中古腕時計と聞くと、外観のキズや汚れなどクオリティ面への不安を感じるお客様も多いのではないでしょうか。
GINZA RASINではそんなお客様の不安を消すために、こだわりの新品仕上げを実施し、「ハイクオリティの中古腕時計」を取り扱っております。
今回は「まるで新品!?」と思うようなGINZA RASINのプレミアムクオリティについてご紹介しますので、是非ご一読くださいませ。
目次
新品仕上げとは
新品仕上げとはキズを研磨にて消す作業です。
ポリッシュ、研磨、外装仕上げ等時計店によっても呼び方は異なりますが同様の作業となります。
日常的に時計を身に着けていると、どうしてもキズはついてしまい、やがて時計全体の印象をくすんだような外観にしてしまいます。ですが、新品仕上げにて時計を研磨し、キズを消す作業で新品のような輝きを取り戻す事は可能です。
非常に深い傷や打ち傷によるへこみなどは若干残る場合もございますが、大概のキズは綺麗に消すことができます。
仕上げはキズを消す単純な作業ですが、職人の技量によって作業後の仕上りに大きな差が生じるため、技術力のある仕上げ業者に依頼することが重要です。
仕上げの種類
ポリッシュ仕上げ
ポリッシュ仕上げ(polish finish)とは、鏡面仕上げとも呼ばれる新品仕上げの基本技術です。時計のケースやブレスレットが、鏡のように光の反射によって物を映すほどの艶に仕上げられた様のことを指します。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨きこまれるのが一般的です。
ポリッシュ作業はステンレス・ゴールド素材に限り、メッキ・チタン・セラミック系・プラスチックなどの外装は材質や仕様によりポリッシュできない場合がございます。
ヘアライン仕上げ
ヘアライン仕上げ(hairline finish)とは金属の表面処理の一種で、単一方向に細かい線状の模様を入れる加工方法です。傷を入れることで、つや消しの効果があり、金属の落ち着いた雰囲気が出せます。また、前にご紹介したポリッシュ仕上げと組み合わせることで造形のメリハリを表現することも可能です。
注意点は長年使用すると使用傷が増え、ヘアラインが薄れてしまうこと。鏡面仕上げとヘアラインの境界がはっきりしなくなると、デザイン性が落ちてしまいます。
新品仕上げによってこんなに綺麗になりました
どのくらいの頻度で仕上げしていいの?
新品仕上げとは金属を研磨する作業ですので、あまり頻繁に仕上げをしたり、深い傷を研磨したりするとケースの形状が変わってしまいます。
一般的に新品仕上げは5回~10回までとされており、それ以上の研磨は時計の耐久性を弱めてしまう可能性がありますので注意が必要です。
当社では過度の新品仕上げ・傷取りはお勧めしておりません。
普段使用する時計でしたら、またすぐに傷がついてしまいますし、多少のキズは気にしないのが一番ではないでしょうか。
当店だと3年~5年に一度行う必要があるオーバーホールと同じタイミングで新品仕上げをすることをお勧めしております。
最後に
GINZA RASINでは自社内にメンテナンス部門を設置し、機械調整や新品仕上げを実施しております。また複数の時計専門修理会社と提携し、それぞれの得意分野を見定めたうえで最適なメンテナンスを行っております。
ご愛用の時計を購入直後のような状態で、ご使用されたい方に新品仕上げをお勧めいたします。
熟練した職人の技による研磨は、日常の使用で傷付いたケースを中古とは思えないほど美しく綺麗に仕上げ、色褪せてしまった大切な時計を新品同様に蘇えらせる魔法のような技術です。
思わず、
「これ新品?」
と思うプレミアムクオリティの高級腕時計を取り扱っておりますので、ご来店可能な方はぜひとも1度お店に足を運んでみてください。
当記事の監修者
廣島浩二(ひろしま こうじ)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチ コーディネーター
一級時計修理技能士 平成31年取得
高級時計専門店GINZA RASIN 販売部門 ロジスティクス事業部 メンテナンス課 主任
1981年生まれ 岡山県出身 20歳から地方百貨店で時計・宝飾サロンで勤務し高級時計の販売に携わる。 25歳の時時計修理技師を目指し上京。専門学校で基礎技術を学び卒業後修理の道に進む。 2012年9月より更なる技術の向上を求めGINZA RASINに入社する。時計業界歴19年
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