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経営者、会社役員など社会的地位の高い方にお勧めしたい高級腕時計7選
最終更新日:
起業家や会社役員、医師、弁護士、国会議員、外資系エグゼクティブなど、その道のトップを務める超ビジネスエリートたち。
彼らは一体どのような物を身につけ、どのように振る舞うのか・・・。
服装や持ち物にお金をかけ、良いものを使用するということは、社会的なコミュニケーションを重視している表れ。
「靴は良いものを履け」「鞄は案外見られている」と言われることは多いですが、ビジネスエリートの方々が共通して気を付けている持ち物は、時計。
たとえスーツからカバンに至るまで”全身を最高級のモノ”でまとめていたとしても、時計が安物だったら品格は大きく損なわれてしまうかもしれません。
女性にとってはファッションアイテムのひとつですが、男性にとっては自身の内面や人柄を表現すると言っても過言では無いのです。
そこで今回は東京・銀座にある腕時計専門店GINZA RASINのスタッフが社会的地位の高い方に最適な腕時計をセレクトしました。
世界的に見て格式高い時計ばかりですので、是非ご覧になってください。
目次
社会的地位の高い方にお勧めしたい高級腕時計①ロレックス デイトナ
高級時計において圧倒的な知名度とステータスを誇るロレックス。経営者や会社役員といった高い地位に立つ方にとって間違いなく最適な一本です。
エクスプローラーやサブマリーナなど多くのコレクションを持つロレックスですが、一般的にエクスプローラーやエアキング、オイスターパーペチュアルは入門機、サブマリーナやGMTマスター、ミルガウスは中級機といった位置づけです。
オススメしたいのは誰もが憧れるクロノグラフの王「デイトナ」。その存在感はまさに選ばれしものがつける”最上位のロレックス”です。
またデイトナは現存するすべての高級腕時計の中で「最も資産価値が高い時計」と言って良いほど、価格が落ちない時計でもあります。
過去の価格推移を見てみるとその資産価値は明らか。1ドルが90円で推移していた頃は当時最人気であったRef.116520が100万円程度で取引されていましたが、現在は350万円以上で取引されています。また2世代前のモデルであるRef.16520は生産終了から18年程経ちますが、プレミア価格に拍車がかかり、現在の相場は400万円以上。年々価値が上がり続けています。
非常に高額な時計ではありますが、投資目的として購入される方も多く、売却した時に高値で売れるのも魅力です。
デイトナには様々なバリエーションが存在しますが、基本的には奇をてらったモデルではなく王道モデルを身に着けるのが良いと思います。
「いつかは同じものを身につけたい」と思わせる時計を身に着けるのも、経営者としての役目なのではないでしょうか?
そこで、デイトナからは3つの王道モデルを提案させていただきます。
まず、最初にオススメしたいのは”116500LN”。デイトナの顔ともいえるモデルです。
セラミックベゼルとホワイト文字盤のクッキリしたコントラストに拘りぬかれたディテール、手に入れることが困難なプレミア性。そして、類まれな実用性。すべてにおいて高い次元でまとめられたデイトナ 116500LNはまさしく王道中の王道と言えるモデルです。
存在感を放ちつつも決して悪目立ちすることなく、ビジネスシーンによく似合います。前作のステンレスベゼルよりも上品に見えるため、相手に威圧感を与えすぎない点も魅力です。
黒文字盤も存在しますので、白、黒2色からお選びいただけます。
次にお勧めしたいのは116500LNが発表されるまで、長らく世の男性の憧れとして君臨していた116520。製造終了した現在もその人気は衰えをしらず、むしろ価格は高騰し続けています。
新作である116500LNとスペックに差はほとんど無く、大きな違いといえばベゼルがステンレスであることでしょうか。
新作デイトナよりもスポーティーな印象を与えます。今後更にプレミア化する可能性があり、資産性・ステータス性から考えてもお勧めです。
次にお勧めするのはプラチナモデルにしか採用されないアイスブルー文字盤が備えたデイトナです。個体数が少なく入手が難しい時計ですが、デイトナの中でも最上位に位置する最高のステータスを持つ時計です。
プラチナモデルはステンレスやゴールドと比較しかなりの重量があります。ただこの重量こそが経営者という地位の重さという声もあり、社会的地位の高い方が多く愛用しています。
基本的な仕様は116500LNと同じですが、ベゼルのカラーはアイスブルー文字盤に合わせて「チェスナット(栗色)のセラクロム製ベゼル」が採用されていることが特徴です。またインダイヤルのカラーもチェスナットです。
社会的地位の高い方にお勧めしたい高級腕時計②パテックフィリップ カラトラバ
数々の歴史的名品を手掛けてきた時計界の王「パテックフィリップ」。
高級腕時計と言えばロレックスやオメガが有名ですが、パテックフィリップはそれを超える高級腕時計の頂点と言われる存在です。
出典:https://www.patek.com/ja/
カラトラバは世界の丸型時計の規範とされているドレスウォッチです。
デザインの根本にあるのはドイツの「バウハウス」デザイン。バウハウスは「less than more」(少ない事ほど豊かである)といったモットーを持ち、シンプルこそが美学であることを推し進めてきました。このバウハウスのデザインは時計だけではなく、家具や建築物なども強く影響を受けています。
現行カラトラバにもそのDNAは継承されており、製造から80年以上たった現在でも変わらないデザイン美学にのっとり時計が作られています。
USED品でも100万円以上は当たり前という非常に高額な時計のため、愛用されるのは40代以上の方がほとんど。また製造本数が少なく手に入れるのが難しいブランドでもあります。
私は職業上、人の時計によく目が行ってしまうですが、パテックフィリップを付けている方はほとんど見たことがありません。それだけ希少性が高く、一部の方にしか手に入れられない時計なのでしょう。
また、パテックフィリップは永久保証制度を設けており、自社で作られた製品はすべて永久にメンテナンスが受けられるのが特徴です。ロレックスをはじめ多くのメーカーが生産終了より30年程度で部品の供給を止めてしまうのに対し、パテックフィリップは100年後でも修理を受けることができるのです。これは一部のトップブランドしか設けていない非常に珍しい保証です。一代のみならず、子供や孫にまで引き継いでほしい、そんなパテックフィリップの熱い情熱を感じます。
また、資産価値が高いのも魅力です。数十年前に製造された時計が現在プレミア化しているなど、時代を経てもその価値は衰えません。パテックフィリップは機械そのものが評価されているため、時代の流行りに左右されないのでしょう。
顧客名簿にはヴィクトリア女王やアインシュタインをはじめ、世界中の名士・著名人に愛されてきた歴史があります。
3919はパテックの顔として広告イメージにも採用され、惜しまれながらも2006年頃に製造が終了したモデルです。発売当時は、海外で絶大な人気を誇ったモデルですが、生産が終了した現在では日本での人気も高まってきております。
繊細なクルド・パリ装飾が施されたベゼル、陶器のような美しいホワイトエナメル文字盤。見た目こそシンプルですが、仕上がりは雲上時計ならではの華やかさがあります。
3796もパテックフィリップを代表する一本です。ケースサイズからインデックスの配置まで絶妙にバランスが取られており、最も美しいデザインと評されております。ホワイトゴールド・ローズゴールド・イエローゴールドと素材が豊富で、アイボリー文字盤・シルバー文字盤等、文字盤の種類もバリエーション豊かです。
例としてドルフィン針/イエローゴールド/シルバー文字盤のモデルを紹介していますが、どのモデルも満遍なく人気があります。
社会的地位の高い方にお勧めしたい高級腕時計③パテックフィリップ ノーチラス
パテックフィリップの中で最も人気があるモデルは「ノーチラス」です。
パテックフィリップの歴史そのものといえるカラトラバに対し、ノーチラスは近年のスポーツモデル人気に乗った流行の最先端のモデルであるといえます。伝統的でありながらも革新的。カラトラバが王者の伝統を受け継いでいく時計だとすると、ノーチラスは新たなる時代を切り開く挑戦者といえる言えるでしょう。
特徴はその圧倒的なまでのステータス性。
車に例えるとロレックスやオメガはベンツやBMW、パテックフィリップやヴァシュロンコンスタンタンはフェラーリやランボルギーニといった位置づけでしょうか。高級腕時計の頂点に位置する時計であり、いくつもの高級腕時計を所有してきた方が最後に辿り着く時計でもあります。
こちらもロレックス デイトナ同様、資産価値が非常に高いのが魅力です。近年は価格高騰が続いており、数年前は300万円だったモデルが、現在は700~1000万円程度で取引されています。今後の資産価値については流通量や為替動向に左右されるため何とも言いかねますが、ここまでの推移を見る限り人気が急落することは考えずらく、さらに価格が上がり続ける可能性は十分にあります。
ノーチラスは1976年に誕生したパテックフィリップ初のスポーツウォッチです。ケースデザインは潜水艦「ノーチラス号」の舷窓をモチーフとして製作され、スポーツウォッチとしては異例の薄型にて製作されました。
また、ノーチラスは天才時計デザイナーのジェラルドジェンタ氏の設計で製作されていますが、コンセプトに「ウェットスーツにもタキシードにも完璧にマッチする時計」という言葉が挙げられています。
これはタキシードにも似合う薄さを持ちつつも水の中でも使用できる防水性を兼ね備えていることを示唆しており、現にノーチラスは約7.5mmという薄さでありながらも120m防水を備えています。
カジュアルな服装には合わせにくいカラトラバとは異なり、ノーチラスはどんなシーンでも使いやすい時計です。
ノーチラス 定番モデル3選
パテックフィリップ ノーチラス ラージ 5711/1A-010
非常に高額ながら入荷したその日に売れてしまうこともある5711/1A-010。ノーチラスの永遠の定番であり、最も人気が高いモデルです。
オリジナリティあふれるオクタゴン型(八角形)のフォルムは各辺が緩やかなカーブを描き、全体が洗練されたクラシックな形をつくり出しています。ムーブメントには同社の高い技術力が生み出したCal.324SCを搭載。
パテックフィリップ ノーチラス プチコンプリケーション 5712/1A-001
5711/1A-010と同じ2006年に発売されたノーチラス初のプチコンプリケーションモデル。
ポインターデイト、ムーンフェイズ、パワーリザーブと様々な機能を付加した多機能モデルであり、ノーチラスの中でも高い人気を誇ります。複雑機構を搭載していながらも薄型設計は健在です。
マイクロローターが採用された自動巻きムーブメント“Cal.240PS IRM C LU”が搭載しており、ムーブメントの美しさも人気の秘訣となっています。
5711/1A-010の高騰に伴い5712/1A-001も価格が高騰。こちらも今後はさらに価値が上がっていくかもしれません。
社会的地位の高い方にお勧めしたい高級腕時計④ブレゲ マリーン
時計の歴史を200年早めたと云われるアブラアム=ルイ・ブレゲによって作られた雲上時計ブランド「ブレゲ」。
イギリスのビクトリア女王、マリー・アントワネット、ナポレオン・ボナパルト等、歴史的人物に愛用されてきました。
時計史において偉大なる功績をもたらしたブレゲを崇拝する時計愛好家も多く、最も歴史に魅力があるブランドといえます。
ブレゲといえば懐中時計時代からのデザイン性を現代に蘇らせた”クラシック”のイメージが強いですが、現在人気があるのは「ブレゲ マリーン」。美しく洗練されたフォルムが魅力の時計です。
ブレゲ マリーンII ラージデイト 5817BR/Z2/5V8
創業者であるアブラアン・ルイ・ブレゲにより、フランス海軍のマリンクロノメーターにヒントを得て誕生した“マリーン”。
最大の特徴は何といってもその高貴なまでの美しさです。文字盤のギョーシェ彫りは渦を巻くように描かれた波模様の「ヴァーグ」。時計職人が手彫りで彫ったこの模様はマリーンでしか味わえない最上級の美しさを持ちます。
またブレゲ針、コインエッジを採用しておりブレゲの伝統を色濃く継いだ時計でもあります。エレガントな時計をお探しの方にお勧めしたい逸品です。
マリーンはケースバックの美しさも素晴らしいです。文字盤だけでなく、18金を使用したローターにまでギョーシェ彫りが施されており、細部まで本当に拘り抜かれています。
右:5817ST/12/5V8 左:5817ST/Y2/5V8
マリーンIIには様々なバリエーションがありますが、人気が高いのはローズゴールドまたはステンレスが使用されたモデルです。文字盤の色は黒、シルバー、ブラウン、スケルトンなど多彩で、好みに合ったものをお選びいただけます。
上品な時計をお探しの方はローズゴールドを、日常使いしたい方はステンレスをお選びいただくのが良いのではないでしょうか。どちらもスーツによく似合うためビジネスでの使用にもお勧めできます。
社会的地位の高い方にお勧めしたい高級腕時計⑤ランゲ&ゾーネ サクソニア
ドイツ時計の頂点であるランゲ&ゾーネ。ムーブメント製造技術・装飾の美しさにおいて世界トップレベルのブランドです。
その美しさは、時計というよりむしろ美術工芸品。
高級時計メーカーが作る時計はどれも美しいですが、ランゲ&ゾーネが作る時計はその中でも群を抜いています。
ロレックスほどの知名度はありませんが、見る人が見ればわかるその「品格」。社会的地位の高い方にピッタリだと思います。
ロレックスは華やかでスタイリッシュな時計が多いですが、ランゲ&ゾーネは目立ちすぎない上品な時計をお探しの方にお勧めです。
ランゲ&ゾーネもロレックス同様多くのコレクションがありますが、今回は世界一美しいドレスウォッチと言われているサクソニアをお勧めさせて頂きます。上質なクラシシズムを持つ時計のため腕元の品格がぐっと引き立ちます。
ランゲ&ゾーネ サクソニア 216.032(LS2164AD)
過度な装飾は施さず、シンプルな美しさを追求した究極のドレスウォッチであるサクソニア。社交場やパーティーに参加する機会の多い方にとってはピッタリのモデルといえます。
金無垢のケースに2針、バーインデックス、クロコベルトと非常に上品な仕様です。
「経営者は派手な高級腕時計を身に着けている」というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、ビジネスでは主張しすぎない時計が基本。
薄く小ぶりなため、スーツに良く似合います。
一番の特徴はケースバックから覗くムーブメント「L941.1」。ブレゲやパテックフィリップのムーブメントも素晴らしいですが、ランゲにはランゲ独特の美しさがあります。
中身を大切にし、外見は上品かつ控えめ。真の価値はシースルーバックを通して完璧な仕上げの施されたムーブメントを見て初めて分かるのです。
社会的地位の高い方にお勧めしたい高級腕時計⑥ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ
世界三大時計の一角として君臨するヴァシュロンコンスタンタン。パトリモニー、ヒストリークといった美しいドレスウォッチは世界中で高い評価を得ています。
一番人気が高いのはスポーツラインである「オーヴァーシーズ」。スポーティでありエレガントでもあるという相反する2つの個性を巧みに融合させた時計です。
ここまでご紹介した雲上ブランドの中では比較的お求めやすい価格でありながら、非常に優れたスペックを持つことが魅力です。
視認性に優れたインダイヤル、程よいサイズで作られたビックデイト、特徴的なフォルムのベゼル。全てにおいて上品にまとめられたスポーツウォッチといえるでしょう。
現行モデルにはストラップが付属し、道具を使わずワンタッチで付け替えられるものもございます。
シーンに応じて素早く変更が可能なため、様々なシーンに合わせやすいのではないでしょうか。時計で自己演出を楽しむ男性の強い味方になりそうです。
ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ 49150/B01A-9745
1996年に登場したオーヴァーシーズは、ヴァシュロンコンスタンタンのスポーツラインとして非常に人気が高いモデルです。”49150/B01A-9745″は深い青色の文字盤がクールな印象を与えるスタイリッシュな一本です。
オーヴァーシーズは4種類のサイズが存在しますが、ステンレススティールはヴァシュロンコンスタンタンの中でも比較的お求め安いモデルとなっております。
ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ 49150/000R-9338
外箱やロゴにも使われている伝統的な黒と金のカラーリングが美しいこの49150/000R-9338はシャープなフォルムでありながらも厳かな存在感があり、多くの方に愛用されています。
社会的地位の高い方にお勧めしたい高級腕時計⑦ジラールペルゴ ヴィンテージ1945
最後にご紹介したいのがジラールペルゴのヴィンテージ1945。ここまでご紹介した6つの時計は紛れもない「雲上時計」ですが、最後は敢えて雲上時計では無い時計をご紹介させていただきます。
時計にお詳しい方でないと「ジラールペルゴ」の名前は聞いたことがないかもしれません。
時計ファンからも時計業界関係者からも非常に高い評価を受けているブランドでありながら、
万人受けするブランドではなく、一部の時計愛好家に絶対的に愛されているブランドというイメージがあります。
出典:https://www.girard-perregaux.com/
創業から続く時計作りの哲学のひとつが、精度の追求。
ジラールペルゴは自社内で時計部品のすべてを開発、製造できる稀有な時計メーカーです。職人の手作業による繊細な工程を加えることで生まれる美しい仕上げ。外観のみならず、隠れた部分であるムーブメントにおいても完成度の高さを追求してきました。
スイス製クォーツ・ウォッチを初めて製作したのはジラールペルゴです。
1969年にジラールペルゴが決定したクォーツ周波数(32,768ヘルツ)が現在世界規格として採用されており、このクォーツ規格はまさに時計技術における革命と評価されています。
時計を選ぶとき、派手なデザインやステータス性、資産価値ばかりに目がいってしまうものですが、
そのどれもが無くても評価される「本物の時計」を是非選んでいただきたいです。
ジラールぺルゴは文字盤の美しいギョーシェやアプライドインデックスの作りの良さで勝負する昔ながらの腕時計メーカーです。
その中でもヴィンテージ1945はジラールペルゴがこだわり続けている「20世紀初頭の美意識」を感じさせてくれるモデルです。
20世紀初頭はアールヌーボ、アール・デコ、バウハウスといった有名なデザイン思想が多く誕生した時期でもありますが、ヴィンテージ1945はアール・デコにオマージュを捧げている作品になります。
アール・デコの実用的で直線的なデザインを生かし、ヴィンテージ1945は当時の時計界では画期的であったレクタンギュラーケースを採用しました。
幾何学的かつ堅苦しくない形状。
時代は変わっても発売当初からその個性は変わらず、素晴らしい“古典”になり得ています。
玄人好みの時計にはなりますが、その高い実力と独自性は、経営者や一流企業の役員が身に着ける時計として実に相応しい一本だと思います。
価格はUSED品だと30万円~ご購入いただけます。
高額であること=ステータスの高さとは言い切れない。
原点を見つめ直し、基礎を固めて積極的な物作りを進める。
地味でありながらも、時計本来の魅力が詰まった、本当に美しい時計です。
ジラールペルゴ ヴィンテージ1945 25882-11-121-BB6B
現在発売されているヴィンテージコレクションは1945年に誕生したオリジナルモデルの特徴を忠実に再現しています。
植字アラビア数字インデックスに、ムーンフェイズと一体となったスモールセコンド。さらにはレールウェイ目盛りに湾曲したケースフォルムなど、様々なディテールはオリジナルモデルの特徴を現代に再解釈したものです。
ヴィンテージ1945はレクタンギュラー型でありつつも腕にシックリ合うよう緻密な湾曲が加えられています。正面から見るとアールデコ調の直線的なデザインとなっていますが、横から見ると人間工学に基づいた素晴らしい設計がなされていることが分かるはずです。
ジラールペルゴ ヴィンテージ 1945 25840.0.53.6056
ヴィンテージコレクションには様々なラインナップが用意されており、そのどれもオリジナルヴィンテージ1945をモチーフとしたレクタンギュラー型です。
まとめ
今回はいくつもの高級腕時計を所有してきた方が、最後にたどり着く頂点ともいえる時計をご紹介させていただきました。どのモデルも胸を張ってオススメできる逸品ですので、会社経営者・一流企業の役員といった社会的地位の高い方に間違いなく相応しい一本となることでしょう。
是非一生のパートナーとして検討して頂けたら幸いです。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年