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デイトナ, 池田裕之, ロレックス

ロレックス デイトナ16520 A番・P番の仕様とその価値

最終更新日:

ロレックス コスモグラフ デイトナ

「デイトナ16520のA番・P番って何?」
「デイトナ16520のA番・P番って何がすごいの?」

数あるブランドの中でもトップクラスの知名度を誇るロレックス。

その顔と言っても過言ではないのがコスモグラフ デイトナです。

初期モデルから現行モデルまで多くのモデルが存在し、色や素材、装飾など様々なバリエーションがあります。

その中でも有名なモデル、デイトナ16520の最終品番 A番・P番について知りたいという人は多いのではないでしょうか。

16520の最終品番 A番・P番は、年式によって様々な仕様変更が発見されています

この記事ではデイトナ16520 A番・P番の仕様とその価値について、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。

画像を使って詳細を説明しますので、ロレックスの投資に興味がある人はぜひ参考にしてください。

ロレックス デイトナ 16520の高騰

ロレックス デイトナ 16520

デイトナというモデルの中では5世代目にあたる16520。ゼニス社のエル・プリメロをベースとしたムーブメントを搭載していることで未だに後継機をも凌ぐ人気を誇っています。

1988年頃から2000年まで12年間の生産期間において様々な仕様変更がなされていて、現在ではそのどれにも高い価値がついていますが、中でも有名なのは「A番」「P番」と呼ばれている個体です。

生産終了になると急に価値が上がるのはロレックスのスポーツモデルではよくあることですが、16520はその動きが顕著で、2000年に後継機116520が発表されたあと価値が急騰いたしました。特に16520の最終品番とされる2000年Pシリアル1999年Aシリアルは非常に高い価値が付いています。

初期の200タキ225タキベゼルや段落ちダイヤル、中期頃のブラウンアイ等は見ればすぐにわかる特徴がありますが、この「A番」「P番」の個体は外観上の特徴がないという事もあり、その他の有名仕様よりも知名度が低いように感じます。

しかし16520は2017年頃からさらなる高騰を見せ、2018年現在300万円以上は当たり前、最終P品番は300万円代後半まで値上がりしています。後継機の116520が200万円程度、現行の116500LNが230万円程度で取引されていることを鑑みるとこの値上がりは異常ともいえます。

またA番の中でも後期(A8番A9番など)は個体数が少なく、さらに高値がついています。今後は一段と個体数が少なくなりますので、400~500万円の超プレミアモデルに進化するかもしれません。

16520の高騰は時計業界でも一目置かれています。

 

デイトナ 16520 最終P品番の特徴

では16520の最終品番は、他の年代の個体と何が違うのか?

その違いについて見ていきます。

 

まずは文字盤

 

Tシリアル

デイトナ16520 T番

コスモグラフ デイトナ T番 16520

 

Pシリアル

デイトナ16520 p番

コスモグラフ デイトナ P番 16520

 

一番わかりやすい部分としては6時位置の夜光の表記です。

2000年のPシリアルがルミノバ夜光へと変更後のためTの表記が消えて

「SWISS MADE」となっています。

デイトナ16600

上:T番 下:P番

 

その他ではベゼルのHOUR表記について。

Tシリアル個体では表記の幅が気持ち狭く、Pシリアル個体だと広めに刻印されています。

このベゼルのHOUR刻印は高年式個体であるAシリアルでは狭いものと広いものが混在し、Pシリアルから完全に広い仕様の刻印となっているようです。

11600-daytona

上:P番 下:T番

 

まだこれだけでは終わりません。

次はブレスについて。

 

16520 バックル

左:T番 右:P番

バックル部分のロレックス王冠のサイズをご覧ください。

左の画像では少し飛び出ている形で大きめで、右の画像は収まりきる形で小さめです。

王冠が小さくなるのは数少ないPシリアルの中でも後期からと言われています。

デイトナ フラッシュフィット

左:T番 右:P番

また、左の個体はフラッシュフィットとブレスが分かれる仕様であり、右の画像は1999年頃からの仕様である一体型のタイプです。

同じように見える物にもこれだけの違いが見受けられています。

 

まとめ

年式によって様々な仕様変更が発見されていますが、後年でパーツが変更されているものもあり、何がどれほど珍しいのか、この年代にこの仕様で正しいのかというのは非常に判断が難しいものです。

また、ロレックスというブランドではこのデイトナに限らず仕様の違いにより価値が大きく変わる個体が多く存在するため、今後出てくるマイナーチェンジにも期待が集まります。

当記事の監修者

池田裕之(いけだ ひろゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長

39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年

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