「ハミルトンの中で一番人気があるモデルはどれ?」
「ハミルトンの人気モデルの魅力や特長について詳しく知りたい」
ハミルトンというブランドをご存知でしょうか。
アメリカ生まれのブランドで、スイス時計製造技術にアメリカならではの合理性を掛け合わせたモデルが自慢のブランドです。
この合理性というのがミソで、合理的ゆえにきわめて優れた製造ラインを確保しており、質のいい製品を大量生産することに成功。
結果として、抜群のコストパフォーマンスを実現しているのです。
そのため20代・30代の男性からの支持は本当に厚く、初めて高級時計の魅力を味わおうという方にとってはうってつけのブランドと言えるでしょう。
そんなハミルトンの中でも、特に人気があり、高く評価されているのはどのモデルか知りたいという人は多いのではないでしょうか。
ハミルトンの時計はデザイン性に優れ、デニムを使用したものや、薄型のドレスウォッチ、シースルー仕様のモデルが上位を占めました。
この記事ではGINZA RASINの売上データをもとに、ハミルトンの中で最も売上本数が多かったモデルを紹介します。
1位~3位まで詳しく紹介しますので、ハミルトンの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
ハミルトンの中で一番人気が高いモデル
ベンチュラ デニム H24411941
[駆動方式] クォーツ
[ケース材質] ステンレススティール
[防水] 5気圧防水
[重さ] 42g
[ケースサイズ] 直径33mm
ハミルトンの中の一番人気はコレ!デニムがとにかくオシャレなベンチュラです。
かなりモダンな装いですが、実はベンチュラの歴史は1957年にさかのぼります。時計史上初の電池式腕時計として誕生しました。
クォーツ時計を初めて市販化したのは1969年発表のセイコー アストロンですが、ハミルトンのベンチュラはモーターを駆動力として動く電池式時計。調速機構は機械式時計と変わらず従来のテンプを用いたため精度面ではクォーツには及びませんでしたが、腕時計に超小型電気モーターを搭載させたという功績の大きさは計り知れません。
そんなベンチュラの誕生60周年にあたる2017年、アニバーサリーモデルとして誕生したのがこちらのH24411941です。あえてデニムを文字盤やベルト素材として採用した理由は、ベンチュラが発表された1950年代の若者の間で流行していたことに起因するとのことです。
出典:https://www.instagram.com/hamiltonwatch/
こういった歴史的なストーリーもさることながら、それに劣らずデザイン面でも大きな特徴があるということが一目でおわかりいただけるでしょう。
三角形のフォルムで作られた左右非対称のケースを特徴とし、それぞれ3点にエッジが効いています。ラグはなく、エンドピースがやはり特徴的な形状になっており、従来のどの腕時計とも一線を画す仕上がりとなりました。
ちなみに故エルヴィス・プレスリーは映画『ブルー・ハワイ』でベンチュラを着用して以来、プライベートでもずっと愛用していたと聞きます。ハリウッドスターお墨付きのデザイン性というわけですね。
出典:https://www.instagram.com/hamiltonwatch/
加えてこの時計の最も嬉しいところ。それは、コストパフォーマンスの高さです。
冒頭でも述べましたがハミルトンは優れた生産ラインを確保しており、高品質な時計をリーズナブルな価格帯で消費者に提供してきたという、非常にお値打ちなブランドでもあります。
こちらの一番人気のベンチュラH24411941もご多分に漏れず、国内定価は98,280円。そして並行輸入店だとさらにお安く5万円台~ご購入いただくことが可能です。
クォーツ、ステンレス製に加え、5気圧防水という日常での使いやすさも相まって、初めて腕時計をご自身で購入される若い方や、普段使っている愛機とは別のサブ機をお探しの方に特にお勧めしたい一本です。
ハミルトンの中で人気が高いモデルとは?
ハミルトンのナンバーツー人気は「紳士」というモデル名を持つジャズマスターのジェント クォーツ H32451641です。
ジャズマスターもベンチュラと並んでハミルトンを代表するシリーズですが、どちらかと言えばハミルトンはジャズマスターのイメージが強い、という男性が多いかもしれません。
ジャズマスターは音楽のジャズの世界を再現した一大シリーズで、基本はラウンドフォルムケースというオーソドックスなスタイルが一貫していますが、オシャレで多彩なデザインバリエーションを持ちます。
中でもこちらのジェント―紳士―は、超薄型が非常に上品なクォーツ時計です。
華美さはなく、サンレイ仕上げがあしらわれたブルー文字盤にシンプルな針・インデックスが並んでいるだけなのですが、そんな中にもしゃれっ気を感じさせるのはさすがハミルトンと言うべきでしょう。
三番人気は同じくジャズマスターのビューマチック オープン H32565135です!
ビューマチックは文字盤の一部をシースルー仕様にし、内部のムーブメントを鑑賞できるようにしたシリーズです。
ハミルトンはエントリークラスのブランドですが機械式ムーブメントの上質さにも定評があります。もともとハミルトンというブランドはアメリカの時計産業に大きく寄与したという歴史があります。
そのため、そういった伝統の中で培われた時計製造技術は他の老舗スイスブランドに決して劣るようなものではなく、むしろ見事と言っていいでしょう。
それを証明するかのように、シースルーから覗く文字盤にはしっかりと装飾があしらわれ、かつ性能面も申し分なくパワーリザーブは約80時間となっております。
質の良い機械式時計が欲しい、そんな方に一度手に取っていただきたい一本です。
まとめ
ハミルトンの人気売れ筋トップスリーをご紹介いたしました。
ハミルトンはアメリカ生まれの合理性のもと、内部機構・デザイン面ともに上質な腕時計製造に一家言持ち、しかもそれがコストパフォーマンス抜群とあって近年ますますの人気と評価を集めているブランドです。そのため、今回ご紹介した人気モデル以外にも多彩なバリエーションがあり、好みやライフスタイルに合った一本が見つけやすいブランドでもあるでしょう。
気になる一本がありましたら、ぜひお手にとってみてくださいね。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年