「セイコー アストロンって何がすごいの?」
「アストロンの魅力や特長について知りたい」
2012年に、世界初のGPSソーラーウォッチとして爆誕したアストロン。
セイコーがクォーツショックに次ぐ「第二の革命」と自負する、超性能時計です。
エントリーモデルであっても定価15万円超えと言う、セイコーの中では高価格帯でありながら国内外で絶大な人気を誇っていますね。
多くの芸能人や著名人にも愛用されています。
アストロンは搭載キャリバーでシリーズが分かれており、モデル数はスペシャルエディションを入れると30を超えるほどの豊富なラインナップ。
さらに2019年、「アストロン史上最高性能」と謳われながらも、スタイリッシュなハイエンドラインとして5Xシリーズが。
そして同年に世界最小GPSムーブメントの開発に成功し、初アストロンレディース向けラインとなる3Xシリーズが製品化に至りました。
そんなアストロンの魅力や特長について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
アストロンは性能が素晴らしいのは勿論のこと、高級感や立体感のある優れたデザインにも注目が集まっています。
この記事ではアストロンの魅力や特長を、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
人気シリーズの紹介もしますので、セイコーウォッチの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
出典:https://www.facebook.com/Seiko.Japan/?ref=page_internal
目次
セイコー アストロンの魅力とは
「アストロン」。
時計に詳しい方は、このモデル名に聞き覚えがあるかもしれません。
これは、1969年にセイコーが生み出した世界初クォーツウォッチに名づけられたもの。
再びセイコーはこの名を復刻させ、クォーツショックに次ぐ「第二の革命」を起こすと宣言したのです。
では、その自信のほどが伺えるアストロンとは、一体どのような時計なのでしょうか。
セイコー アストロンの魅力~機能編~
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/news/20160905_01
アストロンは世界初のGPSソーラーウォッチ。絶大な人気の秘訣は、なんといっても機能性にあると言えるでしょう。
まず最も特筆すべきは、GPS衛星からのシグナル受信。
地球上のどこにいてもGPS衛星からの電波を瞬時に受信し、緯度・経度・高度から現在地を特定、今ユーザーがいる場所の正確な時刻表示を可能にした機能です。
これは当時、世界初にして世界唯一の先進的な機構でした。
この機能を可能にしたのはセラミック製ベゼル下に納められたリングアンテナです。
セイコー独自のアンテナで、所有者がどんな姿勢でもどのような歩き方でも高い感度でGPSをキャッチしてくれる特性があります。ちなみに、アンテナ搭載機でこれだけ小型にするのは、不可能と言われていました。アンテナ自体の小型化が進んだのだって最近です。それを時計メーカーがやってのけたことに驚きを禁じえません。しかも、受信感度も超良好なのですから。
もっとも、後述しますが後年アストロンはこのリングアンテナのさらなる小型軽量化に成功し、世界最小GPSムーブメントの開発に至ります。アストロン史はこのアンテナ開発史である、とも言えますね。
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また、同時に搭載されたスマートセンサーによって、太陽光が当たると瞬時に現在地を確認。自動時刻修正を行ってくれます。その時間はわずか5秒、一日一回定期的に修正機能が発動するので、いつでも正確無比な時刻を確認することができるのです。
この一日一回の電波受信、太陽光に当たらなくても前回強制受信をした時刻を自動的に記憶し、その同時刻に受信をしてくれるとのこと。つまり、ずっと電波の悪い場所にいたり、長袖ですっぽりアストロンが隠れていたりする時でも、時刻修正をしてくれるという、痒いところに手が届く仕様なのです。
これに特別な操作は不要ですが、任意の時間に受信したい場合はケースサイドのプッシャーを押すことによって稼働。もちろん手動のリューズ操作で時刻を合わせることも可能です。
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また、駆動力はゼンマイでも電池でもありません。
ソーラー充電のため、電池交換やゼンマイ切れの心配はなく、こまめに光を当てることによって動き続けてくれます。
最近はスマートフォンでも自動時刻修正をしてくれる機能は多いですが、こういったデバイスは別途充電が必要ですので、太陽光下で身に着けているだけで動いて、さらに時刻も合わせてくれるというのはありがたいですね。
まさにノー電池。ノーメンテナンス。
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GPSソーラーウォッチのもう一つの嬉しいポイントは、正確な時刻を常に表示してくれることに加えて、海外旅行や出張で、空港から出て太陽光を浴びればすぐに現地時間を表示してくれるところ。これは、アストロンがキャッチできるGPSを、世界中のタイムゾーンで対応可能にしたことによるものです。もはや、時差を調べる必要はなくなりました(修正操作は必要)。
ちなみにサマータイムの有無を切り替えるDST機能も搭載されています。
現在はシチズンもこの機能を開発していますが、セイコーがアストロンを発表したのは2012年。クォーツショックに次ぐ、時計史に起こした新たな革命となりました。
セイコー アストロンの魅力~外装編~
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アストロンの魅力はデザインにも溢れています。
アストロンは芸能人に愛用者が多く、石田純一さんや別所哲也さんに木梨憲武さん、吉木りささんに夏木マリさんなど老若男女問わずおしゃれな人ばかり。
身に着けているところを見ても、「あ、アストロンだ!」とすぐにわかるような存在感を有しますね。
セイコーはプロスペックスやブライツなど、スポーティーラインも多数展開していますが、アストロンほどかっこよさと端正な面持ちを両立したデザインはあまり見かけません。
いかにも「格のある高級スポーティーウォッチ」といった様相です。
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このかっこよさの秘訣にもセイコーの独自技術が込められています。
まず、特有の立体感ある文字盤。
立体感は美しい高級時計には欠かせない要素ですが、アストロンは文字盤自体に陰影を作り、さらにインデックスを光沢ある仕上げにしてメリハリを際立たせているのです。
アストロンは一つの文字盤にDST(サマータイム)やエネルギー残量、曜日に日付窓など様々な情報が重なり合います。にもかかわらずすっきりとまとめ上げていることに驚きを禁じえません。
※8Xシリーズ文字盤
さらにケースにも丁寧なザラツ研磨やダイヤシールド(小傷や擦り傷から輝きを守るためにに表面に加工されたセイコー独自の技術。高い硬度を実現。現行では基本的に全モデルにこの処理を施している)を用い、高級機らしい格式を携えました。
アストロンは実用に非常に即した時計です。
そのため、ケース素材にはステンレススティールの他チタンがメイン素材として採用されていますが、丁寧な仕上げをすることによって高級感が備わりますね。
ちなみにデザインもバリエーションがあり、スペシャルエディションによっては高名なデザイナーやスポーツ選手とコラボレーションしたものもラインナップされています。
アストロンは機能性重視派にもおしゃれ好きにも人気を集める、まさに革命的なモデルと言えるのではないでしょうか。
セイコー アストロン 5X,8X等人気シリーズを徹底解説!
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja
類まれなる最先端テクノロジーと国産時計のパイオニアとしての伝統に裏打ちされているアストロン。
発表から間もなく10年を迎えようとしていますが、現在はコレクションが拡充しており、どれにどのような機能が搭載されているのかわからないこともあるかもしれません。
アストロンは、主に下記のシリーズに分かれます。
- 5Xシリーズ
- 8Xシリーズ
- 3Xシリーズ
なお、5X,8X,3Xとは、共通して搭載されるムーブメントナンバーのこと。
ファーストモデルには7X系のムーブメントが使われていましたが、年々ブラッシュアップが目覚ましく、さらに高い機能性を獲得するに至りました。
この項では、それぞれのコレクションの機能や魅力についてご紹介いたします。
①さらなる進化を遂げる5Xシリーズ
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2018年11月、「アストロン史上最高性能」という謳い文句とともにローンチされたのが、こちらの5Xシリーズです。
いったい、どのような性能を持ち合わせていると言うのでしょうか。
前述の通りアストロンは2012年9月に世界初GPSソーラーウォッチとしてローンされました。
最初の7Xシリーズを皮切りに、小型化させた8Xシリーズ,そしてでさらにさらに小型化&高性能化させた当紹介モデル5Xシリーズという系譜を辿っています。ちなみにモデルにもよりますが、5Xシリーズの基幹モデルのケースサイズは直径42.9mm×厚さ12.2mm。8Xシリーズまでは50mmオーバー,厚みは14mm超えというボリューム。
先ほど「アストロンの魅力」の項でも言及しましたが、アンテナの小型化は本当に難しいです。アンテナの基本原理はある波長と共振させる、というもの。そのため、波長の大きさを考慮しなくてはならず、ダウンサイジングには限界がありました。また、小電力での駆動も求められます。事実、7Xシリーズはどこか武骨な感じがしたことは否めません(それでも腕時計サイズというだけですごいことですが)。
そこを、5Xシリーズでは、パーツの小型化や設計の見直し、そして省エネルギーを徹底的に追及することで実現したのです。ちなみにムーブメントの小型化によって、アストロン初となるレディースモデルも併せて発表されることとなりました。
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さらに驚くべきは、この小型化に加えて新たな性能を加えたということ!5Xシリーズの開発に当たって、新たなる新型ムーブメントもリリースされています。「5X53」キャリバーです。
この5X53の特筆すべき機能は三つあります。
一つ目は、高速タイムゾーン修正。アンテナを始めとした受信性能に関わるパーツを新開発し、さらに受信感度をアップ。GPSをいち早くキャッチしてその信号をスピーディーに取り込み、なんと最短3秒で時刻情報を反映すると言うのです。姿勢や環境にも干渉されづらくなったことは言うまでもありません。
ちなみに準天頂衛星「みちびき」の全てにも対応しているとか。みちびきは、日本のほぼ真上に留まる日本独自衛星で、日本国内の高精度・安定的な衛星測位を行います。日本版GPSとも呼ばれるほどで、これによってますます正確・精密・環境に左右されづらい時刻調整が可能となりました。
出典:https://www.instagram.com/seikowatchjapan/
二つ目は、タイムトランスファー機能。グローバル社会のますますの発展に伴いセイコーが研究を進めていた分野で、容易なボタン操作(2時と4時位置のプッシャーの長押しとのこと)でホーム・ローカルタイムの瞬時の切り替えを実現しました。
三つ目はスーパースマートセンサーです。先ほどからご紹介している、ただでさえ利便性の高い太陽光キャッチによる時刻調整機能ですが、これがかなり細かな改良がなされています。5Xシリーズでは「太陽光(衛星)キャッチ⇒受信開始」のタイミングを、ユーザーの使用環境に応じてフレキシブルに可変させていくのです。結果として受信成功率がアップしました。ちなみに従来の「前回の受信に合わせた強制時刻修正」もアップデート。異なる受信方法において、最大一日二回の時刻修正を行うというシステムとなりました。
このように、従来から高精度であったアストロンを、さらに高性能に、さらにスタイリッシュにしていく技術が続々と打ち出されているのです。
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なお、アストロンは外装面でも驚くべきテクノロジーが駆使された結果、高級機としての風格を備えるに至っています。
前述の通り、アストロンは5Xシリーズ全てのモデルにおいて、小型・薄型化を果たしています。また、これは従来から定評のあることですが、セイコーは素晴らしい独自金属加工技術を有しており、他社にはないザラツ研磨やダイヤシールドといった、高級感溢れる至高の仕上げを施しています。
ちなみに5Xシリーズで初めてベゼルにもステンレススティールやチタンが使われ始めたことをご存知でしょうか。従来はセラミックス製でした。SS時計はかなり普及しているのに、かなり意外に思いますよね。
これは、リングアンテナがセラミックスでないと高感度を実現できなかったため。最先端の金属加工技術と、受信パーツのアップデートによって、オーソドックスなメタルベゼルが新たに搭載されることとなりました。外装面にもセイコー・テクノロジーの進化が垣間見えると言うわけです。
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独創的で躍動感のあるコンポジットケースも、その高級感に一役買っています。
スマートアジャスターと呼ばれる簡易アジャスト機構が追加され、腕回りを簡単調整できるシステムが採用されたのも嬉しいポイント。本当に、5Xシリーズの特徴を出し始めると、枚挙にいとまがありません。
なお、現行アストロンのラインナップの中心はこちらの5Xシリーズです。デュアルタイムの5X53キャリバーが搭載されます。
レギュラーの「レボリューション」で計13機種、「グローバルライン スポーツ」「グローバルライン オーセンティック」「5Xデュアルタイム レギュラー」で計25機種となっており、前述の通りステンレススティール,チタン製と幅広い品揃えとなっております。
価格帯も20万円台~40万円台(限定エディションには275万円のハイエンドラインも存在しますが…!)ですので、ご予算や好みに合わせてコレ!な一本を選びたいですね。
おすすめモデルは以下の通りです。
アストロン レボリューションライン HONDA e Limited Edition SBXC075
ケースサイズ:直径45.3mm×厚さ約13.9mm
素材:セラミック×チタン
文字盤:ブラック
ムーブメント:Cal.5X53
防水性:10気圧
定価:594,000円(税込)
アストロンは有名人や人気製品とのコラボモデルが多いところも、ファンの心を掴みます。
こちらは2020年にリリースされた、HONDAの新型電気自動車“HONDA e”との300本限定コラボモデル!
アストロンの中でも特徴的なフォルムとなっていますが、これはHONDA e の“円”を基調としたデザインをモチーフにしたとのこと。生産数がセイコーのスペシャルエディションの中でもきわめて少ないため、出会った時が買い時です!
アストロン 大谷翔平 2019 限定モデル SBXC017
ケースサイズ:直径42.9mm×厚さ約12.2mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
ムーブメント:Cal.5X53
防水性:10気圧
定価:240,000円(当時)
メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスに所属し、活躍している大谷翔平選手。一時期右じん帯を痛めて手術と相成りましたが、無事復帰を果たしましたね。
大谷翔平選手はセイコーのイメージブランドです。そこでセイコーは、大谷選手とチーム・エンゼルスのカラーをオマージュした、アストロンの特別モデルを5Xシリーズから打ち出しました!
このチームカラーに加え、ベゼルのワールドタイム表示では、エンゼルスのホームタウンにあたる「アナハイム」(UTC-8)が赤に彩られ、かつ裏蓋には大谷翔平選手のサイン・背番号「17」が刻まれます。
もちろん大谷翔平選手のファンも嬉しいところですが、随所に差し色として使われた赤とブラック,そしてステンレススティール素材とのコントラストが、抜群にかっこいいデザイン性をも獲得していますね。
大谷翔平選手の背番号にちなみ、1700本限定生産となっております。
②往年の名作!8Xシリーズ
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8Xシリーズは2014年にリリースされた、従来の7Xシリーズの小型軽量化に初めて成功した歴史的コレクションです。さらにセイコー独自に開発されたGPS衛星電波受信モジュールにより、消費エネルギーを格段に抑えたことも大きな特徴となります。
そんな8Xシリーズで実現したケースサイズは、直径44.6mm×厚さ13.3mm。今でこそ前述した5X,そして後述する3Xムーブメントによってさらなる小型化に成功していますが、当時としては世界的に見て、偉業に他なりませんでした。ちなみに7Xシリーズと比べると、ウォッチヘッド部の容積は30%サイズダウンしたとのことです。
この小型化および高効率稼働によって、これまでGPSウォッチでは難しいとされてきたクロノグラフ,デュアルタイム(2015年~)といったコンプリケーション機能の搭載も可能となりました。
出典:https://museum.seiko.co.jp/collections/watch_latestage/collect052/
さらに充電効率が上がったことで文字盤バリエーションが増えたことも、8Xシリーズの歴史的側面です。
ソーラーウォッチは文字盤の透過率がきわめて重要です。光をソーラーパネルまで差し込まないと、十分は充電ができないためです。
しかしながら8Xシリーズでは伝統的な高級時計で採用されるような、単色の採用が可能となりました。ちなみに8Xシリーズより、GPSウォッチとしては世界初となるシェル文字盤の採用も開始されています。
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/news/20150714_01
現在は5Xシリーズが主流となったため、8Xは生産終了。しかしながら歴史が長かったこともあり、中古市場で比較的よく出回っています。
アストロンはダイヤシールド加工が施されていることで経年があっても美しい外観を保っている個体が少なくなく、また新品よりかはお得に買えるということもあるので、中古市場から探してみるのも面白いでしょう。
お勧めモデルは以下の通りです。
アストロン 日本限定 SBXB071 デュアルタイム
ケースサイズ:直径48.7mm×厚さ約13.2mm
素材:セラミック×チタン
文字盤:ブラック
ムーブメント:Cal.8X53
防水性:10気圧
定価:280,000円(当時)
2015年、アストロン初となる日本限定モデルとして誕生したスペシャルエディションです。
この前年まではムーブメントにキャリバー7X系が使用されていましたが、小型化された現在主流の8X53が搭載されました。
外装は限定版らしく独特で、黒と白のモノトーンに赤をアクセントに加えたデザインがおしゃれです。
セイコーは、この色使いで「静動」を持つ現代日本を象徴したと言います。
ちなみにアストロン特有の2時位置の曜日インジケーターですが、消費者から「タイムゾーンを移動していると曜日感覚がなくなる」といった声を反映させて8Xシリーズ以降搭載させたものとなります。
日本企業らしい細やかな気遣いが感じられる一本です。
アストロン クロノグラフ SBXB129
ケースサイズ:直径46.1mm×厚さ約14.3mm
素材:チタン
文字盤:ブラック
ムーブメント:Cal.8X82
防水性:10気圧
定価:250,000円(当時)
8Xシリーズで実現した、待望のクロノグラフモデルです。
タキメーターベゼルがレーシーな印象を強めており、特別感溢れるデザインです。
現行にはない一本であり、また出回りも多くありません。気になる方は、さらに流通量が減ってしまう前に、入手しておきたいですね。
③ついにレディースラインを実現!3Xシリーズ
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/astron/special/3x_ladies/
繰り返しになりますが、GPSソーラーウォッチを小型軽量化することは容易ではありません。なぜならアンテナやソーラーパネルの小型化がきわめて難しいためです。
しかしながらわが国が誇るセイコー。さすがと言うべきか、2019年、ついに新設計の平面アンテナにより、ケースサイズをアンダー40mmに!
直径39.8mm×厚さ12.9mmに抑えられた外装はシンプルかつフェミニンにデザインされ、機能にこだわる女性にふさわしいコレクションとなりました。
基本機能は従来のアストロンを踏襲します。
タイムゾーン修正やスーパースマートセンサーを搭載しており、また高効率なソーラー充電を実現しています。
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/astron/special/3x_ladies/
さらに文字盤はシェルやサンレイ仕上げが施された濃いネイビーといったバリエーションが追加され、「オシャレな高機能ウォッチ」として、女性にとって大いなる選択肢に名を連ねることでしょう。
外装にはプラチナダイヤシールド加工が施されているので、アクティブなデイリーユースにもお勧めです。
ブレスレットが簡易着脱式のため、気分に合わせてブレス・ストラップ両方を楽しめるのも嬉しいところですね。
2021年、セイコーは140周年を迎え、アストロンを始めコレクション拡充にますます意欲的です。
男女問わず楽しめるGPSウォッチ「アストロン」、今後の市場にも期待大ですね!
まとめ
アストロンの魅力、そしておすすめしたい人気モデルをご紹介いたしました。
芸能人の愛用者も多いため、注目している方も少なくないでしょう。
アストロンは性能ももちろん素晴らしいのですが、やはり高級感や立体感、多機能ながらスタイリッシュにまとめられた文字盤デザインなどにセイコーの実力を感じさせられます。
セイコーが「第二の革命」とまで自負するアストロン。ビジネスに、アウトドアに、タウンユースに携えてみてください!
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年