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ロレックスの質問まとめ!何がすごい?ロレックスの良さは?
最終更新日:
「ロレックスってどこがすごいの?」
「ロレックスの人気モデルが知りたい」
ロレックスは実用時計として最高の実用性と、圧倒的ステータス性を兼ね備えた時計界の絶対的王者です。
高級腕時計に興味がなくても、その名前を知らない人はいないでしょう。
しかし、腕時計好きでない一般の方にはロレックスの魅力について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
ロレックスの時計は厳選した素材で実用性を追求して作られています。
この記事ではロレックスに関する素朴な疑問について、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
ブランド・仕様・購入に関しての内容に分けて説明しますので、ロレックスに興味がある人はぜひ参考にしてください。
目次
ロレックスというブランドに対する「13の疑問」
時計界の王者と呼ばれ圧倒的なステータス性と知名度を誇るロレックス。同ブランドは誰もが知る時計ブランドとして有名ですが、よほどの時計好きでない限りロレックスに関する知識はザックリとしているものです。そこで、まずは”ロレックス”というブランドに対する素朴な疑問をまとめてみました。
疑問1.ロレックスってなんでこんなに高いの?
一般的に普及しているクォーツ時計の価格からすると、機械式時計であるロレックスの価格はビックリするものがあるでしょう。安価なもので50万円程度。高価なモデルは1000万円を超えるものもあります。機械式時計は職人が手間暇かけて作る”工芸品”とも呼べる時計です。電池を使わず、精密な機械だけで動く機械式時計は全て手作りで作られるため、値段はとても高価になります。
また、ロレックスの時計は数多く存在する機械式時計メーカーの中でもトップクラスの品質を誇り、サポート体制も万全です。使い方さえ気を付ければ一生使える時計なので、長期的に見ればお得な買い物になると言えます。
疑問2.ロレックスってどんな種類があるの?
現行のロレックスは大まかに分類するとスポーツモデル9種類、ドレスウォッチ7種類の計15種類のコレクション。ただ、ロレックスは素材違いや文字盤カラーの違いといった細かなバリエーションが多いことを特徴で、それらを含めると1000種類以上という豊富なバリエーションが存在します。
■スポーツモデル
ロレックス・スポーツモデルの最上位機種デイトナ、ダイバーズウォッチの定番サブマリーナ、探検家のための時計エクスプローラーの3つはロレックスの人気トップ3です。
2つの時間帯を同時に知ることができるGMTマスターや、3900Mもの防水性能を誇るディープシー。ヨットやクルーザーを楽しむ為に開発されたヨットマスターも根強い人気です。
耐磁性能が高く常にPCの傍にいるエンジニアに最適なミルガウス、長い歴史をもつスポーツモデルの入門機エアキング。どちらも知名度は他のスポーツモデルには劣りますが、シンプルの中にも個性をもつ素晴らしい逸品です。
■ドレスモデル
ドレスウォッチはスポーツモデルにはないラグジュアリーな雰囲気が魅力のコレクションが並びます。18kケースが美しいデイデイト、ドレスウォッチの定番デイトジャスト、クラシックとエレガンスを優雅に融合させたチェリーニはフォーマルシーンで活躍することでしょう。
■その他のモデル
リーズナブルな価格で購入しやすいオイスターパーペチュアルはロレックスの時計と基礎となるモデルです。2012年に旅行者向けに作られたスカイドゥエラーも新たなコレクションとして定着しつつあります。
疑問3.なんで王冠がトレードマークなの?
王冠といえば「王位」「高級」といったイメージを連想させますが、ロレックスはそのイメージを自社の時計に重ねてもらえるようなブランドにしたいという思いから、このシンボルを採用したといわれています。
また、王冠マークが「5本の山形」であることから、時計職人の手を表現している説も有力です。
疑問4.ロレックスって英語?フランス語?
実はロレックスという単語は英語でもフランス語でもなく、造語なんです。ロレックスの創業者ハンス・ウィルスドルフが製品ブランドを決める際に、「上品な響きでヨーロッパのどんな言語でも発音しやすい言葉」という条件を満たす単語として「ロレックス」という文字を生み出しました。
ただ、このロレックスという語源には諸説があり、フランス語で精巧な時計を意味する「horlogerie+exquise」という言葉を組み合わせたものという説も存在します。
疑問5.ロレックスってどこの国の時計なの?
機械式時計の本場はスイス。機械式時計ブランドはスイスに本社を持つことが非常に多く、ロレックスも例にもれずスイスのジュネーブに本社・工場を構えます。
また、ロレックスは6時位置に「SWISS MADE」という文字がはいっています(モデルによっては入っていないものもあります)が、これはスイスメイドとしての証明です。
この文字が入るモデルは下記のような特徴をもちます。
■組み立てがスイスで行われているということ
■製造者による検査がスイスで行われていること
■ムーブメント全体の50%以上がスイス製であること
疑問6.ロレックスは腕時計だけ作っているの?
はい。しかし、世界的に腕時計が普及する前は他の多くの時計メーカーと同じく、懐中時計も製作していました。腕時計を大衆のために作るというビジョンを抱いていたロレックスは、あまり懐中時計の製作に乗り気ではなかった為、現在でも残っている懐中時計は少ないようです。
疑問7.ロレックスで一番人気なのはどれ?
ロレックスには様々なコレクションが用意されていますが、一番人気はデイトナです。レーシーなデザイン性に、男らしいクロノグラフ。歴史も深く、ロレックスの顔として常に人気を博してきました。
また、デイトナは実用性の高さはもちろんのこと、手放す時に高額で売れるのも魅力です。
特に現行モデルである116500LNは人気が高く、その中でもホワイトが最人気となっています。
疑問8.女性向けのロレックスってあるの?
ロレックスのレディースモデルといえば、なんといってもデイトジャストです。ロレックスのコレクションの中でも種類の豊富さは群を抜いています。様々な文字盤カラーや素材がラインナップされていることが特徴で、時計を選ぶ楽しさも味わう事ができます。
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疑問9.世界で一番高いロレックスはどのモデル?
今まで製造されたロレックスの中で、1番高いモデルとされているのはデイトナ Ref.6239 ポールニューマンです。
出典:https://www.phillips.com/detail/ROLEX/NY080117/8
Ref.6239は1963年に登場し、ほんのわずかな期間のみ生産された希少性の高いモデルです。世界約2,000本ほどしか出回っておらず、現代ではこのモデルを見かけることは殆どありません。
俳優ポールニューマンが身につけていたモデルとしても有名で、本人が身につけていたRef.6239は2017年に行われたオークションにて、日本円にして約20億円で落札されました。
ただ、ロレックスには王族や貴族に向けて作られた一般販売していない特注モデルが存在するため、このモデル以上に高価な時計が存在する可能性もまだまだあります。
疑問10.ロレックスってどれくらい精度が高いの?
ロレックスの精度は機械式時計の中でも極めて高く実用性は十分です。
ロレックスであれば殆どのモデルにスイス公認クロノメーター協会が行う試験をパスしたムーブメントが搭載されており、公的に正確であることが証明されています。
その精度基準は「+6〜-4秒/日以内」。 スイスで年間生産される時計の中で、クロノメーター試験は約5%しか合格しないと言われており、時計としての機能性は申し分ありません。
疑問11.ロレックスの新作はどんな周期で発表されるの?
ロレックスの新作が発表される周期に決まりはなく、モデルによっては10年以上モデルチェンジが行われないモデルも存在します。
以前はおよそ12年周期で変わるとも噂されていましたが、ムーブメント製造技術の進化に伴い、その周期は早くなりつつあります。
新作ムーブメントが発表されると、順次モデルチェンジが行われる傾向にあるため、ある程度の予測自体は可能です。
廃盤が予想されるモデルは相場が跳ね上がるので、買い時や売り時には注意が必要となります。
疑問12.ロレックスの新作はどこで発表されるの?
例年ロレックスの新作は毎年春にスイスで行われるバーゼルワールドにて発表されていました。
しかし、出展費の値上がりやコロナウィルスの影響により、2020年にバーゼルワールドから撤退。
2021年からは新たなる見本市のスタンダード 「WATCHES & WONDERS」に参画することとなり、新作公開の場をバーゼルからジュネーブに移しています。
なお、WATCHES & WONDERSは現在オンライン上での新作公開となっています。今後、従来通りの展示会が開催されるかは未定です。
疑問13.ロレックスの防水性能はどれくらい?
ロレックスのケースにはオイスターケースという堅牢性の高い独自のケースが採用されています。
キズや衝撃に強いだけでなく、防水性にも優れており、多くのモデルで100m防水が実現されています。
また、サブマリーナやシードゥエラーといったダイバーズウォッチに関しては300m防水が基準。さらには1000m防水を超えるハイスペックモデルも。
高級時計ブランドの中では、非常に高い防水性能を持つと言えるでしょう。
ロレックスの仕様に関する「13の疑問」
ロレックスというブランドに対する理解が深まってくると、次に気になってくるのが「仕様」です。カタログ等に載っているロレックスの仕様を見ると、何やら分かりづらい専門用語がでてくると思う事はありませんか?
ここではよく質問される「仕様」に関する疑問を解決していきましょう。
疑問1.スタンダードモデルとスポーツモデルの違い
スタンダードモデルの基本は「オイスターパーペチュアル」。オイスターが防水ケースを表し、パーペチュアルは自動巻きを示しています。そのオイスターパーペチュアルに日付機能を装備したのがデイトジャストです。これらはロレックスの3大発明と呼ばれる備えた、まさにロレックスのスタンダードとして君臨しています。
この基礎的な機能に潜水機能・クロノグラフ・探検家仕様といったプロフェッショナル向けの機能を追加したのがスポーツモデルです。つまり、スタンダードモデルを各プロ向けに特化したモデルがスポーツモデルということになります。
疑問2.エクスプローラーⅠ・Ⅱってなんで全然似てないの?
ロレックスの人気コレクションであるエクスプローラーは探検という意味をもつスポーツモデルです。エクスプローラーⅠはエベレスト登頂に同行した歴史をもち、デイトすらないシンプルさが特徴となっています。
対してエクスプローラーⅡは洞窟探検用に作られた為、昼夜の区別をつけるための24時間針やデイト機能、さらに24時間ベゼルが備えられました。
つまり、探検という基本スタンスは共通していますが、用途が違うために大幅にデザインと機能が違っているということが理由です。
左:エクスプローラーⅠ 右:エクスプローラーⅡ
疑問3.アンティークロレックスってなに?
一般的に腕時計では1970~80年代以前に製造されたものをアンティーク時計と呼びます。ロレックスではこれをアンティークロレックスと呼びますが、一部のモデルは超プレミア価格になっている個体も存在するほど人気です。
美しくヤケた文字盤や、長く使用された時計にしか出せない雰囲気はアンティークロレックスならではの魅力でしょう。
疑問4.ボーイズサイズって何?
ボーイズサイズとはメンズサイズよりも一回り小さいサイズのモデルです。
個人差はありますが、一般的なメンズサイズは36mm~44mmほど。それに対してボーイズサイズは30mm~35mm前後のサイズになります。ボーイズサイズとは呼びますが、女性にも着けやすいサイズ感であることからユニセックスモデルとも呼ばれます。
ちなみにこの呼び方は日本独特の呼び方なため、海外では通用しないようです。
疑問5.ロレックスの時計はどれも海でつかえるの?
ロレックスにはシードゥエラー・サブマリーナといったダイバーズウォッチが存在しますが、これらは海に潜る事ができるモデルです。デイトナ・エクスプローラーⅠ・GMTマスターなど100m防水のモデルは水中ではご使用いただけません。
疑問6.クロノメーターってなに?
よくモデルの仕様に「クロノメーター」という表記がありますが、これはスイス公認クロノメーター協会が行う精度や耐久度に関する試験をパスしたムーブメントを搭載しているという証明です。
クロノメーター試験は温度差の大きい過酷な環境において日差-4~+6秒以内の精度を何十日も保たなければならないという非常に厳しい試験となっています。そのため、クロノメーター証明を受けたモデルは高精度が証明されているともいえるでしょう。
ちなみにロレックスのほとんどのモデルはクロノメーター仕様となっているため、どのモデルを購入しても安心です。
疑問7.「Cal.」ってなに?
雑誌や通販の商品ページによくみられる「Cal.」という謎の暗号ですが、「Cal.」はキャリバーの略でムーブメントの型番をさします。
このムーブメントはCal.3255と呼ばれる機械式ムーブメントです。ちなみにムーブメントとキャリバーは呼び方が違うだけで、同じ意味をもちます。時計の性能はムーブメントによって決まるため、時計のモデルが違っても同じムーブメントを搭載している場合は「時計の性能」は一緒です。
疑問8.「Ref.」ってなに?
「Ref.」はリファレンスナンバーの略、つまりは型番のことです。ロレックスの時計はバリエーションが豊富なため、細かく型番が設定されているのが特徴となっています。
ちなみに多くのモデルではケース本体の12時位置側面にリファレンスナンバーが打刻されており、ブレスレットを外すことで確認することが可能です。
疑問9.シリアルナンバーってなに?
シリアルナンバーは時計に打刻されている時計固有の番号です。ロレックスは出荷年によってシリアルナンバーの頭が変わりますので、シリアルナンバーを見れば保証書などの資料がなくても大体の年式を推測することができます。
86***** 1985年 W0***** 1994年
92***** 1986年 T0***** 1996年
97***** 1987年 U0***** 1997年
99***** 1987年 A0***** 1998年
R0***** 1987年 P0***** 2000年
R9***** 1988年 K0***** 2001年
L0***** 1989年 Y0***** 2002年
L9***** 1990年 F0***** 2003年
E0***** 1990年 D0***** 2005年
E9***** 1991年 Z0***** 2006年
X0***** 1991年 M0***** 2008年
N0***** 1991年 V0***** 2009年
C0***** 1992年 G0***** 2010年
S0***** 1993年 ランダム8桁 2010年~現行
ただし2010年中頃からは8桁の英数字がバラバラに表記されているランダム品番になっております。そのため2010年以降に製造されたモデルは年式が推測できなくなりました。
疑問10.裏蓋のシールって何のためにあるの?
新品のロレックスを買うと裏蓋にシールが貼られています。これは完売前にクラスプやベルトがケースに当たって傷ついてしまうことを避けるために貼られているものです。
たまにキズ保護シールとして貼ったままにしている方もいますが、シールの隙間に汗や汚れが溜まってしまうため、買ったらすぐに剥がすことをオススメします。
疑問11.ロレックスに電池交換は必要?
ロレックスの現行モデルは機械式です。電池交換は必要ありません。
ただ、定期的なオーバーホールをしなければ不具合が生じてしまうため、3年〜5年に1度メンテナンスに出すことをおすすめします。
疑問12.ムーブメント情報に記載されてる「石」数ってなに?
ムーブメント情報に記載されている医師数とは、歯車の軸受などに使われているルビーの数のことです。
ルビーはダイヤモンドの次に硬い鉱物であるため、摩耗しにくく、一般的に石数が多いムーブメントであるほど耐久性が高まります。
なお、現行のロレックスは31石が主流です。エクスプローラーやサブマリーナといった3針モデルの大半はこれに当てはまります。クロノグラフであるデイトナに関しては44石となっており、パーツ数の多いぶん、ルビーも数も多くなっています。
疑問13.ロレックスの年間製造本数ってどれくらい?
ロレックスの年間製造本数は公式には発表されていませんが、大体1年間で70万本ほどの個体が製造されていると言われます。
ただ、これ程の本数を製造していても品薄になるのがロレックスです。
デイトナやサブマリーナといったスポーツモデルは人気がありすぎて、正規店ではほぼ購入不可能になっています。
人気があるのだから生産本数を増やせば良いのでは?という意見もありますが、ロレックスはステータス性を重要視(誰でも手に入れられない時計であることを重視)し、あえて生産本数を絞っているのです。
ロレックス購入に関しての「13の疑問」
最後はロレックスを購入するときに感じる疑問をまとめてみました。ロレックスは言わずと知れた高級腕時計ですので、どのように買うかはとても重要になります。
疑問1.ロレックスはどこで買うのがお得なの?
店舗数の少ない地方より、競争原理が働く都心の時計専門店の方が若干安く買えます。ただ、現在はWEB通販も盛んですので、アフターケアや保証、品ぞろえが豊富な「長く付き合える優良店」で購入するのが一番でしょう。
また、状態の良い中古品を購入すると、お安く購入することができます。中古時計に抵抗がない方はコチラもご検討してみてはいかがでしょうか。
疑問2.日本ロレックスって販売店なの?
日本ロレックスはスイスのロレックス本社と日本各地にある正規店の仲立ちをする日本代理店のことです。なので、販売店ではありません。代理店とはいったものの、ほとんどの社員は修理を承るサービスセンターに属しているため、実質日本最大のロレックスメンテナンス専門会社とも呼べるでしょう。本社と密接な関係があるため、他のメンテナンス業者にくらべ絶対的な信頼があります。
また、日本におけるロレックスの定価はこの日本ロレックスが決定しており、正規店はこの価格で販売しなければいけません。
出典:https://www.rolex.com/
疑問3.正規店と並行店って何?
正規店とはロレックスの日本代理店である日本ロレックスが販売を許可したショップのことです。国内同一の定価設定しか認められていない為、自由な値引きができませんが、確かな品質と安心が保証されます。
対して並行店は「正規代理店」を通さないルートで仕入れた時計を販売するショップです。正規代理店以外の第三者が「海外の正規代理店」「卸会社」「海外バイヤー」などを通して時計の仕入を行います。日本の正規代理店を通らない経路になるため、日本の定価に縛られず大幅な割引をして店頭に並べることが可能なことが最大の特徴です。
安心の正規店か、安く買える並行店か。どちらで買うかは非常に悩ましいところです。
疑問4.並行店で買っても日本ロレックスで修理してくれる?
時計メーカーによっては正規店で購入しなければ正規修理を受け付けないメーカーも存在します。ですが、ロレックスは並行店で買おうが中古で買おうが「本物」であれば修理してもらうことが可能です。
ロレックスの全ての時計にはシリアルナンバーが打たれており、スイス本社にその個体の状態や仕様がデータとして保管されています。修理の際には必ずこのシリアルナンバーを問合せ、本物であることの確認や、純正でないパーツが使われていないかチェックが行われるのです。
疑問5.購入したとき時計の他になにがついてくるの?
正規品にて新品を購入した際に付いてくるのは「時計・外箱・内箱・取扱説明書・国際保証書」です。モデルによっては他の付属品が付属する場合もありますが、基本的にはこれらの内容が基本となります。
もし時計を売るときになった場合、この付属品の有無によって買取価格が変わってくるため、大事に保管しておくことがオススメです。
特に国際保証書はギャランティーと呼ばれ、世界各国のロレックス代理店において補償と修理が受けられる証明書となります。この保証書には様々な情報が詰まっているため、絶対に無くさないようにしてください。
疑問6.現行品って言葉をよく聞くけど、これ何?
現行品とは現在でも生産が継続されている時計のことを言います。つまり、新品で買える時計です。逆に、生産終了してしまった時計は主に中古時計を買うことになりますが、まだ新品で残っている時計に関しては「新古品」とも呼びます。
現行品は性能が高い最新モデルになるうえ、故障時のメンテナンスにも強いという特徴を持つため、機械式時計初心者の方にオススメです。
疑問7.ロレックスは高く売れるって本当?
高級腕時計はバッグやジュエリーに比べ資産価値が高いのが特徴です。特にロレックスの時計は圧倒的知名度・需要があるため、非常に高く売れます。人気モデルなら購入時の8割ほどの価格で売れることもあるため、いざという時の為にロレックスを選ぶ方も非常に多いです。※人気のスポーツモデルに限ります。ドレスウォッチや年式の古いモデルは掛け率が下がります。
また、年式・程度が同一ならば、新品で購入していようが、中古で購入していようが、査定額は同額になります。そのため、中古で状態の良いロレックスを手に入れた方は売却時に更に得をします。
疑問8.質屋で売ってるロレックスは買っても大丈夫?
質屋も時計専門店も同じ査定のプロですので、偽物が混じっていることはまずないでしょう。ただ、査定に関しては大丈夫でも、売りに出されているロレックスの内部まで調整されているかはお店によります。近年時計に力を入れている質屋もあるとはいえ、購入後のアフターサービスを考えると、時計専門店で購入する方が無難だと思います。
疑問9.ネットオークションや通販でロレックスを買っても大丈夫?
信頼できる優良時計店の通販なら大丈夫です。これらの店舗なら通販で購入してもアフターサービスや保証が充実しているため、とても安心できます。
しかし、それ以外で通販・オークションを利用するのは危険です。ロレックスは高く売れるという性質から、偽物や詐欺を行う集団、悪質な店舗もいまだに多く存在します。
優良店舗を見極める自信がない方や、時計初心者の方は実店舗で買ったほうが安心なのではないでしょうか。
疑問10.海外でロレックスを買えば安い?
為替相場により、日本より安くロレックスを買うことは可能です。ただし日本に入国するときに税関で消費税を取られるため、逆に高くなることもあります。
また東南アジアではロレックスの偽物が出回っているため注意が必要です。
疑問11.アンティークロレックスの価格ってどうやって決まるの?
アンティーク市場の場合、定められた相場の設定から大きく外れない価格で値段が付けられています。
相場は買い手によって作られており、「高くても欲しい」という方が多ければ上がり、「その値段は出せないな・・」という方が多くなれば下がります。
例えばアンティークデイトナなどは欲しいという買い手が多く、1000万円出しても購入したいというマニアがいることから、現在非常に高い相場設定となっています。
疑問12.アンティークロレックスの魅力ってなに?
アンティークロレックスは一般的に1960年代以前の個体を指します。
区切りに決まりはありませんが、アンティークに該当する時計には当時にしか存在しない仕様やモデルが存在し、現行モデルとは全く違う雰囲気を楽しめます。
文字盤やブレスレットが傷んでいることもありますが、時計の経てきた年月も時計としての味であり、それもまたピカピカの新品とは違う魅力です。
歴史の長いロレックスだからこそ楽しみだと言えます。
疑問13.時計初心者にはロレックスはまだ早い?
ロレックスは高価な時計であるため、時計初心者だからと購入を躊躇う方も多いです。
確かにエントリークラスのブランドを経てからロレックスを手にする方も大勢いますが、最初からロレックスを手にされる方も少なくありません。
確かな精度に耐久性、実用性にステータス性。ロレックスは間違いなく一生モノの時計として使い続けることができるので、最初からロレックスという選択は決して間違いではありません。
ロレックスが本当に気に入ったのであれば、時計初心者であってもロレックスを選ぶべきだと思います。
まとめ
あなたがロレックスに関して抱いていた疑問は少しでも解消できたでしょうか。
今回紹介した内容はロレックスの入門編ともいえる知識。ロレックスにはまだまだ多くの魅力や素晴らしい技術、さらには未だ語られない謎も存在します。
是非一度ロレックスの時計をお手にとって頂き、その素晴らしさを実感していただけたら幸いです。
当記事の監修者
池田裕之(いけだ ひろゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年
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