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廣島浩二, カルティエ

カルティエ パシャ グリッドの魅力や取り外し方法

最終更新日:

カルティエ パシャ グリッド

「カルティエ パシャのグリッドって外せるの?」
「パシャのグリッドの魅力について知りたい」

カルティエの腕時計と言えば、ジュエラーとしての側面から他のどの時計ブランドとも違う個性的、且つエレガントなデザインが特徴の高級腕時計ブランドです。

そんな数々のヒットモデルを生んでいるカルティエの中でも、一際異彩を放っているのが風防を格子状に覆われたパシャ。

まるで西洋の剣士のような風防をガードするグリッドプロテクターは、見る人に鮮烈な印象を与えます。

そんなパシャのグリッドの魅力について知りたいという人は多いのではないでしょうか。

パシャのグリッドは思っているより簡単に取り外すことができて、2パターンの顔を楽しむことができます。

この記事ではパシャのグリッドの魅力について、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。

グリッドの外し方についても解説しますので、パシャの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。

カルティエの中でも異彩を放つパシャの魅力

カルティエ パシャ グリッド

カルティエと言えば特徴的であるローマンインデックスや、多角形のケースで、どちらかと言えばフォーマルな時計を想像されるかと思いますが、パシャはケースはラウンド型。インデックスにはアラビアインデックスが採用され、スポーティな雰囲気を持った、カルティエでは珍しいデザインの時計です。

1930年代にマラケシュのパシャ(太守)が「プールで泳いでも大丈夫な時計を」と注文したことから誕生した時計が原型となっていると言われており、その名残りである鎖で繋がったリューズカバーもパシャの魅力の一つです。

カルティエ パシャのリューズカバー

また、一部旧型モデルのムーブメントは、ジラールペルゴの名機Cal.3100がベースがとなっており、シースルーバックからその美しいつくりを確認できます。

パシャ 38mm ジラールペルゴムーブメント GP3100

 

そんなパシャの中でも鮮烈な印象を与えるのがこのグリッドが文字盤を囲うモデルですが、パシャが誕生した1943年には既にこのアイディアは生まれていました。

ここからは、今も一定のファンをもつこのグリッドを纏ったパシャにフォーカスしてご紹介致します。

 

カルティエ パシャのグリッドには2種類ある!?

カルティエ パシャ 新旧グリット比較

左が旧型、右が新型

パシャのグリッドにはフラットな形状の旧型と、立体的な形状の新型があります。

グリッドがカーブを描く立体的な形状の新型は、2003年以降のモデルから採用されており、新型の方が人気が高く、中古の相場も高くなる傾向にあります。

 

グリッドを外して二つの顔を楽しめる

実は時計のフェイスを覆っているグリッドは簡単に取り外し可能です。

カルティエ パシャ グリッド着脱

比較してみるとグリッド以外は全く同じ時計であるとは思えないほど、グリッドの有無で大きく印象が異なることがお分かり頂けると思います。

グリッドを付けたパシャは、ハードでカジュアルな印象を与え、グリッドを外せばフォーマルな印象を受けます。

このようにその時の気分によって2つの楽しみ方ができるのもこのモデルの魅力です。
ただし、グリッドなしのモデルにグリッドは後付け出来ませんのでご注意くださいませ。

 

グリッドの着脱方法

カルティエ パシャ グリッド取り外し方法

グリッドは専用の付属品がなくとも手で容易に取り外すことが出来ます。

ベゼルと風貌の境界線にはグリッドをはめ込む為の凹みがあるので、グリッドを押し込みながら凹みまでひねれば誰でも簡単に外せます。

取り付けの際はその逆で、ベゼルと風防の間の隙間の穴にグリッドをはめ込み、押し込みながらひねれば装着完了です。

ただ、あまり傷を付けたくない非常にデリケートな場所にグリッドの接続部分があるので、着脱の際は風防やベゼルに傷を付けないようにお気を付けください。

 

グリッドがあるパシャは今でも買えるの?

残念ながら現行モデルにはグリッドが付いたタイプはございませんので、基本的に中古で購入することになります。

基本的にハイエンドモデルとして生産されていたモデルなので元々は非常に高価なモデルですが、中古相場は30万円前後と比較的リーズナブルに購入できます。

中でもパシャ 38mmは、文字盤のギョーシェ彫りとGPベースの美しいムーブメントを堪能できる裏スケ仕様で、所有感を満たしてくれるおすすめの一本です。

 

まとめ

非常にインパクトのあるルックスなので好みは分かれるかもしれませんが、一度見ると頭から離れないような魅力がこのグリッドには詰まっています。

「ちょっと派手すぎるかな?」と思えば着脱も容易に行えるので、場面にあわせてグリッドデザインを楽しんではいかがでしょうか。

当記事の監修者

廣島浩二(ひろしま こうじ)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチ コーディネーター
一級時計修理技能士 平成31年取得
高級時計専門店GINZA RASIN 販売部門 ロジスティクス事業部 メンテナンス課 主任

1981年生まれ 岡山県出身 20歳から地方百貨店で時計・宝飾サロンで勤務し高級時計の販売に携わる。 25歳の時時計修理技師を目指し上京。専門学校で基礎技術を学び卒業後修理の道に進む。 2012年9月より更なる技術の向上を求めGINZA RASINに入社する。時計業界歴19年

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