「ロレックスのベゼルは何種類あるの?」
「ロレックスのベゼルにはどんなものがあるの?」
ロレックスのベゼルには様々なバリエーションが用意されています。
ドレスウォッチにはフルーテッドベゼル、ダイバーズウォッチには逆回転防止ベゼル。
そんなロレックスのベゼルの種類が知りたいという人は多いのではないでしょうか。
ロレックスでは時計のコンセプトに合うベゼルが採用されており、それぞれにユニークな特徴があります。
この記事ではロレックスのベゼルの種類を、GINZA RASINスタッフ監修のもと紹介します。
ベゼル別に画像付きで説明しますので、ロレックスの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
ロレックスのベゼル①ポリッシュベゼル
最も多くのモデルに採用されているスタンダードなベゼル。
丁寧な研磨が施されており、光りを美しく反射させるのが特徴です。
エクスプローラー、オイスターパーペチュアル、ミルガウスといったモデルにポリッシュベゼルが使われています。
ロレックスのベゼル②フルーテッドベゼル
デイトジャスト デイデイトといったロレックスのドレスウォッチによく使われるギザギザしたベゼル。
ラングジュアリーな印象を与えるため、女性からの評価が高いベゼルです。
ブレゲのコインエッジと比較すると、溝が山なりになっています。
ロレックスのベゼル③エンジンターンドベゼル
航空機のエンジンが回転している様子にインスピレーションを受けて作られたベゼル。フルーテッドベゼルに近いデザインとなっていますが、フルーテッドベゼルよりも凹凸がないベゼルです。
削る・削らない・削るの連続したパターンで作られており、山形になってはいません。
フルーテッドベゼルの前身にあたり、旧型のモデルでしか見ることができないベゼルです。
ロレックスのベゼル④ファインリーエンジンターンドベゼル
エンジンターンドベゼルの進化系。削る面積が大きくなっていて、細かな模様が入っています。
通常のエンジンターンドベゼルよりも丸みが少なく、シャープなデザインです。
現行モデルには採用されていないベゼルであり、オイスターパーペチュアルやエアキングの旧型モデルに見られます。
通常のポリッシュベゼルと比較すると、スポーティな印象です。
ロレックスのベゼル⑤サンダーバードベゼル
両方向回転ベゼルを配したデイトジャストをサンダーバードと呼びますが、ベゼル自体はサンダーバードベゼルとも呼ばれています。
80年~90年代に発売されたモデルの一部に採用されており、現在もアンティークロレックスファンから根強い支持を受けています。
ロレックスのベゼル⑥ バーク仕上げ
金無垢の時計に「樹皮」を模した彫刻を施したものをバーク仕上げといいます。
バークは「樹皮」という意味を持つため、このような名前が付けられました。
90年代前半に発売されたデイデイト・デイトジャストにのみ採用されており、今となっては希少なベゼルとなっています。
ロレックスのベゼル⑦逆回転防止ベゼル
主にダイバーズモデル使用されるベゼルです。水中で誤って逆方向に回転しないような設計になっています。
時間を経過を計るために、10・20・30・40といった数字や目盛りが刻まれているのが特徴です。
代表的なモデルはサブマリーナ、シードゥエラー。
ダイバーズウォッチならではのスポーティーなデザインは、世界中の男性から人気を博しています。
ロレックスのベゼル⑧双方向回転式ベゼル
GMT機能付きモデルや航空計算尺付きのパイロットウォッチなどに採用される両方向に回転するベゼル。
見た目は逆回転ベゼルに似ていますが、逆方向にも回る設計となっています。
ロレックスではヨットマスターやGMTマスター2に採用されています。
ロレックスのベゼル⑨タキメーター
クロノグラフモデルの定番ベゼルデザインであるタキメーター。
ロレックスではデイトナのみに配されています。
ステンレス製・イエローゴールド製・セラミック製など、モデルによって素材に差があります。
ロレックスのベゼル⑩ダイヤモンド装飾(宝飾)
ベゼルのダイヤを配したラグジュアリーかつゴージャスなベゼル。ベゼルダイヤとも呼ばれ、主にドレスモデルに採用されています。
また、ダイヤモンド以外にもルビーやサファイヤをベゼルに配したモデルも存在します。
ロレックスのベゼル⑪トライアングルベゼル
かつてオイスターパーペチュアルのごく一部に採用されていたベゼル。ベゼル一周にトライアングルが刻まれています。
現在はアンティークロレックスにしか存在しないベゼルですので、非常に貴重です。
ロレックス オイスターパーペチュアル トライアングルベゼル 1025 アンティーク
まとめ
ロレックスには様々な種類のベゼルが存在します。同じタイプのベゼルでもモデルによって細かなデザインの違いがあるので、是非違いを確かめてみてください。きっとこれまで以上にロレックスの世界を楽しむことができると思います。
当記事の監修者
池田裕之(いけだ ひろゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年