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2019 SIHH(ジュネーブサロン) オーデマピゲの新作を大胆予想!
最終更新日:
例年1月、スイス ジュネーブで開催されるSIHH(ジュネーブサロン)。2019年の日程は1月14日~17日と、もう間もなくとなります。
前年より期間が1日短く、リシャールミルやオーデマピゲがSIHH2019を以て一度出展を見送る、など、センセーショナルなニュースが取り巻いている現状はありますが、まだまだ注目度は抜群。一体どのような新作が各社から出されるのか、時計愛好家にとってはワクワクが止まりません。
この記事では、撤退を表明しつつもSIHHの大きな目玉として君臨するオーデマピゲの、2019年新作モデルを大胆予想してみます!
世界三大時計ブランドのオーデマピゲが放つ、2019年新作モデルとは?
目次
SIHH(ジュネーブサロン)2019大胆予想①ロイヤルオーク エクストラシン ブラックセラミックモデル
1972年の発表以来、高級スポーツウォッチの先駆者であり男たちの憧れであり続けてきたロイヤルオーク。
その誕生40周年を祝して発売したモデル「エクストラシン」をご存知でしょうか。
エクストラシンは、ロイヤルオークのファーストモデルを、ケースサイズからダイアルデザイン、ムーブメントに至るまで忠実に再現した復刻モデルです。
39mmサイズの自動巻きムーブメント搭載モデルでありながら、厚みをわずか8.1mmにおさえるというオーデマピゲの超絶技法が注ぎ込まれていることでも話題となりました。
出典:https://www.audemarspiguet.com/jp/
この2012年に発表されたエクストラシン、今ものすごい高騰を見せていて、ほとんど入手困難な状況です。一時期は400万円を超える勢いを見せ、未だ390万円台をキープ。
2018年には新型エクストラシンが出ましたが、入荷自体が少ないこともあり品薄が続きます。
このロイヤルオーク エクストラシンに、ブラックセラミックモデルが出るのではないか、と予想します!!
今時計界では「オールブラック」が流行っていて、2017年にはロイヤルオーク パーペチュアル カレンダーでブラックセラミックモデルが登場しました。
他ブランドだと「オールブラック」にするために、ステンレススティールにPVD加工を施すことが一般的ですが、オーデマピゲでは難易度が高いブラックセラミックを切削加工していることもポイント。
多層構造のロイヤルオークでそれやる技術力はオーデマピゲならではです。
出典:https://www.audemarspiguet.com/jp/
ロイヤルオーク エクストラシンでこのブラックセラミックモデルが出ればプレミア価格は必至。
オーデマピゲ自体の相場が近年上がっていますが、SIHH2019の結果によってはさらに上昇するかもしれませんね。
ロイヤルオークを狙っている方は、今のうちが買い時ではないでしょうか。
SIHH(ジュネーブサロン)2019大胆予想②ロイヤルオーク オフショア フロステッドゴールド
フロステッドゴールドもまた、節目の記念に発表されたスペシャルエディション。自他ともに認める高い技術によって生み出された、オーデマピゲ独自素材です。
もともと1977年レディースロイヤルオーク誕生の、40周年を祝してラインナップに加わったもの。
一目でそのキラキラとした輝きに目を奪われることと思います。オーデマピゲ自身も、「輝きに満ちた」と称しているこのゴールド素材は、フィレンツェ仕上げと呼ばれる伝統技法にインスピレーションを得ており、ダイヤモンドのように光をとらえて反射させるような輝きが特徴です。
出典:https://www.audemarspiguet.com/jp/
現在この比類なき素材は、ロイヤルオークの41mm、37mm、33mmサイズとレディースを中心に展開されていますが、メンズのロイヤルオーク オフショアでフロステッドゴールドモデルが出るのではないか、と予想します!!
ロイヤルオーク オフショアはロイヤルオークよりも冒険的で、セラミックやフォージドカーボンなど、新素材を積極的に活用していることでも人気です。
もちろんゴールドやプラチナなど、貴金属モデルも大人気。そのためフロステッドゴールドをメンズに採用するとしたら、まずはオフショアではないか、と思われます。
また、ロイヤルオークよりスポーティーテイストが強くなっているので、かなりかっこよく決まるのではないでしょうか。
既存のロイヤルオーク フロステッドゴールドモデルが品薄続きなことを考えると、ロイヤルオーク オフショアで採用された暁にはやはり屈指のプレミア価格となるでしょう。
SIHH(ジュネーブサロン)2019大胆予想③ミレネリーダブルバランスホイール オープンワーク
ロイヤルオーク人気が強すぎて陰に隠れがちですが、ミレネリーもまたオーデマピゲを代表する傑作シリーズです。
楕円形型で作られた独特のケース形状がまず目を引きますが、魅力の真髄は文字盤デザイン。機械式のギミックを大々的に魅せるような意匠になっており、時間を確認しながら時計の心臓部分にあたる「テンプ」の動きをも鑑賞できてしまうのです。
ミレネリーは、言ってみれば「機械を美しく見せる」ための時計。
そのため、SIHH2019では、美しきダブルバランスホイールが搭載された、ミレネリー ダブルバランスホイール オープンワークモデルが出るのではないか、と予想します!!
ダブルバランスホイールとは、2016年に発表されたロイヤルオークで登場した、オーデマピゲの特許技術。
2つのテンプとヒゲゼンマイが同軸上にセットされており、この2つが交互に伸縮を行うことで、理想的な精度と安定性をもたらします。
言葉で言うと簡単ですが、この機構は世界初。調整に調整を重ねた結果、完成までに約5年の歳月をかけたと言われています。
ロイヤルオークのダブルバランスホイール搭載機が出た時は、その機械の凄まじいまでの美しさに圧倒されたものです。
ロイヤルオークのデザインがフォーカスされがちですが、オーデマピゲの真骨頂は泣く子も黙る技術力にあるのだ、と再認識させられました。
こういった機械の美しさも、ミレネリーのコンセプトにはうってつけですね。
ロイヤルオークのダブルバランスホイール オープンワークは製造本数が少なかったことから滅多に市場に出回らないレアモデルとなっており、プレミア価格です。ミレネリーは定番外しのため大きくは高騰していないとは言え、この超絶技法を搭載することでどう変わるでしょうか。目が離せません。
SIHH(ジュネーブサロン)2019 出典ブランド一覧
カルティエ
ボーム&メルシエ
ジャガールクルト
モンブラン
ロジェデュブイ
ユリスナルダン
ヴァシュロンコンスタンタン
etc.