ロレックス GMTマスターの使い方

「GMTマスターってどうやって使うの？」
「第2時間帯は設定できるんだけど、第3時間帯はどうするの？」

GMTマスターの最大の特徴は第二時間帯を表示する機能（GMT機能）が備わっている点にあります。

長針、短針、秒針以外に「GMT針」と呼ばれる針がついており、その針で第二時間帯を表示することができるのです。

そんなGMTマスターの使い方について知りたいという人は多いのではないでしょうか。

GMTマスターとGMTマスターIIでは操作方法が異なります。

この記事ではGMTマスターとGMTマスターIIの使い方を、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。

画像を用いて詳しく説明しますので、GMTマスターの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
　

①GMTマスターの使い方

　

上の写真はGMTマスターの最終モデルであるRef.16700です。

　

GMTマスターには以下の特徴があります。
・第2時間帯を示す「GMT針」という特殊な針がついています。
・GMT針は長針、短針と連動して動き、単独で動かすことはできません。
・ベゼルは左右どちらにも回転することができます。
・日付のクイックチェンジ機能がついています。
それでは早速使用してみましょう。

日本とジュネーブ（時差7時間）を例にして2か国の時間を表示します。
今日本は午後6時とします。ジュネーヴは午前11時です。

まずベゼルの▼を12時位置に合わせてください。

　

ジュネーブの時間に針を合わせます。
ジュネーブは日本より7時間遅れているので7時間時刻を遅らせます。
針は午前11時を指します。

　
　
　
　
　

次に時差の分だけベゼルを回転させます。
ジュネーブは日本より7時間遅れているのでベゼルを7時間『左に』回します。

この際に注意しなければいけないのは、ベゼルは24時間表記になっている点です。
ベゼルを回転させる時の「7時間」はベゼルの目盛での7時間です。

長針、短針からはジュネーブの時刻（午前11時）が、
GMT針と回転ベゼルを使用して日本の時刻午後6時(18時)を読むことができます。

　
　
　
　

②GMTマスターIIの使い方

　

　

それでは次にGMTマスターIIの使い方を説明いたします。
上の写真はGMTマスターII Ref.116710LNです。

GMTマスターIIには以下の特徴があります。
・第2時間帯を示す「GMT針」という特殊な針がついています。
・短針のみを単独で動かすことができます。
・日付のクイックチェンジ機能がついていません。日付の調整は短針を回転させて行います。
・ベゼルは左右どちらにも回転することができます。

　

先程と同様に日本とジュネーブ（時差7時間）を例にして2か国の時間を表示します。
今、日本は午後6時とします。ジュネーヴは午前11時です。

　

まずベゼルの▼を12時位置に合わせてください。
次に短針と24時間針(GMT針)が同じ時刻を示していることを確認します。

※上の写真では短針は18時、GMT針もベゼルの”18”を指しており同じ時刻を指しています。

※同じ時刻を示していない場合はGMT針を24時の位置に合わせ、続いて短針を回転させ午前0時に合わせます。
更に時刻を現在の時刻まで進め合わせることで同期できます。

　
　
　
　

ジュネーブの時間に針を合わせます。
ジュネーブは日本より7時間遅れているので、リューズを1段階引き、短針のみを7時間遅らせます。
針は午前11時を指します。

GMT針はベゼルの18時を指しており、第二時間帯である日本時間を指しています。

　
　
　
　

また、GMTマスターIIはベゼルを回転させることで第三時間帯を表示することができます。
日本とジュネーヴの2つの時間を示している状態で、さらに香港の時間を表示させてみましょう。
日本と香港の時差は1時間です。
ベゼルを1時間分だけ『右に』まわします。
※ベゼルは24時間表記になっている点にご注意ください。

すると、3つの時間を見ることができます。

・「長針と短針」からはジュネーヴの時間が午前11時であることが分かります。
・「GMT針のみ」を24時間表記で見ると、日本の時間は午後6時(18時)であることが分かります。
・さらに「GMT針と24時間ベゼル」から、香港の時間が午後5時(17時)であることが分かります。

　

以上がGMTマスターの使い方になります。
非常に人気が高いモデルのため、当店では常時在庫を取り揃えております。
ぜひご覧になってください。

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