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WEBマガジン, 南幸太朗, ブレゲ, レディースウォッチ

天才時計師によって設立されたブランド。世界5大時計ブランドにも数えられる「ブレゲ」の魅力

最終更新日:

ブレゲマリーン

「ブレゲって何がすごいの?」
「ブレゲの魅力について詳しく知りたい」

腕時計界には、どんなブランドを引き合いに出そうとも決してその価値がブレない、いわば「雲の上の存在」ともいえるブランドがいくつかあります。

そのひとつが「ブレゲ」です。

ブレゲの価値は、その歴史、功績、製品の品質、デザイン、どれをとっても唯一無二。

それだけに、簡単に手にできるブランドではないのも事実ですが、時計好きならぜひともコレクションに加えたい垂涎のアイテムだといえるでしょう。

そんなブレゲの魅力について知りたいという人は多いのではないでしょうか。

ブレゲの革新的な技術や芸術的なデザインは、どれも腕時計の最高傑作としてふさわしいものばかりです。

この記事ではブレゲの魅力について、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。

定番モデルの紹介もしますので、ブレゲの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
 

天才時計師アブラアン・ルイ・ブレゲと、その功績

自動巻き機構パルペチュエル、パーペチュアルカレンダー機能、音で時間を報せるミニッツリピーター、重力分散装置トゥールビヨン、衝撃吸収装置パラシュート―――これら、現代の腕時計を語る上で欠かせない技術たち。

実は、これらの技術はすべて、ひとりの天才的な時計技師が考え出したものでした。

その人物こそが、ブレゲの創業者、アブラアン・ルイ・ブレゲ。後に「腕時計の歴史を200年早めた」「時計界のレオナルド・ダ・ビンチ」などと評された天才です。現代の腕時計に用いられている技術のほとんどは、彼が発明した原理を礎にしているといっても過言ではありません。天才的なひらめきと、科学の知識、時計づくりへの情熱が、ブレゲの創世記、もっといえば現代時計の創世記を支えていたのです。

ブレゲ

出典:https://www.breguet.com/

彼の発明の中でも最も注目を集めたのは、自動巻き機構パルペチュエルでした。この発明によってブレゲは世間に広く知られるところとなり、フランス国王ルイ16世やマリー・アントワネット、ナポレオンなどの御用達時計師として活躍するまでになります。当時、ブレゲが製作した、暗闇でも音で時間を報せる時計がマリー・アントワネットを魅了し、彼女が「あらゆるムーブメントを取り入れて最高に美しい懐中時計をつくってほしい」とブレゲに依頼したのは、とても有名な話です。

ブレゲ 1160 マリーアントワネット

出典:https://www.breguet.com/

 
 

複雑機構だけではない、ブレゲが遺したもうひとつの功績とは

ブレゲが時計界に遺したのは、複雑なムーブメントや便利な機能だけではありません。ブレゲが生み出した美しいデザインもまた、後世に大きな影響を与えています。

ブレゲ コインエッジ装飾

例えば、「ブレゲ針」。これは、1783年に考案されたもので、先端にあしらわれた月を思わせるモチーフが特徴的です。この繊細で美しいデザインは、現在でもブレゲ腕時計のほとんどに用いられています。

また、ブレゲ針とともに考案された「ブレゲ数字」も、ブレゲの象徴として受け継がれています。流線的なデザインの繊細なアラビア文字は、ブレゲの品格を体現しているかのよう。

この他、太陽や波紋、炎、市松模様などのモチーフを規則的に彫り込んだ「ギヨシェ文字盤」や、ケース側面にあしらわれたフルート模様の装飾「コインエッジ」、偽造品に対抗するために入れられた「シークレットサイン」なども、ブレゲスタイルを象徴する様式美です。

 

ブレゲの定番モデルは?

天才時計師による複雑なムーブメント、芸術的なまでに精巧なデザインなど、ブレゲがブレゲたるゆえんは現在のブレゲ腕時計にも見て取ることができます。ここでは、定番のモデルを3つご紹介します。

 

アエロナバル

ブレゲ アエロナバル

https://www.rasin.co.jp/SHOP/13432/54421/list.html

アエロナバルとは、海軍航空隊という意味です。初代モデルは、1950年に「タイプXX」という名でフランス軍のパイロットウォッチとして製作されました。軍用時計らしい頑丈そうな見た目は、一見するとブレゲらしからぬ印象かもしれません。しかし、フルート模様のコインエッジやブレゲ針を用いた秒針などからは、確かにブレゲらしさが感じられます。「腕時計にはタフさを求める」という方には、ぴったりの一本なのではないでしょうか。なお、アエロナバルには、革バンドタイプとメタルバンドタイプがあります。

 

クラシック

ブレゲ クラシック

https://www.rasin.co.jp/SHOP/13432/54423/list.html

最も「ブレゲらしさ」を感じられるのが、こちらの「クラシック」ではないでしょうか。これは、アブラアン・ルイ・ブレゲが18世紀に製作した作品からインスピレーションを受けて生まれたモデルです。ラウンドケースに、伝統的なブレゲ針、ギヨシェ文字盤、コインエッジと、ブレゲの真髄が詰まっています。一つひとつのディテールはため息が出るほど美しく、もはやアートの領域。現在でも、世界中のブレゲ愛好家たちから愛され続けています。

 

マリーン

 

ブレゲマリーン

フランス海軍御用達のモデルとして知られるのが、こちらのマリーンです。頑丈なケース、プロテクター付きのリューズなど、スポーツウォッチの特徴を取り入れてはいますが、ブレゲらしいエレガントさは健在。カジュアルな服装にはもちろん、ドレスウォッチとし、フォーマルなスタイリングに合わせて着けることも可能です。

 

まとめ

世界5大時計のひとつにも数えられているブレゲ。革新的な技術や芸術的なデザインは、どれも腕時計の最高傑作としてふさわしいものばかりです。もっとも、このブランドの真のすばらしさは、創業者であるアブラアン・ルイ・ブレゲの意匠を今なおすべての製品に生かし続けているというところにあるのかもしれません。

もしもブレゲの腕時計を手にしたら、きっとアブラアン・ルイ・ブレゲの情熱を感じ取ることができるはずです。

当記事の監修者

南 幸太朗(みなみ こうたろう)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ

学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。


 

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