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2019 SIHH(ジュネーブサロン) カルティエの新作を大胆予想!
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例年1月、スイス ジュネーブで開催されるSIHH(ジュネーブサロン)。2019年の日程は1月14日~17日と、もう間もなくとなります。
前年より期間が1日短く、リシャールミルやオーデマピゲがSIHH2019を以て一度出展を見送る、など、センセーショナルなニュースが取り巻いている現状はありますが、まだまだ注目度は抜群。一体どのような新作が各社から出されるのか、時計愛好家にとってはワクワクが止まりません。
この記事では、SIHHを語るうえで絶対に欠かせないカルティエの、2019年新作モデルを大胆予想してみます!
時計製造とエレガントを融合させたカルティエが放つ、2019年新作モデルとは?
目次
SIHH(ジュネーブサロン)2019大胆予想①カルティエ メンズパシャ ドゥ カルティエ
SIHH2019 新作予想 パシャ ドゥ カルティエ
カルティエが誇る歴史的名作・パシャ。
レディースラインのミスパシャやボーイズのパシャCが有名ですが、実は誕生した1985年は「強さに惹かれる男性のために」というコンセプトを有した、メンズモデルでした。
もともとの源流はさらに古く、「水泳時であっても愛用出来る時計が欲しい」とモロッコの太守より依頼を受け、ルイ・カルティエが製作した時計がオリジナルとなります。
その経緯があるため、時計内部に浸水を防ぐリューズプロテクタが特徴です。スクエアケースが主流のカルティエの中で、エレガントなラウンドフォルムを持っていることも含めて、一層の存在感を放ちますね。
↑生産終了したカルティエ メンズのパシャ W31040H3
そんなパシャは、現在メンズラインは生産終了となっています。そこで、2019年は、メンズとしてパシャ ドゥ カルティエがラインナップされるのではないか、と予想します!!
と言うのも、カルティエは近年メンズラインに力を入れるとともに、過去の名作シリーズも続々と復刻させています。
2017年にはレディースのパンテール ドゥ カルティエを、2018年にはメンズのサントス ドゥ カルティエを。
となれば、次にくるのはパシャ ドゥ カルティエではないか、と・・・!
もちろんただの復刻ではありません。カリブルドゥカルティエから始まった、カルティエ渾身の自社製ムーブメントを搭載してくると踏んでいます。
そうなればサイズも変わってくるのでしょうか。パシャはエレガントですから、40mmを超える大きめサイズでも武骨さは感じさせませんね。
なんにせよ、もし発表されればメインを張ることは間違いないでしょう。
SIHH(ジュネーブサロン)2019大胆予想②カリブル ドゥ カルティエ ダイバー クロノグラフ
SIHH2019 新作予想 カリブル ドゥ カルティエ ダイバー クロノグラフ
カルティエが2010年より展開している、メンズ専門ライン「カリブルドゥカルティエ」。
これまでのカルティエの上品なイメージを一掃した、力強いシルエットとのびのびした文字盤デザインが特徴ですね。
カリブルドゥカルティエはまたたく間に人気シリーズ入りを果たしたこともあり、派生モデルも豊富にラインナップされています。
とりわけ人気が高いモデルがダイバー。逆回転防止ベゼル搭載・300m防水と国際規格ISO6425に適うプロユースでありながら、厚さはわずか11mmと、非常にスタイリッシュなスポーツウォッチとして完成しています。
↑人気の現行カリブルドゥカルティエ ダイバー WSCA0010 /W2CA0008
このカリブルドゥカルティエのダイバーから、クロノグラフ搭載モデルが出るのではないか、と予想します!!
と言うのも、クロノグラフもダイバーズウォッチも非常に人気の高い機能ですが、この両方を兼ね備えたモデルはカリブルシリーズにまだ存在しません。カルティエはクロノグラフも自社生産の1904CH-MCがありますし、そろそろ出してくるのではないか、と・・・
そうなると、防水性を保つためにクロノグラフのプッシャーもねじ込み式になるのでしょうか。
↑現在のカリブルドゥカルティエ クロノグラフ搭載機のプッシャー
デザイン面・機能面ともに、おしゃれダイバーズウォッチとして君臨する。そんな新作になる予感がします。
SIHH(ジュネーブサロン)2019大胆予想③カルティエ 新型タンクアメリカン
SIHH2019 新作予想 タンクアメリカン 自社ムーブメント搭載 12時インデックスアップライト
もう一つ、SIHH2019を彩る大胆な新作予想をご用意しております!
それは、新型タンクアメリカン!
タンクアメリカンと言えば、カルティエのフラグシップとも言えるタンクシリーズのうちの一つ。名前の由来の通りアメリカらしく威風堂々とした縦長が特徴です。ベゼルの幅もワイドになっており、他のタンクシリーズとは一線を画す独創性とおしゃれさがあります。
このタンクアメリカンに、自社製ムーブメント搭載モデルが出るのではないか、と予想します!!
SIHH2019 新作予想 タンクアメリカン 自社ムーブメント
タンクシリーズの自社製ムーブメント搭載モデルと言うと、タンクMCがまず思い浮かぶでしょう。2013年に登場した「マニュファクチュール・カルティエ」ですね。
現在タンクMCに搭載されるムーブメントはカリブルドゥカルティエと同様のCal.1904PS-MCです。となると、スモールセコンドになるのでしょうか。タンクアメリカンのスモールセコンドモデルは珍しいので、もしこの予想が当たればかなり人気が出ることが予見されます。
↑タンクMCに搭載されている自社製ムーブメント
ロレックスなどもそうですが、カルティエもオリジナルのデザインを踏襲しており、キャリバーを変えても外装を大きく変えることはないので、タンクアメリカンのデザインも保たれると思います。
しかしながら従来のモデルと差をつけるために、文字盤12時のローマ数字がカリブルドゥカルティエのようなアップライトになるのかな?と予想を立ててみます。
飽くまで予想の範囲を出ませんが、カルティエは例年「カルティエのイメージを大切にした、でもファンを喜ばせる」新作を発表してくれています。直近ではパンテールの復活やタンクフランセーズ ステンレスケースのダイヤモンドセッティングモデルの追加などがそれに当たります。
そのため、こういった新作予想も、カルティエだとどんどん発想が広がってしまうものです。
2019年のSIHHが今から楽しみでなりませんね!
SIHH(ジュネーブサロン)2019 出典ブランド一覧
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