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新美貴之, グランドセイコー

グランドセイコーのわかる人にはわかる魅力!資産価値や人気モデルも徹底解説!

最終更新日:

グランドセイコー 分かる人には分かる
グランドセイコーは日本が世界に誇る高級時計ブランドです。
圧倒的な技術力と、デザインの美しさを持ちながら、海外ブランドよりも手に取りやすい価格などたくさんの魅力があります。

この記事を読むとグランドセイコーの以下のような情報がどこよりも詳しく知れます。

・グランドセイコーの時計の魅力やすごいところ
・グランドセイコーの発祥地や歴史
・グランドセイコーの資産価値
・グランドセイコーの代表モデルや人気モデル

グランドセイコーを知りたい時計好きの人は、ぜひ最後までお読みください。

目次

グランドセイコーのわかる人にはわかる魅力

ヘリテージコレクション春分SBGA413

グランドセイコーは部品の製造から組み立て、そして加工まで日本国内ですべてを行っているブランドです。

ムーブメントまで全て自社で開発していて「真のマニュファクチュール」と高く評価されています。

そんなグランドセイコーの時計のすごいところ、魅力について深堀してご紹介していきます。

唯一無二の高精度&高品質ムーブメント

9s85
画像引用:グランドセイコー公式サイト

グランドセイコーが開発しているムーブメントは「機械式(メカニカル)」「クォーツ」「スプリングドライブ」の3種類です。

高級時計といえば、「機械式(自動巻・手巻式)」の条件が挙げられますが、その中でもセイコーの自社製ムーブメント“9Sキャリバー”は世界に誇る精度を持つ名作です。

1998年にグランドセイコー専用の自動巻きムーブメントとして誕生しました。

9S系キャリバーを代表するムーブメントの1つがCal.9S85

特殊カーブのひげぜんまいを組み込み、3万6000振動/時の振動数を実現しながら、パワーリザーブは約55時間もの長さを持ちます。

さらにすごいところは、この“9Sメカニカル”誕生とともに発表された「新グランドセイコー規格(GS規格)」です。

スイス公式クロノメーター検定機関(C.O.S.C.)が検査をする時計規格は有名ですが、それを超える高精度基準「新グランドセイコー規格」を自社で設定したのです。

GS規格は、6方向の姿勢差に3段階の温度で設定された様々な条件下で、17日間にもおよぶ厳格な検査を行い、平均日差+5〜-3秒という精度の高さを実現しています。

この「精度の高さ」こそ、グランドセイコーを唯一無二と言わしめる大きな理由です。

製品の自社一貫製造(マニュファクチュール)

マニュファクチュールの様子
画像引用:グランドセイコー公式サイト

グランドセイコーでは、自社一貫製造(マニュファクチュール)をおこなっています。

自社一貫製造とは、製造において独自の製造工程を持っていることを表します。

しかし、自社一貫製造と謳っていてもムーブメントだけ他社のものを搭載しているブランドも多く、厳密にいうとそのブランドは「真の自社一貫製造」ではありません。

一方で、グランドセイコーは数少ない「真の自社一貫製造」ブランドです。

グランドセイコーでは、ムーブメントの設計、開発、組み立て、調整、検査、出荷まで全て自社でおこなっています。

最先端の技術と最高峰の技を集結して作られている腕時計と言えるでしょう。

そうした環境があるからこそ、「正確さ」「美しさ」「見やすさ」そして「長く愛用できること」「使いやすいこと」をすべてかなえられるのです。

世界最高峰の技術が詰まった時計をコスパ良い価格で買える

グランドセイコーの魅力の核となっているのが「実用性の高い時計」というところです。

時計の専門家からすると、一度手にすれば目が肥えるという評価もあります。

なかでも「9Fクォーツ搭載モデル」は一般的なクォーツよりもさらに精度が高く、かつ力強いトルク(回転力)を持つ驚くべきモデルにということに反し、求めやすい価格であると大変人気です。
9Fクォーツ
画像引用:グランドセイコー公式サイト

人気モデル「ヘリテージコレクション 9Fクォーツ SBGP005」でも、定価が41万8000円と50万円を切る価格です。
ヘリテージコレクション 9Fクォーツ SBGP005
画像引用:グランドセイコー公式サイト

時計が好きで詳しい方からすれば、職人が個々に手をかけた品質的に優れているグランドセイコーの時計はコスパが良いとまで言われています。

主力であるスプリングドライブムーブメント

Caliber 9R65
画像引用:グランドセイコー公式サイト

グランドセイコーの主力とも言えるのが、スプリングドライブムーブメントです。

これはセイコーが1999年に独自に発明した、クォーツ式と機械式を組み合わせた全く新しい技術です。

クォーツ式の高精度と機械式のゼンマイ動力を合わせており、例えていうなら電池のいらないクォーツ時計といった感じです。
ぜんまい
画像引用:グランドセイコー公式サイト

スプリングドライブの動力は、機械式時計のぜんまいがほどける力で電力を発生させて作られます。

発電された電気により水晶動子とIC(集積回路)の精度を制御するため、電池やモーターが必要ないのです。

この技術はセイコー社が着想から20年以上かけて開発しました。

そこから、さらに5年を費やし実用に足る高い性能を付加し、2004年に晴れてスプリングドライブ「Cal.9R65」を搭載したモデルが誕生しました。

スプリングドライブの大きな特徴は「スイープ運針」と呼ばれる滑らかな秒針の動きです。

そして精度は月差±15秒と、機械式時計の一般的な精度(日差15秒程度)を超え、クォーツ式時計と並ぶ精度を誇ります。

さらに動力となっているぜんまいには、磁気制御を組み込んだ独自の機構を採用しており、磁気による影響を受けにくく、精度を維持しやすいという利点もあるのです。

まさに「機械式時計+クォーツ時計の良いとこ取り」と言えるムーブメントとなっています。

どんなスタイルにもハマる優れた「セイコースタイル」

44GS
画像引用:グランドセイコー公式サイト

グランドセイコーにはデザインコンセプトとして「セイコースタイル」という定義が存在します。これは1967年に誕生した44GSによって確立されました。

  • 平面を主体として 平面と二次曲線からなるデザイン
  • ケース・ダイヤル・針のすべてにわたって極力平面部の面積を多くする
  • 各面は原則として表面としその鏡面からは極力歪みをなくす

上記の決まりは全て「光」を意識したもので、精巧な時計を美しい輝きで表現するためのものです。

また上記3つを守るために各パーツにも以下のようなデザイン理念があります。
セイコースタイル
画像引用:グランドセイコー公式サイト

グランドセイコーの基本のスタイルが同じように見えるのは、こうしたコンセプトをしっかり守って作られているからです。

この優れた全体のデザインが、何でもしっくりくると長く使い続けているファンが多いのです。

グランドセイコーはどんな人に似合う時計?

ヘリテージコレクションメカニカルハイビート36000SBGH297
グランドセイコーの時計はどのような人に似合う時計なのか、時計の専門家に見識を伺ってみました。

種類が多く幅広く使える時計ですので、あえて絞るとしたら「仕事で人と接する機会が多い人」でしょうか。

グランドセイコーは「クラシカルで王道の時計」というイメージが強く、最近では海外でも人気が上昇してさらに価値が高まっています。

長い歴史があり、信頼できる技術を持つ日本製の時計です。

そしてバリエーションが非常に豊富で、ムーブメントだけでも以下の選択肢があります。

  • クォーツ
  • 機械式(メカニカル)
  • スプリングドライブ

ムーブメントは全て自社で製造しており、これだけの中から選択できるブランドはそうそう無いでしょう。

またコレクションも以下の選択肢があります。

マスターピースコレクション 若い方〜年配の方までお勧め
エボリューション9 コレクション 若い方〜年配の方までお勧め
ヘリテージコレクション 若い方〜年配の方、女性にもお勧め
スポーツコレクション 特に若い方にお勧め
エレガンスコレクション 若い方〜年配の方、女性にもお勧め

それぞれのコレクションでもカラーやデザインのバリエーションが豊富で、「どんな人にも似合う時計が見つかる」ブランドと言えます。

特に「営業職」の方などは、仕事で使用すれば相手の方に安心感や信頼感、「この人時計のことをわかっているな」「この時計を選ぶなんて誠実そうな人だな」と思ってもらえるというメリットがあるのでお勧めです。

グランドセイコーの誕生国は日本

日本が誇る時計ブランドのセイコー社は1881年に創業し、100年以上腕時計を作り続けています。

腕時計ブランドとしては後発ですが、関東大震災、第二次世界大戦を経験した後、東京の復興とともに新しいチャレンジとして作られたブランドです。

そして、1969年には世界初のクォーツ腕時計「セイコークォーツアストロン35SQ」を発売します。
セイコークォーツアストロン35SQ
画像引用:セイコーエプソン公式サイト

それ以前は一般の高精度な機械式腕時計でも、日差数秒から数十秒が当たり前だった時代ですが、日差±0.2秒、月差±5秒という驚くべき精度の向上を成し遂げました。

そんなセイコー社が、1960年に立ち上げた高級ラインが“グランドセイコー”なのです。

セイコー創業者の服部金太郎の生い立ちや人物像

グランドセイコーは腕時計の本質を追求し、世界に挑戦し続けてきました。

ブランドの源流となっているのは「日本の時計王」と呼ばれるセイコーの創業者、服部金太郎氏の「世間より一歩先を歩く」という強い信念です。
服部金太郎
画像引用:セイコーミュージアム公式サイト

12歳の時、すでに舶来雑貨を扱う唐物屋の丁稚奉公をしていた服部氏は将来独立するため、仕事に勤しみながらも商いのやり方や人の出入りをよく観察していました。

「大切な時を刻む、皆の時計を作りたい」という志を持った服部氏は、時計店に移って修行をしながら時計の修理に没頭していきました。

その約3年後、現在の銀座である京橋采女町の自宅に「服部時計修繕所」を開設し、中古時計の修繕・販売から事業をスタートします。

1881年には、正式に「服部時計店」を創業。中古時計の修繕と販売を主体とするようになり、横浜の外人商館へ通って外国製時計を仕入れ、その卸売と小売りも行いました。

時計の自社製造を目標としていた服部氏は、1892年には時計の製造工場「精工舎」を設立し、掛時計の製造を開始しました。
精工舎設立当時の掛時計
画像引用:セイコーミュージアム公式サイト

服部氏は精工舎創業時から「精巧な時計を作る」ことを固く決意し、製造会社を「精工舎」と命名しています。

そして「最高の時計をつくるためには最高の人を育てる」という信念を持ち、従業員に技量を教えるだけはなく、夜学制度を設けたり国語や数学の教育も受けさせたり、「人づくり」にも熱心に取り組んだのです。

原辰男|セイコーエプソン時計技術者

原辰男
画像引用:グランドセイコー公式サイト

グランドセイコーの時計作りを語る上でかかせない人物が、セイコーエプソンの時計技術者である原辰男氏です。

原氏は1997年からスプリングドライブの開発に取り組み、それがグランドセイコーに搭載されるまで開発に携わりました。

そして完成と量産化を経験した後の2002年からは自動巻き開発のリーダーとしてチームを率いていきます。

原氏のチームは、グランドセイコー専用のスプリングドライブを開発するにあたって、

・48時間のパワーリザーブを72時間までひきあげること
・自動巻き機構を組み込むこと
・GMTなどの機構の追加を想定した基盤にすること

を大きな課題として取り組みました。

そして見事にそれを成し遂げたのです。

グランドセイコーの資産価値

高級時計を選ぶ際はどのくらいの資産価値があるのか気になりますよね。

ちなみにグランドセイコーの時計は状態にもよりますが、定番モデルで定価の5割前後、限定モデルは定価の6割前後の買取価格と言われています。

資産価値を語る上で「ブランド」「有名モデル」「中古価格」の3つを軸に、グランドセイコーの価値について解説していきます。

ブランド自体の評価

ヘリテージコレクションマスターショップ限定SLGH005
グランドセイコーは1960年代にセイコーブランドの1つとして、「スイスブランドにも負けない高精度の時計を作る」ために誕生しました。

1967年頃にはスイス天文台コンクールで上位を独占するようになりましたが、翌年にはこのコンクールは開催されなくなっています。

その理由は、グランドセイコーが上位を独占することを避けたためとも言われています。世界を圧倒する精度の高さでグランドセイコーは名を馳せました。

世界のニーズと日本の技術を結びつけるような時計作り

白樺
グランドセイコーはブラックセラミックなどの新素材の使用や、“白樺”と呼ばれる日本伝統の模様を取り入れたデザインの採用など世界のニーズと日本の技術を結びつけるような時計作りが魅力になっています。

そして世界最高峰のクォーツムーブメントとされる「9F系」クォーツムーブメントや、「スプリングドライブ」という、クォーツ式と機械式を組み合わせた全く新しいムーブメントも自社開発しています。

ムーブメントまで全ての機構を作る「真のマニュファクチュール」であるグランドセイコーは、スイスの高級時計にも匹敵する機能性や技術力を持ちながら、100万円以下で買えるコスパが良いモデルが多数あるのも大きな魅力です。

40代、50代の大人を中心に人気を博していたブランドですが、洗練されたデザインや豊富なバリエーションもあり、時計好きな方や若い方、世界中で認められるブランドとなっています。

有名モデルの評価

グランドセイコーで高い評価を得ているのは、高い機能やデザインなど総合的なバランスです。その中でも、3つのムーブメントを代表する人気モデルの評価をまとめました。

SBGP009

SBGP009
画像引用:グランドセイコー公式サイト

ムーブメント:9F85 Instruction
駆動方式:電池式クォーツ

セイコーといえば、1969年に世界初のクォーツ式腕時計アストロンを発表していることで有名で、「クォーツ」ムーブメント抜きには語れません。

SBGP009は時計単独の時差修正機能を持つ、新クォーツキャリバー9F85を搭載。

時計を止めずに時針を単独で動かすことにより、クォーツ時計の高い精度を失うことなく時差を修正できます。

高い精度を持ちながらも価格は定価34万1000円(税込)と、控えめなところも高ポイントです。

SBGK007

SBGK007
画像引用:グランドセイコー公式サイト

ムーブメント:9S63 Instruction
駆動方式:メカニカル 手巻

SBGK007は、ストライプ仕上げが目をひく手巻きムーブメント、キャリバー9S63を搭載しています。

パワーリザーブは約3日間と利便性が高く、スモールセコンド(秒針)とパワーリザーブ表示がポイントとなり、デザイン性にも優れた1本です。

裏面からは機械式時計の醍醐味とも言える、美しいムーブメントが動く様子を眺めることができるところも人気につながっています。

SLGA019

SLGA019
画像引用:グランドセイコー公式サイト

ムーブメント:9RA2 Instruction
駆動方式:スプリングドライブ 手巻

SLGA019は、最大約5日間持続のスプリングドライブムーブメント、キャリバー9RA2を搭載しています。

スプリングドライブ特有の流れるようなスイープ運針の動きが素晴らしい1本です。

ケースとブレスレットはセイコー独自のブライトチタン製で、軽く疲れにくいと高評価です。

どのモデルも機能的で、デザイン性に優れ、シーンを選ばすに使用できると好評です。
手に取ってみて仕上げの美しさに驚くと言う時計ファンの方も多いです。

中古価格の目安

グランドセイコーの時計は種類が多く、定価でも30万円代から購入することできます。50万円〜80万円代のモデルが多く、選択肢が広がります。

価格の幅が広いので、人気モデルに絞って中古価格の目安を出してみました。

SLGH005白樺モデル

SLGH005白樺メカニカル
画像引用:グランドセイコー公式サイト

ムーブメント:9SA5 Instruction
駆動方式:メカニカル 自動巻(手巻つき)
定価:115万5000円(税込)
中古価格:70万円(税込)~99万8000円(税込)

※市場によって大きく変わるモデルです

SLGA009スプリングドライブ白樺モデル

SLGA009
画像引用:グランドセイコー公式サイト

ムーブメント:9RA2 Instruction
駆動方式:スプリングドライブ 自動巻(手巻つき)
定価:115万5000円(税込)
中古価格:94万円(税込)〜

認知度が高く人気の「白樺モデル」ですが、メカニカルタイプ(機械式)とスプリングドライブと2パターンが展開されており、定価はどちらも同じ115万5000円(税込)です。

ただし、中古価格はスプリングドライブのSLGA009の方が若干高くなっています。

スプリングドライブはグランドセイコー独自のムーブメントですから、手に入れたいという方が多いようですね。

※この項目で解説している価格は、当社の時計専門家と公開時の市場価格を元に一般ユーザー向けとして掲載している価格です。

グランドセイコーの代表作や人気モデル

「正しく時間を刻む」という時計本来の機能を極限まで追求しているグランドセイコー。

ロレックスやオメガのような派手さは無いかもしれませんが、国産ブランドならではの緻密な作りと高い技術力で国内外からの評価は高まりつつあります。

バリエーションが大変豊富で、どれにしたら良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。

そんなグランドセイコーの代表作や人気モデルについて、独自に選出したラインナップをご紹介します。

マスターピースコレクション

マスターピースコレクションは、長野県塩尻の「マイクロアーティスト工房」が作るスプリングドライブムーブメントを搭載しています。

日本の自然界のモチーフを取り入れ、時間をかけて丁寧に仕上げられた外装の美しさと、精度・視認性といった腕時計の実用性を兼ね合わせたコレクションです。

サイズは男性向けとなっています。

SBGZ003

SBGZ003
画像引用:グランドセイコー公式サイト

ケースサイズ:38.5mm×43.7mm
外装:プラチナ、
ストラップ:クロコダイル
ムーブメント:スプリングドライブCal.9R02
駆動方式:手巻、日常生活用防水

SBGZ003は、1999年に登場したスプリングドライブの誕生20周年を記念し、2020年に発表されました。

新開発となる手巻スプリングドライブムーブメントCal.9R02を搭載し、デュアル・スプリング・バレルと、トルク(回転力)・リターン・システムとを融合させた新機構により、約84時間もの持続時間を実現。

時分針、インデックスにはホワイトゴールドを採用し、文字盤の白さを見事に引き立てています。

GSのブランドロゴや、分目盛り、SDマークは、雪に光が反射して輝く瞬間を表し、細部までこだわりが感じられます。

スプリングドライブの特徴である滑らかなスイープ運針も人気を集める理由の一つです。

裏面はシースルーになっており、パワーリザーブ表示やムーブメントが動く様子を眺めることもできます。

エボリューション9コレクション

エボリューション9 コレクションはグランドセイコー誕生60周年である2020年に生まれました。

こちらも日本の自然界のモチーフを取り入れ、光と陰の移ろいやグラデーションなどを繊細なデザインで表現しています。

また多面カットを施した針や、溝が入った立体的なインデックスなどで視認性を追求しており、ケースの重心位置を下げて装着性も進化させています。

見やすく、美しく、長く使える次世代のグランドセイコーを代表するデザインとなっています。サイズは男性向けとなっています。

SLGH017

SLGH017
画像引用:グランドセイコー公式サイト

ケースサイズ:40.0mm×47.0mm
外装:ブライトチタン
ムーブメント::9SA5 Instruction
駆動方式:自動巻(手巻きつき)
日常生活用防水(10気圧)

SLGH017は白樺林モデルSLGH005と同じエボリューション9デザインと、メカニカルCal.9SA5を採用しています。

Cal.9SA5は、ツインバレル(二つの動力ぜんまい)によって従来の約2倍の高トルク(回転力)を確保しながら、デュアルインパルス脱進機との連動によって80時間ものパワーリザーブを実現。

文字板のデザインはブラックカラーと木肌のようなテクスチャーにより、「夜の白樺林」を表現しています。

1番の特徴は、軽くて錆びにくいセイコー独自のブライトチタン製ケースを採用していることです。

さらにケースは、ザラツ研磨され歪みがない鏡面仕上げと、繊細なヘアライン仕上げがバランスよく使い分けられています。

多面カットを施した針と、中心に溝の入った立体的なインデックスにより視認性にも優れたモデルとなっています。

裏面はシースルーになっており、ムーブメントが動く様子を眺めることもできます。

SLGA019

SLGA019
画像引用:グランドセイコー公式サイト

ケースサイズ:40.0mm×47.9mm
外装:ブライトチタン
ムーブメント:9RA2 Instruction
駆動方式:スプリングドライブ 自動巻(手巻つき)
日常生活用防水(10気圧)

SLGA019は、スプリングドライブも作られている「信州 時の匠工房」から東南に位置する諏訪湖から着想されたデザインです。

早朝の風に揺らぐ諏訪湖の水面をイメージした、深いブルーの文字板が特徴となっており、光を受ける角度によって様々な表情を見せてくれます。

またこちらのモデルもケースやブレスレットには、軽くてさびにくいセイコー独自のブライトチタンを採用しています。

ムーブメントは、パワーリザーブ最大「約120時間(約5日間)」持続のスプリングドライブムーブメント「Cal.9RA2」を搭載しています。

スイープ運針の滑らかな針と、美しく輝くブルー文字板で清涼感のある1本となっています。

裏面はシースルーになっており、ムーブメントが動く様子を眺めることもできます。

エレガンスコレクション

エレガンスコレクションは、グランドセイコーのドレスラインです。

ケースの厚みは薄く抑えられており、実用性に富みながら「晴れの日」や特別なシーンのアクセントとなるようにクラシックで上品なデザインとなっています。

グランドセイコーが大事にしている日本の造形美を洗練された形で取り入れ、全方位から光を受けて美しく光るような仕様で、着けている人に自信を与えてくれます。

2020年には初代モデルが復刻されたことも大きな話題になりました。

女性向けの華やかなモデルも展開しており、老若男女問わず幅広く使用できるコレクションとなっています。

SBGK007

SBGK007
画像引用:グランドセイコー公式サイト

ケースサイズ:39.0mm×44.0mm
外装:ステンレススティール
ムーブメント:9S63 Instruction
駆動方式:メカニカル 手巻
日常生活用防水

SBGK007はシンプルなデザインを基調としながら、8年ぶりに新開発された手巻ムーブメントCal.9S63を搭載したモデルです。

Cal.9S63はパワーリザーブ約72時間(約3日)となっており、美しいストライプ仕上げが施されています。

文字板には小秒針とパワーリザーブ表示を備えているので、手巻きモデルとして使い勝手が良いです。

メリハリと柔らかな質感が融合するケースは、職人によって磨き込まれパールのように輝きをたたえています。

サファイアガラス風防も優美なドーム型となっており、全体の一体感が高い1本です。

裏面はシースルーになっており、ムーブメントが動く様子を眺めることもできます。

ヘリテージ コレクション

ヘリテージコレクションはグランドセイコーの中で、最も伝統や歴史をたたえるデザインとなっています。

独自の「セイコースタイル」を確立した「44GS」や、ブランド初の自動巻モデル「62GS」などを現代的に解釈したデザインなどが特徴となっています。

他のコレクション同様、日本の自然や四季、文化をテーマにしたデザインが取り入れられています。

時代を超えて長く愛用したくなる、見やすく美しいコレクションです。
男性モデル、女性モデルなど多くの種類があり、選ぶ楽しみもあります。

SBGP009

SBGP009
画像引用:グランドセイコー公式サイト

ケースサイズ:40.0mm×47.0mm
外装:ステンレススティール
ムーブメント:9F85 Instruction
駆動方式:電池式クォーツ
日常生活用防水(10気圧)

SBGP009は時差修正機能を持つ、新クォーツキャリバー「9F85」を搭載しています。

時計を止めることなく時針を単独で動かすことにより、精度を損なうことなく時差を修正することができます。

明るいシャンパンゴールドの文字板に、シャープな長い針と多面的にカットされたインデックスが配置され、視認性をアップさせています。

また文字板は放射状に輝くサンレイ仕上げとなっており、光の当たる角度によって様々な表情を楽しむことができます。

クォーツムーブメントを搭載しているため、厚みは10.6mmと薄型です。

シンプルながら随所に散りばめられた細かいこだわりが存在感を高め、長く愛用できるモデルとなっています。

スポーツコレクション

スポーツコレクションは、あらゆるシーンでの着用に適したデザイン、機能性を持つラインナップです。

クロノグラフや、GMT、ダイバーズなど、様々な機能を搭載したモデルが展開されており、アクティブなスタイルで楽しむことができます。

全てのモデルにおいて視認性や操作性、堅牢性や装着感など、グランドセイコーらしいこだわりを体現しています。

特に若い男性に人気のデザインがラインナップされています。

SBGA481

SBGA481
画像引用:グランドセイコー公式サイト

ケースサイズ:44.5mm×50.0mm
外装:ブライトチタン
ムーブメント:9R65 Instruction
駆動方式:スプリングドライブ 自動巻(手巻つき)
日常生活用防水(20気圧)

SBGA481は、獅子の爪を表現した立体的なラグが印象的なモデルです。

文字板はシャイニーホワイトで、たてがみをゆらす獅子の姿からインスパイアされたデザインパターンが施されています。

ムーブメントは、初代スプリングドライブムーブメントCal.9R65を搭載。

平均月差±15 秒(日差±1 秒相当)の高精度と、滑らかな秒針の動きが特徴となっています。

ケースとブレスレットにはグランドセイコー独自のブライトチタンを採用しており、軽くて錆びにくい仕様となっています。

またインデックスと針にはルミブライト(発光塗料)が施されており、夜間の視認性も高いうえに、20気圧防水とスポーツウォッチらしい1本です。

腕をしっかり掴むような装着感もあり、野生の強さを呼び起こすようなタフな印象のモデルです。

裏面はシースルーになっており、ムーブメントが動く様子を眺めることもできます。

グランドセイコーとセイコーの違い

セイコーは1881年の創業から、様々な革新的な時計を発表してきました。

グランドセイコーは1960年に誕生し、2017年に世界の市場に的を絞ってセイコーから独立したブランドです。

そのため、セイコーとの違いを簡潔にいうと「コンセプトから何まで違うブランド」として認識して良いでしょう。

セイコーはグランドセイコーの親会社的な立ち位置となりますので、本来はそもそも比較できるようなものではないのと、セイコーから独立したブランドなので違いを比較することが難しいといえます。

それでも、どんな違いがあるか、気になる方は多いのではないでしょうか。

セイコーとグランドセイコーの違いをみていきましょう。

まずはブランドコンセプトの違いからですが、セイコーは多くの時計を扱っておりそれぞれにコンセプトを掲げています。

一例ですが「CREDOR(クレドール)」であれば「品格と現代性」をコンセプトにしています。

セイコー腕時計全体のブランドコンセプトは明確に掲げておらず「常に時代の一歩先を行く」という創業者の精神のもと時計作りを行っています。

対してグランドセイコーのコンセプトは「最高の普通」を掲げています。

続いてデザイン性の違いですが、セイコーはシンプルで実用性重視のものから、ドレッシーなものまで多彩なデザインとなっています。

対してグランドセイコーは、セイコーから独立してからデザイン上の制約がない国際ブランドとして成長しています。

針1つについても幅や角度を計算したり、インデックスも多面カットを取り入れたりなど、デザインと視認性を追求し続けています。

グランドセイコーを愛用する有名人や著名人

グランドセイコーの精巧さ、使いやすさは、一流のものに囲まれている著名人の方からの評価も高いものとなっています。

中には海外で活躍されているからこそ、メイドインジャパンの素晴らしさに気づいたという方もいます。

有名人や著名人が着用しているグランドセイコーについてご紹介します。

大谷翔平さん

SBGM221
画像引用:グランドセイコー公式サイト

メジャーリーガーとして活躍されている大谷翔平選手はセイコー社とスポンサー契約を結んでいることもあり、たびたびグランドセイコーを愛用している姿が見られています。

ヌートバー選手に、SLGH005白樺モデルをプレゼントした話も有名ですね。

様々なモデルを愛用されているようですが、最近注目されたのはドジャース入団会見で着用していたエレガンスコレクションSBGM221です。

SBGM221は、長く愛されたクラシックデザインにGMT機能を付加したモデルです。

ムーブメントにはCal.9S66を搭載し、パワーリザーブは最大約3日間となっています。

特徴的なボックス型サファイアガラスや、こげ茶のストラップ、味のあるアイボリー文字板、ブルースチール針など細部にこだわりが見られるモダンスタイルになっています。

裏面はシースルーになっており、ムーブメントを眺めることもできます。

自身のルーツに誇りを持っている大谷選手にお似合いの、これぞグランドセイコーと言える風格を持った1本です。

向井理さん

SBGR261
画像引用:グランドセイコー公式サイト

俳優の向井理さんが、バラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」で着用していたのはエレガンスコレクション SBGR261です。

SBGR261は以前のクラシックなデザインはそのままに、パワーリザーブインジケーターなしのCal.9S65を搭載したモデルです。

パワーリザーブは最大約3日間、最新の技術で精度の安定も向上しています。

こちらもSBGM221同様に、特徴的なボックス型サファイアガラスや、こげ茶のストラップ、味のあるアイボリー文字板、ブルースチール針など細部にこだわりが見られるモダンスタイルになっています。

裏面はシースルーになっており、ムーブメントを眺めることもできます。

知的で男性らしい印象の向井さんにお似合いの、クラシカルなグランドセイコースタイルの1本です。

加藤浩次さん

SBGA349
お笑い芸人でタレントとしても活躍している加藤浩次さんもグランドセイコー愛用者として有名です。

以前朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)に出演中、視聴者の方から「腕時計のカレンダーの日付が1日ずれている」と指摘があった際、着用していたのはヘリテージコレクションSBGA349です。

SBGA349は、人気のスプリングドライブ&ブライトチタンモデルで、ムーブメントにはCal.9R65を搭載しています。

ブラック文字板には細かなストライプ模様が施され、よりスマートな印象になっています。

立体的なルミブライト入りのインデックスと、長い針の効果で視認性にも優れたモデルです。

裏面はシースルーになっており、ムーブメントを眺めることもできます。

自らセイコー好きを公言している加藤さんが選んだ時計は、朝の情報番組にふさわしい知的な印象のモデルですね。

山里亮太さん

SBGV021

お笑い芸人でタレントでもある山里亮太さんが、39歳の時に初めての高級時計に選んだのがSBGV021です。

先輩である加藤浩次さんからおすすめされたというエピソードは各媒体でも有名です。

SBGV021は現在生産終了となっていていますが、クォーツモデルです。

ムーブメントにはCal.9F82が搭載されており、年差10秒以内という精度で国内外から高く評価されたモデルです。

また、今では見られないSEIKOとGS Grand Seikoの2種類のロゴがあるところもレアになってくるのではないでしょうか。

何にでも合わせやすそうな美しいシルバー文字板、クラシックかつ嫌味がないグランドセイコーモデル。

MCとして誰にでも合わせたトークができる山里さんにお似合いですね。

小栗旬さん

SBGC221
画像引用:グランドセイコー公式サイト

俳優の小栗旬さんが愛用しているのはスポーツコレクションSBGC221です。

すでに販売終了していますが、GMTモデルです。

ケースとブレスレットにセラミックとブライトチタンを採用しています。

研磨が難しいセラミックケースを鏡面仕上げし、美しい多面的なフォルムが特徴のモデルです。

文字板はホワイトで、秒針、時分針、GMT針、インデックスは、ルミブライト仕様になっており、高い視認性を実現しています。

裏面はシースルーになっており、ムーブメントを眺めることもできます。

アメリカで生活していた際に、日本について考える機会が多くなり、初めて選んだ国産の時計ということです。

グローバルに活躍するイメージの小栗旬さんにお似合いの1本ですね。

市川海老蔵さん

SLGH002
画像引用:グランドセイコー公式サイト

歌舞伎俳優の市川海老蔵さんは、十三代目「市川團十郎白猿」を襲名した2020年に「セイコーホールディングス」のアンバサダーに起用されました。

その際にセイコーから贈られたのはグランドセイコー60周年記念限定モデル SLGH002です。

1998年に誕生したムーブメントの1つ「9Sメカニカル」が進化した「メカニカルハイビート36000 80 Hours」を搭載したモデルで、約80時間ものパワーリザーブとなっています。

外装はイエローゴールドで、ストラップはクロコダイルが使用されており豪華な印象です。

裏面はシースルーになっており、ムーブメントを眺めることもできます。

日本の伝統芸能のように、お子さんに引き継いでいくのにぴったりなモデルですね。

館ひろしさん

SBGA001
画像引用:グランドセイコー公式サイト

俳優の館ひろしさんが愛用しているのはSBGA001です。

こちらはセイコーマスターショップの限定モデルで、現在は生産終了となっています。

2004年に誕生した初代スプリングドライブムーブメントCal.9R65を搭載し、精度は月差±15秒。

シルバーの文字板にはパワーリザーブ表示があり、流れるような針の動きが人気です。

ケースには軽くて錆びにくいブライトチタンを使用しています。

裏面はシースルーになっており、ムーブメントを眺めることもできます。

シンプルで色気があるデザインは、大人の魅力あふれる館さんにお似合いですね。

天海祐希さん

STGF343
画像引用:グランドセイコー公式サイト

女優の天海祐希さんは、2016年にグランドセイコーのイメージキャラクターに起用されています。

天海さんが広告を務めたエレガンスコレクションSTGF343は、電池式クォーツタイプ。

サイドケースにダイヤモンドがセッティングされたゴージャスな1本です。

グランドセイコーならでは緻密な研磨を施し、滑らかなカーブを描く形状が印象的で、魅力的な大人の女性である天海さんにぴったりのエレガントなモデルです。

松下奈緒さん

松下奈緒さんは2023年から、グランドセイコーがスポンサーを務めるラジオ番組(TOKYO FM)「Grand Seiko presents My Time My Story」でパーソナリティーを務めています。

そんな松下さんがドラマに主演した時に着用していたのがSTGF025で、現在は生産終了となっています。

元々はペアモデルで男性用も販売されていました。

シルバーでシンプルなデザインのクォーツタイプで、よく研磨されたケースやブレスレットが上品に輝くモデルです。

ドラマ主演時は小学校の教師役だったそうで、きちんとした印象の松下さんにお似合いですね。

広瀬アリスさん

STGK006
画像引用:グランドセイコー公式サイト

女優の広瀬アリスさんも、2019年からグランドセイコーのイメージキャラクターに起用されています。

ファッション誌「25ans(ヴァンサンカン)」にて着用していたのがエレガンスコレクション STGK006です。

ケースにはピンクゴールドを使用し、ベゼルに42個、文字板に12個セッティングされたダイヤモンドが煌びやかなモデルです。

さらにリューズ部分にも大粒のダイヤが施され、広瀬さんの美しさに負けず劣らず輝きを放っています。

マザーオブパールに刻印されたブリリアントパターンの文字板デザインが、さすがグランドセイコーという繊細なものとなっています。

ムーブメントはレディース専用のCal.9S27を搭載し、パワーリザーブは50時間。

裏面はシースルーになっており、ムーブメントを眺めることもできます。

グランドセイコーの時計におけるこだわりポイントまとめ

SLGA008
高級時計といえばスイスを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、世界に誇れる技術とデザインで人気を博しているのがグランドセイコーです。

グランドセイコーは、クォーツ・機械式・スプリングドライブなどのムーブメントを自社開発しており、実用性が高く高機能なブランドです。

グランドセイコーの時計についてこだわりのポイントをまとめてみました。

グランドセイコー時計のこだわり

・スタンダードなドレスモデルが多く長く使用できる。
・「Chronometer」を 超える高精度基準「グランドセイコー規格」(GS規格)を設けている。
・9Sメカニカル・9Fクォーツ・9Rスプリングドライブなどこだわりのムーブメントを自社開発している。
・パーツ一つ一つまでディティールにこだわって作られている。
・ケースの仕上げに「ザラツ研磨」を使用し、シャープな形状を実現している。
・高品質・高いデザイン性にも関わらず海外のブランドより求めやすい価格である。

上記以外にも愛用者だからこそ分かるこだわりポイントや魅力があります。

グランドセイコーの時計は着けてみて真価に気付かされるブランドと言われていますので、腕時計の購入を検討している人はグランドセイコーの時計をセレクトしてみてはいかがでしょうか。

グランドセイコーの歴史まとめ

グランドセイコーは、高級時計といえばスイスと言われていた1960年代に、世界に挑戦する時計としてスタートしました。

それまでセイコーで培ってきた技術を集結し、精度を極限まで追求してきました。

そんなグランドセイコーの歩みをまとめてみました。

1960年 初代グランドセイコー誕生。
1964年 スイス ニューシャテル天文台コンクール機械式腕時計部門に初参加。
1967年 5振動の手巻時計44GS・グランドセイコー初の自動巻モデル62GS発表。
1968年 自動巻10振動の61GS・手巻10振動の45GS・女性用10振動の19GSを発表。
1968年 スイス ジュネーブ天文台コンクール機械式腕時計部門総合一位を獲得。
1969年 「V.F.Aシリーズ」を発表。
1978年 スプリングドライブ機構特許初出願。
1982年 スプリングドライブ機構特許出願(登録)。第一次開発スタート。
1988年 年差+-10秒という驚異的な精度を実現したクォーツ式モデル95GSを発表。
1993年 スプリングドライブ第二次開発スタート。世界最高峰のクォーツムーブメントを搭載した、9F系GS発売。
1996年 新たに開発された機械式ムーブメントは無事にスイスクロノメーター認証に合格。
1997年 スプリングドライブ第三次開発スタート。スイス時計学会でスプリングドライブの技術発表。
1998年 スプリングドライブをバーゼルフェアに出展。伝統技能と最先端技術を融合させた9S系機械式GS発売。自動巻スプリングドライブの開発スタート。
1998年 キャリバー9Sシリーズ発売。
1999年 セイコーから手巻スプリングドライブ(Cal.7R68)限定モデル発売。
2004年 自動巻スプリングドライブ(Cal.9R65)搭載のGS発売。
2007年 初のクロノグラフ(9R86)を搭載したGS発売。
2016年 3つの香箱で長持続を実現した、9R01 8Days発売。
2020年 高精度・5日巻に進化したスプリングドライブ9RA5発売。

まとめ

グランドセイコーの魅力は技術力と思われがちですが、優れたデザインにも注目が集まっています。

美しい日本の情景を取り入れた優れた文字板カラーは唯一無二の宝になるでしょう。

時計にとっても大事な心臓部分とも言えるムーブメントに力を入れているのも大きな特徴です。

細部にまでこだわった安心の日本製、初めての高級時計にふさわしいブランドではないでしょうか。

当記事の監修者

新美貴之(にいみ たかゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長

1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年

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