「カルティエ ロードスターにはどんなモデルがあるの?」
「カルティエ ロードスターの魅力について詳しく知りたい」
男の為の腕時計として製造されたカルティエの名作「ロードスター・コレクション」。
今ではカリブル ドゥ カルティエがメンズの定番どころとなりましたが、オーソドックスかつラグジュアリーなロードスターの人気は未だに健在です。
そんなカルティエ ロードスターの魅力について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
ロードスターは腕元に大人の色気を与えてくれるカルティエの名作です。
この記事ではカルティエ ロードスターの魅力について、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
おすすめモデル厳選5本の紹介もしますので、カルティエの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください
目次
カルティエ ロードスターとは
ロードスターはカルティエの中でも珍しいスポーツラインです。
1912年に創作された、亀の甲羅の形をしたモデル「トーチュ」をベースに誕生したメンズコレクションであり、トノー(樽)の横幅を少し広げたようなデザインとなっています。
1950-60年代のカーレースシーンからインパイアされたケースの曲線美には定評があり、大人の雰囲気を放つことから20代~40代の男性に人気です。
左:トーチュ 右:ロードスター
トーチュと比較するとロードスターはより男らしいデザインとなっています。繊細なイメージを与えるブレゲ針から力強いペンシル針となり、ケースやリューズも堅牢性が高められました。
また、ローマンインデックスは受け継がれており、男性的なイメージの中にも知的さを感じさせます。
カルティエ ロードスターの魅力
カルティエ ロードスターは男性からの支持が厚く、松坂桃李さん、葛西紀明さん、葉加瀬太郎さんなど多くの有名人に愛用されています。
ロードスターの魅力① ケースの曲線美
ロードスターの最大の魅力はやはりケースの曲線美でしょう。
腕時計の形状はラウンド型(丸形)、レクタンギュラー型(長方形)、トノー型(樽型)などが一般的ですが、ロードスターはそのどれとも似つかない、微妙なシェイプを描いています。この湾曲したデザインがオシャレの秘訣になっているといえるでしょう。
またこの微妙なシェイプは、腕に着けたときに絶妙なフィット感を感じられるように作られています。
サイズバリエーションも幅広いため、ご自身にフィットする1本が見つけられるでしょう。
ロードスターの魅力② 上品な文字盤デザイン
ロードスターの文字盤はカルティエらしい上品なデザインとなっています。
シンプルな3針デイトは勿論のこと、クロノグラフに関してもそのスタイリッシュな意匠が惜しみなく発揮されています。
文字盤中央およびインダイヤルは楕円形のデザインとなっており、他のモデルにはない個性を持ち合わせます。シルバーやブラックを中心にバリエーションが用意されていますが、そのどれも気高い美しさを印象付けます。
ロードスターの魅力③ リーズナブルな価格
2002年に「男のカルティエ」として発売されたロードスターですが、現在は残念ながら製造終了モデルとなっています。そのため、手に入れる場合は中古での購入が基本となります。
多くの魅力を秘めたロードスターですが、新たなメンズコレクション「カリブルドゥカルティエ」が誕生したこともあり、中古相場は思ったよりも高騰していません。
3針デイトであれば20万円台から、クロノグラフに関しても30万円台で買うことができます。
カルティエの時計としてはお手頃と言えるのではないでしょうか。
カルティエ ロードスターのお勧めモデル
大人の色気を放つロードスター。ステンレススティール・ゴールド・コンビなど、様々なラインナップが展開されています。
ここでは特に支持を集めている人気モデルBEST5をご紹介いたします。
①カルティエ ロードスター LM W62000V3
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦 45.0mm × 横 38.8mm
全重量:141g
文字盤:シルバー
インデックス:ローマン
ムーブメント:自動巻き
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:100m
ステンレススティールにシルバー文字盤を組み合わせたシンプルなロードスターです。ロードスター以外のモデルにも言えることですが、最も人気が高いモデルはこの組み合わせが多いです。
シンプルゆえにビジネスシーンにおいても使いやすいデザインとなっています。
中古相場は20万円台後半。実にお得な一本です。
②カルティエ ロードスター LM W62041V3
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦 45.0mm × 横 37.0mm
全重量:142g
文字盤:ブラック
インデックス:ローマン
ムーブメント:自動巻き
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:100m
より力強く男らしさを求めるのであれば、ブラックがオススメです。黒文字盤に浮かぶローマンインデックスが大人の色気を表現します。
楕円形があしわられたインデックス内周には梯子目盛りが刻まれていることも見逃せないポイントです。
中古相場は30万円前後で推移しています。
③カルティエ ロードスター クロノグラフ W62020X6
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 42.0mm
全重量:176g
文字盤:ブラック
インデックス:ローマン
ムーブメント:自動巻きクロノグラフ
パワーリザーブ:約48時間
防水性能:100m
ロードスターらしさをより昇華させたクロノグラフ搭載モデル「W62020X6」。
シルバーも人気ですが、クロノグラフに関してはブラックの方が人気があるようです。
中古相場は50万円前後です。
④カルティエ ロードスターS クロノグラフ W6206020
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦 50.2mm × 横 49.2mm
全重量:135g
文字盤:シルバー
インデックス:ローマン
ムーブメント:自動巻きクロノグラフ
パワーリザーブ:約48時間
防水性能:100m
ロードスターSはロードスターをリニューアルした2010年発表モデルです。ベルトにラバーを採用、ベゼルにADLC加工を施し、より一層スポーティーなデザインとなりました。
オールステンレスよりも中古相場は抑えられており、40万円前後で推移しています。
⑤カルティエ ロードスタークロノグラフ W62021Y2
素材:イエローゴールド
ケースサイズ:直径 42.0mm
全重量:282g
文字盤:シルバー
インデックス:ローマン
ムーブメント:自動巻きクロノグラフ
パワーリザーブ:約48時間
防水性能:100m
最後にご紹介するのはケース素材にイエローゴールドを配したゴージャスなモデル「W62021Y2」。カルティエらしいエレガントさは健在で、洗練されたデザインがより一層引き立ちます。
ケースのみならずブレスレットにもゴールドが使用されており、ロードスター屈指の高級感を放つ一本です。
金で作られているため価格の振り幅は大きいですが、180万円を超える高額商品となっています。
まとめ
ラグジュアリーでありならもスポーティ。カルティエ ロードスターは大人の色気を与えてくれる永遠の名作です。
デザインの美しさやステータス性は勿論のこと、カルティエとしては比較的手が届きやすい価格であることから、製造終了後も根強い人気を誇ります。
初めての高級時計としては勿論のことサブ機としてもオススメなので、是非この機会にご検討くださいませ。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年
タグ:カルティエ, 時計の選び方, 20代、30代、40代