「IWC パイロットウォッチ マーク18は搭載ムーブメントが変わるの?」
「マーク18のキャリバー変更について知りたい」
スウォッチグループが他グループへのETAムーブメント供給を止めたことにより、スウォッチグループ以外のブランドでは段階的にムーブメントの変更が行われています。
リシュモングループに属するIWCも例に漏れず、今年2018年にパイロットウォッチマーク18のキャリバーが「ETAベース」から「セリタベース」に変更されました。
それに伴い一部のモデルの型番が変更されています。
そんなマーク18のキャリバー変更について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
この型番変更は法則性のある変更ではないようです。
この記事ではマーク18のキャリバー変更について、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
変更後の型番の紹介もしますので、マーク18の購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
IWC マーク18型番変更① IW327011→IW327015
これまでのマーク18のムーブメントは使いやすさに定評のある3新ムーブメント「ETA 2892-A2」がベースとなっていましたが、ETAムーブメントの供給を受けられなくなった為、ほぼ同等の機能性を持つ「セリタ SW300」ベースに切り替えられました。
それに伴いシンプルなブラック文字盤「IW327011」の型番は末尾を変えた「IW327015」に変更になっています。
Googleで検索をする時にはどちらの型番も検索してみるのが良さそうです。
IWC マーク18型番変更② IW327001→IW327009
「セリタ SW300」ベースは「ETA 2892-A2」ベースよりもムーブメント装飾がシンプルになりました。
「IW327001」の型番はこちらも末尾違いの「IW327009」に変更です。
IWC マーク18型番変更③ IW327002→IW327012
ホワイト文字盤が美しいマーク18 IW327002。こちらのモデルは末尾2桁が変更されています。
正確には右から2桁目のみが変わっており、「IW327002」の型番が「IW327012」となりました。
IWC マーク18型番変更④ IW327004→IW327010
IWC パイロットウォッチ マーク18 プティ・プランス IW327004
ケースバックに施された「星の王子さま」のエングレーヴィングが特徴的なモデル。ストラップにはサントーニ社製カーフスキン・ストラップが採用されています。
このモデルは末尾2桁が変更。
「IW327004」の型番が「IW327010」となりました。
IWC マーク18型番変更⑤ IW327014→IW327016
IWC パイロットウォッチ マーク18 プティ・プランス IW327014
「星の王子さま(プティ・プランス)」のステンレススティール・ブレスレットのモデルです。
これまでは「IW327014」でしたが、今後は末尾桁が変更された「IW327016」となります。
最後に
法則性のある型番変更ではないため、新しい型番で覚えるしかなさそうです。
今後パイロットウォッチ マーク18の購入をお考えの方は、旧型番と新型番の2つの型番で探すことをお勧めします。
当記事の監修者
南 幸太朗(みなみ こうたろう)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ
学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。