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サブマリーナ, WEBマガジン, 池田裕之, ロレックス

常時品薄ロレックス!サブマリーナー 126610LVを買うなら知っておきたいこと

最終更新日:

「サブマリーナー 126610LVって何がすごいの?」
「サブマリーナー 126610LVの魅力について知りたい」

ロレックスの大人気コレクション「サブマリーナー」。

1953年にロレックス史に誕生した超ロングセラーであると同時に、長い歴史の中で豊かなコレクション展開が行われてきましたが、近年の人気トピックと言えば「グリーンサブ」ではないでしょうか。

2003年、サブマリーナー誕生50周年の節目にコレクションに加わったグリーンサブ。

ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンを身にまとったモダンな一本となっております。

誕生当初は限定生産と思われることもありましたが、現在では定番モデルへ。

2020年には最新型となるRef.126610LVがローンチされ、ますますの人気を誇っているのはご存知の通りです。

この「人気」が近年は加速し、グリーンサブは常に品薄気味。

とりわけ最新版のRef.126610LVは正規店はおろか、並行輸入店でも人気のあまり入荷がなかなか難しくなってきたモデルで、業者間では争奪戦が繰り広げられております。

そんなサブマリーナー 126610LVの魅力について知りたいという人は多いのではないでしょうか。

サブマリーナー自体もともと人気のコレクションでしたが、最新の実用性と堅牢さ、かつカラーリングで更に価格高騰しています。

この記事ではサブマリーナー 126610LVの魅力と特長を、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。

近年の実勢相場についても解説しますので、ロレックスの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。

ロレックス サブマリーナー 126610LV

 

ロレックス サブマリーナー 126610LVってどんなモデル?

サブマリーナー 126610LVは、2020年にロレックスから発表されたダイバーズウォッチです。

余談ですが、例年3月~4月にかけて各社が新作発表を行うのが時計業界の通例でしたが、2020年は新型コロナウイルス真っただ中。そのためロレックスも新作発表は9月にずれ込み、さらにオンライン上でのローンチとなったのですが、例年通りの盛り上がりだったのは、さすがロレックスです。

 

さて、そんな2020年9月の発表で、サブマリーナーはコレクション全体でモデルチェンジとなりました。

サブマリーナーは大きく分けて「ステンレススティール製モデル デイト付き」「ステンレススティール製モデル ノンデイト」「イエローロレゾールモデル(ステンレススティール×イエローゴールドのコンビ)」「イエローゴールドモデル」「ホワイトゴールドモデル」が存在していますが、その全てがモデルチェンジ。

このモデルチェンジは、詳細は後述しますが、ムーブメントが最新型となったこと。ケース・ブレスレットが再設計され、かつケース直径が1mmアップサイジング(41mmサイズ)したことが主だった内容となります。

しかしながらグリーンサブだけは、先代Ref.116610LVがグリーン文字盤であったことに対して、ブラック文字盤が採用されることとなりました。

 

サブマリーナー Ref.126610LVのスペックはこちらです。

 

サブマリーナー 126610LV

ロレックス サブマリーナ デイト 126610LV

製造期間:2020年~
ケースサイズ:直径 41mm
搭載ムーブメント:Cal.3235
パワーリザーブ:約70時間
夜光塗料:クロマライト
防水性能:300m
定価:1,259,500円

 

そもそも「グリーンサブ」とは何なのか?

冒頭でもご紹介したように、「グリーンサブ」は2003年、サブマリーナー50周年の節目にラインナップに加わった、です(さらに余談を続けると、この2003年も新型肺炎SARS蔓延中。SARS流行の中心地であったアジア諸国の出展者が新作見本市バーゼルワールドへ出展中止になるなどのひと悶着がありました)。

 

初代グリーンサブはRef.16610LV。2003年~2010年まで製造されたこのモデルは、アルミベゼルにブラック文字盤を備えた40mmサイズで、海外では「カーミット(Kermit)」などといった愛称で親しまれました。

ロレックス サブマリーナー 16610LV

ちなみに「LV」は仏語で「グリーンベゼル」を意味するLunette Vertの略称と言われています。1989年~既に製造されていたブラックカラーのRef.16610と区別するために、「LV」を付けたのでしょう。

グリーンサブRef.16610LVのベースもこのブラックのRef.16610でしたが、一方で針やインデックスが大型化し、夜光の範囲も広がるなど、視認性が向上していることを特徴とします。

 

Ref.16610LVの生産期間はわずか7年ほどでしたが、その間に何度かのマイナーチェンジが行われていることも特筆すべき点です。

この年代や仕様によって、価格が大きく変わることもあるので、これから購入になる方は知っておきたいですね。とりわけ初期製造個体にのみ見られる「ライムベゼル」や、ベゼルの「40」のフォントが幅広な「ファット4(フラット4)」、文字盤6時位置の「SWISS」と「MADE」の間隔が通常よりも広い「ビッグスイス(ワイドスイス)」などがレアモデルとして高値で売買されています。

そんなグリーンサブ、今でこそ絶大な人気を誇っていますが、発売当初はブラックに後塵を拝しており、「50周年」という周年モデル的な立ち位置も相まって、限定モデルではないかと囁かれていました。

しかしながらその後、ヒット商品となったことは、ロレックスファンはご存知の通り。

 

2010年、セラクロムベゼルを搭載し、今度はサンレイ仕上げのグリーン文字盤を採用したRef.116610LLVが後継機として打ち出されると、その人気は不動のものとなっていきました。

なお、ケースサイズは変わらず直径40mmですが、Ref.116610LVではラグやリューズガードが太くなったこと。ケース・ブレスレットが新設計されたこと。バックルにグライドロックを備えたことなどが相まって、堅牢性や力強い印象がいっそう強まりました。

ロレックス グリーンサブ

現在、時計業界ではグリーンが一つのトレンドになっておりますが、その先駆けを既に2000年代初頭から行っていたことに、感嘆の思いを禁じえませんね。

文字盤がグリーンカラーになったことから、Ref.116610LVの方は「ハルク(Hulk)」の愛称で親しまれることとなりました。

※カーミット・ハルクともに、キャラクター。ロレックスはしばしば、その外観からファンの間で愛称を付けられることがあります。

 

Ref.116610LVの存在で、グリーンサブ人気は確かなものとなったと前述しましたが、同時に相場高騰ロレックスとしても人々に知られていくこととなります。

とりわけロレックス相場がジワジワと値上がり始めた2016年頃から、買いが集中し、価格高騰が顕著に。2017年以降は定価を超えるプレミア価格となり、以降、多少のアップダウンはあったとは言え、ほとんど価格が下落することはなかったと言って良いでしょう。

「生産終了したモデルの相場は高騰する」とは、昔からロレックスに言われていることです。

近年ではこのセオリーが一人歩きしている感もあり、「生産終了するのではないか」といった噂の段階から買いが集中し、結果として相場が急騰するといった事例もとみに見られています。

Ref.116610LVもまた、そんな「生産終了の噂が一つの契機となった」高騰ロレックスの一つです(もともとの人気から需要が強く、高値傾向であったことは間違いありませんが)。

2015年以降、ロレックスはムーブメントをCal.3100系からCal.3200系へと移行していく中で、各コレクションをモデルチェンジしております。2017年に上位モデルのシードゥエラーが、さらに2018年にはシードゥエラー ディープシーが新型ムーブメントへと切り替わり、モデルチェンジしていたことも相まって、「そろそろサブマリーナーの番ではないか」と囁かれていたこと。加えて「グリーンサブは記念モデル的立ち位置のため、いつ生産終了(デザインコード自体がカタログから消える、ということ)になるかわからない」などといった噂もあったことから、2019年を過ぎたあたりから定価の2倍ほどのプレミアム価格に。その後も下がることはほとんどなく、Ref.116610LVは人気モデルのデイトナやGMTマスターIIなどに匹敵するような超高騰を遂げることとなりました。

なお、Ref.116610LVにマイナーチェンジは今のところ確認されていませんが、2020年頃からギャランティが移行しており、新ギャラ付属個体の方がレア度は高いことになります。もっともこれは、高年式や販売日からそれほど日が経っていない個体の方が値付けが高くなるという側面も強くなります。

 

そして2020年に、サブマリーナーは全コレクションでモデルチェンジが敢行され、グリーンサブもRef.126610LVへ移行したのは繰り返し述べている通りです。

ロレックス サブマリーナー 126610LV

このような変遷を経てきたグリーンサブの、最新Ref.126610LVのディテールについて。そしてなおも高騰を続ける実勢相場について、次項よりご紹介いたします。

ロレックス サブマリーナー 126610LVを徹底レビュー!

それでは2020年より発売されている、新作サブマリーナー Ref.126610LVについて徹底レビューしていきます!

 

①蘇ったブラック×グリーンのデザインコード

ロレックス サブマリーナー 126610LV

前項でもご紹介したように、グリーンサブの文字盤カラーはブラック⇒グリーンと変遷してきましたが、Ref.126610LVでまたブラックが採用された形となります。これによって「ハルク」から、また「カーミット」の愛称になりましたね。

ちなみに、翌2021年に発表となった新型エクスプローラーI Ref.124270もまた、5桁リファレンス時代の114270とケースサイズ・文字盤レイアウトが踏襲されたことで話題になりました。進化は止めず、それでいて昔からデザイン性の高かったレガシーを抱えている、ロレックスのブランディングが如実に表れた一幕ですね。

 

それはさておき、グリーン×ブラックの色調は戻しつつも、ベゼルが往年のアルミではなくセラクロムになっていることで、洗練された印象の強いダイバーズウォッチとなっております。

ロレックス サブマリーナー 126610LV

このセラクロムベゼルというのは、2005年よりロレックスがスポーツモデルを中心に搭載している、ハイテク素材ベゼルです。

これは、ベゼルインサートがロレックス開発のハイテク・セラミックスで製造されていることが大きな特徴になります。セラミック由来の耐傷性や耐褪色性を有することに加えて、厚さ約1ミクロンの、きわめて薄い層のプラチナ(またはゴールド)がPVDコーティングされており、これによってベゼルの最終研磨時にスケール部分にプラチナが残って浮き上がり、高い視認性と美しい光沢を実現します。

個人的にはアルミベゼルのヴィンテージ感もロレックスを物語る一つのアイコンだとは思いますが、セラクロムベゼルの登場によって実用性がいや増したのみならず、スポーツモデルに「洗練」「美しい光沢」が備わったと言えるのではないでしょうか。

ちなみに「Ref.116610LVよりもRef.126610LVのベゼルの方がグリーンが濃くなっている」と言われることもありますが、実機を見比べてみると、濃淡でそこまで大きな差異は見受けられません(アルミベゼル時代と比べると、質感が大きく異なるものですが)。

ホワイトゴールド製の針・インデックスも歴代サブマリーナーらしい意匠を保ちつつ、インデックスのフチが先代Ref.116610LVと比べて、やや太くなっていることが見て取れます。また、針も少し長くなり、ダイバーズウォッチとしていっそうの視認性を獲得することとなりました。

なお、これは最新スポーツロレックスの多くに言えることですが、6時位置のSWISS MADEの間にロレックスの王冠マークのロゴが挿入される仕様となっていることも最新グリーンサブの一つの特徴です。

 

②41mmへとアップサイジングされるものの、ケース・ブレスレットの再設計でよりスタイリッシュに

ロレックス サブマリーナー 126610LV

最新グリーンサブ Ref.126610LVの、先代からの大きな変更点の一つに「ケースサイズのアップ」が挙げられるでしょう。

サブマリーナーは長らく直径40mmケースが採用されてきましたが、2020年のモデルチェンジを契機に、モダンな41mmへとアップサイジングされることとなりました。

もっともRef.126610LV、「大きくなった」といった印象はあまり感じさせません

これは、ケース厚は少し薄くなっていること。加えてこれまた近年の最新ロレックスの傾向として、ケース・ブレスレットが再設計されていることに理由があるでしょう。

この「再設計」というのは、ラグ部分の改良です。

ロレックス サブマリーナー 126610LV

ラグのテーパーが先代と比べてシャープになっており、どこかスタイリッシュなのです。

また、ラグ部分の幅が広がり、これに伴いブレスレットのコマも1mmほど幅広に。さらにリューズガードもシャープ化されたことで、ケースからリューズにかけてのラインの弧が強調されています。

僅かなブラッシュアップとはなるものの、全体のバランスが調整され、美しいフォルムを保った新たなるダイバーズウォッチとして完成されていることが見て取れます。

ただし、コマが幅広になったことで、先代とのコマの互換性は持たないことには要注意です。

また、ブレスレットが再設計されたためか、コマ数も先代Ref.116610LVと比べて変わっています。

【Ref.126610系】

116610LN 126610LN 比較

 

【Ref.116610系】

116610LN 126610LN 比較

12時側の大コマが半コマへと変わり、また外せるコマも一つ減った形となります。

グライドロックはそのままバックルに搭載されているので、工具無しで約2mm単位・おおよそ2センチの微調整がオーナー自身で可能となっております。

ダイバーズウォッチにように重くなりがちな時計は、微調整が装着感に大いに関わってくるものです。この点、さすが実用時計の王者である、ロレックスらしい配慮が最新サブマリーナーにも引き継がれていますね。

 

③最新世代ムーブメントCal.3235

出典:https://www.rolex.com/ja

何度か繰り返し述べているように、近年のロレックスは最新世代ムーブメントCal.3200系への移行を積極的に進めています。

 

ロレックスは、クロノグラフ等を除いた基幹ムーブメントとして、1980年代後半からCal.3100系を主要モデルに搭載させてきました。このCal.3100系は、ロレックスの実用性や信頼性を下支えしてきた、紛れもない名機です。ロレックスは中古市場が非常に活発ですが、これは製造から年式を経てなお、実用に耐えうる個体が多いことが背景にあります。そしてこの「経年に強い」を支えているのがロレックスのムーブメント技術であり、耐久性に富むことはもちろん、メンテナンスを施すことで、末永く高い精度と信頼性を保てる腕時計を世に輩出してきているからこそ、私たちが安心して中古ロレックスを購入できるといった側面があります。ロレックスは知名度の高さで話題に上ることもしばしばですが、むしろロレックスの真髄はムーブメントにあると言えるでしょう。

歴代ロレックスはその時代じだいでロレックス技術の詰まったムーブメントが搭載されてきましたが、その一つの集大成と言って良いのがCal.3100系でした。高精度であることはもちろん、堅牢性や耐久性に優れ、かつメンテナンス性にも優れるCal.3100系は、エクスプローラーやGMTマスターII、そしてサブマリーナーといったプロフェッショナルユースを想定したモデルにおいても、その実力のほどを発揮してきたのです。

 

しかしながらロレックスは2015年、「最新世代」としてCal.3200系を打ち出し、以降、3100系から載せ替えを進めてきました。

サブマリーナーも、2020年にCal.3235(ノンデイト Ref.124060はCal.3230)へと移行。ではこのCal.3200系の何が凄いかと言うと、まず第一に香箱(主ゼンマイが入った歯車のこと)のキャパシティや脱進機の効率を見直すことで、相も変らぬ高精度クロノメーター(2015年から行われるロレックス独自の精度規格で、検査下では平均日差が-2秒~+2秒に抑えられている)を維持しつつも、約70時間のロングパワーリザーブを獲得した点です。

グリーンタグ

出典:https://www.rolex.com/ja/watches/rolex-watchmaking/movements.html

Cal.3100系は約48時間程度がスタンダードでしたから、約一日分もパワーリザーブが延長されたことを示唆しています。

また、ブルーパラクロムヒゲゼンマイおよびパラフレックス・ショックアブソーバーによって耐磁性や耐衝撃性能をデフォルトで備えたことで、ロレックスらしい堅牢性がいや増していることも特筆すべき点です。

なお、カレンダー操作禁止時間帯が取り払われたのも、ユーザーにとっては嬉しいですね。

※通常、早送り機能が搭載したデイトは操作禁止時間帯(一般的には夜8時~朝4時)を有しており、この時間帯に早送りを無理に行うとカレンダー機構が破損する可能性があります。時計のトラブルで非常に多い事例であるため、近年ではブライトリングなどもこの操作禁止時間帯を取り払うことに成功したムーブメントをラインナップに加えています。

 

サブマリーナーは、ロレックスの防水技術が昇華した結果、誕生したダイバーズウォッチです。

当時としては画期的だった回転ベゼルとオイスターケースを備えたことから、後世のダイバーズウォッチに大きな影響を与えたとも言われています。

そんな完成されたサブマリーナー、新世代ムーブメントCal.3235によって、さらに進化を果たし、さらにプロユースにもデイリーユースにも寄り添ってくれる死角のないモデルとしての貫禄を見せたと言えるのではないでしょうか。

 

ロレックス サブマリーナー 126610LV の実勢相場

ロレックス サブマリーナー 126610LV

最新サブマリーナー Ref.126610LVを語るうえで欠かせない話題が、実勢相場です。

もともと、他のモデルと比べても価格高騰が著しかった歴代グリーンサブですが、Ref.126610LVも誕生当初からプレミア価格を記録。2022年5月頃から少しロレックス相場が落ち着いたと言われる中においても常時品薄で、実勢相場も250万円を切ることはなかなかありません。

下記が、サブマリーナー Ref.126610LVの直近の実勢相場推移です。

※当店GINZA RASINに入荷した、中古の販売個体をもとに各期間の平均を割り出しております。

サブマリーナ 126610LV

サブマリーナ 126610LV 定価

型番:126610LV
定価:1,259,500円
製造期間:2020年~
文字盤:黒
ケースサイズ:41mm

 

 

付属品 平均相場
2020年 箱/保証書 有 2,197,000円
2021年12月 箱/保証書 有 2,315,000円
2022年3月 箱/保証書 有 2,935,000円
2022年5月 箱/保証書 有 2,841,000円
2022年8月 箱/保証書 有 2,570,000円

 

新作発表から2年ほどが経過し、ご祝儀相場は落ち着くかと思いきや、依然として定価を大きく上回る実勢相場を維持していることが、上記からおわかり頂けるのではないでしょうか。前述の通り、ロレックス相場は5月頃から落ち着きを取り戻したと言われていますが、やはり人気モデルのサブマリーナーやデイトナ、GMTマスターIIはなかなか大きな下落幅は見せず。

最近では「下げ止まった」といった声も聞こえており、今後ボーナス時期やさらなる新作発表時期を迎えて(奇しくも2023年は、サブマリーナー70周年!)、また急騰するシナリオは想像に難くありません。

ちなみに2022年9月、ロレックスは定価改定を行い、Ref.126610LVも1,259,500円となりました。初出時は1,009,800円だったので、25万円ほども値上がりしているということとなります。もっとも、並行輸入店ですら品薄続きのRef.126610LV。正規店での購入は至難の業となっており、定価はあってないようなものとすら言えますね。

 

さらに、先代グリーンサブRef.116610LVの急騰も止まらず、こちらに至っては中古であるにもかかわらず、実勢相場300万円台が当たり前に。

 

一方でサブマリーナーは堅牢な設計ゆえ、経年にも強いことは前述した通りですので、使った後でも高く売却できるといった、「資産価値」「リセールバリュー」の面でも魅力があります。

 

いずれにせよ、これ以上価格が上がってしまう前に。本当に欲しい方は、早めに手に入れておきたいですね!

まとめ

2020年にロレックスから発表された、Ref.126610LVについてご紹介いたしました!

もともと死角のないダイバーズウォッチとして高名でしたが、いっそうの洗練と堅牢、実用性を身にまとった最新機種。帰ってきたグリーン×ブラックの配色もお見事で、これは人気が出ないはずはありませんね。

惜しむらくは、世界的に需要が高すぎて、常時品薄&プレミア価格であることでしょうか。

文中でも言及していますが、2023年はサブマリーナー70周年ということもあり、さらに注目度が増す可能性も。

今後も、サブマリーナー動向を追っていきたいと思います!

 

 

※掲載する情報は2022年9月現在の情報となります。

当記事の監修者

池田裕之(いけだ ひろゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長

39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年

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