ファッション業界のリーディングカンパニーとして、世界中のオシャレ好きから支持を集めてきたシャネル。日本上陸は1980年代ですが、瞬く間に熱狂的なブームを起こし、シャネラーという言葉が社会現象を起こすほどでした。
それは時計産業にも当てはまることで、2000年に誕生した同社のフラグシップ「J12」は、スタイリッシュな腕時計の代名詞的存在としてすぐにメンズ定番入りを果たしました。
女性の憧れのブランドとしてのイメージが強いかもしれません。それゆえに強くおすすめしたいのが、今モテたいと思っている男性陣へです。
シャネル J12が持つとにかく洗練されたデザインが男性自身を引き立ててくれることはもちろん、「自分の好きなブランドを着けている」ことで、女性は嬉しく思うものです。
この記事では、当店GINZA RASINでの2024年売上データをもとに、モテたいと思っている男性陣にお勧めしたいシャネル J12の腕時計10本をピックアップしてみました!
目次
人気のシャネル J12 メンズモデル10選
それではシャネラーや時計愛好家などから厚い支持を獲得しており、かつモテたい男性陣にお勧めしたいシャネル J12のメンズ腕時計を10選、ご紹介いたします。
①J12 H5700
型番:H5700
素材:ホワイトセラミック
ケースサイズ:直径 38.0mm
文字盤:ホワイト
駆動方式:自社製自動巻き(Cal.12.1)
2024年当店GINZA RASINでのメンズシャネル一番人気は、2019年に販売スタートしたこちらのホワイトセラミック H5700でした。
後述しますが、長年J12の顔を張ってきたH0970の、後継機となります。
いったいどういうことか?
基本的にJ12は2000年の発売以来、そのデザインコードを変えていません。
ケース・ブレスレットはホワイトまたはブラックのセラミックで構成されており、発売から20年以上経過する今なお斬新。
また、J12はアメリカの権威あるヨットレース「Jクラス」に名前をちなんでいる、といった説があります。
公式見解ではないため真偽はわかりませんが、ヨッティングを行うにふさわしいダイバーズ風ベゼルや、視認性が高くかつ爽やかな文字盤デザインを有します。
このJ12の変わらぬデザインコードは、もはやシャネルのアイコン。
一目で「あ!シャネル着けてる!」と気づいてもらえることは、モテたいメンズとしては嬉しいところですね。
ちなみに時計業界ではJ12=良い時計と周知されていますので、時計好きからも一目置かれることでしょう。
このように基本デザインは変わってこなかったJ12ですが、細部は時代に合わせてアップデートが図られています。
そして近年の最もドラスティックなアップデートがムーブメント変更であり、その対象がこちらのH5700です。
一見して、過去作品と大きな違いはないように見えます。ケースサイズもJ12で最もスタンダードな38mmが踏襲されており、デザインはベゼルの鏡面部分や文字盤中央のレイルウェイサークルと言った、ディテールの仕様の違いに留まります。
しかしながら裏蓋側から、大きなアップデートが確認できることでしょう。
シャネルでは初となる、シースルーバックが採用されています。
シースルーバックとは、上記画像のような裏蓋がスケルトナイズされ、内部機構が見えるようになった仕様を指します。
J12はヨットレースに出自を持つためか、裏蓋にメタル素材が使用することで200mという高い防水性を維持してきました。
こちらのH5700では、新ムーブメントが搭載されるのみならず、それを鑑賞できる仕様となっているのです(もっとも、防水は200mと違いはありません)。
なぜか?それは、シャネルにとって特別な自社製ムーブメントCal.12.1が搭載されているためです。
このCal.12.1は2018年、シャネルが「ケニッシ」の20%の株式取得をしたことによって、開発がスタートしました。
ケニッシとは高級時計の部品メーカーで、チューダーの取締役エリック・ピルソン氏、元ブライトリングの副社長ジャンポール・ジラルダン氏などによって経営されています。
チューダーのブラックベイに搭載され、名機と名高いMT5602の開発に携わっていることは時計界では有名です。
そんなケニッシの技術力を活かしたムーブメント、信頼性は業界お墨付きです。
パワーリザーブを従来のものより約2倍の70時間に、そしてCOSC認定として打ち出しました。
これまでオシャレさが特に際立っていたJ12ですが、ケニッシとタッグを組んだことによって文句なく実用性や時計としての真価を極めたと言っていいでしょう。
早くも人気を集めており、ロングセラーであった旧型をしのいで2020年には当店売上ランキング1位に輝くこととなりました。
「モテも大事だけど、時計の機械も心行くまで楽しみたい」そんな男性は、ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。
新品並行相場は70万円台~。
旧型とそう大きく値段が変わらないのが嬉しいところですね。
②J12 H5697
型番:H5697
素材:ブラックセラミック
ケースサイズ:直径 38.0mm
文字盤:シャンパン
駆動方式:自社製自動巻き(Cal.12.1)
二番人気は、同じく2019年にリニューアルされたJ12の、ブラックセラミックバージョンです。
「二番」とは言え、第一のH5700とほぼ同率です。
こちらも外観に旧型と起きな違いはありませんが、内部機械がCal.12.1となり、シースルーバックが採用されることとなりました。
なお、レディースだとホワイトセラックの方がよく売れますが、男性からはブラック・ホワイト両方がバランスよく選ばれている印象です。
ちなみにこのブラック・ホワイトもシャネルにとっては特別なカラーとなります。
なぜなら創業者のココ・シャネルが愛した二色となり、「ブラックにはすべてがある。ホワイトも同じ」といった名言をご存知の方も多いのではないでしょうか。
もっとも、「あんまり目立ちすぎるのはちょっと・・・」といった方はこちらのブラック基調の方を選ぶのがいいでしょう。ビジネススーツにも違和感なくマッチする定番カラーですね。
新品並行相場は95万円前後~。
ブラックセラミックモデルの方がホワイトよりも若干相場が高いようです。
③J12 クロノグラフ H0940
型番:H0940
素材:ブラックセラミック
ケースサイズ:直径 41.0mm
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
三番人気は、クロノグラフを搭載することでレーシーな印象を醸すこちら!H0940です。
一位・二位と38mmサイズのシンプルでクラシック寄りなJ12をご紹介してきましたが、スポーティーなデザインや大きいサイズがお好きな方は断然、クロノグラフ機能の着いたH9004が断然お勧め。
シャネルらしい洗練されたデザインにクロノグラフならではの横目インダイアルが端正に並んでおり、他ブランドとは一風変わった、でもオシャレな一本に仕上がりました。
クロノグラフと言うとタグホイヤーのカレラやオメガのスピードマスターが有名かもしれません。
いずれも品質・デザインともに秀逸で長年愛されてきましたが、シャネルのJ12はそれらと遜色ない、でも毛色の変わったスポーツモデルと言えるでしょう。
実はこのモデルは著名人で愛用している方が多く、タレントの石橋貴明さんや哀川翔さん、プロ野球の岩隈久志投手などが挙げられます。いずれもオシャレメンズとして有名な人物ばかりですね。
ちなみに哀川翔さんはベゼルとインデックスにダイヤモンドがセッティングされたH2566や、シャネルの香水も愛用しているらしく、シャネラーなのでしょうか。
典型的なかっこいい大人の男性が着けているところを見ると、やはりシャネルはモテアイテムの一つなのだと認識してしまうものです。
厚みも14mm程度とボリュームがありすぎることもありませんので、スタイリッシュなクロノグラフとしてスーツにも私服にも合わせやすい一本となります。
なお、今回TOP10には入っていなかったものの、例年人気の高いホワイトセラミック版も併せてご紹介いたします。
J12 クロノグラフ H1007
型番:H1007
素材:ホワイトセラミック
ケースサイズ:直径 41.0mm
文字盤:ホワイト
駆動方式:自動巻き
ブラックセラミックと色以外は同一ですので、スペック面では違いはありません。
どちらも新品並行相場は65万円台~。
3針もでると比べると若干お高めですが、中古であれば、50万円台で入手することが可能です。シャネルは中古市場も広いため、予算がある方は状態の良い中古を探すというのも手ですよ!
④J12 クロノグラフ H2009
型番:H2009
素材:ホワイトセラミック
ケースサイズ:直径 41.0mm
文字盤:ホワイト
インデックス:9Pダイヤ
駆動方式:自動巻き
四番目にご紹介するのは、H2009。
2024年の人気ランキングは7位、そして例年だいたいTOP10入りを果たしているこちらのクロノグラフモデルは、インデックスにダイヤモンドをセッティングしたラグジュアリーな一本です!
前項でシャネルのクロノグラフの魅力はお話しした通り。
レーシーでかっこいいのに、オシャレさも忘れていないのがもてたいメンズの心をくすぐるところです。
なお、有名ブランドは他人との「時計かぶり」が気になるところですが、あまりシャネルのクロノグラフをしている、という男性は普段見ないので、かぶりの心配は減りますね。
ベースのダイアルとインダイアルの色はホワイトで統一されていますが仕上げが異なること。
そしてインデックスのダイヤモンドがアクセントとなっていることで、視認性とデザイン性を両立しています。
シンプルJ12より3mm大きい41mmとなりますが、メンズ腕時計の中では決して大きすぎる直径ではありません。
そのため、オーソドックスなスーツにもスタイリッシュに決まるでしょう。
なお、シャネルはオシャレゆえにデザイン面をフォーカスしがちですが、前述のように時計製造技術にも一家言持っています。
自社工房で作られている自動巻きクロノグラフムーブメントはCOSC認定(汎用・自社製問わず)。
COSC(クロノメーター)とは時計の精度や信頼性を規定する規格ですが、名門時計メーカーでも全部が全部獲得できる認定ではありません。
そんな中でファッションブランドでありながらCOSC認定機を多数ラインナップできるシャネルの実力の高さは、明らかですね。
モテ要素も大切にしたいけど、本格的な時計が欲しい。
そんな方にこそシャネルのJ12を選択していただきたいと思います。
なお、人気ランキングとしては14位でしたが、ロングセラーとして根強い人気を誇るブラックセラミック H2419も一緒にご紹介いたします。
J12 クロノグラフ H2419
型番:H2419
素材:ブラックセラミック
ケースサイズ:直径 38.0mm
文字盤:ブラック
インデックス:9Pダイヤ
駆動方式:自動巻き
ちなみにこちらのモデルは、俳優の的場浩司さんがご愛用しているようです。
3針タイプにも言えることですが、やはりブラックベースとなるとシックな印象が強くなりますね。
ベースとインダイアルに仕上げの違いはなく、マットで統一された顔立ちがクラシカル寄りなことも特徴です。
前述の通り、精度・信頼性高いクロノグラフムーブメントを搭載していること。そしてインデックスにダイヤモンドをセッティングしていることからホワイト・ブラックタイプともに新品並行相場は75万円台~となります。
中古であれば、60万円台~70万円台でよくでまわっております。
⑤J12 H5705 / H5702
型番:H5705
素材:ホワイトセラミック
ケースサイズ:直径 38.0mm
文字盤:ホワイト
インデックス:12Pダイヤモンド
駆動方式:自社製自動巻き(Cal.12.1)
12個のインデックスにダイヤモンドをセッティングした、控えめなラグジュアリーモデル。
従来のロングセラーH1629 / H1626に代わって、こちらも2019年、新型ムーブメント搭載モデルにリニューアルを果たしました。
ブラックセラミックモデル H5702はこちら。
前述の通り、先代からデザインに大きな違いはありません。
また、こちらのモデルはインデックスにダイヤモンドがキラリと光る逸品です。
ダイヤモンドは「女性が着ける貴石」という印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
ちょっと抵抗がある男性もいらっしゃるのは事実です。
しかしながら「男のダイヤモンド」は男性に色気やエレガンスを与えるし、古くは「成功の象徴」として扱われてきました。
そのため人を惹きつける貴石。
モテを目指す男性諸氏には、ぜひ候補に入れてほしいなと思います。
そこに加えて新型ムーブメントでスペックアップしているとあって、時計好きからも熱狂的な支持を得るに至りました。
ちなみに本稿は基本的に売れ筋順でご紹介しているのですが、流通からわずか2年ほどで他のロングセラーモデルと並ぶほどに新型J12が売れていると言うのは、それだけシャネルがこの高性能ウォッチを流通させ、そしてユーザーが購入するという流れが活発なためです。
こういったところからも、シャネルの時計ブランドとしてのユーザーに寄り添った姿勢を感じますね。
ホワイト・ブラックともに新品並行相場は1000万円台前後~。
ブラックセラミックモデルの方が若干価格が高くなります。
⑥J12 ファントム H6186
型番:H6186
素材:ホワイトセラミック
ケースサイズ:直径 38.0mm
文字盤:ホワイト
駆動方式:自動巻き
ファントムー影ーというモデル名を持つこちらのJ12も、キャリバー12.1同様に2019年にリリースされたばかりの新型です。
もっとも、ファントム自体は2013年からラインナップされているロングセラー。
長らく愛されるデザインコードを有していると言えるでしょう。
通常、J12のインデックスはケース・ブレスレットに用いられるセラミックカラーとは真逆の色が用いられますが、こちらは同色にすることでシンプルながら独創的な意匠となったこと。
また、アプライドされたインデックスの際に影(ファントム)ができて、これまたデザインアクセントとなったことが特徴です。
完全にホワイトアウトした様子が「影」の名の通り、ミステリアスな印象を醸し出していますね。
2019年の新作では、前述したキャリバー12.1が搭載され、シースルーバックが採用されました。
新品並行相場は90万円前後~。
⑦J12 ファントム H6185
型番:H6185
素材:ブラックセラミック
ケースサイズ:直径 38.0mm
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
同じファントムから、ブラックセラミックモデルです。
こちらはインデックスがブラックアウトしており、やはり「影」を思わせる装いですね。
ちなみに「オールブラック」は、近年時計業界で一つのキーワードとなっています。
文字通り、ケースや文字盤,インデックス等をブラック基調とし、クールな精悍さを打ち出す手法。
そのデザインたるや、かっこいいの一語に尽きます。
ウブロやタグホイヤー,ブライトリングといった時計ブランドのオールブラックモデルも人気ですが、シャネルのファントムのかっこよさもまたひとしおですね。
シャネル由来のスタイリッシュさも持ち合わせているため、男臭さはありません。
ブラックというスタンダードカラーであるため、スーツスタイルに合わせやすいのも嬉しいところです。
トレンドに敏感なモテ男子は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
なお、新品並行相場はホワイトファントムに比べて若干上がり、95万円前後~となっております。
⑧J12 H0970 / H0685
型番:H0970
素材:ホワイトまたはブラックセラミック
ケースサイズ:直径 38.0mm
文字盤:ホワイトまたはブラック
駆動方式:自動巻き
ブラックセラミックモデル H0685はこちらの画像です。
次にご紹介するこの二本こそが、長年シャネル J12の顔を張ってきたモデルです。
モテる男たちを下支えしてきた、と言っても過言ではありません。
先ほど少し触れたように、シャネルのJ12はケース・ブレスレットにセラミックを使用したシリーズで、ブラックまたはホワイトのカラーが基本スタイルとなります。
もともとシャネルはこの二色がブランドカラーとなっているためです。
つまり、同社にとって非常にオーソドックスなスタイルと言えるでしょう。
そんなJ12の中でも、第一位でご紹介した後継機が出るまで、長年一番人気のメンズモデルがこちらのH0970 とH0685でした。
それも一過性のものではなく、ここ数年でコンスタントに売れています。
J12は意外とバリエーションが多く(サイズ、機能、装飾など)、人気が分散しやすい傾向にあります。
そんな中で安定して売れているというのは、その時計が本当に実力があるということに他なりません。
生産終了した今なおTOP10の売れ筋に入っていることを鑑みれば、さもありなんですね。
後継機が出ているとは言え、まだまだシャネル人気を牽引してくれそうです。
現行新品よりも若干お安く手に入りますし、中古市場でも売買が活発。
そのためご予算を抑えたい方にもお勧めとなっております。
平均相場は状態にもよりますが、30万円台半ば~40万円前後程度です。
⑨J12 H1629 / H1626
型番:H1629
素材:ホワイトまたはブラックセラミック
ケースサイズ:直径 38.0mm
文字盤:ホワイトまたはブラック
インデックス:12Pダイヤモンド
駆動方式:自動巻き
こちらも長年、J12を下支えしてきたモデルです!
インデックスにさりげなく12ポイントのダイヤモンドをセッティングした、オシャレなモデルです。
ラグジュアリーのさりげない演出とでも言いましょうか。
ダイヤモンドを全面に押し出していないためにギラギラはせず、それでいて控えめな高級感を醸し出していますね。
ちなみに元SMAPでタレントとして活躍している中居正広さんはこのモデルの、ホワイトセラミックタイプを愛用しています。
ブラックセラミックモデルのH1626はこちら。
こちらのモデルもリニューアルし、後述するH5705,H5702が後継機となっております。とは言え2020年現在は、市場でともに流通している形です。
平均相場は50万円台前半~。
⑩J12 アンタイトル H5582
型番:H5582
素材:ホワイトセラミック
ケースサイズ:直径 38.0mm
文字盤:ホワイト
駆動方式:自動巻き
アンタイトル―無題―という名が冠され、2018年に発表されたこのモデル。
基本デザインはこれまでのJ12なのに、全く新しいモデルが出たと発表当時は大きな話題となりました。
と言うのも、J12の「12」が顔全面に大胆にあしらわれており、それがベゼルにはみ出るほどなのです。
J12は完成されているがゆえに「成熟しきった」といった印象でしが、この新作を見てまだ進化の手を止めていなかったことに驚きを禁じえませんでした。
もちろんスペックなどに大きな変更点はないのですが、既存のJ12のどれとも違ったテイストを醸し出しています。
シャネルのロゴが3時位置に記されているのも、新しい仕様です。
シャネルにとってこのモデルがスペシャルな存在であることが見てとれますね。実際、ホワイト・そして後述するブラックともに各1200本の限定生産となっています。
シャネルのブランドコンセプトはいつの時代も「古い価値観にとらわれない」でした。
そのコンセプトがよく表れたこの二本はモテたい男性のみならず、全ての時計好きに贈りたいマスターピースとして強く推させていただきます。
⑩J12 アンタイトル H5581
型番:H5581
素材:ブラックセラミック
ケースサイズ:直径 38.0mm
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ホワイトセラミックモデルとともに1200本限定生産でリリースされた、「アンタイトル」のブラックバージョンです。
前述した「オールブラック」となり、クールなイケメン顔に決まっていますね。
ちなみに「黒い時計は視認性が心配」と思われる方もいらっしゃいますが、こちらは針及びドットインデックスはシルバーであるため時刻読み取りは容易。
こういった実用性に考慮してくれるのも、シャネルが「時計製造に一家言持つ」と言われる所以であり、アパレル業界のリーディングカンパニーであり続けてきた歴史を垣間見れます。
なお、限定生産ゆえに中古市場からお探し頂くこととなり、いつでも欲しい時に手が入るとは限りません。
そのため気になる方は、見つけたら即決したい一本とも言えます。
Column;モテたいメンズに知ってほしい。シャネル J12の三つの魅力
シャネルという名前は知っているけど、どんなブランドかはよく知らない。
そんな男性は多いかもしれません。確かにファッションブランドと言うと、男性より女性の方がよくご存知ですよね。
でも、時計に関して言えばロレックスやオメガといった老舗時計メーカーにも引けを取らないような逸品で、時計好きは結構知っている人が多いという事実もあります。
そこで、まだシャネルの時計に注目していなかった男性に向けて、シャネル J12の魅力をご紹介いたします。
魅力①一目でシャネルとわかるデザイン
低価格帯のものではなく、高級時計を購入しようとする時、「知名度」や「ステータス」はきわめて重要な位置を占めます。
もちろん「知る人ぞ知る」といったブランドも魅力です。
また、品質がいいから、高級感があるから、そのブランドストーリーが好きだからとかそういった理由も十分大切な購買動機となるでしょう。
でも、せっかくだから、「良い時計着けてる」って周りに知ってほしいですよね?
女子受けを狙うのであれば、なおさらです。
そんな時シャネルのJ12はうってつけ。
シャネル=高級ブランドというのは周知の事実ですし、シャネルのJ12は言わばアイコン。
一目でシャネルを着けてる、つまり高級時計を着けていることを認識してもらえます。
シャネルは2000年の登場から、基本デザインを大きく変えていません。
ケース・ブレスレットともにブラックまたはホワイトの、切削したセラミック素材を採用し、無駄の一切を省いたシンプルさが全面に押し出されています。
こういった変わらない外観が、シャネルのデザインアイデンティティとなって、「一目でわかる」ことに繋がります。
さらに、冒頭でも述べたように、女性は自分の好きなブランドを着けている相手に好感を持つものです。
これは男性もそうですよね。例えばタグホイヤーファンだとしたら、女性がフォーミュラ1などを着けこなしていたらドキドキすると思います。
J12を着けていれば、「シャネルを愛用している男性」とすぐさま理解してもらえる可能性が高くなります。
このように、高級時計のアイコン的な役割を担うのに、シャネル J12は欠かせません。
魅力②本格的な時計製造技術
先ほど高級時計のアイコンとしての役割をご説明いたしました。
ちなみに時計好きに対してもシャネルは有効です。
なぜかと言うと、シャネルのJ12はまごうことなき「良い時計」であるためです。
日本ではバブルの時代、猫も杓子もブランドものを着けていたためか、ブランド=チャラチャラしている、といった図式すらでき上ってしまいました。
しかしながらハイブランドはハイブランドと呼ばれるだけの理由があります。
特にシャネルは実は質実剛健。
香水にしろスーツにしろ腕時計にしろ、上質で上等なものだけを製造しているのです。
画像引用:CHANEL facebook
時計に関していえば、シャネルはスイス時計の名門と協同し、ノウハウを上手に吸収しています。
例えば1998年にはベル&ロスと資本提携をし、2011年にグランドコンプリケーションの雄ローマン ゴティエの株式を少数取得。
次いで2018年、F.P.ジュルヌ及びケニッシの株式を少数取得しました。
ちなみにケニッシとはロレックスの弟分・チューダー(チュードル)とムーブメントを共同開発している時計の部品メーカーです。
このように、時計製造技術を着々と培っていき、今では自社工房で一貫生産を行うマニュファクチュールを確立しています。
オシャレさだけでなく、実用性や機能性も申し分ないシャネル J12。
モテだけでなく、本格的な時計が欲しい、という男性陣にもお勧めできる逸品です。
魅力③とにかくオシャレ
男性は、女性ほどオシャレに恵まれる機会が少ないかもしれません。
会社ではスーツや制服を着る。普段もあまりアクセサリーを着けない。
そんな方々が個性やオシャレを演出するのは腕時計が大きな役割を果たすのではないでしょうか。
そんなオシャレのためのアイテムとしてこそ、シャネル J12の真価が発揮されます。
時計業界でも、シャネルのファッション性の高さと言うのは本当に見事である、と高い評価を得ています。
全面をセラミック素材で形成するという斬新さ。
オーソドックスなラウンドフォルムでありながら優美なラインと特徴的なベゼルを組み合わせた独創性。
そして無駄の一切をそぎ落としたシンプルな上品さ・・・
このように、ありとあらゆるオシャレ要素が詰まっているのがシャネルのJ12なのです。
全体的に暗めなファッションや、ともすれば地味にも思えるような真面目系スーツでも、腕元にオシャレな腕時計が光るだけで大分印象は変わります。
こういったオシャレな底力は、ファッションブランドならではとも言えますね。
なお、シャネルは女性からの支持が圧倒的ですが、ブランドコンセプトは「中性」。
そのため、男女といった性別の垣根を越えたラインナップとなっております。
その証拠に、J12は一部のモデルを除いて基本的に「メンズ・レディース」のくくりはありません。
サイズ展開で区別がなされており、29mm,33mm,36.5mm,38mm,41mm,42mmがオーソドックスなラインナップとなっております。
基本デザインは大きくは変わらず、ここから機能やダイヤモンドセッティングの有無などでさらにバリエーションを持つ形です。
好みや体格で選ぶこともできますし、男女ペアで付けることも可能です。
ちなみにシャネルは現在海外で需要が非常に高まっており、国内流通量が減少しています。
今回ご紹介したシャネルの魅力が、時計愛好家や生粋のシャネラーのみならず、新しい購入層をも獲得しているためでしょう。
そのため、今後相場を大きく上げる可能性も否定できません。
とは言えまだ定価と並行相場の価格差が大きくお手頃感は強いため、現在はねらい目なブランドとなります。
まとめ
当店の売れ筋で、モテたい、オシャレになりたい。そんなメンズにお勧めしたいシャネル J12の腕時計を10選ご紹介いたしました。とにかく洗練されていて、高いデザイン性がシャネル製品の魅力ですが、その外装に負けず劣らず内部機構や品質、使い勝手にも定評あるのが同社のさらにすごいところ。
物にこだわりのある男性は、女性陣にとって魅力的に映るものです。
なお、文中でもご紹介したように、シャネル J12は今海外需要が非常に高まっており、流通量が減少しているという傾向にあります。そのため今後国内での相場を上げる可能性があります。気になっている方はまだ比較的安定している今のうち買っておくのが一つの策と言えるでしょう。