「15500ST.OO.1220ST.01の定価や中古相場は?」
「サイズ感や質感など、15500ST.OO.1220ST.01の特徴や魅力について知りたい……」
GoogleやSNSで検索しても、イマイチその特徴がつかめないロイヤルオークの15500ST.OO.1220ST.01。
15500ST.OO.1220ST.01を次の購入候補として考えているのに、思いのほか情報が得られないとお嘆きの方もいるのではないでしょうか。
15500ST.OO.1220ST.01の市場価格は、一時期1,000万円を軽く超えるほど高騰していましたが、現在は700万円台後半まで落ち着いてきています。(2024年現在)
2022年には、ロイヤルオーク誕生50周年記念のアニバーサリーモデル(15510ST.OO.1320ST.01)も登場しましたが、依然として15500ST.OO.1220ST.01の人気は衰えることを知りません。
この記事では、そんな15500ST.OO.1220ST.01の定価や中古相場、購入できる場所について詳しく解説します。
時計としての魅力や、どんな服装に似合うかといった情報もわかりやすくまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
15500st oo 1220st 01とはどんな時計?
画像引用:Audemars Piguet
ロイヤルオークは世界三大時計ブランドの1つに数えられるオーデマピゲの代表的なコレクションで、1972年の誕生以来、数多くのモデルが世に送り出されています。
その中で、ステンレススチール且つ41mmケースのモデルは特に人気があり、市場では常に高値で取引されています。
そんな 「SS製41mm」の1つである15500STは、15400STの後継機として2019年に登場。
文字盤はブラック、シルバー、グレー、ブルーが存在する中で、ブルー文字盤を携えるこの15500ST.OO.1220ST.01は、ブティック限定としてひときわ注目を集めたモデルです。
八角形のベゼルに8本のネジが配置されたアイコニックなデザインは、1972年のオリジナルモデルから受け継がれたもの。
「グランド・タペストリー」パターンにブルーのサンバースト仕上げが施された文字盤は、視認性が高く、シンプルながらも高級感を漂わせています。
ムーブメントには自社製自動巻きキャリバー(Cal.4302)を搭載し、約70時間のパワーリザーブを実現。
50mの防水性能は決して高くないものの、普段使いにおいては必要十分なスペックです。
雲上時計と評されるオーデマピゲにおいて、実用性と高精度を兼ね備えたこの15500ST.OO.1220ST.01は、スポーティさとエレガンスを融合させたタイムピースとして、今もなお世界中の時計ファンを虜にし続けています。
15500st oo 1220st 01の価格
15500ST.OO.1220ST.01はすでに生産終了となっていますが、2019年に登場した当時の定価は2,160,000円でした。
以降たびたび価格改定が行われており、最終的に定価は3,685,000円まで上昇しています。
これについては15500ST.OO.1220ST.01に限った話ではなく、スイス時計全般において近年は価格の高騰が顕著です。
その背景には為替の影響や資源およびエネルギー価格の高騰、さらにスイス時計職人の人件費アップなど、様々な要因が絡んでいるものと考えられます。
とはいえ、これらはあくまで定価の話であって、次項で解説する中古相場については、さらに驚愕の事態が起きていると言わざるを得ません。
近年の中古相場を知れば、もしかしたら「定価が安い」とさえ思えることもあるかもしれません。
中古相場は「おおよそ780万円」
現在15500ST.OO.1220ST.01は、国内の市場にあまり多くは出回っていません。
そのため、世界的な時計専門マーケットプレイスである「Chrono24」をチェックしてみたところ、15500ST.OO.1220ST.01の最新中古相場は、おおよそ780万円でした(2024年11月1日現在)。
参考:chrono24公式HP|オーデマ ピゲ 15500ST.OO.1220ST.01
Chrono24のデータを過去にさかのぼってみると、追跡可能な範囲で最も古いタイミングである2019年4月時点の中古相場は約490万円でした。
そこから2020年7月までは、1年以上にもわたり約490万円~500万円の間を推移しています。
それが2020年8月に約520万円を記録すると、以降相場は右肩上がり。
2022年1月に約1,190万円まで高騰したかと思えば、さらにそこから急上昇し、2022年3月にピークとなる約1,800万円を記録しています。
この時期は、まさにコロナ渦における時計バブルの真っただ中で、ある意味異常な相場だったといえるでしょう。
その後相場は急降下を辿り、2023年1月には約940万円まで下落。
ピーク時からわずか10カ月の間に、半分近くまで下がったことになります。
そこから現在に至るまで緩やかな下降トレンドが続いていますが、依然として定価を遥かに上回るプレ値で取引されています。
今後については未来のことなのでわかりませんが、おそらく中古相場は現在の約780万円を大きく下回る可能性は低いでしょう。
なぜなら、現時点で市場のタマ数がきわめて少ない上に、すでに生産終了になっていることからも、益々入手困難が予想されるからです。
また、2022年に発売された50周年記念の15510ST.OO.1320ST.01も市場にほとんど出回っておらず、最新中古相場は約790万円とかなり高騰しています。
以上のことから、15500ST.OO.1220ST.01の相場は、逆にここから上昇に転じたとしても何ら不思議ではないでしょう。
15500st oo 1220st 01の魅力
ここからは15500ST.OO.1220ST.01の魅力について、より詳しく解説します。
以下のポイントに焦点を当てて、1つずつ見ていくことにしましょう。
- ベゼル
- インデックス
- 文字盤
- ムーブメント
- ブレスレット
魅力①ベゼルについて
15500ST.OO.1220ST.01のベゼルは、パッと見てロイヤルオークとわかるアイコニックなデザインと唯一無二の存在感が魅力的です。
この八角形のベゼルは、伝説的時計デザイナーとして名高いジェラルド・ジェンタ氏が手掛けたもので、ロイヤルオークが誕生した1972年から一貫して採用され続けています。
表面にはサテン仕上げ、角にはポリッシュが施されており、見る角度や時間帯、光の当たり具合によって様々な表情を眺めることが可能。
この繊細な仕上げは職人の熟練技によって生み出されるもので、機械的に製造されたベゼルとは一線を画す、まるで芸術品のような風格も持ち合わせています。
タフなステンレススチール素材でありながらエレガントに映るこの逸品を手にすれば、きっと筆舌に尽くしがたい満足感と高揚感を得られるでしょう。
ベゼルに配された六角形のネジは、ただの装飾ではなく、ケースと一体化することで耐水性を高める役割も果たしています。
そんな機能美と実用性、さらに独創性をも兼ね備える15500ST.OO.1220ST.01のベゼルは、いつの時代もオーデマピゲを象徴する存在として、世界中の時計ファンに親しまれています。
魅力②インデックスについて
前作の15400STよりも太さが増した15500ST.OO.1220ST.01のインデックスは、スポーティさが強調された印象。
視認性とデザイン性を兼ね備えており、何よりその洗練された雰囲気が魅力的です。
ホワイトゴールド製のアプライドバーインデックスは、光を受けて繊細に輝くことで文字盤全体のラグジュアリー感を高めているようです。
さらに、「グランド・タペストリー」パターンとの相乗効果によって、見る者を圧倒するほどの高い質感を誇っています。
インデックスの中心部分には蓄光処理が施されており、暗所での視認性が確保されている点も見逃せないポイントです。
総じて完成度の高さが光る15500ST.OO.1220ST.01のインデックスは、眺めるたびにため息が出るようなそんな美しさに溢れています。
魅力③文字盤について
15500ST.OO.1220ST.01のブルー文字盤はブティック限定のため、その希少性も魅力の1つです。
ブルーの色味は落ち着いた印象があり、屋内や比較的暗い場所では黒っぽく見えることも。
そのため、ブラックやグレーといったシックな色目とほぼ変わらず、あらゆるシーンで身に着けやすいのがうれしいところです。
ロイヤルオークの代名詞ともいえる「グランド・タペストリー」パターンは、当然このモデルでも健在。
小さな正方形が規則的に並んだこの独特のパターンは、まるで立体彫刻のような複雑で美しい質感を生み出しています。
光の当たり具合によって様々な表情を堪能でき、特に電車や飛行機による移動の際は、時を忘れて見入ってしまうことも少なくありません。
バーインデックスと目立たないデイト表示、「AUDEMARS PIGUET」のロゴしかないデザインが、より一層この時計の美しさを引き立てています。
ケースサイズが41mmと大きめなわりに、全く間延びした印象を受けないのもロイヤルオークならではのバランスの妙といえるのではないでしょうか。
魅力④ムーブメントについて
15500ST.OO.1220ST.01には、自社製自動巻きムーブメント(Cal.4302)が搭載されています。
これはCal.3120の後継機として2019年に登場したもので、開発期間に約7年を要して完成したオーデマピゲ渾身のムーブメントです。
リバーサー式機構を採用しており、巻き上げ効率が高いのが特徴。
70時間のパワーリザーブを誇り、精度と安定性にも優れているのがポイントです。
視覚的な美しさもきわめて高いレベルにあり、熟練職人の手によって施された「水平サテン」や「コート・ド・ジュネーブ」をはじめとするいくつもの洗練された仕上げを、シースルーバックから眺めることもできます。
直径は32mmとやや大きめで、これが15500ST.OO.1220ST.01の存在感とエレガントなデザインをより一層引き立てています。
Cal.4302は単なる精密機械にとどまらず、身に着ける人のステータスや個性を表現する特別な存在といっても過言ではありません。
シースルーバックからその造形美を眺めるたびに、自然と所有する喜びが湧いてくるのを感じられるでしょう。
魅力⑤ブレスレットについて
15500ST.OO.1220ST.01のブレスレットは、オーデマピゲが誇る設計技術と熟練の職人技が一体となった傑作と呼ぶにふさわしい逸品です。
まず、ケースとブレスレットがシームレスにつながるデザインは、一体感が際立っており、手首に自然とフィットするのが特徴です。
さらに、ひとつひとつのコマにはヘアラインとポリッシュ仕上げが施されており、マットな表面と艶やかなエッジが織り成すコントラストが独特の高級感を生み出しています。
この仕上げの精緻さが、見る角度によって様々な輝きを放ち、見る者を虜にする秘訣にもなっているようです。
装着感に関しても、ひとコマずつが小さい上に手首の動きに追従する高い可動性を備えているため、長時間の着用でも快適さが持続するでしょう。
素材は耐久性や耐腐食性に優れるステンレススチールで、実用性の面でも申し分なし。
見た目があまりにも美しいため、傷がつくのを心配するオーナーも少なくありませんが、傷がついたらメーカーや街の時計修理店に新品仕上げを依頼することもできます。
ただ、研磨の技術は職人によって差が大きいため、依頼先は慎重に検討する必要があるでしょう。
15500st oo 1220st 01はどこで買える?
15500ST.OO.1220ST.01をどこで買おうかとなったときに、きっと多くの人が正規店か中古販売店(並行輸入店)のどちらか(または両方)を検討するでしょう。
では、正規店と中古販売店で購入するのは、どのような違いがあるでしょうか。
それぞれのメリットやデメリットについて解説します。
正規店
先述の通り、15500ST.OO.1220ST.01はすでに生産終了になっているため、正規店で購入するのは限りなく不可能に近いはずです。
さらに、2022年に登場した15510ST.OO.1320ST.01(50周年記念モデル)も、おそらくムーブメントのローターが50周年仕様から通常仕様に戻されたことで、型番が15510ST.OO.1320ST.06へと変更されています。
15510ST.OO.1320ST.06は現行モデルのため、15500ST.OO.1220ST.01について問い合わせた場合は、代わりにこちらを案内される可能性があります。
ちなみに、15510ST.OO.1320ST.06の定価は、現在のところ4,125,000円です。
とはいえ、15510ST.OO.1320ST.06も生産数が限られている上に、超人気モデルで購入希望者が殺到しています。
全ての正規店がそうとは限りませんが、基本的に予約も受け付けていないため、すでに太いパイプを持っている顧客でない限り、正規店での購入は非現実的と言わざるを得ません。
本来、正規店で購入する最大のメリットは、信頼性と安心感を得られることです。
正規店の取扱商品はすべて100%本物であることが保証されているので、偽物や劣化した中古品を購入してしまうリスクがありません。
また、オーデマピゲには「並行差別」がないとはいえ、正規店での購入はメーカーにメンテナンスを依頼する際に、手続きや連絡がスムーズなのもメリットです。
メーカー保証に関しても、中古販売店では保証期間が減っていたり、期限切れになっていたりするのに対し、正規店では購入日から2年間、延長すれば5年間まるまる受けることができます。
中古販売店
GINZA RASIN WEBショップでロイヤルオークを探す→
もともと生産数が少なく、市場にもあまり出回っていない15500ST.OO.1220ST.01ですが、中古販売店ならまだ購入できるチャンスがあります。
しかも、特別な顧客でなくても、すぐに購入できるのも中古販売店を選ぶ大きなメリットです。
資金に余裕がないときでも、ショップによっては金利手数料0円のショッピングローンを利用できる場合もあります。
また、購入資金を捻出するために所有する時計の下取りや、価格交渉に応じてもらえる場合もあるかもしれません。
一方デメリットといえば、品質面やサポート体制、リセールバリューといった点でリスクを伴うことです。
まず、商品の品質管理が正規店ほど徹底されていない可能性があり、ショップによっては、改造品や偽物を扱っていないとも限りません。
そのため、信頼できるショップで購入するのが大前提なのは間違いありません。
また、ショップによってサポート体制やアフターサービスの質が異なり、トラブル時に迅速な対応が期待できない場合もあります。
ショップが独自に設けている保証についても、その期間や内容は様々なので、事前によく確認しておくことが重要です。
さらに、時計が並行輸入品の場合、国内正規品よりもリセールバリューが下がりやすいため、両方が入り混じる中古販売店では、そのことも意識しておくと良いでしょう。
将来的に売却を検討する場合、より高いリセールが期待できる国内正規品をできれば購入したいところです。
15500st oo 1220st 01はどんな服装に似合う?
デザインも質感も洗練されている15500ST.OO.1220ST.01は、大体どんな服装にも似合うと言っていいでしょう。
実際、オーナーの口コミやレビューをチェックしてみると、「カジュアルでもフォーマルでもいける」といった声が多く聞かれます。
では、具体的にどんな服装によく似合うのか、以下に2つのパターンをご紹介します。
クール系やモード系など都会的な服装
デザインも質感も洗練されている15500ST.OO.1220ST.01は、特にクール系やモード系など、都会的な服装との相性が抜群です。
中でもアイコニックなベゼルや、エッジの効いたケースとブレスレットは、都会的な服装との相乗効果でスタイリッシュな質感が際立ちます。
シャープでモダンな印象を与えるデザインは、クール系のミニマルファッションやモード系の個性的なスタイルと合わせると、その存在感も引き立つでしょう。
また、文字盤の「グランド・タペストリー」パターンも都会的な装いにぴったり。
繊細なディティールが施された文字盤は、単にシンプルなだけでなく、立体感とラグジュアリー感を持ち合わせた仕上がりになっています。
そのため、ブラックやグレーを基調としたモノトーンコーディネート、あるいはシャープなシルエットの洋服に対しては効果的なアクセントになり、ミスマッチになることはまずあり得ないでしょう。
秋冬シーズンには、ブラックのレザージャケットやライダースジャケットと合わせると、よりクールなスタイルが完成しそうです。
フォーマル系やビジカジなど上品な服装
15500ST.OO.1220ST.01は、フォーマル系やビジカジ(ビジネスカジュアル)のような上品な服装とも好相性です。
ステンレススチール製のケースとブレスレットは耐久性があり、洗練された質感もビジネスシーンにはぴったり。
また、八角形のベゼルと「グランド・タペストリー」パターンの文字盤は、知的で上品な雰囲気を醸し出します。
ビジネススーツやジャケットスタイルにも自然に馴染み、さり気ない個性を演出するのに最適です。
無駄がなく視認性が高いブルーの文字盤は、周囲に誠実さや落ち着いた印象を与える効果も期待できそう。
41mmのケースはやや大きめですが、現代のフォーマルやビジネスシーンにおいては問題なく着用できるサイズ感です。
ケース厚は10.5mmに抑えらえており、ジャケットやシャツの袖にスッキリ収まるところも見逃せないポイントです。
ビジネスでもプライベートでも、大切な日にこの15500ST.OO.1220ST.01を身に着けることで、気合を入れたり気分を盛り上げたりすることもできるでしょう。
まとめ
依然として15500ST.OO.1220ST.01の市場価格は高騰しているものの、一時期よりはだいぶ落ち着いてきました。
市場のタマ数はきわめて少なく、今後増えるとも考えにくいため、今が買い時と捉えることもできるでしょう。
15500ST.OO.1220ST.01はカジュアルからフォーマルまで様々な服装に合わせやすく、デザイン、質感、実用性など、あらゆる面においてもこれ以上ないほどに魅力的です。
きっと実物を手に取れば、想像以上の満足感と高揚感を得られるでしょう。
ぜひこの機会に、まだ市場に在庫があるうちに、購入を検討してみてはいかがでしょうか。