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WEBマガジン, 新美貴之, エントリーモデル特集, グランドセイコー

SBGX261 グランドセイコーをこの上なく丁寧に解説する

最終更新日:

グランドセイコー 9Fクオーツ SBGX261

「グランドセイコーSBGX261って何がすごいの?」
「SBGX261の魅力や特長について知りたい」

SBGX261は「これぞグランドセイコー!」といった印象を持つスタンダードな一本です。

無駄なモノを一切省いたシンプルなデザイン性を持ち、国内に留まらず海外からも高い評価を獲得しています。

当店の売上ランキングにおいても常に上位に君臨しており、時計初心者から時計ファンまで、幅広く愛用されている人気モデルだと言えるでしょう。

そんなSBGX261の魅力や特長ついて知りたいという人は多いのではないでしょうか。

この記事ではSBGX261の魅力や特長ついて、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。

SBGX061との違いについても解説しますので、グランドセイコーの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。

グランドセイコー SBGX261とはどのような時計か?

グランドセイコー SBGX261は、まさに時計のお手本といえるモデルです。

無駄のないデザイン性に圧倒的な精度。視認性にも優れ、どんなシーンにおいても重宝します。

グランドセイコー SBGX261

グランドセイコー 9Fクオーツ SBGX261

ケースサイズ:直径37mm×厚さ10.0mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:クォーツ
ムーブメント:9Fクォーツ 9F62
防水性:10気圧防水(日常生活用強化防水)
定価:253,000円(税込)

 

概要

SBGX261は2017年にグランドセイコーからリリースされた、9Fクォーツを搭載したモデルです。

2009年11月に発売されたSBGX061の後継機に当たり、2017年にリファレンスチェンジに伴い現行のSBGX211となりました。

旧モデルとスペックの差は殆どありませんが、文字盤にはグランドセイコーのロゴのみが入るようになったことで、より洗練された印象になっています。

グランドセイコー 9Fクオーツ SBGX261

SBGX211の特徴はなんといっても実用性の高さにあります。

スーツの裾にぴったりと収まる直径37mmケースはビジネスシーンとの相性抜群。悪目立ちしないブラック文字盤にセイコーのステータス性も加わり、どこに身につけて行っても恥ずかしくない時計に仕上がっています。

また、ビジネスだけでなくカジュアルな服装とも合わせやすく、防水性能も高いことから、水仕事の方でも安心して使用することができます。

万能なスペックを持つため、高級時計最初の一本として選ばれる方が多いです。

 

グランドセイコー SBGX261の魅力

グランドセイコー SBGX261の魅力はデザイン・機能性・価格にあります。

全てが高いレベルで融合しているからこそ、SBGX261は高い評価を得ています。

 

魅力①シンプルを極めたオーソドックスなデザイン

グランドセイコー 9Fクオーツ SBGX261

グランドセイコーSBGX261の文字盤はシンプルを極めたオーソドックスな文字盤です。

繊細なドルフィン針に控えめなデイト窓、装飾は12時位置のGSロゴだけとなっており、視認性重視の設計となっています。

艶やかなブラックカラーも上品なイメージを与え、誰に対しても好印象を与えるデザインとなっています。

 

グランドセイコー クォーツ SBGX261

出典:https://www.grand-seiko.com/jp-ja/collections/sbgx261

直径37mmケースは現在のトレンドからすると若干小さめとなりますが、主張しすぎないサイズ感がグランドセイコーらしさを感じさせます。

ブレスレットも高級感のある仕上がりで、どんなファッションにも合わせやすいバランスの良さも魅力的です。

言葉にすればシンプルの一言ですが、細部までこだわり抜かれているからこそ、これ程まで美しい仕上がりになっているのです。

 

魅力②9Fクォーツの名機「9F62」を搭載

グランドセイコーSBGX261に搭載されているムーブメントは圧倒的な精度を持つ9Fクォーツ。

クォーツ式時計の一般的な精度は、月差±15秒~±30秒程度と言われていますが、グランドセイコーの9Fクォーツは「年」に±10秒ほどの誤差しか生じません

この精度の高さがあるからこそ、グランドセイコーのクォーツモデルは高い人気を博しています。

日付カレンダーなし「Caliber 9F62」

https://www.grand-seiko.jp/about/movement/quartz/

9Fクォーツはクォーツの上位互換といえるムーブメントであり、水晶だけでなく、あらゆる機能が一般的なクォーツムーブメントよりも優れます。

例えば、緩急スイッチの存在。

9Fクォーツには他のクォーツムーブメントにはついていない「緩急スイッチ」と呼ばれるスイッチがついていて、つまみを「+」方向もしくは「−」方向に回すことで、遅れと進みを調整することが可能です。これにより、ただでさえ優れる精度はより確実なものになっています。

また、9Fクォーツは日付表示が2000分の1秒で切り替わる「瞬間日送りレバー」を搭載しています。通常のクォーツムーブメントよりも時間が合わせやすく、時計としての実用性は抜群です。

さらに特筆すべきは「ツインパルス制御」。これは簡単に言うと「1秒間に2度、秒針を運針させる」というものです。針の動く距離を小刻みにすることで一般的なクォーツよりも2~3倍ものトルク(回転力)を有することとなり、結果としてこれまでクォーツとは全く異なる太く長い時分針を獲得するに至りました。

※クォーツはトルクが弱いがゆえにプラスティックのような軽量素材で作られた、細く短い時分針を搭載することが一般的だった。この針はともすれば貧弱とも捉えられてしまい、高級機としての沽券に大きく関わる課題であった。

 

ちなみに9Fクォーツの水晶は、3か月間かけてエイジングさせた最高品質の水晶だけを選別して採用しています。

厳しい基準をクリアした一級品の素材とグランドセイコーの技術力が融合した結果、「最高級クォーツムーブメント」が誕生しました。

一般的なクォーツ時計とは一線を画す優れた性能を持つため、グランドセイコーを選ぶなら9Fクォーツ搭載モデルがいいという方も多いです。

 

なお、SBGX261に搭載される「9F62」は1997年から続く名機です。もともとあった9Fクォーツをダウンサイジングしたことで、ケース直径37mm×厚さ10mmのサイズ感を実現しています。

ムーブメントは小型化するとどうしてもトルクが落ちてしまったり性能面で妥協せざるを得なかったりするものですが、9F62は性能は維持されていることがポイント。9Fらしい高精度は言わずもがな、機械式時計とも遜色のない力強さの時分針を有しており、その高級感も変わらずお楽しみ頂けます。

魅力③リーズナブルな価格

グランドセイコーSBGX261のもうひとつの魅力はコストパフォーマンスの高さです。

グランドセイコーは日本を代表する腕時計のハイブランドですが、SBGX261の定価は253,000円(税込)と非常にリーズナブルです。

9Fクォーツ搭載モデルであることを考えると破格のプライスだといえるでしょう。

なお、SBGX261は並行輸入店や中古を扱う時計店での購入で、さらに価格が抑えることができます。

並行新品相場では20万円前後、中古では15万円前後で購入することもできるため、大変お得です。

価格がリーズナブルということ、1本でオン・オフいつでも使えることを考えると、SBGX261は非常にコストパフォーマンスの高い腕時計だといえます。

SBGX261は非常に人気の高い機種で、安定的に需要があります。

グランドセイコーの時計はモデルによっては中々手に入れにくいモデルも存在しますが、SBGX261は流通量が多く、いつでも手に入れることができます。

それでいて、並行相場や中古でも価値が下がりにくいため、初心者に向いている時計であるといえるでしょう。

 

グランドセイコー SBGX261とSBGX061、どちらを買うべきか?

グランドセイコー クォーツ

左:SBGX261 右:SBGX061

SBGX261はグランドセイコーの定番クォーツモデルとして人気ですが、旧型のSBGX061も負けず劣らず人気があります。

上の項でもご紹介しましたが、SBGX261は2017年にリファレンスチェンジしたモデルです。対してSBGX061は2007年に発売されたグランドセイコーが独立する前に作られたモデルです。

どちらもステンレススティールを採用した37mmモデルであり、ムーブメントには9F62が搭載されています。

ケースバックやブレスレットの仕様に関しても同じです。

ただ、文字盤のロゴの配置が異なるので、どちらを選ぶかは、デザインの好みによります。

グランドセイコー クォーツ

左:SBGX261 右:SBGX061

SBGX261は文字盤上部にグランドセイコーのロゴが配置されています。対してSBGX061は文字盤上部にSEIKOのロゴ、文字盤下部にグランドセイコーのロゴが入ります。

SBGX261の方がスッキリとしてデザインとなっており、SBGX061はバランスの取れた配置です。

両モデルともシンプルで素敵なデザインなので、どちらを選んでも高い満足感を得ることができるでしょう。

 

なお、価格に関しては、旧型SBGX061の方が僅かに相場が安めに設計されています。

SBGX061の中古相場は13万円〜15万円程度となっており、SBGX261よりも1~2万円程度お得に購入することが可能です。

どちらのモデルを買うにしても、抜群のコストパフォーマンスを持つモデルであることは確かなので、買って後悔することはないと思います。

 

高級時計 中古店

中古のグランドセイコーをご購入する際の良い選択肢は、信頼できる時計専門店を選ぶことです。

クォーツモデルはメンテナンスの必要がないと思われがちですが、ちゃんと整備された個体と買取後そのまま売りに出された個体では、見た目はもちろんのこと、機械の寿命も異なります。

本当に良い状態の個体を手に入れる為にも、口コミや実績をきちんと確認したうえでお店選びを行いたいですね。

まとめ

SBGX261はシンプルなデザイン性と圧倒的な精度を持つ、グランドセイコーの王道モデルです。

オンオフ問わず使える万能なサイズ感に加え、洗練された美しさ。

時計としての信頼性と品格も申し分なく、世代問わず多くの時計ファンに愛されています。

新品であっても20万円前後で買えるリーズナブルさも人気の秘訣で、高級時計初めての一本としてもサブ機としても重宝すること間違いなしです。

ぜひこのこの機会にSBGX261をご検討くださいませ。

当記事の監修者

新美貴之(にいみ たかゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長

1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年

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