サントス ドゥ カルティエは世界三大ジュエラーと名高いカルティエが、初めて作った男性用腕時計を現代風に解釈した時計です。
スケルトンモデルや、贅沢にダイヤモンドをあしらったモデルなどバリエーションも豊富です。サイズに関してはユニセックスのMM、メンズ向けのLM、デザインに準じたラージなどそれぞれに個性があります。
モデルごとに違った魅力があるので、どれを選んだら良いのか迷ってしまうでしょう。
この記事ではサントスドゥカルティエの種類や魅力、価格など詳しく紹介します。ぜひ最後までお読みください。
目次
カルティエはまだ腕時計という概念が浸透していなかった1900年代初頭に、航空家アルベルト・サントス=デュモンの「飛行機の操縦中に手を離さず時間が見たい」という依頼に応え、1911年に腕時計「サントス」を誕生させました。
そのサントスを踏襲したモデル、サントス ドゥ カルティエの魅力やすごいところについてご紹介します。
画像引用:WIKIMEDIACOMMONS
サントス ドゥ カルティエの起源になっているのは、初代「サントス」ウォッチです。
初代「サントス」ウォッチは、アルベルト・サントス=デュモンという、ブラジル出身の著名な飛行士のために作られました。
3代目経営者ルイ・カルティエは、まだ腕時計という概念が浸透していなかった1900年代初頭に、アルベルト・サントス=デュモンの「飛行機の操縦中に手を離さず時間が見たい」という依頼に応え、腕時計「サントス」を誕生させました。
その当時社交界ではドレスファッションで女性の手首を飾るジュエリーがトレンドでした。
ルイ・カルティエは相談を受けて、バックルとベルトで時計を手首に巻き付けるというアイデアを提案します。
画像引用:WIKIMEDIACOMMONS
アルベルト・サントス=デュモンという人物は、とてもお洒落で社交界ではファッションリーダー的な存在でした。
そんな彼に似合うような洗練された時計とは何か。
ルイ・カルティエは華美なジュエリーウオッチでも、堅牢な軍用時計でもないと思考を巡らせました。
そして「ラグ一体構造のケースを持ったスクエアウォッチ」と言う答えを導き出しました。
その後ジャガー・ルクルトのエドモンド・ジャガーなどの協力のもと量産体制が整えられ、1911年に世界初の男性用実用時計としてサントスが市販化されます。
腕時計の歴史において祖先である「サントス」ウォッチが、とても重要な時計であるというのはサントス ドゥ カルティエの魅力の1つでしょう。
画像引用:カルティエ公式サイト
「サントス」ウォッチは、発表当時からデザインが圧倒的に優れていました。
角に丸みをもたせた正方形のフェイスや、8個のビスでベゼルを留めるスタイルが個性的です。このビスは飛行機のボディのパーツをつなぐためのネジをイメージしたもの。
スクエアの中に曲線が多用されていて、丸みを帯びた角だけではなくラグの流れるようなラインや、ケース自体が湾曲しているところなど、サントスの中には多くの曲線を見出すことができます。
ケースはポリッシュとサテン仕上げが細かく組み合わされており、艶と立体感のある素晴らしい作りになっています。
さらに自社で青焼きした針、アール・デコ調のローマ数字インデックス、レイルウェイ分目盛りなどの要素は現行のサントスに引き継がれ、そして長い年月をかけて洗練されてきました。
サントス ドゥ カルティエは、2018年に開かれた時計の祭典SIHHで大幅にリニューアルされて発表されました。
ベゼルの形状は上下に伸びて、ケースとの一体感が強調されました。
ケースの丸みはさらに顕著に、薄型に刷新されてスマートでスタイリッシュになって復活を果たします。
ドレッシーさもスポーティーさも兼ね備えた、ラグジュアリースポーツモデルとなっており、どんな服装にもよく似合います。
完成されたデザインで長く愛用しているファンが多いと言うのも納得ですね。
サントス ドゥ カルティエは美しいだけではなく、実用性能に磨きをかけているモデルです。
まず防水性能は約100mとなっており、水仕事でつけていても問題のない程度。
日常生活で安心して使えるでしょう。
耐磁性能はシリコン製の脱進機を採用しているため、1200ガウスもあります。
そして自動巻きモデルに搭載されているムーブメントCal.1847MCは、ラチェット式の自動巻き機構が使われていて巻き上げ効率がとても良いです。
総じてデスクワークが多い人にも使いやすいものとなっています。
さらに自動巻きの基幹モデル(現行モデル)には、金属ブレスだけでなく革ベルトも付属しているものも多く、気分や天候によってスタイルを変えることができます。
クイックスイッチインターチェンジャブルという機構が搭載されており、時計修理店に行かなくてもワンタッチでベルトを交換できます。
さらに金属ブレスレットはスマートリンクという機構によって、工具を使わずに簡単にコマ調整までできるようになっています。
また裏蓋は緩やかな凹面カーブとなっていて、フィット性が考慮されており「装着感がとても良い」と評判です。
実際に身につけてみて仕上げ技術の素晴らしさや、実用性に富んでいることに驚く人が多いモデルです。
カルティエの名作“サントス”を現代的に解釈したモデル、サントス ドゥ カルティエはなぜこんなにも人気が高いのでしょう。
実際に愛用している方からはこのような意見がありました。
総評すると「完成されたデザインで、個性的、使いやすく華やかである」という理由が多いようですね。
カルティエは「世界三大ジュエラー」とも呼ばれ、美しい時計を展開するブランドです。
サントス ドゥ カルティエはそのスポーティーでエレガントな外見からどんな格好にも合うとされています。
元祖ラグジュアリースポーツウォッチの祖先を持つサントス ドゥ カルティエはどのような人に似合うのでしょうか。
時計の専門家に聞いてまとめてみました。
サントス ドゥ カルティエは、スポーティーさとエレガントさ両方を兼ね備えたコレクションです。
そのため、どのようなファッションにもよく似合います。
しかし、デザイン的に個性があるのでシンプルなコーディネートを得意とするハイセンスな人にこそ似合うといえるでしょう。
カルティエと言えば、女性用のジュエラーと思ってしまう人も多いです。
しかし、近年ではバリエーションも豊富になり、使用感に優れた時計としても人気が集まっています。
多くを語らないブランドですので、本物の良さがわかる大人にこそ似合う時計でしょう。
サントス ドゥ カルティエの時計は種類が多く、定価では100万円台から購入することできます。ステンレススティールベースのモデルなら100万円〜150万円台のモデルが多いです。
またサントスウォッチのバリエーションである「サントス-デュモン」のクォーツモデルなら60万円台〜選ぶことができます。
人気の自動巻きモデルに絞って中古価格の目安を出してみました。
実勢価格:96万9600円~115万8000円(税込)
参考価格:92万9500円(税込)
実勢価格:102万8000円~122万8000円(税込)
参考価格:112万2000円(税込)
高級時計の価格は全体的に年々上昇傾向にあります。
その中でカルティエは2023年に価格改定を行い、全体的に7〜10%上昇しました。
しかし、カルティエは長い歴史を持つ人気ブランドであるため、流行りのロレックスのように中古価格(実勢価格)の極端な変動は少ないブランドです。
中古価格の変動はしていますが、手放す際に大幅な変動は少ないと読めるのではないでしょうか。
画像引用:カルティエ公式サイト
サントス ドゥ カルティエは他の時計ブランドのように、機能や特徴でカテゴリー分けを行っていません。
しかし現行モデルで大きく分けると以下のような種類があります。
サイズはMM(ミディアムサイズ)・LM・ラージサイズ・XLの4種類となっており、モデル名の横に必ず明記され、サイズを重要視しています。
カルティエではユニセックスでサイズ展開しており、自分の好きなデザインで合ったサイズを選ぶことができるのが特徴となっています。
メインとなるサイズを中心に主要なモデルをご紹介します。
サントス ドゥ カルティエ MMは、ケースサイズが縦35.1mm × 横35.1mmや、縦42mm × 横35.1mmのものがあります。
3針のみのシンプルなスタイルで、ダイヤモンドをセッティングしたモデルはMMサイズとなっています。
一般的にちょうど良い大きさで、迷った時に選ぶ人が多いサイズです。
悪目立ちしたくない、スーツに合わせたいという人におすすめです。
サントス ドゥ カルティエ MMから人気のモデルをご紹介します。
こちらは優しい輝きのピンクゴールドケースが美しいモデルです。
ストラップは高級感のあるアリゲーターが合わされており、滑らかなケースとの一体感があります。
ムーブメントはカルティエの創業年である、1847年にちなんだ新型自社製キャリバー1847MCを搭載しています。
このCal.1847MCは、2015年に発表され標準ムーブメントとして使用されている信頼性の高いものとなっています。
パワーリザーブは約40時間。
カーフスキン ストラップも付属しており、クイックスイッチインターチェンジャブルシステムで簡単に交換できます。
ピンクゴールド。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらは輝くブルーグラデーションのダイヤルが印象的なモデルです。
ベゼルにはダイヤモンドが206個もセッティングされており煌びやか。
5大ジュエラーと呼ばれるのにふさわしい、エレガントで華やかなデザインです。
ブルーのアリゲーターストラップも付属しており、その日の気分で付け替えることができます。
ムーブメントは自社製自動巻きのCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約40時間となっています。
ステンレススティール。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらはW&W2024年の新作です。
文字板はサテン仕上げのブラウンで、外に向かうほど色が濃くなるグラデーションが美しいモデル。
カルティエといえば自社製の青焼き針が定番ですが、こちらはスーパールミノバ夜光が施された剣型の針となっています。
ブラウンのアリゲーターストラップも付属しており、その日の気分で付け替えることができます。
ムーブメントは、自社製自動巻きCal.1847MCを搭載し、パワーリザーブは約40時間となっています。
ステンレススティール。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらは華やかなイエローゴールドケースと、サンレイエフェクトダイヤルが目をひくモデルです。
ベゼルには輝くダイヤモンドが206個もセッティングされています。
深いブルーのアリゲーターストラップを組み合わせており、エレガントで高級感溢れる1本となっています。
グリーンのアリゲーターストラップも付属しており、その日の気分で付け替えることができます。
ムーブメントは自社製自動巻きのCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約40時間。
イエローゴールド。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらは優しい輝きの18Kピンクゴールドを使用したモデルです。
文字板には乳白色のシルバー仕上げ・オパラインを組み合わせています。
グレーのアリゲーターストラップも付属しており、その日の気分によって交換することができます。
ムーブメントは自社製自動巻きのCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約42時間。
ピンクゴールド。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
サントス ドゥ カルティエ LMは、ケースサイズが縦 47.5mm × 横39.8mmとなっています。
3針+デイト表示のスタイルで、利便性が高いです。
サイズ感としては、一般的なラウンド型の42mmサイズを想像すると良いかもしれません。
LMサイズは腕周りがしっかりしている人や、時計の存在感を際立たせたい人におすすめです。サントス ドゥ カルティエ LMから人気のモデルをご紹介します。
こちらは2019年に発表された、美しいブルーグラデーション文字板のモデルです。
シルバーの針にはスーパールミノバ夜光が施され、スポーティーさと視認性を兼ね合わせています。
クイックスイッチインターチェンジャブルシステム採用で、簡単にストラップを交換することができます。
ムーブメントは自社製自動巻き1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約40時間。
ステンレススティール。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらは2023年に発表されたモデルで、美しく輝くグリーンのグラデーション文字板が特徴となっています。
グリーンのアリゲーターストラップも付属しており、その日の気分で付け替えることができます。
ムーブメントは自社製自動巻きCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約40時間。
ステンレススティール。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらは2020年に発表されたモデルです。
ステンレススティールケースに、テフロンよりも滑らかなカーボンでステンレスをコーティングするADLC加工が施されたベゼルが組み合わされています。
文字板は新色のグレーカラーで、スポーティーな印象となっています。
ブレスレットはブラックラバータイプも付属しており、その日の気分で付け替えることができます。
ムーブメントは自社製自動巻きCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約42時間。
ステンレススティール。ADLC加工スティール。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらはベゼル、ブレスレットのビス部分にイエローゴールドを使用している華やかなモデルです。
文字板には乳白色のシルバー仕上げ・オパラインを組み合わせています。
ブラウンのカーフスキンストラップも付属しており、その日の気分で付け替えることができます。
ムーブメントは自社製自動巻きCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約40時間。
ステンレススティール×イエローゴールド。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらはカルティエのアイコンともいえる、ローマンインデックスをムーブメントの基盤とした個性的なデザインが特徴のモデルです。
K18ピンクゴールドのスケルトンケースからは、手巻きムーブメントCal.9611MCを眺めることができます。
インデックスとムーブメントを一体化したことで、文字板に余白を作るという上級デザインを実現した時計です。
グレーのアリゲーターストラップも付属しており、その日の気分で付け替えることができます。
約72時間ものロングパワーリザーブとなっています。
ピンクゴールド。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
サントス ドゥ カルティエ ラージは、ケースサイズが縦43.5mm × 横31.4mmとなっています。
3針タイプと、デイト表示付きが混在しています。
LMサイズはMMサイズを均等に大きくしたような印象ですが、ラージサイズはMMサイズを少し上下に伸ばしたようなサイズ感です。
個性的なデザインで目をひくので、人と違うサントスが欲しいという人におすすめです。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらはW&W2024年の新作です。
ケース・ブレスレットにイエローゴールドを使用しており高級感が漂います。
文字板はサテン仕上げのブラウンで、外に向かうほど色が濃くなるグラデーションが美しいモデル。
カルティエといえば青焼き針が定番ですが、こちらはゴールド仕上げされた剣型の針となっています。
針には夜光が施され、実用性にも優れています。
ブラウンのアリゲーターストラップも付属しており、その日の気分で付け替えることができます。
ムーブメントは、自動巻きデイト機能が付いた自社製Cal.1847MCを搭載。
イエローゴールド。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらもW&W2024年の新作です。
ステンレススティールケースに、イエローゴールドベゼルが目を引くモデルです。
ポリッシュ仕上げで輝く、ゴールドスティール製剣型針が印象的。
文字板はアンセラサイトグレーのサテン仕上げ。
美しいグラデーションとなっており、ジュエリーのようなデザインです。
グレーのアリゲーターストラップも付属しており、違った表情を楽しむことができます。
ムーブメントは、WGSA0095と同じ自動巻きデイト機能が付いた自社製Cal.1847MCを搭載しています。
イエローゴールド。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
サントス ドゥ カルティエはバリエーションが豊富なモデルです。
サイズだけでも、小さめサイズのMM、大きめサイズのLM、個性的なラージ、クロノグラフのXLと種類があります。
シンプルな3針、ダイヤモンドをセッティングしたものなど、どのモデルが自分に合うのか選ぶのに迷ってしまう方も多いでしょう。
そこで、選び方についてくわしく解説していきます。
カルティエではまず好みのデザインを見つけ、自分に合うサイズを探すと良いでしょう。
自分好みのサントス ドゥ カルティエを選ぶ際、サイズによって見え方の印象が大きく変わるのでまずはサイズ展開の確認が必要になります。
前述したモデル紹介でもサイズ展開によって、モデル分けしています。
「腕にのせてみると思ったより大きくない」という声も多いため、実際につけてみて購入を検討するのがおすすめです。
一例としておすすめの現行モデルをご紹介します。
画像引用:カルティエ公式サイト
画像引用:カルティエ公式サイト
上記は同じ、ピンクゴールドケースにアリゲーターストラップを合わせたモデルです。
MMは、ケースサイズが縦35.1mm × 横35.1mmで3針のシンプルなスタイル。
LMは、ケースサイズが縦 47.5mm × 横39.8mmとなっており、3針+デイト表示付きです。
少しサイズが違うだけで印象が変わって見えます。
このように気に入ったデザインのモデルを比較して、試着しながら選ぶのがおすすめです。
サントス ドゥ カルティエの現行モデルにはクォーツはありません。
クォーツを展開しているのは、サントスを継承したコレクション「サントス-デュモン」です。一例としておすすめの現行モデルをご紹介します。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらは2018年に発表されたモデルです。
カルティエのアイコンともいえる、ローマンインデックスをムーブメントの基盤とした個性的なデザインで、青焼きの針が際立っています。
ステンレススティールのスケルトンケースからは、手巻きムーブメントCal.9611MCを眺めることができます。
ステンレススティール。手巻きムーブメントCal.9611M搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらは、ノクタンビュール(フランス語で“夜更かし”)とも呼ばれるモデルで、2019年のSIHHで発表されました。
スケルトンケースには、カーボンでステンレスをコーティングするADLC加工が施されています。
ローマ数字の形状のスケルトンブリッジとロゴ、2針にスーパールミノバ夜光が施されており、夜になると違った顔を見せてくれる時計です。
ムーブメントは手巻きのCal.9612MCを搭載し、72時間のパワーリザーブを実現しています。
ADLC加工ステンレススティール。手巻きムーブメントCal.9612M搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらはステンレススティールケースに、イエローゴールド製ベゼルを組み合わせたモデルです。
スケルトンになっており、美しい手巻きムーブメントCal.9611MCを眺めることができます。
カルティエ伝統の青焼き針が目をひくデザインです。
ブルーのアリゲーターストラップも付属しており、違った表情を楽しむことができます。
ステンレススティール×イエローゴールド。手巻きムーブメントCal.9611M搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらはサントス ドゥ カルティエを代表する王道デザインのモデルです。
シルバー文字板に伝統的なローマンインデックス、青焼きの針が洗練された印象となっています。
LMサイズなので、デイト表示もあり実用性にも優れています。
ムーブメントは自社製自動巻きのCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約40時間。
ブラウンのアリゲーターストラップも付属しており、その日の気分で付け替えることができます。
ステンレススティール。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらは上品に輝くホワイトゴールドケースに、珍しいグレーのアリゲーターストラップを組み合わせたモデルです。
ベゼルにはダイヤモンドが206個もセッティングされており、大変ラグジュアリーな印象です。文字板は艶のあるサンレイエフェクト。ムーブメントは自社製自動巻きのCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約40時間。
ブルーのアリゲーターストラップも付属しており、気分によって付け替えることができます。
ホワイトゴールド。ダイヤモンド。自動巻きムーブメントCal.1847MC搭載。100m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらはステンレススティール×ADLC加工(ステンレス)製のクロノグラフモデルです。
新たに作られた43.3mmのXLサイズとなっています。
ブラックのアリゲーターストラップを組み合わせており、高級感があります。
文字板は艶のある、サテンブラッシュ仕上げのシルバーカラーです。
クロノグラフは9時側にあるプッシュボタンとリューズで操作できる斬新なスタイル。
ムーブメントは自社製自動巻きのCal.1904CHMCを搭載しており、パワーリザーブは約47時間となっています。
ラバーストラップも付属しており、天気や気分によって付け替えることができます。
ステンレススティール×ADLC加工。自動巻きムーブメントCa.1904CHMC搭載。100m防水。
サントスウォッチには“サントス-デュモン”というコレクションもあります。
サントス-デュモンは、初代サントスウォッチのデザインを踏襲し1904年に誕生しました。
エレガントでクラシカルなデザインが特徴です。
リューズガードを廃し、装飾の施されたカボションに回帰したドレスモデルです。
現行モデルでは7.3mm〜と、薄型に仕上げられたケース形状もポイントとなっています。
一部人気モデルをご紹介します。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらは2019年に発表されたモデルです。
ケースサイズは38mm x 27.5mmのSM。
ピンクゴールドのベゼルには、カルティエを象徴するビスモチーフが採用されています。
ムーブメントは、従来の約2倍である6年もの電池寿命を持つ最新のクォーツタイプ。
伝統と最新のテクノロジーを兼ね備えています。
ストラップはダークグレーのアリゲーターを組み合わせており、高級感があります。
ステンレススティール×ピンクゴールド。クォーツ。30m防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらは2022年に発表された、シンプルな2針モデルです。
ケースサイズは43.5mm x 31.4mmのLM。
ブラックラッカー仕上げされた艶のあるベゼルとラグが特徴。
ブラックアリゲーターストラップを合わせており、統一感のある落ち着いた印象となっています。
ムーブメントは手巻きのCal.430MCを搭載。
ステンレススティール。手巻きムーブメントCal.430MC搭載。日常生活防水。
画像引用:カルティエ公式サイト
こちらは2023年のW&Wで発表されたスケルトンモデルです。
ケース径は31mm、厚さが8mmのラージサイズ。
主役となっているのは新しい自社製自動巻きムーブメントCal.9629MCで、パワーリザーブは46時間。
ブリッジがインデックスとなっており、主ゼンマイ、歯車列、ヒゲゼンマイのすべてを目にすることができます。
文字板8時位置に配された、マイクロローターに象られたレトロな飛行機がデザインのポイントになっています。
ブラウンのストラップも付属しており、付け替えることもできます。
ピンクゴールド。自動巻きムーブメントCal.9629MC搭載。日常生活防水。
サントス ドゥ カルティエを選ぶ際に確認すべきポイントについて、現行モデルを軸にしてまとめてみました。
3針、デイト表示、クロノグラフ
ステンレススティール、ブラックADLC加工スティール、K18イエローゴールド、K18ピンクゴールド、ロジウム仕上げホワイトゴールド
シルバー仕上げ・オパライン、サンレイ仕上げ、サテン仕上げグラデーション、 サンレイブラッシュ 、サテンブラッシュ仕上げ、サンレイエフェクト 、グリーンラッカー仕上げ、スケルトン、ブリリアントカット ダイヤモンド
アリゲーター、ブラックラバー、カーフスキン、ブレス(ステンレススティール・ゴールド)など
これらのポイントから、好みや自分に合うものを選びましょう。
サントス ドゥ カルティエには、他にも旧モデルを含めると多くのバリエーションがあります。「サントス ドゥ カルティエの種類」でモデルごとに詳しい情報がありますので参考にしてみてください。
世界初の男性用腕時計を祖先に持つサントス ドゥ カルティエですが、その完成された美しさと使いやすさから世界中に大勢のファンがいます。
一流のものに囲まれた有名人や著名人にも愛用者がたくさんいます。
サントス ドゥ カルティエを身につけている有名人をご紹介します。
画像引用:カルティエ公式facebook
俳優の赤楚衛二さんは、昨年のカルティエのイベントに出席した際にサントス ドゥ カルティエW2SA0009を着用されていました。
画像引用:カルティエ公式サイト
インタビューでは「すべてがポイントになっている時計。自分はこういったブランドの時計を着ける際はシンプルな服装を心がけています。」と答えており、この日もブラックスーツでコーディネートしていました。
W2SA0009はベゼル、ブレスレットのビス部分にイエローゴールドを使用している華やかなモデルです。
華やかな人気俳優である赤楚さんにお似合いですね。
画像引用:カルティエ公式facebook
俳優の反町隆史さんも、昨年のカルティエのイベントに出席していました。
その際には、サントス ドゥ カルティエ LM WSSA0039を着用されていました。
インタビューでは「無骨な感じと上品な感じがこのモデルの良さだと思います。」と答えていました。
WSSA0039は、2020年に発表されたモデルです。
ADLC加工を施したオールブラックケースが特徴となっています。
ムーブメントは自社製自動巻きCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約40時間です。ブラウンのスーツを纏った精悍な雰囲気の反町さんにお似合いですね。
俳優の藤木直人さんはTVドラマ「グッド・ドクター」に出演時に、サントス ドゥ カルティエLM WSSA0009を着用されていました。
こちらは2018年にパイロットウォッチの祖先ともいえるサントスから、サントス ドゥ カルティエとして生まれ変わった1作目のモデルです。
外装はよりシャープに、エレガントにブラッシュアップされています。
ムーブメントは自社製自動巻きCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約42時間です。上品な雰囲気の藤木さんにお似合いですね。
ラグビー日本代表の稲垣啓太さんが愛用しているのはサントス ドゥ カルティエLM WGSA0011です。
日本メンズファッション協会主催「第48回 ベストドレッサー賞」の授賞式にゲストとして出演した際や、TVバラエティ番組に出演された際も着用されていました。
稲垣さんはお洒落で時計好きとしても知られています。
WGSA0011は、ピンクゴールドケースにグレーのアリゲーターストラップを組み合わせたエレガントで高級感のあるモデルです。
ムーブメントは自社製自動巻きCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約42時間です。鍛え抜かれた稲垣さんの存在感に負けない華やかな1本です。
タレントで俳優の玉森裕太さんはTVドラマ「ナイスフライト」に出演された際に、サントス ドゥ カルティエLM WSSA0018を着用されていました。
玉森さんは2021年にカルティエに縁がある人物として、「フレンズオブメゾン」にも選出されており、カルティエ好きとしても知られています。
WSSA0018は、サントス ドゥ カルティエを代表する王道デザインのモデルです。
シルバー文字板に伝統的なローマンインデックス、青焼きの針が洗練された印象的です。
ムーブメントは自社製自動巻きのCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約40時間。
正統派かつ端正なルックスの玉森さんにお似合いですね。
アーティストの平野紫耀さんはTVドラマ「クロサギ」に出演された際、サントス ドゥ カルティエMM WSSA0029を着用されていました。
WSSA0029はホワイトシルバーカラーの文字板に、自社製の青焼き針がよく映えるモデルです。前述の玉森さん着用のWSSA0018同様、王道といえる1本です。
ムーブメントは自社製自動巻きのCal.1847MCを搭載しており、パワーリザーブは約42時間。世界的に人気のモデルですので、ダンスや歌で世界へ向けて挑戦している平野さんにお似合いですね。
俳優の賀来賢人さんはTVドラマ「マイファミリー」で、サントス ドゥ カルティエLM WSSA0018を着用されていました。
賀来さんはファッション雑誌の特集でも「パシャ ドゥ カルティエ」を着けており、カルティエ好きのようですね。
WSSA0018は前述の玉森さんと同じ、これぞサントス ドゥ カルティエと言われるような王道モデルです。
長身でスーツを格好良く着こなす役柄が多い、賀来さんにお似合いですね。
サントス ドゥ カルティエは、優れたデザインと使用感の良さで世界中の時計ファンから注目を集めています。
近年では新しい文字板カラーやサイズを発表し、進化を続けています。
幅広いサイズ展開で多くの人に似合うモデルが探せる、他の時計ブランドとは一線を画したコレクションです。
時計業界全体で値上がり傾向にありますので、気に入ったモデルは早めに手に入れておいた方がいいかもしれませんね。
当記事の監修者
遠藤 有隆(えんどう ゆうこう)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC 上級ウォッチコーディネーター取得
営業企画部 マーケティング課
好きなブランド IWC・ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネなど
1984年生まれ、神奈川県出身。時計業界は2017年より。
デザイン系の短期大学を卒業後、23歳で大手セレクトショップに入社。約10年間、レディースの服飾雑貨の責任者として店頭接客、MDやVMD業務に従事してきました。
10年目を迎え、更なる成長を求めて高級時計店への転職を決意し、2017年にGINZA RASINに入社。店頭接客を7年経験した後、現在の営業企画部 マーケティング課へ異動。
人と話すことが好きで、スーパーポジティブな私は現在、愛用のIWCメカニカルフリーガークロノとスモールギーゼを共にしながら、店舗での経験を活かしつつ、多角的な視点で記事の監修を行っています。