何かと話題が尽きないZOZOTOWN前澤社長。
事業以外のスキャンダルが目立ちますが、日本長者番付でも上位に君臨する凄腕経営者です。
経営者には時計好きの人物が多いですが、前澤社長に関してもそれは例外ではなく、一般人では決して手が届かない超高級モデルを身に着けています。
そこで今回は前澤社長が身に着けている時計をまとめてみました!
宇宙旅行を計画するほどの型破りな経営者はどのブランドの時計を所持しているのでしょうか?
目次
前澤社長の時計① リシャールミル RM 27-03 トゥールビヨン ラファエル・ナダル
出典:https://www.facebook.com/RichardMilleGinza
2023年に宇宙船BFRにて月を周回する予定を立てている前澤社長。その会見時に身に着けていた時計がこのRM 27-03です。世界50本限定で販売された激レアモデルであり、日本国内には5本しか存在しません。テニスプレーヤーのラファエル・ナダル選手とのコラボレーションモデルとして開発され、トゥールビヨンが搭載されています。
時計に関してはサイズ感と軽さが気に入っているとコメントしており、今でも大切にしているようです。
出典:https://www.facebook.com/RichardMilleGinza
RM 27-03のパーツは航空・宇宙産業で使われている素材グレード5チタンが採用されており、10,000Gの衝撃から守る革新的な機能を有しています。
ケースと一体化されたカーボンTPT製スケルトン地板により極めて軽量な着用感も得ており、たとえ身につけながらテニスの試合を行っても壊れることはありません。
参考定価は¥89,000,000円(税抜)。
1億に手が届きそうな恐ろしい価格です。
これは「宇宙に行く」という果てしない野望を持つ人にしか出せない価格だと思います。
なお、リシャールミルとナダルのコラボレーションモデルは2008年以降継続的に行われていますが、前澤社長は全てのナダルモデルを所持しているとのこと。
ナダルモデルだけでも時計に総額1億5000万円以上注ぎ込んでいるということになります。
前澤社長の時計② リシャールミル RM038 トゥールビヨン バッハワトソン
前澤社長が持つリシャールミルはナダルモデルだけではありません。
2012年にプロゴルファーのバッハ・ワトソンがマスターズで優勝をした際に、前澤社長はRM038と一緒にお祝いコメントを掲載していました。
マグネシウムWE54をケースに採用した画期的なモデル RM038。
バッハワトソンとのコラボモデルとして生まれたトゥールビヨン搭載機です。
ナダルモデルと同じく衝撃に強く、プロゴルファーが全力でスイングしても壊れることはありません。
そんなRM038の気になる定価は¥47,355,000円(税抜)。
ナダルモデルRM 27-03程ではありませんが、こちらも単体で5000万円に迫る価格です。
なお、リシャールミルの凄いところはコラボレーションをした選手が結果を残すことです。
複数のコラボモデルを展開したナダル選手は以降何度もグランドスラムを制覇していますし、バッハ・ワトソン選手も自身のコラボモデルであるRM038を身に着けて優勝をもぎ取っています。
まさにリシャールミルは成功者が身につける時計。
経営者として圧倒的な成果を上げている前澤社長がリシャールミルを愛用しているのも納得できます。
前澤社長の時計③ パテックフィリップ グランドコンプリケーション パーペチュアルカレンダークロノグラフ3970EP-001
前澤社長とリシャールミルな「革新的」という部分でマッチしており、非常によく似合っています。しかし、世界一の時計ブランドとしての地位を確立しているパテックフィリップの時計も複数所持しています。
その中でも有名なのが「グランドコンプリケーション パーペチュアルカレンダークロノグラフ3970EP-001」です。
3970EP-001は月旅行プロジェクトの公表する時に身に着けていた超高級モデル。
パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ・ムーンフェイズの機能を有するグランドコンプリケーションです。
グランドコンプリケーションという名は複雑機構を複数搭載する最高級モデルの称号であり、それに伴い圧倒的な価値をもちます。
既に生産終了しているモデルですが、現在の相場は1000万円越え。
前澤社長が持つ時計は、どれも桁が違います。
また、数あるグランドコンプリケーションの中でも前澤社長が3970EP-001を愛用している理由ですが、おそらくムーンフェイズ搭載モデルであるからだと思います。
前澤社長は宇宙旅行を計画するほど宇宙に拘りを持っている人物です。
航空・宇宙素材が使われているリシャールミルを愛用しているのも多少は宇宙に対するこだわりも入っていると思います。
だからこそパテックスフィリップを選ぶ際にもムーンフェイズ搭載モデルを選んだのではないかと推測できます。
ちなみに「オメガじゃだめなの?」と思うかもしれませんが、世界有数の富豪である前澤社長にとっては少し物足りないのかもしれません。
前澤社長の時計④ パテックフィリップ ミニッツリピーター Ref.3939H
前澤社長が所持しているパテックフィリップは1本だけではなく、複数所持しています。
3970EP-001が最も有名ではありますが、複雑機構ミニッツリピーターを搭載するRef.3939Hも愛機としてしばしば登場しています。
ミニッツリピーターは鐘の音で今現在の時刻を知らせてくれる機能です。
古くから存在する機構ですが、製造が非常に難しく、この機能を搭載している時計はごく僅かしかありません。
なお、シンプルな見た目ではありますがトゥールビヨンも搭載されており、2つの複雑機構をもつグランドコンプリケーションに該当します。
ケースには時計の美しさをより際立たせるホワイトゴールドが採用。
こちらも現在生産終了しているモデルではありますが、その価値は5000万円以上と言われています。
いくら経営者といっても、並大抵の経営者ではこの時計を持つことはできません。
超一流の経営者であるからこそ、Ref.3939Hを持つことが出来たのは間違いないでしょう。
ただ、余りにも高価であるに加え、衝撃に弱いことから普段使いには向いているとは言い難く、最近はもっぱらリシャールミルを愛用することが増えているみたいです。
当記事の監修者
南 幸太朗(みなみ こうたろう)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ
学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。