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カジュアルやアウトドアで着けたい高級時計とは?シーン別17選
最終更新日:
普段のスーツに着けて行っているお気に入りの腕時計。それを私服に合わせようとするとなんだかイマイチ・・・そんな経験ありませんか?
ビジネス用の腕時計はスーツスタイルにマッチするようなデザインです。Tシャツやジーンズといったカジュアルスタイルで着けこなそうとすると、ちぐはぐなイメージとなってしまうでしょう。また、クラシカルなビジネス時計であれば防水性や堅牢性には特化しておらず、アウトドアシーンで使うと故障の原因となってしまうことがあり、オンオフ兼用することはお勧めできません。
そこでこの記事では、オフスタイルのカジュアルファッションやアウトドアなど、シーン別にお勧めの高級時計をご紹介いたします!
使いたいシーンに合わせて、最適な一本を選びましょう!
目次
シーン①Tシャツやジーンズに合わせたい高級腕時計
オフスタイルはTシャツとジーンズでラフに決める。そんな男性にとって、スーツ用に作られた腕時計はちょっと固すぎるでしょう。
一方でカジュアルすぎる時計を選んでしまうと、「ただ単にお金がないからラフにしてる人」「ファッションに無頓着な人」といった印象を持たれてしまいます。
そこで、ラフスタイルに合わせたい高級腕時計をご紹介いたします。
パネライ ルミノール サブマーシブル
着用モデル:ルミノールサブマーシブルPAM01024
パネライはイタリア発の高級時計ブランドです。
ボリューミーなケースに視認性を最優先させた男らしいデザインが特徴で、平成の腕時計界の一大トレンドであった「デカ厚」ブームを牽引しました。
イタリアンブランドだけあり無骨な中にオシャレさが詰まっており、オフスタイルとしては最高。また、大きめサイズのものが多いためスーツでは合わせづらい。でもパネライを着けたい。そんな方はオフシーンでお楽しみいただくことをお勧めいたします。
そんなパネライの中でも、Tシャツとジーンズに合わせやすいのはルミノール サブマーシブルです!
ルミノールは、かつてパネライがイタリア海軍に納入していた軍用時計をモチーフに誕生した同社のフラグシップですが、その特大ダイバーズラインがサブマーシブルです。
現行モデルの中で唯一回転ベゼルを持ち、ダイビングタイムの計測を可能にした本格派。
出典:https://www.instagram.com/panerai/
ケースサイズは44mmと47mm。ベゼルの分ボリュームが感じられ、パネライを象徴するデカ厚の魅力を存分に感じられる逸品です。
Tシャツ×ジーンズは、ともすれば地味な印象になりがちですので、ルミノール サブマーシブルくらいガツンとした高級時計でメリハリをつけたいもの。
なお、これだけ大きいと重さが気になるところですが、ステンレススティールより軽量なチタンやカーボン(カーボマティック)製などのモデルもラインナップされております。
フランクミュラー トノーカーベックス
着用モデル:トノーカーベックス カサブランカ 5850CASA OAC
冒頭でも述べたように、Tシャツとジーンズに時計を合わせる時、カジュアルすぎる一本を選んでしまうことは危険です。「ただのラフな人」ではなく、オシャレにラフな着こなしをしているメンズを目指したいですよね。
そんな時、フランクミュラーはマストアイテム!オシャレ高級時計の代名詞的存在です。
そう、フランクミュラーの何よりの魅力はパッと見て華やかさや独創性が感じられるデザイン。
文字盤を工夫した時計ブランドは数多くあります。しかしながらフランクミュラーはケースやブレスレットのフォルムを洒脱にすることで他社にはない独特のオシャレ感を獲得しており、ファッション性が一味も二味も違います。
着用モデル:トノーカーベックス クレイジーアワーズ 7851CH OG
フランクミュラーの二本柱はレクタンギュラーケースのロングアイランドとトノー(樽型)ケースのトノーカーベックスとなります。
Tシャツ×ジーンズには、トノーカーベックスを強くお勧めします。
と言うのも、ロングアイランドは薄型で華やかなモデルが多く、どちらかと言うとスーツスタイル向け。フォーマルシーンでも存在感を発揮してくれるでしょう。
一方のトノーカーベックスは湾曲したケースがいかにも個性的で、Tシャツやジーンズのカジュアルさを引き立てます。
モデル:トノーカーベックス カモフラージュ 5850CBR CAMOUFLAGE AC
文字盤デザインもカモフラージュやカラードリーム、サハラなど、遊び心を忘れないバリエーションを持っており、好みの一本を選びやすいと言えます。
カルティエ カリブル ドゥ カルティエ ダイバー
着用モデル:カリブルドゥカルティエ ダイバー W7100057
カルティエと言うと、サントスやタンクソロといった、クラシカルな時計をご想像されるかもしれません。
確かに「王の宝石商 宝石商の王」とも称されるように、正統派ジュエラーを出自としたラグジュアリーブランド。世界各国の王室から御用達として指名されてきました。
しかしながら2010年より、同社初となるメンズ専用ラインを製造開始し、男性のライフスタイルに合ったシリーズ展開を行っています。これまでのお上品なイメージを一掃し、力強く精悍なモデルを次々と打ち出しているのです。
出典:https://www.instagram.com/cartier/
そんなメンズカルティエの中で、Tシャツ×ジーンズによく似合うさわやかな一本と言えば、カリブル ドゥ カルティエのダイバーズラインです。
逆回転防止ベゼル搭載・300m防水と国際規格ISO6425に適うプロユースダイバーズウォッチであり、当店のメンズカルティエの中で一番人気。「新たなるカルティエ」として、多くの男性陣をファン層に加えた至極の逸品です。
本格派ダイバーズウォッチでありながらも厚みをわずか11mmに抑え、大人びたスタイリッシュさを演出しているところはさすがカルティエ。
なお、カルティエはメンズ専用ラインを打ち出すにあたって、マニュファクチュール(ムーブメントを含む時計製造を一貫して自社で行う生産スタイルのこと)を確立。カリブルシリーズには、カルティエ渾身の自社製ムーブメントを搭載しております。
こちらのカリブル ダイバーにも自社製自動巻きムーブメントCal.1904-PS MCを採用。信頼性はもちろん、パワーリザーブ約48時間と実用性も高く、時計好きの男性にもご満足いただけるでしょう。
ウブロ ビッグバン
着用モデル:ビッグバン ウニコ オールブラック 411.CI.1110.RX
ラフスタイルの鉄板時計と言えば、ウブロを忘れてはいけません。
タレントの武井壮さんやサッカー選手の香川真司さんやクリスティーナ・ロナウドさんなど、多くの著名人がかっこよく着けこなしているところをメディアを通して見かけます。
ウブロをよく知らないけど、見たことはある!そんな方もいらっしゃるかもしれませんね。
着用モデル:ビッグバン ジーンズ 301.SX.2770.NR.1104.JPN15
ウブロもパネライ同様、イタリア発のブランドです。
そのためイタリアらしい洗練された、イタリアのちょい悪オヤジによく似合うような、そんな小粋なファッション性を感じられと評価されてきました。
ウブロをTシャツ×ジーンズに合わせるなら、フラグシップのビッグバンがお勧めです。
ビッグバンはウブロの世界的な認知度を一気に高めた同社のエース的存在。舷窓をモチーフにしたデザイン、立体的なケース構造、チタンやセラミック・カーボンといったこれまで高級時計には考えられなかったようなモダン素材を巧みに使った先進性など、一方でウブロの多くの魅力を感じ取れる逸品です。
着用モデル:ビッグバン 301.SB.131.RX
また、ボリュームのあるサイズも特徴で、前述したパネライと一緒に高級時計界のデカ厚ブームを牽引してきました。
Tシャツ×ジーンズに合わせるなら、ある程度の存在感は必須。そのため大きめサイズであることはマストな条件と言えます。
シーン②アウトドアで使いたい高級時計
アウトドアでの使用はスペック面ばかりを考えがち。
確かにビジネスやタウンユースとは違って、防水性や堅牢性は大切なポイントですが、そればかり気にしてゴツすぎるモデルや、自分自身のファッションにマッチしない一本を選んでしまっては本末転倒です。
そこで、高級時計としての高級感やオシャレさも考慮しつつ、アウトドアで使いたい高級時計をご紹介いたします!
オメガ シーマスター300
モデル:シーマスター 210.32.42.20.03.001
スーツスタイルでオメガを使用している、という方も多いかもしれません。
時計としての正確性や信頼性。毎日ガンガン使っても長持ちする耐久性や堅牢性。そしてこれだけの性能を有しながら、お求めやすい価格というコストパフォーマンス。オメガほど、死角のない時計ブランドも少ないでしょう。
そんなオメガはスーツスタイルのみならず、アウトドアシーンで問題なく使えるスペックの時計を多くラインナップしています。実際、スポーツモデルの製造に力を入れており、様々な過酷な環境を考慮したムーブメント開発も行っているほど。
その開発にあたって、公式期間に認定されたものは「マスタークロノメーター」の称号を有します。
出典:https://www.instagram.com/omega/
そんな称号を得て、かつ300mというダイビングにも耐えうる堅牢性を手にしたオメガきっての人気モデルと言えばシーマスター300です。
シーマスターにはいくつかの派生モデルが存在するのですが、シーマスター300はその代表モデルにも当たります。
1993年に誕生し、2018年には誕生25周年ということでフルモデルチェンジ。初代意匠の波模様ダイアルを復刻させたことで大きな話題にもなっています。
モデル:シーマスター誕生60周年に誕生した233.30.41.21.01.001
スペック面以外でシーマスター300をアウトドアシーンでお勧めしたい大きな理由は、「高級感」にあります。
オメガがコスパが良い、と言われるのは、お手ごろなのに高級時計らしいラグジュアリーさを持ち合わせているところ!シーマスター300もご多分に漏れず。現行モデルのセラミックベゼルの目盛りにはなんとホワイトエナメルを採用したり、42mmというケースサイズながら、ラグのボリュームを抑えたことでスタイリッシュな装着感を実現したりと、美観に対するこだわりが並大抵ではありません。
ある程度のご年齢でアウトドア用の時計を買うなら、やはりこういった高級感は抑えておきたいものですね。
IWC インジュニア
着用モデル:インジュニア ダブルクロノグラフ IW376501
IWCと言うとポルトギーゼやポートフィノ、パイロットウォッチが有名です。
しかしながらアウトドア向けと言えば、インジュニアが最良の選択でしょう。
インジュニアはドイツ語で「エンジニア」を意味する、IWCには珍しいガッツリのスポーツラインです。
医師や放射線技師など電磁波の影響を受けやすい技術者たちに向けて、高耐磁性を重視して開発されました。
今では必ずしも耐磁性に特化させているわけではありませんが、過酷な環境下で働くプロフェッショナルたちに正確な時間を届ける、というコンセプトは変わっておらず、高い堅牢性や防水性を持ったモデルは少なくありません。
出典:https://www.iwc.com/ja/watch-collections/ingenieur.html
モデル:インジュニア IW380801
長い歴史の中でいくつかの系譜・バリエーションを持ちますが、アウトドアで使いたいならチタンやセラミックなど、軽量で傷や衝撃に強い素材のインジュニアを選びましょう。
インジュニアはIWCには珍しく、最先端素材を全面に押し出したシリーズでもあります。
インジュニアはIWCの中ではややマイナーな位置づけです。
そのため時計通が選ぶ一本、というイメージがあり、時計にこだわりたい男性にもお勧めしたい一本です。
ブライトリング クロノマット
モデル:クロノマット エボリューション A156C49PA(A13356)
ブライトリングをご存知でしょうか。
パイロットウォッチの権威で、コックピットの計器をそのまま腕時計に収めたようなかっこよさと、プロパイロットの使用に耐えうるような機能・性能が自慢のブランドです。
もともとタフで男らしいシリーズ展開を中心に行っていますが、その中でも特に武骨で力強いハイスペックシリーズがクロノマットとなります。
職業パイロットの意見を取り入れながら誕生したという、生粋のパイロットウォッチです。
モデル左:クロノマット A004B26PA(AB0144) 右:同上
そんなクロノマットはアウトドアシーンでガンガン使うのに最適!いくつかの派生モデルや限定モデルが存在しますが、いずれも200m~300m防水とハイスペックさを備えており、山や海などのアクティブシーンで大きな活躍をしてくれるでしょう。
セイコー プロスペックス
着用モデル:プロスペックス マリーンマスターSBDX016
ダイビング,スポーツ,キャンピング。あらゆるアウトドア・アクティビティに対応できる時計と言えば、セイコーのプロスペックスです!
セイコーが、「アウトドアに特化させる」ことを目的に開発した一本で、「海」「陸」「空」「走」の4シーンに合わせて機能を追求させた本格派。まさにプロスペックスの名に恥じません。
このプロスペックスシリーズは、1965年、国産初のダイバーズウォッチ「マリーンマスター」として誕生したことが始まりです。
当時から150mという高い防水性を誇り、南極観測隊越冬隊員など、名だたる冒険家や探検家の装備品として愛され続けてきました。
出典:https://www.instagram.com/seikowatchjapan/
モデル:ファーストダイバーズ復刻モデル SBDX019
ちなみにこのマリーンマスターは今なおプロスペックスを代表する「海」の一大シリーズ。
ラグを持たない独特のフォルムは「ツナ缶」とも呼ばれ、自分だけのアウトドアウォッチを持つことに繋がるとして、高い人気を誇っています。
出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex
セイコーは近年国内外で非常に注目を集めているブランドです。
そのため、ロレックスやオメガといった海外製品ではなく、あえて国産ブランドをお選びになる方は多いです。
そんな時流もありますので、ぜひアウトドアのお供にセイコーを選んでみてはいかがでしょうか。
シーン③デートで着けていきたい高級時計
意外と女性は「男性がどんな持ち物か?」をチェックしています。
そのため、ここぞと言う時のデートは、パートナーの印象を良くする一本を選びたいもの。
コツとしては、女性がよく知っているブランドで、「良い時計を着けてる」とわかってもらえる一本を選ぶこと。女性自身が好き・憧れているブランドの時計もお勧めです。
ロレックス ヨットマスターII
着用モデル:ヨットマスターII 116680(ステンレススティール製)
女性がよく知っていて、しかも一目置かれるような高級時計と言えばロレックス!
時計ブランドに詳しくない方でも、ロレックスはご存知の方がほとんどでしょう。
ただ、サブマリーナやエクスプローラーほど知名度の高いモデルだと、有名すぎて街中での「ロレックスかぶり」が気になるもの。また、スーツスタイルにはマッチしても、デートシーンなど華やかななシーンではやや落ち着きすぎているように思えるかもしれません。
そこでお勧めしたいのがヨットマスターIIです。
着用モデル:ヨットマスターII 116681(ステンレススティール×ピンクゴールド製)
ヨットマスターは1992年登場と、老舗のロレックスにしては新しいシリーズとなります。
スポーツラインのハイエンドモデルで、ラグジュアリーテイストが全面に押し出されていることが特徴的。実際、サブマリーナやシードゥエラーのようなダイビングではなく、ヨッティングを楽しむセレブに向けて、というコンセプトで開発されました。
そんなヨットマスターを進化させたIIは、2007年に登場します。
ヨットマスターがベースとはなりますが、こちらは本格的なヨットレースに特化したもの。44mmとかなり大型なケースに、世界初のレガッタ・クロノグラフ(カウントダウンができるクロノグラフのこと)を搭載させました。
ロレックスきってのコンプリケーションで、ベゼルとムーブメントが連動しているリングコマンドベゼルによって、最大10分までのカウントダウンを可能にしています。
こういった特殊機能に注目が集まりがちですが、ヨットマスターIIはデザイン面でも他のスポーツモデルとは一線を画します。
モデル名があしらわれた青いセラミック製のセラクロムベゼルにホワイトダイアル。
特徴的なスモールセコンドを起点に、扇型で青く縁取られたカウントダウン10分計が付されており、醸し出されるマリンテイストは特別な高級感を有していることを示唆しています。
まさにデートなど、ここぞと言う時に抜群のオシャレと品格を演出してくれるでしょう。
なお、オールステンレス、ゴールド、ゴールドとステンレスのコンビが素材としてラインナップされています。
ハリーウィンストン オーシャン
着用モデル:オーシャン クロノグラフ OCSACH44ZZ007
デートで女性の注目を惹く時計が欲しい。それなら女性にとって憧れのブランドであることは大切です。
男性にとっても、自分の好きなブランドの時計を女性が着けていたら嬉しいですよね。
カルティエやブルガリ、エルメスやルイヴィトンなど女性ファンの多いブランドはたくさんありますが、今回ご紹介したいのはハリーウィンストンです。
ハリーウィンストンと言えば、泣く子も黙るハイジュエラー。ニューヨーク五番街に本店を構え、アメリカのジュエリー産業の発展と現在の繁栄を語るうえで欠かせない存在です。特にダイヤモンドの品質においては一家言持っており、「キングオブダイヤモンド」の異名をとるほどです。
そんなハリーウィンストンは、実は時計製造技術も超一流。
しかも、メンズラインにおいて、ダイヤモンドを使わない本格機械式時計を多数生産しており、それは他の時計専業メーカーと遜色のない出来栄えです。
そのラインのうちの一つが今回ご紹介するオーシャン。
ザリウムという新素材を使った一大スポーツシリーズで、このザリウムというのがチタンよりも軽量にして強靭。そんな老舗ジュエラーの新たなる試みとして2011年よりラインナップが開始されました。
もともとオーシャンは、時計製造の文化に革新的な技術(ザリウムなどの新素材や斬新なデザイン)を融合させる、というコンセプトで始まりました。
そのため見た目や機能は近未来的で斬新ながら、ハリーウィンストンの気品やクラシカルなテイストをも感じることができます。
ファッションとの親和性も高く、さすがジュエラーが製造する本格スポーツウォッチと言えるでしょう。
シャネル J12
着用モデル:J12 H3101
もう一つ、女性から憧れの対象として見られるブランドと言えばシャネルです。
シャネラーという言葉があるほどシャネルには熱狂的なファンが多く、香水や化粧品、スーツにワンピースなどのアパレル品などで、シャネルユーザーの女性は少なくありません。
でも、シャネルは実は女性のためのブランドというわけではありません。
実際、「メンズ」「レディース」の区分をハッキリとは設けず、ジェンダーレスなデザインを基調としています。
モデル:J12 H0940
そのため、男女問わずオシャレに着けこなせることが何よりの特徴。時計にもその哲学は受け継がれており、代表シリーズのJ12は洗練されたシンプルさが魅力です。
ホワイトまたはブラックのセラミック素材をベースに製造されており、アイコニックなデザインで一目で「シャネルを着けてる」と認識してもらえます。
シャネル J12はレディースも大変人気で、女性で身に着けている方が多くなります。
そのため、デートの際にペアで着けられる楽しみ方も存在します。
シーン④旅行に着けていきたい高級時計
オフシーンに最高のリフレッシュとなる旅行。国内外のいろんな観光名所を巡って、おいしものを食べたり写真を撮ったりすることを楽しみにしている方も少なくないでしょう。
そんな時は、せっかくだから旅行スタイルに合った一本を持っていきましょう!また、海外に行くことを踏まえて、母国のホームタイムと現地時間が一度にわかるGMT機能が付いたものを携帯することがお勧めです。
ロレックス GMTマスター
出典:https://www.instagram.com/rolex/
みんな大好きロレックス。中でもGMTマスターIIは、GMT針と回転ベゼルによってホームタイム、第二時間、そして第三時間帯を一度に視認することが可能な、多機能性が自慢の一品です(前世代のGMTマスターは第二時間帯まで)。
そんな機能性の高さはもちろん、オフスタイルの最適なオシャレさもロレックスならでは。ロレックスは決して奇抜なデザインを採用してはいませんが、他社とは一線を画すオシャレさが絶大な人気の一つの秘訣でしょう。
着用モデル:前世代のGMTマスター 16750
さらにGMTマスターは、スポーツロレックスの中で唯一ツートンカラーベゼルを採用しているシリーズです。
しかも、高級感溢れるセラミックベゼルを採用。現行モデルの目盛りはプラチナコーティングがなされており、美しさもひとしおですね。
ロレックスは海外でも知名度抜群のブランドです。そのため、ロレックスを着けてレストランに入ったら、特別待遇をしてもらえた、なんて話を聞くこともあります。
そのため、海外旅行のみならず海外出張などが多い方からも根強い支持を誇ります。
フランクミュラー マスターバンカー
着用モデル:マスターバンカー クロノグラフ 7850CC MB AC
フランクミュラーはオシャレさが全面に出がちですが、実はコンプリケーション製造でも評価の高いブランドです。しかも、ただ伝統的な機構を真似るのではなく、そこに独創性を加えてくるところが同社ならでは。
マスターバンカーも、そんな複雑機構とフランクミュラーの遊び心をマッチングさせた一つです。創設者フランク・ミュラー氏の友人である銀行家から、「世界の金融市場の時間が分かる時計が欲しい」という要望を受けて誕生しました。
文字盤の見方としては、センターの針でホームタイムを、上下についたインダイアルで第二・第三時間帯を読み取るといった具合です。ちなみにクロノグラフがさらに加わると、左右のインダイアルが積算計の役割を果たします。これらの時刻操作は全て一つのリューズで行えるという操作性の高さも必見。
先ほどご紹介したトノーカーベックスケースに収められ、かつ縦47mm×横43mmなど大きめサイズが多いので、存在感も抜群。
ちなみにフランクミュラーも海外で高級時計としての認知度が高いので、特別待遇を期待できるかも?
カレラ ホイヤー02 GMT
出典:https://www.instagram.com/tagheuer/
オフスタイルにばっちり決まる腕時計と言えばタグホイヤー。もともとモータースポーツやサッカーなどと言ったアクティビティと密接な関係を持っており、これらの世界観を上手に時計に反映させたデザイン・機能を持つ、といった特徴があります。そのため若い世代に受けるようなカジュアルさと、スイス老舗時計メーカーならではの高級感を両立しており、スーツにもオフスタイルにもマッチするという腕時計を完成させています。
そんなタグホイヤーが2018年、GMT機能を搭載させた自社製ムーブメントを発表しました。
出典:https://www.instagram.com/tagheuer/
これまで汎用ムーブメントでのGMTモデルはありましたが、マニュファクチュールでは初。自社製ムーブ搭載カレラの特徴として、文字盤をスケルトナイズした近未来的な仕様となっており、カジュアルはカジュアルでも、バカンスなど特別なオフシーンにピッタリ。
ケースサイズも直径45mmとかなり大きめでよく目立ちます。
旅のお供に必携のタグホイヤーと言えるでしょう。
シーン⑤スーツにもカジュアルにも使える高級時計
カジュアルシーンで気軽に、そしてオシャレに使える一本が欲しい。でも、そんなに何本も高級時計を買えるような予算はない・・・そんな方は、オンオフ問わず使える時計をご購入いただくこととなるでしょう。
しかしながら冒頭で述べたように、ビジネス向けの時計というのは得てして固い印象になってしまうものも多く、カジュアルファッションだと色やデザインによっては上手にマッチしないことがあります。
そこで、比較的どんなファッションにも合わせやすく、かつビジネスマナーの王道を崩さない逸品をご紹介いたします。
ロレックス エアキング
着用モデル:エアキング 116900
多くのビジネスマンの憧れであり、「スーツにはこれさえ合わせておけば間違いない」と言って過言ではないのがロレックスです。
一方でそのデザイン性の高さから、カジュアルスタイルにもかっこよく決まるという汎用性の高さをも持ち合わせており、人気もうなずけるものです。
とは言え現在ロレックスは同社自身の減産および世界的な需要の高まりによって価格が上昇し続けており、「ちょっと気軽にオンオフ使える時計を買おう」という層には手を出しづらくなっている相場観です。
そんな中でまだ相場を上げ切っておらず、ロレックスの中ではまだ手に入れやすいのがエアキングです。
エアキングはデイトナやGMTマスターIIなどといった花形スポーツロレックスのような派手さはありませんが、実はロレックスの中では大変深い歴史を持ち、同社の数々のモデルの中で最古のペットネーム(愛称のこと)を持ちます。
エアキングというシリーズ名の通り「空」、つまりパイロットウォッチに出自を持ち、現行ラインはコックピットのクロノグラフ計器をモチーフにしたかのような文字盤デザインを持ちます。
ロレックスはアラビア数字を全面に押し出したモデルは少ないのですが、エアキングはあえてそうすることでより計器に近いメカニカルな印象を獲得しています。
モデル:生産終了したブルーコンセントリックダイアルのエアキング 114200
なお、現行モデルは116900のみですが、長い歴史の中で様々な文字盤デザインが派生しており、中古市場から探すのも楽しみな逸品です。
こういった、他のロレックスモデルとはやや毛色の違ったデザインが、カジュアルでも存在感を発揮する大きな決め手ではないでしょうか。
パネライ ルミノール
着用モデル:ルミノールクロノ
Tシャツにもジーンズにも、そしてスーツにも合う。そんな代表的なモデルがパネライのルミノールです。
先ほどもご紹介しましたが、ルミノールは同社がかつてイタリア海軍に卸していた軍用時計に出自を持つ質実剛健なシリーズですが、一方でイタリアンデザインが融合しており、とにかくオシャレな一本としても名高いことが特徴です。
モデル:当店一番人気のルミノールマリーナ PAM00104
ルミノールには系譜がいくつか存在し、最も定番のルミノールマリーナ、パワーリザーブインジケーターを搭載したルミノールパワーリザーブ、新ラインとなるルミノール1950などが存在しますが、いずれもオンオフ問わず使える洗練されたデザイン性が魅力の一つ。
高級時計としても遜色のないステータスがありますので、30代、40代と年齢を重ねても使い続けていける逸品でもあります。
タグホイヤー モナコ
着用モデル:モナコ ガルフCAW211R.FC6401(スペシャルエディション)
最後にビジネスでも、カジュアルでも、そしてデートなどの特別なオフスタイルでもお使いいただけるお勧めの高級時計として、モナコをご紹介いたします。
モナコは世界初のスクエアケースを持つ防水時計として、タグホイヤー(発表当時はホイヤー)から発表されたという歴史を持ちます。同時に、世界初の自動巻きクロノグラフといった経歴も持ちます。
誕生当初は不人気でしたが、レーシング映画『栄光のル・マン』でスティーブ・マックイーンが装着したことから一躍有名モデルとなりました。
ちなみにお写真の「ガルフ」は劇場内でスティーブ・マックイーンが搭乗したポルシェ917Kの通称で、そのオマージュモデルとなります。
ビジネスシーンで、ちょっとスクエアケースは冒険しすぎかな?そんな風に思う方もいらっしゃるかもしれません。もちろん職場の雰囲気や使用シーンにもよりますが、モナコは直径39mmと基本的に大きすぎないサイズ感であるため、スーツの袖口からはみ出ることがなく、そのため悪目立ちしません。
一方で遊び心を大切にしており、オフスタイルにもうってつけの逸品と言えるでしょう。
まとめ
カジュアルなファッションやオフのタウンユース、そしてアウトドアシーンで使ってもらいたい高級時計を17選ご紹介いたしました。
ビジネスの黄金律とはちょっと違った、でも高級時計としての風格や気品を壊さないことが大切。それでいてカジュアルファッションにも合うような一本をチョイスしております。
ご自身のオフスタイルとマッチする一本を選んでくださいね!
当記事の監修者
南 幸太朗(みなみ こうたろう)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ
学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。