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速報!IWC SIHH(ジュネーブサロン)2018新作レポート!
最終更新日:
例年通り盛り上がりを見せたSIHH2018(ジュネーブサロン)。
カルティエ、パネライ、オーデマピゲと居並ぶ名門の新作発表が行われました。
そんな中、ポルトギーゼやパイロットウォッチで人気のブランド・IWC。
創立150周年を迎える2018年にあたり、特別なモデルがラインナップされています。
IWC渾身の、2018年新作を一挙にご紹介いたします!
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
目次
2018年SIHH(ジュネーブサロン)IWC新作モデル
1868年、時計製造の中心地であるスイスはシャフハウゼンで創業したIWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)。
創業者はアメリカ人のフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ。アメリカの近代的な工業技術を輸入し、時計をより身近にしました。
そんなIWCは決して華美さはないものの、質実剛健。
高い技術力に裏打ちされた品質、性能、そして作りこまれた高級感ある意匠で時計愛好家から絶大な支持を得るブランドです。
150周年を迎えるにあたり、定番コレクションのポルトギーゼ、ポートフィノ、パイロット・ウォッチ、ダ・ヴィンチから24種、他から3種の合計27種の「ジュビリーコレクション」と銘打った限定モデルがSIHH2018にて打ち出されました!
2018年SIHH(ジュネーブサロン)新作
IWC トリビュート トゥ パルウェーバー 150 イヤーズ
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW505001/IW505002/IW505003
材質:プラチナ/18kレッドゴールド/ステンレススチール
駆動方式:手巻き式
ケース:直径45mm、ケース厚12mm、3気圧防水
ストラップ:サントーニ社製ブラックアリゲーターストラップ。
SIHH2018での目玉と言えばこれ!
IWC初となる、デジタル表示腕時計です。
「パルウェーバー」とは、1884年にIWCが世界で初めて制作した懐中時計で、回転ディスクにプリントされた大型の数字が切り替わって時分をデジタル表示するという当時としては非常に前衛的だった機能。
これを同社では初めて腕時計上で復刻させたのがトリビュート トゥ パルウェーバー 150 イヤーズなのです。
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
IWCはスイスメーカーであるにもかかわらず、社名が英語。
これは、創業者であるF.A.ジョーンズ氏がアメリカ人だったことにちなみますが、今回の2018年新作ではやはり彼に敬意を表し、デジタル窓はそれぞれ「HOURS」と「MINUTES」の英語表記を採用。
IWCファンとしては見慣れないこのダイアル、実は同社の歴史をこのうえなく象徴するアイコンなのです。
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
もちろん、いつものIWCらしさも健在。
今回のジュビリーコレクション、全てのモデルはホワイトかブルーダイアル。
IWCの高級感ある顔でおなじみの高品質ラッカー塗装が最大で12層施されており、さらに研磨、ブラシを経、数回のプリントによって仕上げられているとのこと。
実はこれもまたパルウェーバーウォッチに由来する装飾技法で、かつての美しいエナメルダイアルを、より現代的、そして時計としての耐久性を備えて再現させたものなのです。
エナメルはその美しさや光沢の一方で、割れやすかったり高コストといったデメリットを持ちます。
ただの記念品に終わらず、実用を前提とした製造哲学は、IWCならではですね。
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
搭載された自社製手巻き式キャリバー94200はデジタル表示のために専用の香箱、そして独立した輪列を有します。
これによって時計そのものの輪列を伝わる駆動力に影響を与えず、精度安定、そして約60時間ものロングパワーリザーブを実現しているのです。
このムーブメントはシースルーバックから鑑賞することができ、コートドジュネーブを始め美しい装飾、控えめながらしっかりと刻まれた150yearsの刻印が楽しめます。
プラチナ製は25本、レッドゴールド製は250本、ステンレス製は500本限定生産。
2018年SIHH(ジュネーブサロン)新作
IWC ポルトギーゼ 150イヤーズ
トリビュート トゥ パルウェーバーに次いで高い注目度を集めたのが、ポルトギーゼの新作。
ポルトギーゼはIWCを語るうえで欠かせず、多くの時計ファンから絶大な支持を集めるロングセラーコレクションです。
計5モデルの新作が登場し、それぞれで異彩を放つ銘品となりました!
■ポルトギーゼ クロノグラフ 150イヤーズ
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW371601(ブルーダイアル)/IW371602(ホワイトダイアル)
材質:ステンレススチール製
駆動方式:自動巻き式
ケース:直径41mm、ケース厚12.7mm、3気圧防水
ストラップ:ブラックアリゲーターストラップ。
ポルトギーゼ人気の火付け役となったポルトギーゼ クロノグラフ。
均整とれた美しいダイアルに2つの積算計が搭載されることで、どちらかというと中性的な雰囲気であったポルトギーゼのデザインが、より知性と華やかさを感じさせるものになりました。
2017年新作でファン待望のブルーダイアルIW371491がラインナップされましたが、2018年新作限定版にも登場しています。
端正な面持ち、調和のとれた縦目インダイアルなどポルトギーゼの持ち味はそのままに、自社製自動巻きキャリバー69000系が初めて搭載されています。
キャリバー69000は2016年に発表されたクロノグラフ新シリーズで、高い性能、耐久性など実用面にスポットが当てられてきました。
これまではインヂュニアでメインに使われており、既存のポルトギーゼにはETAベースのムーブメントが使用されていましたが、この度キャリバー69355が備わったのです。
194個のパーツから成る伝統的で精密精緻なコラムホイールデザインをシースルーバックから鑑賞できます。
こちらはローターに150yearsの刻印が。
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
IWCが先鞭をつけた双方向爪巻上げ機構が46時間のパワーリザーブを実現。
各2000本限定生産。
■ポルトギーゼ ハンドワインド 150イヤーズ
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW510211/IW510212
材質:18kレッドゴールド/ステンレススチール
駆動方式:手巻き式
ケース:直径43mm、ケース厚12.3mm、3気圧防水
ストラップ:サントーニ社製ブラックアリゲーターストラップ。
ポルトギーゼの上品さが際立つ手巻きモデルからも限定の新作が発表されました。
自動巻きムーブの印象が強いポルトギーゼですが、こちらの手巻きにもIWCの高い技術力がいかんなく発揮されています。
無駄の一切を省いた格調高いダイアルを裏返すと、シースルーバックから自社製手巻きキャリバー59215が顔を見せます。
おなじみの美しい装飾もさることながら、このムーブは8日間ものロングパワーリザーブを備えているのです。
さらに、パワーリザーブインジケーターが備わっていることも必見。
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
内外ともに一流の仕事をしてくる。
IWCの質実剛健なクラフトマンシップには例年驚かされてばかりです。
18kレッドゴールド製が250本、ステンレス製は1000本限定生産。
■ポルトギーゼ コンスタントフォース トゥールビヨン 150イヤーズ
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW590203/IW590202
材質:プラチナ/18kレッドゴールド
駆動方式:手巻き式
ケース:直径46mm、ケース厚13.5mm、6気圧防水
ストラップ:サントーニ社製ブラックアリゲーターストラップ。
150年におよぶ歴史の集大成とも言える、超絶技法を駆使したコンプリケーションが登場しました。
IWC自身、「ジュビリーコレクションの中で特別な輝きを放つ」と自負しています。
こちらは、IWC渾身の自社製手巻きキャリバー94805を搭載していますが、この心臓部が圧巻の出来栄えなのです。
まず、コンスタントフォース・トゥールビヨンと、シングル・ムーンフェイズの融合。
コンスタントフォース機構とはゼンマイのトルクを安定化する手法。
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
通常、時計のゼンマイを巻ききった時とゼンマイがほどけている最中、そしてほどけきる直前ではその力は全く異なります。
コンスタントフォース機構では、駆動力の流れから脱進機を切り離すことにより、ガンギ車に伝わる力を一定にします。
姿勢差や重力の影響をなくすトゥールビヨンに搭載されることにより、超複雑ながらも安定した高い精度を見せるのです。
さらに組み合わさったシングル・ムーンフェイズも577.5年間に誤差1日という驚くべき高性能。
各15本限定生産。
■ポルトギーゼ パーペチュアルカレンダー トゥールビヨン 150イヤーズ
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型番:IW504501
材質:18kレッドゴールド
駆動方式:自動巻き式
ケース:直径45mm、ケース厚15.3mm、3気圧防水
ストラップ:サントーニ社製ブラックアリゲーターストラップ。
150周年を迎え、IWCは数々の「初」となる試みを打ち出してきました。
同じダイアル上にパーペチュアルカレンダーとトゥールビヨンを共存させたこのモデルもまた、IWC史上初となります。
搭載されるパーペチュアルカレンダーは、IWCのブレーンと名高いクルト・クラウス氏がダヴィンチで開発・搭載した伝説の機構。
1985年に発表されたIWCのパーペチュアルカレンダーは、かつて何百万という超高価格帯で取引されていたこの複雑機構を、既存のムーブメントに組み込むのではなく、モジュール化して搭載したことによって複雑性を解消、低コスト化を実現したのです。
また、従来はケースサイドのボタン等で操作していたパーペチュアルカレンダーを、リューズ一つで容易な操作としたのもIWCのクルト・クラウス氏。
まさに時計産業にとってもIWCにとっても革命的なこの機構を150周年モデルに入れてきたことは、当然かもしれませんね。
出典:https://www.instagram.com/iwcwatches/
さらに12時位置のトゥールビヨンは82個のパーツで構成されながら、わずか0.635gの重量を実現しています。
これらの驚くべきコンプリケーションを備えた自社製自動巻きキャリバー51950は、7日間ものロングパワーリザーブ、ムーンフェイズを搭載していながら、わずか15.3mmのケース厚におさまっており、IWCらしいスタイリッシュさを守ります。
50本限定生産。
■ポルトギーゼ パーペチュアルカレンダー 150イヤーズ
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW503405
材質:18kレッドゴールド
駆動方式:自動巻き式
ケース:直径44.2mm、ケース厚14.9mm、3気圧防水
ストラップ:サントーニ社製ブラックアリゲーターストラップ。
トゥールビヨンを搭載していない、パーペチュアルカレンダーとムーンフェイズ搭載モデルもまた18kレッドゴールドから発表されました。
最も特徴的なものは、12時位置に置かれたムーンフェイズ。
通常ダイアル下部に置かれることが多いですが、ぱっと目につくところにあること、そして北半球と南半球の月の満ち欠けを表示させているところに、高い技術とデザイン性が垣間見えますね。
搭載している自社製自動巻きキャリバー52616もまた7日間のロングパワーリザーブを誇ります。
250本限定生産。
2018年SIHH(ジュネーブサロン)新作
IWC パイロットウォッチ 150イヤーズ
空と密接な関係を持つIWC。
パイロット用腕時計に先鞭をつけた当シリーズは、実際のプロを始め多くの時計ファンから高い評価を得てきました。
マークシリーズ、ビッグパイロットウォッチ、スピットファイア等、名作を挙げると枚挙に暇がありません。
150周年を迎えるにあたり、どんなアニバーサリーモデルを打ち出してきたのでしょうか。
■パイロットウォッチ クロノグラフ 150イヤーズ
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW377725
材質:ステンレススチール
駆動方式:自動巻き式
ケース:直径43mm、ケース厚15mm、6気圧防水
ストラップ:ブラックアリゲーターストラップ。
クロノグラフを搭載していながらも視認性高いダイアル、回転式ベゼル、耐磁ムーブメント・・・
空という過酷な状況下でもその機能性を発揮するだけでなく、コックピットからインスピレーションを得たというスタイリッシュなデザイン性は、不動の名機として長く愛され続けてきました。
2016年にデザイン面が一新され、よりオリジナルに近いクラシカルな印象を備えましたね。
2018年新作・150周年記念モデルではクロノグラフに待望のホワイトダイアルが登場。
さらに仕上げが異なり、ラッカー塗装を施したダイアルは抜群の高級感が醸し出されます。スポーティーにエレガンスを添えるブルースティール針も必見。
出典:https://www.instagram.com/iwcwatches/
ケースにはIWCの耐磁モデルでおなじみの軟鉄製インナーケースを採用。
裏蓋は通常ユンカース社の「Ju52航空機」がエングレービングされていますが、このモデルでは記念刻印が押されました。
搭載するムーブメントは自動巻きクロノグラフ79320、パワーリザーブ約44時間。
1000本限定生産。
■ビッグパイロットウォッチ ビッグデイト 150イヤーズ
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW510503(ブルーダイアル)/IW510504(ホワイトダイアル)
材質:ステンレススチール
駆動方式:自動巻き式
ケース:直径46.2mm、ケース厚15.2mm、6気圧防水
ストラップ:ブラックアリゲーターストラップ。
2002年よりラインナップに加わったビッグパイロットウォッチ。
第二次世界大戦当時、ドイツ空軍が採用した大型時計をモチーフにデザインされた46mmのボリューミーなケース、オニオンシェイプのリューズが特徴です。
2018年新作では、やはりIWC初となる、パイロットウォッチとビッグデイト窓が組み合わさりました。
ラッカー仕上げのダイアル上に2枚のディスクが並び、視認性の向上はもちろん、すっきりとした、パイロットウォッチならではのシンプルさを獲得しています。
特筆すべきは裏蓋。
軟鉄製インナーケースに窓をとりつけ、従来のビッグパイロットウォッチではダイアル上にあったパワーリザーブインジケーターをそこに配したのです。
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これにより、ビッグデイトや高級感あるブルーまたはホワイトダイアルが引き立ちます。
搭載する自社製手巻きキャリバー59235はパワーリザーブ8日間。
各100本限定生産。
■ビッグパイロットウォッチ アニュアルカレンダー 150イヤーズ IW502708
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW502708
材質:ステンレススチール
駆動方式:自動巻き式
ケース:直径46mm、ケース厚15.3mm、6気圧防水
ストラップ:ブラックアリゲーターストラップ。
1年に1度の手修正のみが必要なアニュアルカレンダー。
この機構を備えたビッグパイロットウォッチもまた発表されています。
12時位置には月、日付、曜日窓が三つ連なり、さらに3時位置にパワーリザーブインジケーター、9時位置にスモールセコンドが備わります。
ともすれば視認性を低めてしまう多機能モデルですが、奥行きのあるブルーダイアル、太目のロジウムメッキ針、そしてIWC特有のデザイン性から、見事調和のとれたパイロットウォッチとなりました。
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
搭載する自社製自動巻きキャリバー52850はパワーリザーブ約7日間、高効率の両方向巻き上げを実現したペラトン自動巻き機構搭載、摩耗のないハイテク素材・セラミックをパーツに採用するという、高い技術力がなくては実現しえない実用性を発揮しています。
このムーブメントをシースルーバックから観賞することができることも嬉しいですね。
100本限定生産。
2018年SIHH(ジュネーブサロン)新作
IWC ポートフィノ 150イヤーズ
高い機能に伴う優雅さ。
1984年から続くポートフィノは、身につけると「地中海式ライフスタイル」を彷彿とさせるような、ゆったりとした美しさをたたえます。
パイロットウォッチ等、大きめモデルが主流のIWCウォッチの中で、中古も含めれば多彩なサイズ展開があること、そして何より同社では比較的安価でエントリーモデルとして選ばれることなどもまたロングセラーの秘訣です。
SIHH2018のジュビリーコレクションでは、ポートフィノの持つシンプルな美しさはそのままに、150周年記念モデルらしい装いをそこここに纏いました。
■ポートフィノ クロノグラフ 150イヤーズ
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW391023(ブルーダイアル)/IW391024(ホワイトダイアル)
材質:ステンレススチール
駆動方式:自動巻き式
ケース:直径42mm、ケース厚13.6mm、3気圧防水
ストラップ:ブラックアリゲーターストラップ。
ポートフィノ クロノグラフの2018年新作では、まず人気のブルーダイアルが登場したことが挙げられます。
ジュビリーコレクション全てに共通するラッカー仕上げとなっており、ポートフィノの優美さに華を添えていますね。
ホワイトダイアルもまた捨てがたく、IWCのおしゃれなモデルに多いブルースティール製リーフ針が上品に端座します。
数字やインデックスは立体感を帯び、より高級テイストとなりました。
搭載するムーブメントは自動巻きキャリバー79320、パワーリザーブ約44時間。
裏蓋には創業年と、15YEARSが刻印されます。
各ダイアル2000本限定生産。
■ポートフィノ オートマティック
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW356518(ブルーダイアル)/IW356519(ホワイトダイアル)
材質:ステンレススチール
駆動方式:自動巻き式
ケース:直径40mm、ケース厚9.3mm、3気圧防水
ストラップ:ブラックアリゲーターストラップ。
クロノグラフも、パワーリザーブインジケーターも、日付窓すら持たない、最もベーシックで無駄のない一本。
しかしそこかしこにジュビリーコレクション特有のデザインがあしらわれています。
エレガントなラッカーダイアル上をすっきりとした、しかし立体感あるインデックスが配され、さらにリーフ針がアクセントを加え唯一無二の時計を作り出します。
人気のブルーダイアルもすてきですが、ホワイトダイアルとブルースティール針の方もIWCのデザインアイデンティティが生きていますね。
搭載する自動巻きキャリバー35111はパワーリザーブ約42時間。
厚さ10mm以下と自動巻きながら薄型のため、フォーマルなシーンにも抜群の存在感を放ちます。
各ダイアル2000本限定生産。
■ポートフィノ ハンドワインド ムーンフェイズ
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW516407/IW516405(ブルーダイアル)/IW516406(ホワイトダイアル)
材質:18kレッドゴールド/ステンレススチール
駆動方式:手巻き式
ケース:直径45mm、ケース厚13.2mm、3気圧防水
ストラップ:サントーニ社製ブラックアリゲーターストラップ。
ジュビリーコレクションでは唯一ゴールド製ケースとブルーダイアルの組み合わせがラインナップされた当シリーズ。
クラシカルスタイルに12時位置の奥行きあるムーンフェイズが搭載されています。
この自社製手巻きキャリバー59800は、既存のキャリバー59000にムーンフェイズを追加したもの。
手修正が必要なのはなんと122年にわずか1日。
3時位置のデイト窓、6時位置のスモールセコンド、9時位置のパワーリザーブインジケーターが調和し均整のとれたデザインとなっています。
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
シースルーバックからはコートドジュネーブ美しいムーブメントが鑑賞できる仕様。
ケース素材は18kゴールド製を150本限定生産、ステンレススチール製のブルーまたはホワイトダイアルで350本限定。
2018年SIHH(ジュネーブサロン)新作
IWC ダヴィンチ 150イヤーズ
IWCきっての独創性と高い技術を誇るダヴィンチシリーズ。
1985年に発表された「パーペチュアルカレンダー」、ダヴィンチの転機ともなった2007年発表「六角形クロノグラフ」そしてSIHH2017での「フルモデルチェンジによるラウンドケース」など、時代によってモデルの雰囲気が大きく異なることも特徴です。
しかし全てのモデルで共通することは、高いファッション性と技術力。
一味違ったIWCを楽しみたい方におすすめのコレクションです。
冒頭で「トリビュート トゥ パルウェーバー」を目玉と紹介しましたが、SIHH2018のもう一つのハイライトはダヴィンチに集中したのではないでしょうか。
■ダヴィンチ オートマティック ムーンフェイズ36 150イヤーズ
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW459309/IW459304
材質:18kホワイトゴールド/18kレッドゴールド
駆動方式:自動巻き式
ケース:直径36mm、ケース厚11.7mm、3気圧防水
ストラップ:サントーニ社製ブラックアリゲーターストラップ。
10年以上の八角形ケースに終止符が打たれ、2017年より再びラインナップされ始めたラウンド型ケース。
CEOであるジョージ・カーン氏の「今後はブランドが大切にしているクラシックなフォルムになる」という言葉通り、2018年の限定モデルでも伝統性を大切にした新作となりました。
こちらはダヴィンチ黄金期に登場したレディ ダヴィンチ。
IWCでは数少ないレディースモデル、しかもジュエリーウォッチとして、華やかに登場しました。
ケース、そしてラグにクラリティ高い、しかも2.26カラット相当のダイヤモンド206個をふんだんにあしらい、手首の動きに合わせてきらびやかな表情を見せます。
出典:https://www.instagram.com/iwcwatches/
ダイアルデザインもダヴィンチらしく独創性と高いファッション性が両立しており、12時位置のムーンフェイズもその華やかさを強調することとなりました。
ムーブメントは自動巻きキャリバー35800搭載、パワーリザーブ約42時間。
各50本限定生産。
■ダヴィンチ オートマティック 150イヤーズ
出典:https://www.iwc.com/ja/collection/jubilee-collection/
型番:IW358103/IW358101(ホワイトダイアル)/IW358102(ブルーダイアル)
材質:18kレッドゴールド/ステンレススチール
駆動方式:自動巻き式
ケース:直径40mm、ケース厚12.1mm、3気圧防水
ストラップ:サントーニ社製ブラックアリゲーターストラップ。
永久カレンダーやトゥールビヨンモデルなどが前面に出がちなダヴィンチですが、シンプルモデルもまた高い人気を誇ります。
こちらのオートマティックは、IWCが大切にするクラシカルなモデル。
2針、6時位置のスモールセコンドとシンプルながら、ややおおぶりで立体感あるアラビアンインデックスが格式の高さを感じさせますね。
さらに時計の心臓部もまた、150周年にふさわしい高い技術が駆使されています。
搭載するムーブメントは新開発の自社製自動巻きキャリバー82200、初めて実用機として登場しました。
ペラトン自動巻き機構を搭載しており、約60時間のパワーリザーブを実現。
摩耗のないハイテク素材・セラミック製品をパーツに採用しており、長く永く時計として愛用できる機能性を備えました。
レッドゴールド製は250本限定、ステンレス製は各ダイアル各500本限定生産。
まとめ
SIHH2018で明らかになったIWCの新作。
ジュビリーコレクションと銘打った限定モデルは27種となりますが、バーゼルワールド2018も控え、まだまだ隠し玉を揃えていそうです。
IWC2018年新作、情報が入り次第、随時更新させていただきます!
■2019 SIHH(ジュネーブサロン) カルティエの新作を大胆予想!
■2019 SIHH(ジュネーブサロン)オーデマピゲの新作を大胆予想!
■2019 SIHH(ジュネーブサロン) IWCの新作を大胆予想!
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