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ロレックスの人気ディスコンモデル10選!

最終更新日:

誰もがその名を知る時計界の王者ロレックス。

ロレックスは1905年に創業してから現在まで、数えきれないほどのモデルを世に輩出すると同時に、無数のディスコンモデル(製造終了モデル)を生み出してきました。

ディスコンモデルの中には人知れず消えていったモデルもあれば、プレミア価格になったものもあり、その人気は千差万別です。

そこで今回は「製造終了モデル」だけに特化した人気ランキングをご紹介致します。あなたも人気ディスコンモデルを身に着けて、他の人と差をつけちゃいましょう!

ロレックス ディスコンモデル

10位 ロレックス シードゥエラー Ref.16600

ロレックス シードゥエラー 16600

ロレックスが誇る本格ダイバーウォッチ”シードゥエラー”。その3代目に当たるRef.16600は1990年頃 ~ 2008年まで発売されたシードゥエラーの代表的モデルです。

2017年に最新型が発売され、2世代前のモデルになったにも関わらず非常に人気が高いRef.16600。現行モデルよりも針、インデックス、ラグが小さめに設計されているシャープな仕上がりとなっていることが特徴です。

また、このモデルの大きな特徴はベゼルの目盛りにあります。Ref.16600の目盛りはサブマリーナと同じ目盛り刻みになっており、この目盛りと”拡大レンズなし”を兼ね備えたデザイン性はRef.16600ならではの魅力です。

シードゥエラー 比較

左:16600 右:現行モデル 126600

9位 ロレックス GMTマスター Ref.16700

ロレックス GMTマスター 16700

1988年頃にGMTマスターの第4世代として誕生したRef.16700。

生産終了になった今も多機能さと、洗練されたデザインで非常に人気があります。また、このモデルはGMTマスターIIと違い、日付のクイックチェンジ機能を備えているのが特徴です。

ムーブメントには毎時28,800振動数を誇るC.O.S.C認定クロノメーター自動巻き“Cal.3175”を搭載。昼夜を直感で認識できる赤青ベゼルのGMTマスターは、現在流通量が少なくなり稀少性が高まりつつあります。

ディスコンになるまでそこまで人気は無かったのですが、ディスコン後に人気が急上昇し、GMTマスターの定番の一つとなっています。

8位 ロレックス サブマリーナノンデイト Ref.14060M

ロレックス サブマリーナ 14060M

通称「ノンデイト」と呼ばれる、デイト表示の無いサブマリーナ。このノンデイトモデルはサイクロップレンズ式の日付表示が好きでない方や、シンプルな時計が好きな方に人気を博し続けてきました。

そして、見事8位にランクインした14060M2000年 ~ 2011年に発売された現行サブマリーナ ノンデイトの旧モデルです。

この機種は発売時期によって仕様が大きく違うのが特徴で、2000年にデビューした時のムーブメントはノンクロノメーターでしたが、2007年以降クロノメーター化が図られています。
また同年にはインナーリングに刻印が入り、2007年から2011年までの生産分は特に人気を集めています。

7位 ロレックス エクスプローラーⅠ Ref.14270

ロレックス エクスプローラーⅠ 14060M

ロレックスの数あるコレクションの中でもダントツに人気が高いエクスプローラーⅠ。そんなエクスプローラーの主なラインナップは1990年代に発売された「14270」、2000年代に人気を博した「114270」、そして2010年から現在まで続く現行モデル「214270」ですが、その中でも未だに高い人気を誇る機種が7位にランクインしたRef.14270です。

人気の秘訣は36mmというやや小ぶりなケースサイズが挙げられます。エクスプローラーはシンプルなデザインな為、ケースサイズが小さいほうがスタイリッシュに見えます。そのため、39mmケースを採用した現行モデルではなくコチラを選ぶ方も多いです。2世代前のモデルですが、いまだに人気が衰えないのには驚くばかり。エクスプローラーの人気の高さがうかがえるモデルです。

6位 ロレックス サブマリーナ Ref.16610

ロレックス サブマリーナ デイト 16610

ノンデイトモデルに続き、上位にランクインしたサブマリーナ。精悍なブラックダイアルとメタルラインの入ったインデックスの組み合わせは、シンプルながらもスポーティなデザインに仕上がっており、その端正なフェイスに心惹かれるファンが多いのも頷けます。

そして、旧モデルであるRef.16610が未だに時計ファンに支持され続ける理由は以下の通りです。

■ドットインデックスが小さい
■針が細い
■ラグが細い
■リューズガードが細い
■夜光塗料がルミノバ
■ベゼルがアルミニウム

サブマリーナ デイト 比較

製造終了モデルというレア感はもちろんのこと、Ref.16610は現行モデルにくらべ「全体的にシャープなデザイン」となっていることが特徴です。このデザインを愛し続ける根強いサブマリーナファンは意外と大勢います。

5位 ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.16520

ロレックス コスモグラフ デイトナ 16520

5位にはロレックスが誇る最高のクロノグラフ「デイトナ」の2世代前のモデルがランクイン!

生産終了から十数年が経過していますが、現在はプレミア価格が付いており、200~300万円前後で取引されています。現行モデルとは異なり、クロノグラフムーブメントの名機「エルプリメロ」を搭載していることが人気を博している理由の一つです。

■どんどんプレミア価格に

Ref.16520は2016年に現行モデル116500LNの発売に伴い2世代前のモデルとなりました。

現在は116500LNと同等の価格で取引されるようになっており、状態の良い個体はそれ以上の価格で取引されています。

今後もRef.16520はどんどんプレミア価格になることが予想され、いずれは300万円を超える個体も出てきそうです。

4位ロレックス エクスプローラーⅡ Ref.16570

ロレックス エクスプローラーⅡ 16570

洞窟などの暗闇で活躍するプロフェッショナル向けに開発されたエクスプローラーⅡだってロレックスの代表的な時計です。

Ref.16570の人気の秘訣は「40mmケース」。42mmケースと大型化がなされた現行モデルRef.216570よりも全体バランスが美しく仕上がっているといわれています。これは7位にランクインしたエクスプローラーⅠの旧モデルの人気理由と共通しており、ロレックスのディスコンモデルは現行モデルよりもシャープな雰囲気を放つ傾向があります。

3位ロレックス GMTマスターⅡ
Ref.16710

ロレックス GMTマスターII 16710

1990年~2007年頃まで製造されていたRef.16710はGMTマスターのセカンドモデルとして発売されたロングセラーモデルです。短針を単独で操作することが可能なムーブメントを搭載し、3ヶ国の時間を把握できるというGMT機能は現在も世界各国で愛用されています。

また、「赤黒、赤青、黒」と3パターンのベゼルカラーが選択可能なこともRef.16710の特徴で、中でも派手な赤青カラーは非常に人気が高いです。

加えて、末期に製造されたモデルのムーブメントには”Cal.3185″ではなく”Cal.3186″が搭載されていることも特徴。Cal.3186を搭載した個体は多くとも35,000個と言われており、プレミア価格で取引されています。

現行モデルにも赤青ベゼルモデル(116719BLRO)は存在していますが、定価が2倍以上高いことや、若干色味を抑えて作られていることもあり、未だにRef.16710の人気は衰えていません。

2位 ロレックス エクスプローラーⅠ
Ref.114270

エクスプローラーⅠ Ref.114270

2位にはエクスプローラーⅠの旧モデル「Ref.114270」がランクイン。さすがロレックスの人気NO.1コレクション、ディスコンモデルも大人気です。

外観は7位にランクインした2世代前のモデルである「Ref.14270」と大差はありませんが、ムーブメントがCal.3000からCal.3130に変更されました。また、ガラス6時位置に王冠の透かしマークが入り、ダイアルの縁にルーレット刻印がなされるなど各所で進化を遂げています。

現行モデルRef.214270がケース径39mmなのに対し、Ref.114270は36mmですので、腕の細い方はこちらのほうが似合うかもしれません。

1位ロレックス コスモグラフ デイトナ
Ref.116520

ロレックス デイトナ Ref.116520

見事1位に輝いたのは、やはりこのモデル「デイトナ Ref.116520」でした!

2000年~2016年という長い期間に渡り”男性の憧れ”であり続けてきたこのモデルの人気はやはり絶大です。

人気の秘訣

Ref.116520が人気を博した理由はいかの通りです。

■完全自社製のクロノグラフムーヴメントCal.4130を初めて搭載

■ベゼルが現行のセラミックではなくステンレスベゼル

■インダイヤルがシルバーでスタイリッシュ

■ガラスに王冠透かしマークが施された

■クロマライト夜光により青白く光る

やはり、自社製ムーブメントCal.4130とステンレスベゼルの存在が人気の秘訣!外見は5位にランクインした”Ref.16520″にそっくりですが、ムーブメントのスペックはコチラのモデルの方が上です。

ロレックス デイトナ 比較

ちなみにRef.16520との大きな違いは、12時間積算計が9時位置になっていることです。加えてインデックスが太く丸くなっています。

まとめ

今回紹介したロレックスのディスコンモデルは、現行モデル以上の人気を保ち続ける名機ばかり。

そして、ランクインした製造終了モデルに共通していえるのは「デザイン性がシャープであること」、そして「サイズ感が若干小さい」ことです。細身の方にはやはり旧モデルの方がマッチしています。

当店ではこのようなディスコンモデルを多く取り扱っていますので、気になる方は是非一度通販サイトをご覧ください。

当記事の監修者

池田裕之(いけだ ひろゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長

39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年

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