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バーゼルワールド2018新作!ロレックス GMTマスターII 126710BLROを徹底解説!
最終更新日:
例年通りの盛り上がりを見せたバーゼルワールド2018。
オメガ、タグホイヤー、パテックフィリップにグランドセイコー・・・数ある魅力的なブランドからも群を抜いて注目度が高かったのは、やはりロレックスでしょう。
そんなロレックスの中で、ファンが待ちに待ったモデルがようやく登場しました。
ステンレス製GMTマスターII 赤青ベゼルの126710BLROです!
さらなる躍進を見せてきたこのGMTマスターIIの2018年新作を徹底解説いたします!
出典:https://www.rolex.com/ja
目次
バーゼルワールド2018 新作GMTマスターII 126710BLRO スペック
GMTマスターIIはベゼル・24時間針を駆使して3か所の異なるエリアの時刻を一目で把握できる、ロレックスきっての高機能モデル。
その機能性や操作性に大きな変化はありませんが、より躍進してバーゼルワールド2018にて新作が登場しています。
まず、簡単にスペックをご紹介いたします。
型番:126710BLRO
モデル:GMTマスターⅡ
素材:オイスタースチール
文字盤:黒
ケースサイズ:40mm
ムーブメント:キャリバー3285
パワーリザーブ:約70時間
防水性:100m
バーゼルワールド2018 新作GMTマスターII 126710BLRO の特徴
素材
出典:https://www.rolex.com/ja
ロレックス唯一のパイロットウォッチ・GMTマスターII。
デイトナやエクスプローラーほどのメインストリームではなかったものの、2007年に116710LNでロレックススポーツモデル初となるセラミックベゼルが採用、次いで2013年、初出となる黒・青ツートンカラーセラミックベゼル―通称バッドマン―116710BLNRが出たことにより、人気高騰。
今やロレックスを代表するロングセラーに仕上がっています。
116710BLNRに続いて待望されたのが赤青ベゼル、通称ペプシ。
2014年より116719BLROでラインナップされてはいましたが、ホワイトゴールド製のためなかなか手に入りやすいものではありません。
そんな折、ついについに、バーゼルワールド2018にてステンレススティール(オイスタースティール)製赤青ベゼル搭載のGMTマスターII 126710BLROが登場したのです!
ロレックスのゴールドは自社専用の鋳造場で製造されており、極めて質が高く美しさに定評があります。
そのためゴールド製が決して悪いというわけではありませんが、やはり日常の傷や値段が気になるもの。
そんな消費者に寄り添う形となって、今回の126710BLROが新たにラインナップに加わることとなりました。
デザイン
出典:https://www.rolex.com/ja
バーゼルワールド2018で発表された126710BLROを見て、まず目を惹かれるものがありませんか?
そう、スポーツモデルにもかかわらず、5連のジュビリーブレスレットを採用しているのです。
通常ロレックスのスポーツラインは3連のオイスターブレスで、デイトジャストやデイデイトなどドレスウォッチラインでジュビリーブレスは採用されていました。
しかし、新しいGMTマスターIIは、後者を携えているのです。
もともとGMTマスターの5桁品番ではこの仕様がいくつか見られました。
個人的にはジュビリーブレスは「ロレックスらしさ」の象徴的立ち位置だと感じるので、よりロレックスらしくなったように思います。
デイトジャストのハイエンドラインだとゴールドとのコンビネーションブレスがよく見られますが、オールステンレスなのも嬉しいところ。
もちろんオイスターブレスと同様、微調整を容易にするセーフティキャッチ付オイスターロッククラスプを搭載させるなど、実用性にも余念はありません。
赤青ベゼルはすでに生産が終了している16710などで採用されていましたが、いまだに中古市場で高値で取引されていることを鑑みて今回復刻されたのかもしれませんね。
出典:https://www.rolex.com/ja
セラクロムベゼルの高級感、細部まで作りこまれたケースにドレッシーなジュビリーブレス、端正な顔立ちが相まって、完成されたGMTマスターIIが放たれました。
ちなみにバーゼルワールド2018であらわになった6時位置のSWISS MADE表記ですが、126710BLROにいち早く王冠マークが挟まれています。
ムーブメント
出典:https://www.rolex.com/ja
GMTマスターII 126710BLROが「完成された」GMTマスターIIである理由。
それは、ムーブメントが大きな部分を占めます。
搭載する自社製自動巻きキャリバー3285はロレックスが「新世代」と自負するムーブメント。
近年ロレックスの新ムーブが話題となっていますが、GMTマスターにもそのメスが入りました。
最も特筆すべきは70時間にも及ぶロングパワーリザーブ。
伝統的にGMTマスターIIに搭載されていたCal.3186は48時間ですので、その大幅な向上は目を見張るものがあります。
また、パラクロムヒゲゼンマイやパラフレックスショック・アブソーバ等、最先端の素材や新設計を用いることによって、正確性だけでなく耐衝撃性に耐磁性、15%ものエネルギー効率アップ。
「ロレックスの技術の粋を尽くし、時計製造の最先端」とはロレックスの言葉。
現在このCal.3285が搭載されたGMTマスターIIは126710BLROの他、同時に発表された126715CHNR、126711CHNRのみとなっているので、ロレックスが今回のGMTマスターIIにバーゼルワールド2018での意気込みをかけているかが察せられます。
どうなる?GMTマスターII 116710系
126710BLROが登場したことにより、現在GMTマスターIIのステンレスモデルである116710LN、116710BLNRの行方はどうなるか気になった方も多いと思います。
ロレックスのホームページを見ると存在しているので、同時に現行モデルとして2018年もGMTマスターIIの顔を張るのでしょう。
価格は、116710LNは安定しており新品で90万円台。
対して116710BLNRはGMTマスターIIの人気の起爆剤となっただけあり、発売当初から今に至るまで定価を大幅に上回る110万円台から取り引きされており、正規店ではまず手に入ることはありません。
またジュビリーブレス搭載の126710BLROが出たことによって、中古市場で高い人気を誇る16710の市場の動きも気になります。
GMTマスターIIの第一世代にあたるRef.16710
まとめ
126710BLROの他にも、新しいシードゥエラー ディープシー,最高にラグジュアリーなヨットマスター,大人気ダークロジウムを備えたスカイドゥエラーなど、バーゼルワールド2018の話題は枚挙に暇がありません。
ロレックスの勢いを見ていると、高級腕時計人気というのはまだまだ健在なことを伺わせられます。
今から入荷が楽しみですね。
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