針・1分刻みの回転ベゼルを備え、正確な時刻合わせのためのハック機能といった軍事用の特徴を多く有しています。
サブマリーナーRef.1680
サブマリーナーRef.1680は初めてカレンダー機能を搭載し、デイトタイプの第一世代となった特別なモデルです。
また、製造期間が比較的長く、ロレックスの技術発展が著しい時期に重なったこともあり、様々なバリエーションがあって希少価値の高い個体も登場しています。
赤サブ
サブマリーナーのレアモデルのなかでも有名な赤サブが出るレファレンスで、「SUBMARINER」のロゴが赤字になっています。
リューズ
盛んに生産された1970年頃は、ツインロックリューズからトリプロックリューズへの過渡期にあたり、リューズのデザインが異なるモデルが存在します。
プラスチック風防
アンティークロレックスに見られるプラスチック風防を採用しており、サファイアクリスタル風防とは違った透明感・質感でアンティークとしての価値が増します。
フジツボ
インデックス部分が円錐形で、立体的なインデックスの全体に夜光塗料を塗布した状態が、まるでフジツボのように見えることから命名されました。
メーターファースト
防水性能が重要なサブマリーナーには文字盤に文字盤に値が記されていますが、一般的にはフィート表記からメーター表記の順で記載されています。
Ref.1680のなかでも前期に製造されたモデルはメーター表記が先にきており、メーターファーストと呼ばれています。
トロピカルダイアル
ダイアルが経年変化により茶色に変化する個体があり、トロピカルダイアルやブラウンチェンジダイアルと呼び珍重されます。
高い希少価値を持つ個体の特徴
4桁レファレンスというだけでアンティークロレックスの価値があるRef.1680の中でも、特に高い希少価値をもつ個体は、以下を兼ね備えているものです。
- 赤サブ
- メーターファース
- トロピカルダイアル
- フジツボ
サブマリーナーRef.16610・Ref.16610LV
Ref.16610は20年近く製造販売された人気の高いロングセラーモデルで、長く製造された分マイナーチェンジによるレアモデルも存在します。
また、すっきりとした実用性重視のフォルムは製造終了後の現在も人気が高く、買取価格がアップしているモデルのひとつです。
特にサブマリーナーの誕生50周年である2003年に登場した記念モデル、Ref.16610LVはグリーンサブと呼ばれ人気です。
リファレンスにある「LV」はフランス語のLunette Vertのことで、グリーンベゼルを意味しています。
ロレックスのブランドカラーであるグリーンのベゼルにブラックダイアルの組み合わせ、通称「カーミット」で、記念モデルでしたが定番化し、その後文字盤もグリーンのモデルが登場したため稀少なモデルとなりました。
安定して資産価値の高いモデルですが、マニアが注目するレアバージョンも存在します。
- ライムベゼル…初期に製造されたライムグリーンのベゼルを搭載
- ビッグスイス…「SWISS MADE」表記が大きい
サブマリーナーRef.116610LN・Ref.116610LV
サブマリーナーRef.116610LNは約10年間ロレックスのダイバーズウォッチとして親しまれたロングセラーで、資産価値も高いモデルです。
アンティークとは異なり、年式が新しいものほど価値もリセールバリューも高くなります。
ロレックスの資産価値高騰は2017年頃に始まったとされていますが、Ref.116610LN・Ref.116610LVも2018年頃から高値がつけられるようになりました。
しかし2020年に新モデルRef.126610が登場したため価格の下落が心配されましたが、サイズの違いにより依然として高値を守り続けています。
特にグリーンサブの2世代目で、ハルクと呼ばれるオールグリーンのモデルは大変美しく、高い人気と価値を維持しています。
たった2年間で300万円を超えるリセールバリューをたたき出し、買取価格が2.5倍まで跳ね上がったこともあります。
今後も高値で推移していくことが予測されます。
サブマリーナーRef.124060
サブマリーナーRef.124060は現行のノンデイトモデルで、すっきりとしたデザインが洗練された大人の装いによく似合うデザインです。
デイト機能がついたモデルよりも幾分手頃な価格とあって人気があり、そのため買取り相場が高騰しつつあります。
ロレックスの資産価値が注目されるようになった後に登場したため、リリース後すぐにプレミア価格となり、リセールバリューは高値で推移しました。
2020年前後の世界的パンデミックの影響はあったものの、現在も安定して高い資産価値を有しています。
サブマリーナーRef.126610LN
2024年段階の現行品となるサブマリーナーRef.126610LNは、ロレックスの数あるモデルのなかでも屈指の人気と資産価値を誇るモデルです。
ブラックダイアルとベゼルを持つモデルで、これまでよりも1mm大きくなったケースサイズとセラミックベゼルの美しさにより高級感が増しました。
実際に次世代ムーブメントを搭載し、実用性の面においても抜群のダイバーズウォッチです。
ブラックの当機はグリーンに次ぐリセールバリューをたたき出しており、なんと発売後すぐにプレミア価格になりました。
定価をはるかに上回る金額で取引され続け、買取価格はたった2年間で50万円以上の値上がりを記録しています。
今後も高い資産価値が期待できるモデルです。
サブマリーナーRef.126610LV
2024年段階の現行品サブマリーナーRef.126610LVは、グリーンベゼルとブラック文字盤の組み合わせ(カーミット)モデルです。
ロレックスのなかでもコレクター人気が高いサブマリーナーですが、中でもトップレベルの買取価格を実現しています。
オールグリーンだったRef.116610LVは大幅な価格高騰で知られる超人気モデルで、新モデルにあたるRef.126610LVのほうが価格的には落ち着いています。
発売からすぐにプレミア価格となった点はブラックのRef.126610LN同様で、今後も安定的な高値が続くと予測されます。
まとめ
ロレックスサブマリーナーは、初号機が製造・リリースされてから約70年もの長きにわたって愛され続けてきたダイバーズウォッチです。
デイトとノンデイトがあり、それぞれ希少価値のポイントとなるマイナーチェンジや個体差などが存在します。
また、現行のモデルも発売からすぐにプレミア価格となり、定価を大きく上回る値段で取引されており、新たなデザインにはアンティークと異なる価値が生まれています。
2017年~2018年頃に始まったロレックスの高騰は様々な要因が複雑にからんでいます。
- ロレックスの徹底した生産量管理
- 旧モデルの生産終了による希少価値上昇
- 金・プラチナなど貴金属の価格高騰
- 大国のバブルなど経済的要因による需要拡大
- 供給が少量に管理されているため需要に追いつかない
新型コロナウイルスの流行中は経済活動も一時停滞しましたが、海外旅行者も増え市場が活気を取り戻した現在は、ふたたびロレックスの価格高騰も勢いを取り戻してきています。
特に、歴史が古く人気がありモデルチェンジも多いサブマリーナーは、資産価値の高いモデルがいくつも存在しています。
アンティークロレックスファンの方はもちろん、これから資産としてロレックスを探す方、古いロレックスがお手元にある方は、ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。