「40代に似合うロレックスはどれ?」
「大人の男性にふさわしいロレックスにはどんなモデルがあるの?」
仕事も、恋も、無我夢中でこなしてきた30代。
40歳を超えて、今までの「がむしゃら」から、大人としての落ち着きや余裕を求められることが増えてきたと思います。
そんな中腕時計は、自分自身の培われてきたセンスやステータス性を判断されがちな―まるで鏡のような―日用品であり装飾品。
だからこそ40代メンズのためにおすすめしたいブランド、それは断然ロレックス。
ワンランク上の40代を演出できるロレックスの腕時計について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
腕時計の王者ともいえるロレックスは「身につけているだけで特別な気分になれる」そんなブランドです。
この記事ではワンランク上の40代を演出できるロレックスの腕時計を、GINZA RASINスタッフ監修のもと紹介します。
人気の理由についても詳しく解説していますので、ロレックス選びに迷ったらぜひ参考にしてください。
目次
40代メンズにおすすめ 第1位ロレックス コスモグラフ デイトナ 116500LN
ロレックスの中でも最上級のスポーツモデルとして高い人気を博す、コスモグラフ デイトナ。
こちらは2016年のバーゼルワールドで発表された、待望の新作です。
正式名称オイスターパーペチュアル コスモグラフ デイトナは、1963年にロレックスがモーターレースのために製造しました。
24時間耐久カーレースで有名なデイトナ・インターナショナル・スピードウェイの名にちなんで命名。
ロレックス社はこのレースのオフィシャルスポンサーを務め、公式時計も担当しています。
俳優でありデイトナに出場したプロレーサーでもあるポール・ニューマン―モデルの俗称として名高い―がこのデイトナを愛用し、サーキットで使っていた話はとても有名。
特徴は、ロレックスだからできる技術に裏打ちされた正確性の高いクロノグラフとタキメーターが刻まれたベゼル。
タキメーターとはクロノグラフ(ストップウォッチ)を使って時速を計ることができる機能です。
時速400km(マイル表示対応)までの平均速度の計測を可能にした、プロのためのスポーツモデルですが、スポーツファンだけでなく、多くの腕時計ファンから愛されてきました。
その理由は、ロレックスらしい実用性に加えて、「王者」にふさわしい精悍なフォルム。
ホワイトの文字盤はインダイアルの縁取りがブラックとなり、より高い視認性と男性らしさを強調。
ブラックのものは、ダークな印象がより強くなったため、デイトナの持ち味であるシックさとクールさを存分に発揮する外観となりました。
どちらもロレックスの王道の魅力をふんだんに備えているので、手元からデイトナがのぞけば、一目置かれる存在になることでしょう。
40代メンズにおすすめ 第2位ロレックス GMTマスターII 116710BLNR
航空機のパイロットやジェットセンター、そして世界中を旅する人々に向けて作られたパイロットウォッチ。
GMTとは、Greenwich Mean Time―グリニッジ標準時―の略であり、かつての国際的な基準時刻および世界各地域の標準時の基準でした。
転じて時計産業では、24時間針(GMT針)と24時間目盛によって、世界標準時をはじめ、いくつかのエリアの時間帯を同時に表示できる機能を言います。
ロレックスのGMTマスターIIは、時針・GMT針・ベゼルの簡単な操作で3つの時間帯を同時に一目で視認することができ、類まれな機能性を誇ります。
こちらのモデルは信頼性の高さに定評がある自動巻きCal.3186を搭載した2013年発表の、近年の新作の中でも非常に人気が高いもの。ベゼルにブルー×ブラックのセラクロムが装備され、24時間針もブルー。
セラクロムとは、ロレックスが特許を取得している独自の素材で、非常に硬質、耐蝕・耐衝撃性に優れいています。
加えて、24時間目盛りにはプラチナがコーティングされているため大変美しい仕上がりに。
6時インデックス上にあるホワイトで統一された「GMT-MASTER II」表記と相まって、手元を引き締めるスタイリッシュな人気モデルです。 スポーティーな中にも気品を感じさせ、フォーマル・カジュアルなどのシーンを問わず使用できることもおすすめの理由。
国際社会のシンボル的存在であるGMTマスター。
ますますのグローバル化を生きる40代メンズに是非とも身につけていただきたい逸品です。
40代メンズにおすすめ 第3位ロレックス サブマリーナ デイト 116610LV/LN
オイスター―まるで牡蠣のような硬さ―の技術を持っていたロレックスだからこそ、成しえた傑作。
それがダイバーズウォッチ・サブマリーナ。
ロレックスの三大機構のうちの一つ、オイスターケースは、潜水艦のハッチをヒントにして発明されたもので、金属の塊をくり抜いて作られています。
そのため、まさに牡蠣のような硬度と、ねじ込み式リュウズによる高い防塵・防水を可能にしています。
高精度ゆえに繊細なパーペチュアルムーブメントを保護できる非常に画期的な機構で、現在ロレックスのほとんどのモデルのケースはオイスターです。
ロレックスはとりわけ防水性に対し、飽くなき研究と開発を重ねてきました。
前項のデイトナは、コスモグラフ―宇宙―の名を冠していますが、ロレックスは腕時計メーカーであると同時に、未知なる領域へのパイオニアでもありました。
地球上すべての生物の母なる海、そして深海への挑戦。
そんな人類のロマンに最も近い時計、それがこちらのロレックス サブマリーナ デイト。
潜水時間と減圧停止を計るための回転ベゼル、そして史上初の100m防水を実現し、本格的ダイバーズウォッチの地位を不動のものとしました。
文字盤やベゼルのカラーが多彩な当モデルですが、最もおすすめしたいのはベゼルグリーンとブラックです。
1953年の初代サブマリーナから数々のブラッシュアップと新作の発表を重ねてたどり着いた、人気の2010年発表。
グリーン 116610LV
ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンをベゼルとダイアルに纏った斬新でハイセンスなデザイン。
ベゼルにはセラクロムが使用されたことにより艶感が溢れ、スポーツモデルでありながらもラグジュアリーな雰囲気を演出します。
ブラック 116610LN
メンズウォッチの中でも人気の高いブラックカラー。
ベゼルとダイアルがブラックで統一され、より男性らしくシックな印象に。
こちらもベゼルにセラクロムを使用しているため、光沢あふれるモデルになっています。
どちらの色も大きめのダイアルとドットタイプのインデックスが、サブマリーナの独創性と視認性を両立させています。
30代の頃に比べ、様々な責任や地位を経験することの多い40代メンズ。
サブマリーナの光沢が手元からこぼれれば、未知のシーンにも果敢に挑戦する勇気が湧くかもしれません。
40代メンズにおすすめ 第4位ロレックス ディープシー 116660 D-BLUE
サブマリーナの上級モデルとして1971年に誕生した、シードゥエラー。
海洋調査会社コメックスとの共同開発により610m防水に成功、最終モデル16600では1220mを実現しました。
ロレックスはその技術に対して追求の手を止めることはありません。
シードゥエラーにさらに改良を加え、2008年、満を持してディープシーを発表。
スポーツウォッチ界に再び旋風を巻き起こしました。
ロレックス独自の革新的なケース構造のリングロックシステム。そして窒素合金製ステンレススティールのヘリウム排出バルブが組み込まれており、驚くべき防水性と防圧性を確保。
その数値、なんと3900m防水。まさにディープシーの名にふさわしい機能を備えました。
前項のサブマリーナが海のパイオニアだとしたら、このディープシーは深海のコンクエストと言えるでしょう。
プロフェッショナルな使用を想定しながらも、高級時計として美しさへの妥協はありません。
特筆すべきはダイアルカラー。 D-BLUEダイアルと呼ばれる、12時側がブルー・6時側がブラックのグラデーションになっており、浅瀬からやがて太陽の届かぬ深海の神秘を表したかのような色使いです。
過酷な環境においてもありのままの自分を妥協しない。
そんな40代メンズにおすすめしたいスペシャルな腕時計です。
40代メンズにおすすめ 第5位ロレックス エアキング 116900
ロレックス史にエアキングあり。
エアキングは1946年に誕生し、ロレックスの中で最も古いペットネーム(商品の愛称のこと。文字盤に表記され正式なモデル名となったのはエアキングのみ)を持ちます。
1930年代、ロレックスと航空業界とは密接な関係を持ち、パイロットウォッチとして誕生しました。
今なお航空世界へのオマージュとして初代モデルの雰囲気を引き継ぎつつ新作を発表している、当ブランドのアイコン的存在のうちの一つです。
また、ロレックスのラインナップの中では比較的リーズナブルであり、高級腕時計入門としておすすめのモデル。
一方で、エアキングが持つ歴史と、そして実用時計に徹した研ぎ澄まされたシンプルかつベーシックな趣が、腕時計好きのメンズたちから人気を博してきました。
様々な年代から永く愛される時計、それがロレックスの本質であり真髄。
このエアキングはそういったスタイルを内包する、言わば不朽の名作です。
廉価でありながらも当ブランドが誇る技術の数々は健在。
ムーブメントはCOSC認定・Cal.3131を搭載し、オイスターとパーペチュアルを備えます。
秒針はコーポレートカラーであるグリーン。ブラックダイアルとの組み合わせによってひと際映え、高い視認性とクールさを両立しました。
大胆な3・6・9のアワーマーカーと、飛行時間の計測を可能にする二桁のアラビアインデックス、そして1950年代当時のモデルデザインそのままのエアキングの印字。
初代エアキングのイメージは大切に、しかし現代風テイストに即したスタイリッシュでモダンな逸品。
洗練されたシンプルさは幅広い年代のメンズに永く愛されるため、最初の一本にも最後の一本にもなり得るモデルです。
40代メンズにおすすめ 第6位ロレックス ヨットマスター 116622
出典:https://www.rolex.com/ja/watches/yacht-master/m116622-0003.html
本格的なプロフェッショナル仕様のサブマリーナとは異なり、ヨットクルージングなどのマリンスポーツ用モデルとして1992年に登場したヨットマスター。
大海原を見晴るかすヨット上でも、ラグジュアリーなクルージングパーティーでも、存在感を発揮するデザインが世界中のセレブリティに人気を集めます。
このモデルは、バーゼルワールド2016で発表された新作、斬新な色を持つヨットマスターロレジウムのダークロジウムダイアル。
出典:https://www.rolex.com/ja/watches/yacht-master/m116622-0003.html
ロレジウムは、ヨットマスター以外のモデルではあまり見ないコンビで、ケースやブレスには硬度の高いステンレススチールを、ベゼルにはプラチナを使用しています。
また、ダイアルはエレガンスな雰囲気を纏うダークロジウム。ヨットマスターの中でも群を抜いてエレガンスな外観を持つことが人気の理由。
トレンドのブルーが良い差し色になっていますね。
さらに、この新作ではブレスレットとクラスプに改良が加えられ、実用性と質感が向上しました。
ファッショナブルで遊び心を刺激するモデルのため、定番人気ではないメンズウォッチをお探しの方におすすめしたい一本です。
まとめ
仕事に、家庭に、30代までと比べ様々なシーンでの活躍が期待される40代。身につけているだけで、何か特別な気分になれる、大人な余裕を纏える。そんな一本と出会うお手伝いができたら嬉しいです。
ロレックスはこちらのランキングにかかわらず、どのモデルも非常に人気が高く品薄が続くこともあります。少しでも気になるものがあれば、ぜひ一度ご相談いただければと思います。
ステキな40代ライフを!
当記事の監修者
池田裕之(いけだ ひろゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年