現在人気急上昇中の女優 吉岡里帆さん主演のドラマ『きみが心に棲みついた』にて、桐谷健太さんがなにやら目立つ時計をしていると最近話題になっています。
実はこの時計は一般的なカジュアル時計ではなく、当店でも取扱いがある本格的な高級時計なんです。
また、これまでにない超ドSキャラ悪役として新境地を切り開いた向井理さんも劇中で高級時計を身に着けています。
桐谷健太(吉崎)さん、向井理(星名)さん共に本人によく似合ったモデルだと思いますので、今回はコチラをご紹介します。
目次
星名漣役 向井理さんが身に着けている高級腕時計
主人公キョドコ(吉岡里帆さん)が働く下着メーカー「ラ プワール」の企画室長を務め、表向きは超優秀な星名漣(向井理さん)。
実はこの男、ドSでサイコパスな超ヤバイ男。ただ、このヤバさが癖になっている方も多いのではないでしょうか?
そして、星名漣の左手にはスタイリッシュな時計が着用されており、時計は劇中で度々移されています。
この時計の名は『IWC ポルトギーゼ クロノグラフ オートマチック IW371447』。女性に非常に人気の高い、まさにオシャレな男が身に着ける筆頭モデルです。
IWC(インターナショナルウォッチカンパニー)はスイスの高級腕時計です。高級時計らしいイヤらしさがなく、シンプルかつオシャレなデザイン性は男女問わず幅広い層から支持を受けています。特に向井理さんが身に着けているポルトギーゼコレクションはIWCの顔ともいえる超人気モデルであり、時計好きやオシャレ好きな方にとって憧れの一本です。
この時計を選ぶところがまさに星名漣らしい。女性に受けの良い時計を見事に熟知しています。
ポルトギーゼ IW371447は一般的な電池で動くクォーツ時計ではなく、全て機械で動く機械式時計。だからこそ非常に高価であり、資産価値があります。
また、機械式時計はムーブメントの性質上、クォーツ時計と比較すると本体が大きくなりがちですが、ポルトギーゼはIWCの高度な技術力により非常に薄型な設計です。
この薄型のフォルムは細身で知的な印象の人にピッタリ似合います。
ケース直径は40.9mmと腕に馴染みやすいサイズ感。現在は製造終了しているため、レア度が上がっていることも特徴です。
販売されていた当時の定価は923,400円(税込)。現在は中古価格では50万~60万円程で購入可能です。
ちなみにIW371447には現在も製造されている『IW371446』『IW371445』という色違いのモデルが存在し、IWCの数あるモデルの中でも人気は圧倒的です。
左:ポルトギーゼ IW371446 右:ポルトギーゼIW371445
左の青針と呼ばれるモデルはIWCにおいて人気NO.1モデル。シルバーの文字盤に浮かぶ青く焼かれた針の美しさは実に見事です。右の金針と呼ばれるモデルも華やかさがあり、青針とはまた違う魅力を秘めています。
この二つのモデルはビジネスシーンにもピッタリですが、ドラマでは生産終了モデルのIW371447が選ばれました。
理由としては黒文字盤のIW371447の方が目立たず、向井理さんをさりげなく引き立ててくれるモデルだったこと。そして、星名漣の性格がド黒かったことにあると思います。
星名漣には明るい色はやはり似合いません。黒こそが星名漣!
まさにIW371447は星名漣モデルにピッタリだったわけです。
吉崎幸次郎役 桐谷健太さんが身に着けている時計
吉崎幸次郎は出版社「講英館」の『パガヅン』編集者。ドSな星名漣に対し、桐谷健太さん演じる吉崎幸次郎は真っすぐで誠実な男です。まさに桐谷さんのイメージにピッタリな役となっています。
そんな吉崎幸次郎がいつも左腕に身に着けている時計は『パネライ ラジオミール 8デイズ チタニオ PAM00346』。イタリア フィレンツェ発祥の超一流時計ブランドであるパネライは日本でこそ一般知名度は高くありませんが、海外で絶大な人気を誇ります。
パネライ ラジオミール 8デイズ チタニオ PAM00346
パネライのウリはなんといってもデカくて厚い、男らしいフォルムです。
このモデルはパネライの中でも非常にシンプルで男性的な魅力を放つ「ラジオミール」。1938年に軍事用として開発された歴史を持つラジオミールは現代でも多くの男性に愛用されています。
吉崎幸次郎が愛用しているPAM00346はケース直径45.0mm、厚さ15.5 mmという迫力のあるサイズ感。星名漣が身に着けているスタイリッシュなポルトギーゼに比べ、非常にパワフルな印象を与えます。
こちらも生産終了モデルであり、販売当時の定価は ¥1,382,400円(税込)。現在の中古相場は70万~80万円程です。
また、このモデルはケース素材に多くの高級腕時計に使われているステンレススティールではなくチタン素材が採用されているため、一般的な高級時計の6割ほどの重さしかありません。そのため非常に使い勝手に優れています。厚みがある分重そうに見えますが、ポルトギーゼIW371447 の全重量が87gなのに対し、ラジオミールPAM00346の全重量は100g。
見た目よりも全然軽いです。
ラジオミール PAM00346のケースバックはサファイアクリスタルの窓が付いているため、機械式ムーブメントの精密な動きを覗くことができます。さらに搭載ムーブメント”Cal.P2002/9″は3バレル設計で作られており、ゼンマイをフルに巻くと8日間止まることなく稼働します。
一般的な機械式ムーブメントの持続時間は40時間ほどなので、8日間という長さは圧倒的な数字です。
まとめ
下着メーカーの企画室長という地位にいるだけあり、星名漣役の向井理さんがは美しさを重視した華麗なる時計「IWC ポルトギーゼ」を装着しています。漆黒のブラックダイヤルは非常にスタイリッシュです。
対して吉崎幸次郎役の桐谷健太さんが身に着ける時計はパワフル且つ機能性に優れた「パネライ ラジオミール」。対称的な人間性をもつ両者ですが、身に着ける時計も対称的です。
2人の時計を見てみると、自分に似合う時計を選ぶ大切さを再認識できますね。
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