「シャネルJ12の新型と旧型はどこが変わったの?」
「シャネルJ12の新型と旧型の違いについて詳しく知りたい」
シャネルのフラグシップモデル「J12」。
男性・女性問わず絶大な支持を集めており、多くの芸能人に愛用されていることでも有名です。
そんなJ12ですが、実は同じモデルであっても製造年によって新型と旧型に分かれます。
そんなシャネルJ12の新型と旧型の違いについて知りたいという人は多いのではないでしょうか。
2つのモデルは一瞬見ただけでは全部同じに見えますが、細かなところに違いが存在します
この記事ではシャネルJ12の新型と旧型の違いについて、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
画像付きで詳しく説明しますので、J12の購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
シャネルJ12について
J12は100種類以上にも及ぶバリエーションが存在するコレクションです。ホワイトとブラックの2色が基本ラインナップとなっており、ダイヤが配されたモデルやGMT搭載モデル、クロノグラフといった多種多様のラインナップが存在します。
メンズモデルとレディースモデルがあり、デザインは同一ですが、ケースの大きさやムーブメントが異なります。
新旧の違いはロングセラーモデルに多く存在します。近年発売されたモデルに関しては最初から新型の仕様で発売されているため、新旧の違いは存在しません。
また、新型の仕様となっていても発売時期によっては一部が旧型のままというモデルも存在します。
シャネルJ12 新旧の違い① 針の色が違う
新型と旧型の違いにおいて、もっとも目立つポイントは針の色です。
針に注目して良く見てみると、旧型は白色が使われていますが、新型の針はシルバーに変えられていることがわかります。
左:旧型針(白) 右:新型針(シルバー)
シャネルJ12 新旧の違い② ブレスレットの仕様
J12は新型と旧型でブレスレットの仕様が違います。旧型に多いのが、ブレスレットの内側がホチキスの芯のようなものがあるブレスレットです。
左:旧型バックル 右:新型バックル
この形状のブレスレットはコマの調整が非常に面倒ですぐに改良されました。
現行のモデルはブレスレットの横側からピンを抜いてコマ調整が可能です。
シャネルJ12 新旧の違い③ バックルの形状
新型のバックルは旧型に比べ、長さが短くなり、厚みも若干薄くなっています。
また、旧型はバックルの破損トラブルが多かったのですが、新型のバックルは改良され、耐久性が増しました。
新型バックルは旧型バックルよりも総合的に使いやすくなっています。
シャネルJ12 新旧の違い④ 文字盤のミニッツマーカー
細かい変更点ではありますが、実は新型J12は文字盤のフチにも変更が見受けられます。
旧型では文字盤の端っこに目盛が配されていましたが、ベゼル内周に変更されました。
左:旧ミニッツマーカー 右:新ミニッツマーカー
尚、クロノグラフに関しては、現在も旧型の位置にミニッツマーカーが配されています。
シャネルJ12 新旧の違い⑤ 夜光の大きさ
コマ、バックル、ミニッツマーカーの違いに気づく人は多いですが、夜光の違いに関してはあまり知られていません。
実は新型は旧型に比べ、夜光塗料の面積が小さくなっています。
左:旧型インデックス夜光 右:新型インデックス夜光
まとめ
2000年に誕生したJ12は、もうすぐ20周年。様々なバリエーションのモデルが世に放たれましたが、基本的なデザインは一切変わることがなく、常にお洒落な時計の最先端として存在しています。
旧型のJ12は今となってはレアなモデルですが、とりわけ価値が付いているわけではありませんので、どうしても旧型のデザインが好きというわけでなければ新型を購入することをオススメします。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年