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クリスマス特集 クリスマス特集

田中拓郎, オーデマピゲ

ロイヤルオーク「15450SR.OO.1256SR.01」徹底解説!

最終更新日:

ロイヤルオーク 15450SR.OO.1256SR.01

「15450SR.OO.1256SR.01とはどんな時計?」
「15450SR.OO.1256SR.01の定価や中古相場は?」

どのモデルも希少性が高く、入手するのが難しいオーデマピゲのロイヤルオーク。

ロイヤルオークについて調べているうちに、いつの間にか15450SR.OO.1256SR.01が気になっていたという人もいるのではないでしょうか。

15450SR.OO.1256SR.01は、男女ともに身に着けやすい37mmのケースと、18Kピンクゴールド×ステンレスの組み合わせが印象的なモデルです。

登場から8年近くが経過しているにもかかわらず、その魅力や存在感は衰えることを知りません。

この記事では、そんな15450SR.OO.1256SR.01の特徴をわかりやすく解説します。

現時点(2024年)における定価や中古相場、購入できる場所についても詳しく説明しているので、ぜひ最後までご覧ください。

15450SR.OO.1256SR.01とはどんな時計?

15450SR.OO.1256SR.01

ロイヤルオークのミディアムサイズとして、2012年に登場した15450ST。

15450SR.OO.1256SR.01は、そのバリエーションとして2016年にリリースされました。

ロイヤルオークを象徴する八角形のベゼルや「グランド・タペストリー」文字盤はそのままに、37mm×9.8mmの手頃なサイズ感と、18Kピンクゴールド×ステンレススチールのエレガントな組み合わせが大きな特徴。

50mの防水性能は決して高くないものの、普段使いにおいては必要十分なスペックです。

ムーブメントには、60時間のパワーリザーブを誇る自社製自動巻きキャリバー(Cal.3120)を搭載し、シースルーバックからはその造形美を堪能することもできます。

素材、質感、デザインにおいてラグジュアリーな雰囲気を存分に味わえる一方で、実用時計としての使いやすさも兼ね備えている点は、ロイヤルオークならではといったところ。

まさに「使ってよし!眺めてよし!」の、時計好きには理想的ともいえる楽しみが詰まったモデルです。

15450SR.OO.1256SR.01の価格

15450SR.OO.1256SR.01はすでに生産終了となっていますが、2016年に登場した当時の定価は2,592,000円でした。

以降たびたび価格改定が行われており、最終的に定価は3,740,000円まで上昇しています。

15450SR.OO.1256SR.01をはじめ、近年のスイス時計は全般的に定価の上昇が顕著です。

その背景には、インフレや為替の影響、原材料費や製造コストのアップ、さらには高級ブランドとしての価値を維持向上させたい各ブランドの思惑が絡んでいるものと考えられます。

また、ブランド戦略の一環として定価を段階的に引き上げることで、「時計=価値が上がり続ける資産」という認識が広まるのも、もしかしたら狙っているのかもしれません。

いずれにしても、多くの時計ファンやコレクターにとっては、近年「定価が上がった」と痛感することが増えているのではないでしょうか。

特にオーデマピゲやパテックフィリップなどは、元々が高額なだけに、物によっては一度の値上げで定価が50万円以上アップするケースも少なくありません。

中古相場は「おおよそ665万円」

現在15450SR.OO.1256SR.01は、国内の市場にほとんど出回っていません。

そのため、世界的な時計専門マーケットプレイスである「Chrono24」で中古相場をチェックしてみたところ、結果は以下の通りでした。

15450SR.OO.1256SR.01の中古相場(2024年11月現在)

出品数 16点
※うち値付けがされているのは10点、他6点→「価格は応相談」
最安値 5,274,298円
最高値 8,231,101円
平均価格 6,654,578円

※中古品には新品および未使用の個体も含む

参考:chrono24公式HP|オーデマ ピゲ 15450SR.OO.1256SR.01

まず注目すべきは、出品数の少なさでしょう。

その少なさからして、15450SR.OO.1256SR.01はレアモデルに違いありません。

中古相場はおおよそ665万円とプレミア化しており、2016年の発売時定価(2,592,000円)の約2.5倍になっていることからも、その高騰ぶりは明らかです。

今後については未来のことなのでわかりませんが、おそらく中古相場が現在の約665万円から大きく下がることはないでしょう。

なぜなら、現時点で市場のタマ数が非常に少ない上に、すでに生産終了になっていることからも、益々入手困難が予想されるからです。

オーデマピゲ ロイヤルオーク 15550SR.OO.1356SR.02
画像引用:Audemars Piguet|15550SR.OO.1356SR.02

また、類似の現行モデルである15550SR.OO.1356SR.02も正規店での購入がきわめて難しく、二次流通市場のタマ数もやはりごく少量に限られています。

15550SR.OO.1356SR.02の最新中古相場は690万円程度(ちなみに定価は4,620,000円)であることを考えても、15450SR.OO.1256SR.01の中古相場は、むしろここから上がっていく可能性も十分にあるのではないでしょうか。

15450SR.OO.1256SR.01の魅力

15450SR.OO.1256SR.01

ここからは15450SR.OO.1256SR.01の魅力について、さらに詳しく見ていきましょう。

以下のポイントに焦点を当てて、わかりやすく解説します。

15450SR.OO.1256SR.01の魅力
  1. ベゼル
  2. インデックス
  3. 文字盤
  4. ムーブメント
  5. ブレスレット

魅力①ベゼルについて

オーデマピゲ ロイヤルオーク 15450SR.OO.1256SR.01 ベゼル
画像引用:Audemars Piguet

15450SR.OO.1256SR.01のベゼルは、八角形のフォルムが最大の特徴。

これは1972年にロイヤルオークが誕生してから、半世紀以上にもわたり受け継がれている同コレクションの象徴的なデザインです。

さらに、15450SR.OO.1256SR.01のベゼルは、素材に18Kピンクゴールドを使用することで、男性はもちろん女性をも虜にするエレガンスとラグジュアリー感が魅力。

表面にはサテン仕上げ、エッジにはポリッシュを施すことで、いろいろな角度から眺めたときに異なる輝きを楽しめるようになっています。

また、八角形の各ポイントには六角形のネジが備えられており、これらはデザインの一部であると同時に、防水性を高める重要な役割も果たしています。

このように、類まれな美しさと実用性を兼ね備えた15450SR.OO.1256SR.01のベゼルは、素材、形状、仕上げが一体となって完成した、まさに「名品」と呼ぶにふさわしい1本です。

魅力②インデックスについて

15450SR.OO.1256SR.01

15450SR.OO.1256SR.01のインデックスは、その洗練されたデザインと実用性が魅力的です。

アプライドのバーインデックスは、シンプルながらも文字盤に奥行きと高級感を与えているよう。

素材には18Kピンクゴールドを使用しており、シルバー文字盤とのコンビネーションで生まれる絶妙なコントラストが、時計全体に温かみとエレガンスをもたらしています。

また、蓄光処理を施すことで、暗闇での視認性を確保。

デザイン性と実用性を兼ね備えたこのインデックスは、ロイヤルオークらしい高級感とスポーティさを表現するのにも一役買っているようです。

シンプル故に流行り廃りとは無縁で、あらゆるスタイルにマッチしやすいのも、ユーザーにとってはうれしいところ。

きっと、何十年と見続けても飽きることなく、長きにわたってその機能美を楽しめるでしょう。

魅力③文字盤について

オーデマピゲ ロイヤルオーク 15450SR.OO.1256SR.01 文字盤
画像引用:Audemars Piguet

15450SR.OO.1256SR.01の文字盤は、ひとえにオーデマピゲの伝統と卓越したクラフトマンシップが凝縮されたデザインです。

この文字盤は、オーデマピゲの高い技術力とデザインセンスを物語る象徴的な要素であることも間違いありません。

特徴的な「グランド・タペストリー」模様は、幾何学的な正方形のパターンが精緻に並ぶことで、文字盤に奥行きと立体感を生み出しています。

シルバーカラーの文字盤は、光を受ける角度によってさまざまな輝きを放ち、バイカラーのケースやピンクゴールドのインデックスと調和しながら、見る者にエレガントで上品な印象を与えてくれます。

12時位置には「AP」と「AUDEMARS PIGUET」のロゴがバランス良く配置され、その細部にわたる精巧な作り込みから、所有する満足感を味わうことも可能。

伝統的デザインとモダンな雰囲気が融合したこの文字盤は、一見シンプルなようで、実際は手にした者にしかわからない奥深さと芸術的魅力にあふれています。

魅力④ムーブメントについて

オーデマピゲ ムーブメント キャリバー3120
画像引用:Audemars Piguet

15450SR.OO.1256SR.01には、自社製自動巻きムーブメント(Cal.3120)が搭載されています。

Cal.3120はジャガールクルトCal.920をベースに開発されたオーデマピゲの基幹ムーブメントで、2003年に誕生しています。

振動数は毎時21,600振動(3Hz)、パワーリザーブは約60時間を備え、信頼性と安定性に優れるのが主な特徴。

さらに、「コート・ド・ジュネーブ」をはじめとする伝統的仕上げや、22Kゴールド製ローターに彫り込まれたオーデマピゲのロゴや家紋など、数々の美しい装飾も見どころの1つです。

それらは、サファイアクリスタル製のシースルーケースバックから、心行くまで堪能できます。

ムーブメントは、機械式時計において最も芸術性を感じられる部分といっても過言ではありません。

時計愛好家や機械好きからしてみれば、精緻に作り込まれたムーブメントほど所有欲を掻き立てられるものは他にないでしょう。

その点、直にムーブメントの造形美を堪能できる15450SR.OO.1256SR.01であれば、自宅にいるときも鑑賞用として、その価値を存分に楽しめそうです。

魅力⑤ブレスレットについて

オーデマピゲ ロイヤルオーク 15450SR.OO.1256SR.01 ブレスレット
画像引用:Audemars Piguet

ロイヤルオークのブレスレットは、デザイン性と実用性を兼ね備えた逸品として、1972年の誕生以来世界中の時計関係者から高い評価を受けています。

加えて、15450SR.OO.1256SR.01のブレスレットは、18Kピンクゴールドとステンレススチールの組み合わせによって、よりラグジュアリーな雰囲気を味わえるのが魅力。

しかも、18Kピンクゴールドはコマ同士をつなぐリンクのみに使用されていることから控えめな印象で、フォーマルやビジネスシーンでも悪目立ちすることがありません。

ケースとブレスレットが一体化したデザインは、シームレスなつながりを表現し、モダンでスポーティな魅了を加速させているようです。

さらに、ポリッシュとサテン仕上げのコントラストが織りなす独特の質感は、オーデマピゲが誇る熟練の職人技がひときわ光る部分です。

ケースからバックル方向へと滑らかにテーパードしたシルエットも、初代モデルから受け継がれている伝統的且つ普遍的なもの。

着け心地に関しては、滑らかなリンク構造によって手首に自然とフィットするため、長時間の使用でも常に心地よさを感じられるでしょう。

15450SR.OO.1256SR.01はどこで買える?

15450SR.OO.1256SR.01

15450SR.OO.1256SR.01を買う場所については、多くの人が正規店か中古販売店のどちらか(または両方)を検討するでしょう。

では、正規店または中古販売店で買う場合、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

以下に詳しく解説します。

正規店

前述したように、15450SR.OO.1256SR.01はすでに生産終了になっているため、おそらく正規店で購入することは不可能でしょう。

また、15450SR.OO.1256SR.01について問い合わせた場合、代わりに類似の現行モデルである15550SR.OO.1356SR.02を案内される可能性が高そうです。

ただ、15550SR.OO.1356SR.02を含むロイヤルオークの各モデルは生産数が少ないわりに、購入希望者が非常に多いため、新規顧客が正規店で入手できることはまずありません。

絶対とは言い切れませんが、基本的に正規店では予約も受け付けていません。

そのため、特別な上顧客でもない限り、たとえ15550SR.OO.1356SR.02でも正規店での購入は難しいでしょう。

中古販売店

中古販売店なら、すでに生産終了になっている15450SR.OO.1256SR.01でもゲットできるチャンスがあります。

しかも、ショップとの特別な関係がなくても、在庫があれば即購入できるのは、中古販売店を選ぶ大きなメリットです。

中古販売店では、まとまった資金がないときでも、ショッピングローンを利用して購入できる場合があります。

特に金利手数料が0円のプランを提供しているショップでは、無理のない分割払いによって、購入へのハードルがいくらか下がることも期待できます。

また、手持ちの時計を下取りに出して、その分の金額を購入に充てられるのも中古販売店ならではのメリットです。

さらに、下取りと購入を組み合わせた取引であれば、価格交渉が可能な場合もあります。

一方、中古販売店には多少なりとも信頼性に欠けるショップが存在するため、その点が最大のデメリットといえるでしょう。

最悪の場合、偽物や状態の悪い個体をつかまされるリスクもあるため、購入先の選定には細心の注意が必要です。

一般的に中古時計の価格は、需要と供給のバランスによって決められています。

そのため、ロイヤルオークのような需要過多の時計については、中古販売店ではプレミア価格で購入せざるを得ないのもデメリットの1つです。

中古販売店では、人気モデルを即購入できる代わりに多額の出費は仕方なしと、割り切って考えることも必要なのかもしれません。

15450SR.OO.1256SR.01はどんな服装に似合う?

15450SR.OO.1256SR.01

デザイン、質感、サイズ感など、どれをとっても魅力的な15450SR.OO.1256SR.01。

ただ、自分らしいスタイルや好きな服装に似合わなかったら、せっかく手に入れても心から満足することは難しいでしょう。

そこで、15450SR.OO.1256SR.01との相性がピッタリな服装について、これぞというものを以下に2パターンご紹介します。

ビジネスなら無地やダーク系の落ち着いた服装

15450SR.OO.1256SR.01は、ビジネスシーンにおける無地やダーク系の落ち着いた服装によく似合います。

その理由は、まずこの時計が持つ洗練された上質感にあるといえます。

18Kピンクゴールドとステンレススチールのコンビネーションは、クールさと華やかさを兼ね備えており、主張しすぎず控えめすぎない絶妙なバランスがビジネスシーンにぴったりです。

さらに、特徴的な「グランド・タペストリー」文字盤と37mmの程よいサイズ感は、落ち着いた服装の中にアクセントとして輝きながらも、調和を乱すことがありません。

無地やダーク系の服装は洗練された上質感を引き立てるため、時計のディティールや素材感も際立ちやすく、知的でモダンな印象を演出することもできます。

プライベートなら敢えてシンプルでラフな服装

15450SR.OO.1256SR.01は、クール系やモード系といった服装とも好相性ですが、プライベートシーンでは敢えてシンプルでラフな服装に合わせるのがおすすめです。

その理由は、ひとえにこの時計が持つ汎用性の高さにあります。

18Kピンクゴールドとステンレススチールのコンビネーションは、カジュアルな装いにエレガンスを添える絶妙なバランスを持っています。

また、ロイヤルオークらしいエッジの効いたデザインと磨き上げられた質感がラフな服装に洗練された印象をプラスし、全体のスタイルを格上げしてくれます。

37mmという控えめなケースサイズも主張しすぎず、Tシャツやデニムといったシンプルなコーディネートに溶け込みやすいのが特徴です。

全体から醸し出される上質感も、プライベートシーンにおいては適度なラグジュアリー感を演出し、シンプルでラフな服装をたった1本でお洒落な雰囲気に変えてくれます。

きっと、15450SR.OO.1256SR.01さえあれば、リングやブレスレットなど他のアクセサリーを身に着けなくても、物足りなさを感じることはないでしょう。

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ムーブメント 自動巻き / Self-Winding 自動巻き / Self-Winding クォーツ / Quartz 自動巻き / Self-Winding 自動巻き / Self-Winding
ケース径 ケース:直径 33mm (リューズ含まず) ケース:直径 41mm (リューズ含まず) ケース:直径 33mm (リューズ含まず) ケース:直径 41mm (リューズ含まず) ケース:直径 37mm (リューズ含まず)
重量 101g 101g 131g 165g 129g
ケース素材 ステンレススティール / SS ピンクゴールド / PG ローズゴールド / RG × タンタル / tantalum ステンレススティール / SS ステンレススティール / SS
ベルト素材 ステンレススティール/イエローゴールド ラバー ローズゴールド/タンタル ステンレススティール ステンレススティール
商品詳細 こちらをクリック こちらをクリック こちらをクリック こちらをクリック こちらをクリック

まとめ

15450SR.OO.1256SR.01は、37mm×9.8mmのやや小ぶりで、身に着けやすいケースサイズが魅力。

実用的でありながら、18Kピンクゴールド×ステンレススチールの上質な素材や、細部に至るまでの芸術的な仕上げによって、この上ない高級感を味わうこともできます。

市場在庫はきわめて少なく、資産性およびレア度が高いのは間違いありません。

中古品から未使用品までどれもプレミア価格になっていますが、今後さらに相場が上昇する可能性も十分に考えられます。

よって、ぜひこの機会に、まだ市場在庫があるうちに購入を検討してみてはいかがでしょうか。

当記事の監修者

田中拓郎(たなか たくろう)

高級時計専門店GINZA RASIN 取締役 兼 経営企画管理本部長
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター

当サイトの管理者。GINZA RASINのWEB、システム系全般を担当。スイスジュネーブで行われる腕時計見本市の取材なども担当している。好きなブランドはブレゲ、ランゲ&ゾーネ。時計業界歴12年

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