「G-SHOCKの電波ソーラー時計にはどんな種類があるの?」
「G-SHOCKの電波ソーラー時計の機能や実力について詳しく知りたい」
時刻修正や電池交換といった手間がかからず、いつも腕元できわめて正確な時間表示をしてくれる電波ソーラー時計。
20代・30代、タイトなスケジュールで仕事をこなすビジネスマンにとって、強い味方になってくれることでしょう。
そんなニーズの高まりとともに、国内ブランドを中心に電波ソーラー時計のラインナップはますます増えています。
各ブランドで多彩な電波ソーラー時計が勢ぞろいとなっておりますが、そんな中で時計専門店として断然おすすめしたいのがカシオが誇るG-SHOCKです。
そんなG-SHOCKの電波ソーラー時計の機能や実力について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
G-SHOCKの電波ソーラー時計は最新世代ムーブメントが搭載された、きわめて正確で、きわめて高効率な一本。
それでいてG-SHOCKならではのタフネスとアイコニックなデザインをお楽しみ頂けます。
この記事ではG-SHOCKの電波ソーラー時計の機能や実力を、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
人気モデルの紹介もしますので、G-SHOCK 電波ソーラー時計の購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
出典:https://www.facebook.com/CASIOGSHOCKJapan/photos/
目次
G-SHOCK 電波ソーラーの基幹テクノロジー「マルチバンド6」「タフソーラー」とは?
G-SHOCKは1983年の誕生以来、カシオが誇る最先端技術と高度な時計製造技術が、惜しみなく投入されてきました。
世界で最も愛されている腕時計の一つと言って過言ではありませんが(実際、2017年に世界出荷累計1億個超に。また、コロナ禍においてもいち早く業績を回復し、2021年7月現在は営業増益が報じられています)、その人気の秘訣には技術力が大きく影響しているでしょう。
「落としても壊れない」という原始的なニーズに寄り添った腕時計開発のために、これまでどの時計メーカーも考えてこなかった耐衝撃構造を考案したG-SHOCK。
現在では耐衝撃構造の進化は言わずもがな。スマートウォッチ機能やカーボンファイバーといった新素材の利用等において、進化の歩みが留まるところを知りません。
出典:https://www.facebook.com/CASIOGSHOCKJapan/photos/
また、「CMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)」強化にも努めた結果、これまでのカジュアルなイメージを払拭し、メタル素材やハイレベルな仕上げを施した製品を積極的に展開。20代・30代のビジネスマンが「スーツに着けたい」と思えるようなブランディングに成功しています。
G-SHOCKの電波ソーラー時計は、そんなテクノロジーの代名詞的存在と言っていいでしょう。なぜなら完成度の高い電波ソーラー時計を製造するには、優れた時計製造技術はもちろん、多岐に渡った分野の最先端技術が求められるためです。
G-SHOCKの電波ソーラーの実力を、本項では余すことなく解説致します。
①電波ソーラー時計とは?
電波ソーラー時計とは、「電波時計」と「ソーラー時計」の機能が組み合わさった用語です。
出典:https://www.facebook.com/CASIOGSHOCKJapan/photos/
ソーラー時計は「ボタン電池といった一次電池ではなく、太陽光や照明の光を用いて充電できる二次電池搭載」タイプの腕時計ですね。二次電池(バッテリー)は一次電池と異なり使い捨てではなく、電池自体が経年劣化するまでは繰り返し何度でも利用できることが大きな特徴です。エコという観点から、近年では時計業界以外でも注目度の高い充電方式ですね。
世界で初めてソーラー時計を実現したのは、1976年、シチズンでした。
では電波時計とは何かというと、標準電波を受信することで、クォーツ時計を超える正確な時刻表示を行う時計を指します。
出典:https://gshock.casio.com/jp/technology/gps-radio-solar/
一般的なクォーツ時計では、水晶振動子(クォーツ)に電圧印加することで1秒間に32,768回の振動を取り、この振動をICによって1秒回に一回の電気信号へとパルス変換することで時を刻んでいます。その月差(一か月の誤差)は、±15秒~±30秒程度となります。
一方の電波時計は前述の通り標準電波を受信することで精度を取りますが、その誤差は一日でほぼほぼ±0秒と言われています。
そもそも標準電波というのは、政府等が設ける標準電波局から24時間にわたって(停波日あり)常時送信される長波電波なのですが、わが国では福島県・おおたかどや山および佐賀県と福岡県の県境に位置するはがね山の電波送信所が設置されています。この二局で、日本全土をカバーしています。
標準電波局では、セシウム原子時計によって正確な周波数・時刻情報を送信し続けているのですが、この原子時計がミソ。これは原子が光や周波数を放射・吸収する際の周波数で精度を取ることで、10万年に1秒の誤差に抑えるという、驚くべき正確性を有します。そのためテレビやラジオでの時報を中心に採用されてきました。
出典:https://www.facebook.com/CASIOGSHOCKJapan/photos/
すなわち、機械式時計やクォーツ式時計をはるかに凌ぐ高精度時計を実現した、非常に画期的かつ先進的な時計となります。ちなみに世界で初めて電波時計を市販化したのは、ドイツ時計ブランドのユンハンスです。
そして「電波時計が機能として搭載されているなら、どのブランドの個体でも同じでしょ?」と思うのは、早計です。
ソーラー時計は世界のどこでも、太陽光が十分に当たる位置であれば機能するものですが、電波時計はこの標準電波を受信できないことには普通のクォーツ時計としての機能に限定されます。つまり、標準電波は電波受信しづらい屋内や地下のみならず、対応した標準電波が受信できる地域でなければならないということ。標準電波は現在日本の他、中国,北米,イギリス,ドイツの6か所で発信されていますが、例えば日本国内の標準電波のみ対応した機種では、中国での標準電波を受信することはできません。
さらに付け加えると、ソーラー時計にはソーラーパネル,電波時計には受信用アンテナが必ず搭載されていますが、この電波ソーラー時計の二本柱が腕時計のデザイン性を損なってしまうケースが少なくありません。
なぜなら高感度かつ高効率なパネル・アンテナ製造は難易度が高く、かつ小型軽量化も容易ではないため、受信や受光といった機能を優先させてしまうことで、ガジェット的な文字盤になってしまったり、大きすぎるサイズであったりするのです。
これらの課題を見事解決しているのが、G-SHOCKの電波ソーラー時計と言えるでしょう。
そしてこの解決の理由およびG-SHOCKの電波ソーラー時計の実力を知るためには、「マルチバンド6」と「タフソーラー」を理解する必要があります。
②マルチバンド6とは?
出典:https://www.edifice-watches.com/jp/ja/technology/multiband6/
マルチバンド6とは、カシオが2008年に開発した多局電波受信ムーブメントです。以降、G-SHOCKはもちろんのこと、オシアナスやエディフィス,プロトレックといったカシオの主力腕時計製品に搭載されていくこととなります。
もともとG-SHOCKでは、2000年代に入って電波ソーラー化が進行していました。
初めての電波時計は2002年に登場した5600系「スピードモデル」搭載機でしたが、とりわけ2003年に小型かつ高感度なアモルファス製アンテナを開発したことが、電波ソーラー化の勢いに拍車をかけます。
出典:https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.G-5600E-1/
※初代電波時計 G-5600 ORIGIN
アモルファスとは規則的な結晶構造を持たない金属のことで、きわめて高い強度と耐磁性能を有します。また、しなやかな特性を有することから耐衝撃性を確保しつつ、アンテナ形状や受信ICチップをチューンアップすることで、高効率かつ小型な電波受信アンテナを実現しました(アモルファス金属はきわめて加工が難しい中、アンテナとして実現したカシオの技術力には驚きを隠せません)。
前項でも言及しましたが、電波時計を常識的なサイズ感にするためには小型アンテナが欠かせません。また、ただ小型にするばかりだと、まったく電波を受信しないなんてことも。そのため小型化と高効率化を図ったカシオは、電波時計の何たるかを早い段階で知り尽くしていたことが垣間見えますね。
とは言え2003年当時の電波時計は、あくまで国内仕様でした。
しかしながら、そこは世界のG-SHOCK。
「世界から愛されている」こと,また時代はグローバリゼーションの真っただ中にあったことから、ついに悲願のマルチバンド6を開発するに至ったのです。
出典:https://products.g-shock.jp/_detail/GW-9200J-1/
※2008年に登場した初・マルチバンド6搭載のレイズマン GW-9200J
このマルチバンド6は、「6」が指し示すように日本の2局含む中国,北米,イギリス,ドイツといった世界6局の標準電波受信機能を実現した、ワールドワイドな電波時計です。
ちなみにこの前年にも多局電波受信ムーブメントを開発していましたが、そちらは5局までのマルチバンド5でした。
マルチバンド6ではアモルファス製アンテナを基軸に、多局の電波受信を可能とするため、より広範な地域での周波数帯を受信できる新開発ICチップを搭載。ちなみに「高感度」と言うことは屋内(もっとも、あまりに奥まった場所は除きますが)での受信も可能にしているため、いつでも正確な時間を確認できるのが嬉しいですね。
現在、他社の低価格帯の電波ソーラー時計は日本国内対応であることが少なくありません。しかしながらG-SHOCKでは、このマルチバンド6をスタンダードとしているのです。
なお、自動受信機能が搭載されており、夜間に最大6回、これが行われます(基本的に、受信ができれば一回で終わります。そのため大幅に電池を食うということはありません)。
ちなみに手動受信も可能です。機種にもよりますが、ほとんどがプッシュボタンを長押しするだけの簡易な操作となります。
③タフソーラーとは?
タフソーラーはマルチバンド6よりも早く、1998年に開発されたソーラームーブメントです。現在ではプロフェッショナルユースをコンセプトとしたMASTER OF Gの中の、レイズマン(生産終了)で初めて搭載されました。
出典:https://products.g-shock.jp/_detail/DW-9300J-1/
※G-SHOCK初となるソーラーウォッチ・レイズマン DW-9300J
ソーラー時計は前述の通り、太陽光や照明の光によって充電を行う機構です。
ほとんどのソーラー時計はソーラーパネルを文字盤部分にセッティングすることで、その機能を実現しています。そのため文字盤はある程度の透過率を要し、かつこれまた常識的なサイズ感に収めなくてはなりません。
そこでカシオは小型ソーラーパネルの開発に成功するのですが、加えて低電圧駆動のLSI(大規模集積回路。高密度かつ複雑な回路搭載を行ったチップで、現在はICとほぼ同義だが、非常に高性能チップであることは間違いない)を搭載。これによってきわめて低消費電力駆動を可能にし、わずかな光を動力に変換。さらに電池の「長持ち」に配慮することとなりました。大容量蓄電池が組み合わされていることも、この長持ちに一役買っています。
ちなみにこういった蓄電池はそのままにしておくと充電・放電が繰り返され、結果として電池の長持ちを妨げます。そこでカシオではこのタフソーラーに「パワーセービング機能」を搭載することで、暗所に一定時間置かれると、液晶の表示を消すように配慮しました。
出典:https://www.edifice-watches.com/jp/ja/technology/light/
なお、低消費電力駆動が可能ということは、それだけ各種回路に負担がかからず、多機能を安定的に搭載させられる、ということ。
そのためカシオのソーラー時計には、ワールドタイムやスマートフォンリンク機能,デイデイト表示はもちろん、前述した電波受信機能をも搭載させられるというわけですね。
さらに言うと、近年ではモデルにもよりますがムーブメントのさらなる省電力化が進行し、より低電圧駆動が可能となりました。
これによって「さらに僅かな光を受けるだけで、十二分な動力を発揮する」ことに繋がり、ひいては文字盤デザインの自由度が向上する結果に。
他社の高級時計とも遜色ない美しい色合いの文字盤も多数ラインナップされており、ビジネススーツに合わせたい男性にはぴったりの選択ではないでしょうか。
Column;電波時計とGPS時計の違い
「電波時計とGPS時計って何が違うの?」
このようなお問合せを頂くことがよくあります。
この二者の違いは、受信する電波の種類です。
電波時計は前述の通り標準電波を受信する機能ですが、GPS時計はGPSすなわちGlobal Positioning System(全地球測位システム)の略で、GPS衛星と呼ばれる人工衛星から送信される電波の受信時計となります。
GPS衛星は本来は時刻表示と言うより位置情報測定システムであり、アメリカで軍事目的に開発されました。地球周回軌道上にある人工衛星・GPSから発せられた時間信号と、受信エリアでのその時間差によって衛星までの距離を算出し、位置情報を確認するものです。
出典:https://gshock.casio.com/jp/technology/
GPSもまた原子時計を基準としているため、きわめて高精度な時刻情報を発信し続けています。さらに標準電波と異なり、基本的に地球上のどこにいても上空にGPS衛星が存在している関係から、国や地域によって使えないといった弱点はありません。
そのためGPS時計はよりワールドワイドな時計と言えるでしょう。
しかしながらGPS時計は受信アンテナの小型軽量化が電波時計よりもはるかに難しく、また受信による電力消費は膨大です。カシオもまたGPS受信ウォッチを多数リリースしていますが、腕時計サイズにし、かつ省電力化することには並々ならぬ苦労があったことでしょう。
こういった背景から、GPS時計は10万円以上が当たり前の高価格帯。さらに大型化しやすい傾向にもあります。
そのため「予算に限りがある」「スタンダードなデザインが好き」といった方は、電波ソーラー時計をご選択になると良いでしょう。
カシオ G-SHOCKが誇る次世代電波ソーラー時計「タフムーブメント」とは?
出典:https://gshock.casio.com/jp/technology/
2008年にマルチバンド6が完成し、カシオの電波ソーラー時計はまた一段階の進化を遂げることとなりました。同年「次世代電波ソーラー時計」として発表されたのが、本項でご紹介するタフムーブメントです。
このタフムーブメントは前述した「タフソーラー」「マルチバンド6」に加えて「針位置自動補正機能」「ハイブリッドマウント構造」を搭載していることが大きな特徴です。
針位置自動補正機能は、針ズレに対する神経質とも言える対策。
独自アルゴリズムによって時分秒針の位置を常時検知し、万が一ズレが生じた場合に正しい一に自動補正するという機能です。ビジネス用途にG-SHOCKを選ぼうと思った時、アナログ表示モデルがまず候補に挙がることでしょう。
このアナログモデルのための機能で、「正確性」を突き詰めた結果です。なお、こういったセンサーを搭載するとムーブメントがどうしても大型化してしまうものですが、カシオでは独自テクノロジーによって省スペース化,さらには省電力化をも実現していると言うのだから驚きを禁じえません。
出典:https://www.facebook.com/CASIOGSHOCKJapan/
一方のハイブリッドマウント構造もまた、神経質とも言える耐衝撃構造へのダメ押し。
ムーブメントに使われるパーツの素材・形状・重量バランスを徹底的に見直し、緻密な設計のもと、ムーブメントの堅牢性を高めた仕様です。もともとG-SHOCKの耐衝撃構造は、ムーブメントを守るための緩衝材をムーブメント=ケース間に噛ませて担保する、といった基本構造で成り立ちます。しかしながらそれではまだ足りず、ムーブメントそのものを強化させる姿勢に、私たちのG-SHOCKの意気込みを感じさせます。
なお、現在タフムーブメントが搭載された製品ページにはTOUGH MVのロゴがゴールドに光って明記されています。
カシオ G-SHOCK 電波ソーラー 人気モデル5選
最後に、G-SHOCKの中でも特に人気の高いモデルを5選、ご紹介致します!
同一コレクション内でもカラーバリエーション豊富なG-SHOCKですので、ぜひ好みに合う一本を選んでくださいね。
人気モデル①GMW-B5000D-1JF
出典:https://g-shock.jp/products/origin/
スペック
詳細
素材: | ステンレススチール |
ケースサイズ: | 縦49.3mm×横43.2mm×厚さ13mm |
重量: | 167g |
基本機能: | 電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム),モバイルリンク |
その他機能: | ワールドタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,パワーセービング機能,LEDライト等 |
防水性: | 20気圧 |
定価: | 66,000円(モデルによる) |
これぞG-SHOCK!
といった、アイコニックなスクエア型が採用された当モデル。「フルメタル5000」の愛称でも知られているように、外装がステンレススティール製であることが、大きな特徴です。
樹脂の印象が強いG-SHOCKですが、1996年からMR-Gコレクションを皮切りに、「第二のマテリアル・メタル」として使用を行ってきました。現行ラインでは、このメタル製がメインを張っていると言っていいですね。
とは言え従来はオーセンティックなラウンドフォルムでの採用に留まっていましたが、2018年よりDW-B5000としてファン待望のスクエア型メタルG-SHOCKが商品化!
出典:https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.GMW-B5000D-1/
なお、デジタル表示ですのでタフムーブメントではなくタフソーラー・マルチバンド6搭載機となりますが、Bluetoothもまた搭載されており、スマートフォンリンクが可能に。スマートフォン上での時刻修正も可能です。
出典:https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.GMW-B5000D-1/
G-SHOCKらしくカラーバリエーションが豊富なのも、嬉しいところ。
なお、上記のようなブラックやゴールドは、IP処理と言う表面加工処理技術によって実現しています。
人気モデル②MTG-B2000B
出典:https://g-shock.jp/products/origin/
スペック
詳細
素材: | ステンレススチール |
ケースサイズ: | 縦55.1mm×横51mm×厚さ15.9mm |
重量: | 156g |
基本機能: | 電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム),モバイルリンク |
その他機能: | ワールドタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,パワーセービング機能,LEDライト等 |
防水性: | 20気圧 |
定価: | 137,500円(モデルによる) |
「Metal Twisted(編み込まれたメタル)」すなわちメタルと樹脂を融合させたハイエンドラインとして1999年に登場したMT-Gシリーズ。
もともとはメタル(ステンレススティール)と樹脂パーツを組み合わせた二体構造のベゼルが特徴でしたが、近年では第三のマテリアルとして登場した「カーボン」を巧みに耐衝撃構造に利用した最新鋭G-SHOCKとしても話題です。
この構造は「デュアルコアガード構造」と呼ばれます。
ケースが二重構造になっているのですが、カーボン製インナーケースをステンレススティール製のベゼルおよびミドルケースでサンドイッチすることで一体化。さらにこのカーボン製インナーケースは「カーボンモノコックケース」と呼ばれ、裏蓋及びボタンガードを持ちません。
出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/mtg-b2000/
そのため外装からはメタル製時計ならではの風合いと、すっきりとしたデザイン性を楽しめることが魅力です。
非常に丁寧な仕上げが施されているため、高級感は抜群。
出典:https://products.g-shock.jp/_detail/MTG-B2000B-1A2/
なお、こちらもカラーバリエーションが豊富ですので、好みの一本を選択しやすいでしょう。
人気モデル③MTG-B1000
出典:https://g-shock.jp/products/origin/
スペック
詳細
素材: | ステンレススチール |
ケースサイズ: | 縦55.8mm×横51.7mm×厚さ14.4mm |
重量: | 182g |
基本機能: | 電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム),モバイルリンク |
その他機能: | ワールドタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,パワーセービング機能,LEDライト等 |
防水性: | 20気圧 |
定価: | 110,000円(モデルによる) |
前項でご紹介したMT-Gの、ロングセラーがMTG-B1000です。
こちらはベゼル・裏蓋・バンド接続部を連結することでフレーム(枠)を形成し、内部ムーブメントを「面から守ろう」という耐衝撃構造。
この構造上、これまで大きいと思われてきたメタル製G-SHOCKの、小径化を図りました。
なお、インナーケースはカーボン製ですので、軽量化にも一役買っています。
ロングセラーだけあり、MTG-B2000と比べると比較的リーズナブルなのも嬉しいところ。
出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/
こちらも、お好きな一本を選びましょう!
MR-G人気モデル④MRG-B1000D
出典:https://g-shock.jp/products/mr-g/
スペック
詳細
素材: | チタン |
ケースサイズ: | 縦52.2mm×横46.2mm×厚さ14.6mm |
重量: | 150g |
基本機能: | モバイルリンク,標準電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム) |
その他機能: | デュアルタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,バッテリー充電警告機能,LEDライト等 |
防水性: | 20気圧 |
定価: | 286,000円(モデルによる) |
G-SHOCK屈指のハイエンドラインと言えば、MR-Gシリーズです。
フルメタルG-SHOCKの始祖であり、伝統的にチタンを用いてきました。この素材もさることながら、非常に高度な仕上げや加工によって、高級時計の風格は申し分なし。
現在ではGPS電波受信機能搭載モデルがラインナップのほとんどですが、こちらのMRG-B1000系は2018年に登場してから、電波ソーラー時計の金字塔的存在であり続けました。
出典:https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.MRG-B1000D-1A/
他のMR-Gと比べて低価格帯かつ小径サイズなのも嬉しいところ。
スーツにマッチする電波ソーラー時計をお探しの方は、ぜひMR-Gを試着してみましょう!
MR-G人気モデル⑤フロッグマン GWF-A1000
出典:https://g-shock.jp/products/mr-g/
スペック
詳細
素材: | カーボン×ステンレススティール |
ケースサイズ: | 縦56.7mm×横53.3mm×厚さ19.7mm |
重量: | 119 |
基本機能: | モバイルリンク,標準電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム) |
その他機能: | デュアルタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,バッテリー充電警告機能,LEDライト等 |
防水性: | 20気圧 |
定価: | 99,000円(モデルによる) |
G-SHOCKで唯一ISO規格に準拠した、正真正銘のダイバーズウォッチが、こちらのフロッグマンです。
MASTER OF Gシリーズの中でも「海」をカバーする屈指の人気ラインで、水中での操作性を意識した大振りプッシャーや、アシンメトリーなデザインが特徴的です。
ちなみになぜアシンメトリー、すなわちケースがやや左側にズレて非対称的になっているかと言うと、リューズが手の甲にぶつかってしまうのを避けてのこと。
マルチバンド6やタフソーラーといった機能性もさることながら、とにかくダイナミックでカッコいい時計が欲しい方にお勧めの一本です。
まとめ
カシオが誇る電波ソーラー技術をいかんなく発揮したG-SHOCKについてご紹介致しました!
文中でも述べているように、GPS時計のシェアが大きくなってはいるものの、電波ソーラー時計の利便性や魅力的な価格設定は20代・30代のビジネスマンの大きな味方。
より正確かつタフ、さらにはアイコニックでカッコいい電波ソーラーG-SHOCKを腕に、バリバリ仕事をこなしてみませんか?
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年