「オメガのグローブマスターって何がすごいの?」
「グローブマスターの魅力について知りたい」
20代~40代の男性に絶大な人気を誇るオメガ。
スピードマスター・シーマスターが有名ですが、オメガの魅力はそれだけではありません。
近年オメガで注目されているのは1952年に誕生し、60年以上も歴史を紡いできた「コンステレーション グローブマスター」。
新たなる定番として高い評価を得ているコレクションです。
そんなグローブマスターの魅力について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
グローブマスターはシンプルかつ使いやすいデザインで、精度や対磁性にも優れています。
この記事ではグローブマスターの魅力について、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
人気モデルの紹介もしますので、オメガの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
グローブマスターってどんなモデル?
グローブマスターはコンステレーションの一部に分類されるオメガの新しいコレクションです。2015年の誕生以降、加速的に人気を高めています。
最大の特徴は中央が12角形に盛り上がっている文字盤。そして6時位置に配置された個性的な「星」のデザインです。
このデザイン性は1952年に誕生した初期のコンステレーションを再現したものであり、グローブマスターは初期のコンステレーションに現代的なアレンジを加えたモデルといえます。
出典:https://www.omegawatches.jp/
初期のコンステレーションについて
グローブマスターは初期のコンステレーションをアレンジしたモデルとお伝えしましたが、そもそもコンステレーションがどのようなモデルだったのか簡単に説明します。
「コンステレーション」は星座という意味を持つ言葉であり、1952年に開催された天文台クロノメーターコンクールで優秀な成績を収めたことをキッカケにして、この名前が付けられました。
当時の時計界は「高精度」であればあるほど優れた時計という価値観が強かった時代であり、各社がコンクールにて凌ぎを削っていた時代。
そんな時代においてコンステレーションは非常に難しいといわれていたクロノメーターの認定を見事パスし、最高精度の時計として高い評価を獲得しました。
また、コンステレーションは手巻きではなく自動巻きとして生まれたモデルでもあり、当時のオメガが誇った技術の結晶ともいえるモデルです。
つまり、全てにおいて最高級の時計であったといえます。
現在でも数多くのアンティークモデルが市場に出回っていますが、そのどれもシンプルで使いやすいデザインです。
また、シンプルなだけでなく、『文字盤が12角形の山なりになっている』という個性的な特徴も持ち合わせます。
尚、12角形の文字盤は『パイパンダイヤル』とも『蜘蛛の巣ダイヤル』とも呼ばれており、コンステレーションの象徴として時計ファンに愛されています。
裏蓋には天文台の刻印が刻まれており、最高級の精度に対する誇りを感じることができます。
オメガ グローブマスターの人気モデル
グローブマスターは2015年に発表されたモデルなので、オメガのラインナップとしてはかなり新しい時計に分類されます。
現行モデルとしては11モデルが展開されていますが、特に人気があるのはステンレスベルトタイプの2モデルです。
オメガ コンステレーション グローブマスター 130.30.39.21.03.001
特徴的な12角形の文字盤にシンプルで美しいフェイス。
ベゼルにフルーテッドベゼルを採用したことにより、高級感が一層増しています。
ムーブメントには最高品質の精度を誇るCal.8900が搭載されています。
ローター中央にはコンステレーションの象徴である天文台の刻印があり、歴史と伝統の重みを感じることができます。
加えて15000ガウスの磁力にも耐える超高耐磁性や60時間のロングパワーリザーブも実現。さらにはシースルーバックでありながら100メートルの防水性能を持つことも特徴です。
全体的なデザインはクラシカルな仕上がりですが、中身は最新技術の結晶となっています。
オメガ コンステレーション グローブマスター 130.30.39.21.02.001
爽やかなブルー文字盤も素敵ですが、統一感のあるホワイト文字盤モデルも負けず劣らず人気。
視認性に優れ、ビジネスシーンにおいて非常に重宝されています。
定価は青文字盤も白文字盤も799,200円。(2018年4月現在)
リーズナブルな価格ではありませんが、この価格帯では抜群の性能を誇るため、決してコストパフォーマンスが悪い時計ではありません。
むしろ、良心的な価格であるモデルだといえるでしょう。
オメガ コンステレーション グローブマスター 130.33.39.21.02.001
ちなみに”130.33.39.21.02.001″は金属ベルトだけではく、革ベルトタイプもラインナップされています。シックなブラックレザーとシルバー文字盤のコントラスとは非常い美しく、モノトーンでスタイリッシュな雰囲気を演出します。
また、レザーベルトモデルとしてはケースにセドナゴールドが採用された「130.53.39.21.02.001」が人気です。
日本人に人気の高いケースカラーに、シックなブラウンレザーによって非常に上品なイメージを放ちます。
新作モデルも次々登場
出典:https://www.omegawatches.jp/
まだ発売開始してから約3年しか経っていないグローブマスターですが、早くも複雑機構であるアニュアルカレンダー搭載モデルが登場しています。
特に各月の英文字が刻まれたアニュアルカレンダーコレクションはその個性的なデザインから人気を集めています。
最後に
シンプルで使いやすいデザインは勿論のこと、精度や対磁性にも優れたグローブマスター。
現在人気急上昇中であり、今後シーマスター、スピードマスターに次ぐ第3のモデルになる可能性は十分にあります。
価格もオメガの中ではそこまで高くはありませんので、一生モノの時計をお探しの方は是非ご検討なされてはいかがでしょうか?
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年