出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/news/20210126
1881年、服部金太郎氏によって創業されたセイコー。京橋の服部時計店からスタートした同社は、今では世界に誇る一大時計ブランドへと成長を遂げました。
2021年は、そんなセイコーの140周年に当たります。
既に2020年末に伝説のキングセイコー復刻モデルでその予兆を感じていた方も多いかもしれませんが、今年は大いなるセイコー新作が続々リリースされていくのではないか。セイコーファンとしては、そんな期待に胸を膨らませるものですね。
1月末、さっそくセイコーからローンチ第一陣が始まりました!コンセプトは「日本の情感あふれる風景を表現」―。
この記事では、創業140年を迎えるセイコー渾身の2021年新作モデルをご紹介いたします!
目次
2021年新作①セイコー プロスペックス ダイバーズ 140周年記念限定モデル
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex/special/140th_limited/
スペック
外装
型番: | SBDX043 / SBDC133 / SBDL083 |
ケースサイズ: | 直径44.3mm / 42mm / 44.5mm |
素材: | ステンレススティール(SBDX043・SBDC133はダイヤシールド) |
文字盤: | グリーン |
ムーブメント
ムーブメント: | 8L35 / 6R35 / V192 |
駆動方式: | 自動巻き / SBDL083はソーラー充電式 |
パワーリザーブ: | 約50時間 / 約70時間 / – |
機能
防水: | 300m / SBDL083は200m |
予価: | 363,000円 / 154,000円 / 89,100円(全て税込) |
冒頭でも述べたように、2021年新作、そしてセイコー140周年記念モデル第一弾として発表されたモデルは、いずれも「日本の風景」がテーマとなっています。
最初にご紹介するプロスペックスでは、沖縄県 西表島に着想を得ている、とのこと!西表島の美しいマングローブ林や川・滝,そしてサンゴ礁が広がる海がプロスペックスに落とし込むために、文字盤に深みのあるグリーンカラーを用います。
ちなみにプロスペックスは、セイコーのスポーツラインです。陸・海・空・走の4つのアウトドア・スポーツシーンに対応させた、大人の本格スポーツウォッチコレクション。中でも「海」に位置するダイバーズラインは、1965年、初の国産ダイバーズウォッチにまでその歴史をさかのぼります。
そんなプロスペックス 「海」から3種の新作がリリース!
さっそくそれぞれを、ご紹介いたします。
①プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル SBDX043
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まず最初にご紹介するのは、プロスペックスの中でも1965年、初の国産ダイバーズウォッチとして誕生した「マリーンマスター」に系譜を持つ、SBDX043です。ちなみに海外ではMM300(マリーンマスター300の略称)で親しまれています。
現在はプロスペックスが多様化していますが、かつてはプロスペックス=マリーンマスター感があるほど代表的なコレクションでした。
このマリーンマスターに「プロフェッショナル」が付与されたモデルは、さらにプロユースのダイバーズウォッチに特化したシリーズとなります。基本的に300m、600m、1000m防水のいずれかを有しており、ダイナミックなベゼルと4時位置リューズが大きな特徴となります。
そんなマリーンマスター プロフェッショナルと西表島が融合した2021年新作では、直径44.3mm×厚み15.4mm存在感たっぷりのケースを特徴とします。
このステンレススティール製ケース及びしっかりとしたブレスレットはダイヤシールド加工が施されており、通常のステンレスよりも傷に強い仕様となりました。
さらに精悍なベゼルはジルコニアセラミックス素材が採用されており、堅牢性に配慮がなされています。
300m防水という十分すぎるスペックからも、その配慮を感じ取ることができるでしょう。
余談ですが、この300m防水という数字にも示唆的なものがあります。と言うのも、初代マリーンマスターは150m防水だったのですが、1968年、セイコーの開発チームはよりハイレベルなダイバーズウォッチを目指して、300m防水ウォッチを完成させます。その1968年当時のモデルのデザインを、今回こちらのSBDX043では踏襲することとなったのです。
こういった歴史的背景や優れたスペックに加えて、さらに心惹かれるのは深みのあるグリーンカラー文字盤ではないでしょうか。
さらに秒針がゴールドに彩られていますが、これは西表島の、人間が手付かずの原生林に差し込む朝日をイメージしているのだとか。
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ダイバーズウォッチと言うと武骨なデザインのモデルも多いですが(そしてそれがまた魅惑的でもあるのですが)、洗練された印象をもまとう、140周年モデルらしい出来栄えと言えるでしょう。
搭載するムーブメントは自動巻き8L35。
セイコーの中でも高級時計工房に位置する岩手県雫石ので製造・組み立て・調整された傑出したダイバーズウォッチ専用機械で、過去復刻モデル等の特別な一本で実力を発揮してきました。
SBDX043は数量限定3,000本生産。定価は税込363,000円。
2021年3月6日から発売がスタートします。
なお、文字盤と同様に原生林を彷彿とさせるような、ディープグリーンのシリコン製ストラップが付属しているとのことです。
②プロスペックス ダイバー スキューバ SBDC133
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次にご紹介するのが、ダイバー スキューバラインから登場したSBDC133です。
ダイバー スキューバとは「実用的なダイバーズウォッチ」というコンセプトのもとに誕生したプロスペックスシリーズ。
そのため価格もマリーンマスターに比べるとお手頃であることが特徴です。スペックは一律で200m防水となりますが飽和潜水可能で、デイリーユースとしては十分すぎるスペックと言えるでしょう。
そんなダイバー スキューバからリリースされた2021年新作 SPB207もまた、ディープグリーン文字盤にゴールドカラーの秒針が採用され、マリーンマスター同様のデザインコードとなっています。ただしこちらは秒針に赤いが差し色に加わっており、ワンポイントのアクセントを楽しませてくれますね。
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防水性は200mとマリーンマスターに比べれば控えめであるため(繰り返しになりますが、十分すぎるスペックです)、ケース直径は42mm×厚さ12.5mm。そのためダイバーズウォッチとして、扱いやすいと思う方もいらっしゃるでしょう。
なお、SBDC133もステンレススティール外装にダイヤシールドが、そしてベゼルにはジルコニアセラミックスが採用されており、耐傷性に富んだ逸品に仕上がります。
搭載するムーブメントは自動巻きキャリバー6R35。アルピニストやプレザージュの中価格帯モデルに搭載される銘キャリバーで、ハイビートゆえに高精度を叩き出すことで定評があります。一方で約70時間のロングパワーリザーブも誇っており、実用面にも優れた名機と言えるでしょう。
SBDC133は税込予価154,000円。数量限定6,000本生産。こちらも2021年3月6日より発売開始となります。
グリーンカラーのシリコン製ストラップ付。
③プロスペックス ダイバー スキューバ SBDL083
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ダイバー スキューバからもう一本、特別モデルがリリースされました。
ガッシリとしたケースサイズ、そして12時インデックスが髷の形に似ているといった理由から、「SUMO(相撲)」の愛称で親しまれているセイコーのダイバーズモデルがいくつか存在します。こちらのSBDL083は、そんなSUMOをインスパイアしたソーラークロノグラフモデル。
直径44.5mm×厚さ13.7mmのケースはまさに横綱級の圧巻さを持ち合わせます。
グリーン×秒針ゴールドのデザインコードを踏襲していいますが、クロノグラフ特有のレーシーさや、インダイアルのブラックトーンが他の二機種とはまた違ったインパクトを有していると言えるでしょう。
ソーラー充電式であるため、エコなのも西表島のような自然を守る、サスティナビリティに貢献した素晴らしいモデルともなっております。
なお、こちらのモデルにも文字盤と同色のシリコン製ストラップが付属します。
税込定価は89,100円。数量限定4,000本生産。2021年3月6日から発売開始予定です。
2021年新作②セイコー アストロン 5X 140周年記念限定モデル SBXC083
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/astron/140th_limited_jp
スペック
外装
型番: | SBXC083 |
ケースサイズ: | 直径42.7mm×厚さ13.3mm |
素材: | ステンレススティール(スーパーブラックダイヤシールド) |
文字盤: | 夜桜 |
ムーブメント
ムーブメント: | 5X53 |
駆動方式: | ソーラーGPS衛星電波修正 |
パワーリザーブ: | – |
機能
防水: | 10気圧 |
予価: | 253,000円(税込) |
「日本の情感あふれる風景を表現」―次に紹介するのは、幻想的な夜桜を表現した逸品です。
この風景が落とし込まれたコレクションは、大人気アストロンです!
夜空のかなたを思わせるアストロンと、夜空の中で儚げに咲く桜とが、えもいわれぬ色気を醸し出す逸品ではないでしょうか。
アストロンは、2012年にセイコーが爆誕させた、世界初のGPSソーラーウォッチです。ちなみにこのモデル名は、1969年、時計業界に大きなパラダイムシフトを喚起することとなったクォーツ時計に由来します。
もともと電波時計は存在していましたが、これは標準電波の受信によって正確な時刻表示を行うための機能です。そのため対応する標準電波を受信しない地域では、通常のクォーツ時計として機能することとなります。
しかしながらアストロンは、GPS衛星からのシグナル受信を行うことで、地球上のどこにいても緯度・経度・高度から現在地を特定!つまり、GPS受信が行える場所(主に屋外)であれば、地球上のどこでも今ユーザーがいる場所の正確な時刻表示を可能にした機能なのです。
今でこそGPS受信はメジャーになりつつありますが、2012年当時は世界初にして世界唯一。そのため、セイコーの名がさらに世界で躍進することとなったのは、言うまでもありません。
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そんな優れた性能を有するアストロンですが、まだリリースされて10年経っていないにもかかわらず、画期的なアップデートが順次図られています。
「5X」と付く当シリーズは、2018年11月、「アストロン史上最高性能」という謳い文句とともにローンチされたまさに最新鋭となります。
さらに140周年記念ということで、硬質なスーパーブラックダイヤシールド外装に濃い紫,そして夜桜のバックを飾る星空を彷彿とさせるような、ラメ入り文字盤を携えた限定モデルに完成しました。
ちなみにスーパーブラックダイヤシールドとは、通常のステンレススティールに施された特別加工です。これによってブラック基調のスタイリッシュな外装を獲得するのみならず、傷や退色にめっぽう強い硬質性を獲得することとなりました。
美しい文字盤とともに、本当に特別感を味わえる逸品だと思います。
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ちなみに5Xシリーズについて簡単に解説すると、これは5Xムーブメントを搭載する個体となります。
セイコー曰く「史上最高性能」な理由は、従来のアストロンから大幅にダウンサイジングしたこと。アストロンの処女作は7Xシリーズ、次いで8Xシリーズがリリースされていますが、ケース直径は50mm以上と腕時計としてはかなり大型な部類でした。
これは、アストロンが「GPS電波受信」という利便性を持つがゆえの副作用です。
GPS電波受信には高感度なアンテナが必要となりますが、このアンテナの小型化は非常に難易度が高くなります。
しかしながら5Xシリーズではアンテナの容量を抑え、なんとケースサイズ43mm以下を実現!これによって、アストロンがよりスタイリッシュに、よりタウンユースにふさわしいデザイン性を獲得したことは言うまでもありません。なお、5Xシリーズより、レディースモデルもリリースされることとなりました。
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当新作も、ケース直径42.7mm×厚さ13.3mmと、近年のメンズスタンダードの域に収まるサイズ感となっております。
さらにこちらの2021年新作で搭載される5X53もまた、特筆すべき点の多いキャリバーです。
まず、高速タイムゾーン修正を持つこと。アンテナの受信感度を高めることで、GPSをいち早くキャッチして信号を取り込み、なんと最短3秒で正確な時刻情報を時計に反映しているのです。これによって、「電波受信の際に膨大なエネルギーを消費してしまう」といったGPSウォッチ特有の欠点を、大幅に改善しました。
また、ホームタイム・ローカルタイムを容易なボタン操作で瞬時に切り替えるタイムトランスファー機能。そしてユーザーの使用環境によって一日に買いGPS受信を行うスーパースマートセンサー機能等を付加しており、アストロンの中でも非常に完成された逸品に仕上がりました。
内外ともにハイレベルな140周年記念モデルとなっていますね。
こちらの税込予価は253,000円。世界限定1,500本生産です。
発売開始は2021年2月19日から。実機を見たら、欲しくなってしまいそうな新作の一つです。
2021年新作③セイコー プレザージュ Sharp Edged Series 140周年記念限定モデル SARX085
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/presage/special/140th_limited/
スペック
外装
型番: | SARX085 |
ケースサイズ: | 直径39.3mm×厚さ11.1mm |
素材: | ステンレススティール(ブラック硬質コーティング) |
文字盤: | 暁 |
ムーブメント
ムーブメント: | 6R35 |
駆動方式: | 自動巻き |
パワーリザーブ: | 約70時間 |
機能
防水: | 10気圧 |
予価: | 132,000円(税込) |
セイコー140周年記念モデル、三つ目にご紹介するのはプレザージュです!この「日本の情感あふれる風景」は、夜明け前の暁(あかつき)とのこと。確かに外周のブラックからじょじょにゴールドカラーに変化していく文字盤は、ゆっくりと夜の闇を拭い去っていく朝日を彷彿とさせるデザインですね。
プレザージュは2011年に誕生した、セイコーのラグジュアリーコレクションです。
非常に種類が豊富なのですが、どのモデルにも通じるのが「エレガンス」。セイコーと言うとセイコー5や前述したプロスペックス,アストロンといったスポーティーなモデルが人気といった印象ですが、エレガントでドレッシーなプレザージュもまた、時計愛好家から非常に高い評価を得てきました。
厚みを抑えたケースや文字盤の美しさは、武骨さとは無縁の洗練された印象を見る人に与えます。
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ちなみに当新作のモデル名についた「Sharp Edged Series」は、2020年9月からプレザージュラインに加わった派生シリーズです。セイコー曰く「日本独自の美意識」を腕時計に落とし込んだシリーズとあって、140周年記念のベースとして選ばれたのでしょう。
まずSARX085を見て目を引くのが、文字盤の意匠ですね。
前述の通り「暁」をイメージしているとあり、夜の闇からじょじょに金色に世界が変わっていく様が、グラデーションで表現されています。ちなみに外装もステンレススティールにブラック硬質コーティングが施されたことで、より夜明けのコントラストをイメージさせています。
なお、特徴的な文字盤パターンも日本独自の美意識がモチーフとなっています。
こちらは、日本の伝統的な麻の葉模様とのこと。麻の葉は平安時代から見受けられる意匠で、家紋や神紋,産着等にも用いられます。健やかな成長や出世を象徴するとのことで、大変縁起の良い意匠と言えますね。
このパターンは厚みわずか0.4mmの金属板上に施されており、模様に緻密な高低差を付けることで、光の当たり具合で表情を変えるといった工夫も凝らされています。
搭載するムーブメントは、プロスペックス 140周年モデル SBDC133でもご紹介した、6R35です。高精度ながらパワーリザーブ約70時間という実用性を備えており、普段使いに最適です。
なお、ブラックのカーフストラップも付属しているため、よりシックにも楽しめそうですね。
税込予価は132,000円。数量限定4,000本生産。こちらもアストロン同様、2021年2月19日から発売スタートとなります。
2021年新作④セイコー プロスペックス ダイバースキューバ 140周年記念限定モデル SBDC139
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/special/140th_limited/
スペック
外装
型番: | SBDC139 |
ケースサイズ: | 直径40.5mm×厚さ13.2mm |
素材: | ステンレススティール(ダイヤシールド) |
文字盤: | ホワイト |
ムーブメント
ムーブメント: | 6R35 |
駆動方式: | 自動巻き |
パワーリザーブ: | 約70時間 |
機能
防水: | 200m |
予価: | 143,000円(税込) |
2021年2月末、さらに「セイコー創業140周年記念限定モデル 第2弾」と銘打たれ、特筆すべき新作モデルが追加されることとなりました!
冒頭でも述べているように、今年のセイコーのコンセプトは「日本の情感あふれる風景を表現」。第2陣では、雲の切れ間から差し込む美しい光芒(こうぼう)をイメージしたモデルが打ち出されることとなりました。
主要モデルからの新作となりますが、まず最初にご紹介するのはプロスペックス ダイバースキューバから!従来ブラック基調のモデルが多かった同シリーズですが、ホワイト文字盤という爽やかなモデルに仕上がっていることが大きな特徴ではないでしょうか。
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前述の通りプロスペックスはセイコーのブランドの一つで、陸・海・空・走の4つのアウトドア・スポーツシーンに対応させた、一大スポーツコレクションとなります。
もっとも、代表的なシリーズは海に集中していると言っていいかもしれません。
国産初のダイバーズウォッチに端を発する「マリンマスター」は世界的にも非常に高い評価を有しておりますが、今回新作の対象となったのは「ダイバースキューバ」。実用ダイバーズウォッチというコンセプトのもと誕生したモデルで、一律200m防水、そしてマリンマスターと比べるとリーズナブルな価格設定が行われていることが魅力となります。
今作でもダイバースキューバらしい200m防水、そして潜水に欠かせない逆回転防止ベゼルを備えており、ホワイト×ブルーのカラーリングと最高にマッチしています。
価格面でも、周年記念モデルであるにもかかわらず税込143,000円と非常に良心的。
かと言って性能が低いと言ったことはありません。現在セイコー機械式モデルの主力機でもある自動巻きCal.6R35が搭載されており、パワーリザーブ最大70時間と、きわめて優れた実用性を誇ると言えますね。
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140周年モデルと言うこともあってか、2021年セイコー新作の多くが数量限定生産となります。
こちらのSBDC139も6,000本限定。
2021年5月8日から販売スタートとのことですが、高い人気を得ることが予想されます。気になる方は早めのご予約をお勧めいたします。
2021年新作⑤セイコー プレザージュ 140周年記念限定モデル SARF007
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/special/140th_limited/
スペック
外装
型番: | SARF007 |
ケースサイズ: | 直径42.2mm×厚さ13.7mm |
素材: | ステンレススティール(ダイヤシールド) |
文字盤: | ホワイト |
ムーブメント
ムーブメント: | 6R64 |
駆動方式: | 自動巻き |
パワーリザーブ: | 約45時間 |
機能
防水: | 200m |
予価: | 159,500円(税込) |
エレガンスラインのプレザージュ。
もっとも2021年新作第二陣では、プレザージュには珍しくスポーティーテイストが強調されたデザインとなっていることが大きな特徴です。文字盤には第一陣でご紹介した「暁」同様に麻模様があしらわれていますが、ホワイト×ブルーのバイカラーによって明るい印象が強まりました。
さらにGMT機能を搭載していることも特筆すべき点ですね。
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搭載される自動巻きムーブメント6R64は2018年に発表されたばかりの新機軸で、プレザージュでは初の採用となります。
GMT針の他にパワーリザーブインジケーター,ポインターデイト(6時位置)を有する多機能機であるにもかかわらずすっきりとしたレイアウトを実現しており、周年モデルとしてふさわしい出来栄えと言えるでしょう。
こちらも数量限定で3500本販売。2021年5月28日~となっております。
2021年新作⑥セイコー アストロン 140周年記念限定モデル SBXC092 / SBXC093
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/special/140th_limited/
スペック
外装
型番: | SBXC092 / SBXC093 |
ケースサイズ: | 下記参照 |
素材: | 下記参照 |
文字盤: | ホワイト |
ムーブメント
ムーブメント: | 5X53 |
駆動方式: | ソーラーGPS |
パワーリザーブ: | – |
機能
防水: | 10気圧 |
予価: | 2,750,000円 / 253,000円 (いずれも税込) |
アストロン 5Xシリーズより、さらに驚くべき2021年新作が続くこととなりました!
計2本の追加となりましたが、なんとうち1本、ピンクゴールド×ブルーセラミックケースに白蝶貝文字盤と言う、大変瀟洒な一本なのです!さらにはブルーステッチがあしらわれたクロコ製ストラップによって、クラシカルな印象をもまといます。
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/special/140th_limited/
アストロンと言うと従来は機能性が最重要視されており、デザイン面ではスポーティーに拠っていました。
機能自体が高コストなこともあってか、価格もセイコーの中ではハイエンドクラスに位置付けられています。
それでも今作の275万円という値付けに驚かされた方も多いのではないでしょうか。
もっともこちらは14本限定生産という特別モデル。
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/special/140th_limited/
同時にスタンダードなステンレス製SBXC093もリリースされており、253,000円と5Xシリーズの中では平均的な価格となりました。
もっとも1400本限定生産であるため、やはり早めの予約が吉と言えるでしょう。
なお、第二陣ではこれらのモデルの他、
アストロン 8B63搭載SBXY001。
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/special/140th_limited/
セイコー5 SBSA109。
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/special/140th_limited/
レディースセイコーの金字塔ルキアよりSSVW197が同時リリースされています。
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/special/140th_limited/
いずれも限定生産,2021年5月28日からの販売となっております。
まとめ
セイコー創業140周年を飾る、2021年新作をご紹介いたしました!
もっとも、まだグランドセイコーやセイコーの他シリーズの新作発表は、2021年2月現在で「第二弾」。
そのため今後、ますます魅力的なモデルが順次発表されていくことでしょう。
当店でも、セイコーの新作動向を引き続き追っていきたいと思います!
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当記事の監修者
南 幸太朗(みなみ こうたろう)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ
学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。