お洒落な薄型ドレスウォッチとして定評のあるノモスの時計。
30万円以下で買える時計とは思えないほどの高性能を誇り、20代・30代を中心に右肩上がりに評価を高めています。
ノモスの主なラインナップはフラグシップモデルである「タンジェント」、クラシカルな「ラドウィグ」、シンプルな美しさが人気の「オリオン」、スクウェアケースが特徴的な「テトラ」など。
数々のラインナップが展開されていますが、どのモデルも総じて評価が高いです。
そこで今回は、東京銀座にある腕時計専門店GINZA RASINの売上データを元に、ノモスの中で最も人気が高かったモデルをご紹介したいと思います。
ファッション性に優れるお洒落な時計をお求めの方は、是非参考にしてみてください。
目次
ノモス1番人気モデル タンジェント TN1A1W2(139)
ノモス タンジェント TN1A1W2(139)
[駆動方式] 手巻き
[キャリバーNo.]キャリバー α
[パワーリザーブ] 最大42時間
[ケース材質] ステンレススティール
[防水] 3気圧防水
[重さ] 40g
[ケースサイズ] 直径35.0mm×厚さ6.6mm
見事1位に輝いたのはノモスのフラグシップモデル「タンジェント」の定番人気モデル”TN1A1W2(139)”。
タンジェントには様々なラインナップが存在しますが、TN1A1W2(139)は控えめな35mmケースモデルです。
ドイツ国内で数々のデザイン賞を受賞してきたデザイン性と圧倒的な精度を誇る手巻きムーブメントαの美しさ。
全てにおいて高い次元で纏まった高級時計屈指のドレスウォッチといえます。
タンジェントにはワンサイズ大きい37.5mmケースも存在しますが、デザインが引き締まって見える35mmケースの方が支持を集めています。
6.6mm厚の薄型設計で作られているため、長時間装着していても疲れません。
インデックスはシンプルな3針をあしらった「飛びアラビア」インデックスを採用。ベルトには希少なシェルコードバン製ストラップが使われています。
TN1A1W2(139)に搭載されている手巻きムーブメントαは、ドイツ・グラスヒュッテの伝統技法である3/4プレート技法で製作されています。
ムーブメントのほとんどを覆う受け板でいくつもの歯車を押さえつけることにより、歯車が動かず精度を安定させたりムーブメントへのゴミの侵入を防いだりすることができます。
この技法によりリーズナブルな価格でありながらも、抜群な高性能が実現されているわけです。
ノモスの中で人気が高いモデルとは?
ノモスで二番人気のモデルは、同じくタンジェントの定番「TN1A1W238(164)」
やはりタンジェント人気は絶大です。
35mmでは小さすぎるという方や、存在感のある時計が好きという方から支持を集めている TN1A1W238(164)。
カジュアルシーン・ビジネスシーン・冠婚葬祭など、どんなシーンにおいても活躍するモデルであり、男性に着けて欲しい時計ランキングにおいても常に上位をキープしています。
1位にランクインしたTN1A1W2(139)との差はケースサイズ以外にはなく、どちらを選ぶかは体型や好みによりけりです。
三番人気はOR1A3GW2(309)。使いやすいバーインデックスのオリオンがランクインしました。
オリオンはノモスの数あるラインナップの中で最もシンプルなモデルです。余計なモノを一切省いたスタイリッシュなデザイン性には定評があり、タンジェントに劣らず人気があります。
38.0mmと35.0mmモデルが存在しますが、やはりこちらも35mmが人気。
ケースサイドに丸みがあるのもタンジェントにはない魅力といえます。
まとめ
スポーツウォッチに人気が集まる現代において、オシャレなドレスウォッチであるノモスの存在は貴重です。
どんな服装にも合わせやすく、時計としてもファッションアイテムとしても抜群の使い勝手を発揮してくれます。
タンジェントやオリオンは10万円台で買えるため、高級時計としてはリーズナブルなモデルではありますが、間違いなく一生モノの時計として使えるでしょう。
是非この機会にご検討ください。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年