「IWCパイロットウォッチ オートマチック36って何がすごいの?」
「IWCパイロットウォッチ オートマチック36の魅力について知りたい」
現代の高級時計はどれも40mm以上のケース径であることが一般的です。
そして、IWCが誇る人気モデル「パイロットウォッチ」に関してもそれは当てはまります。
40mmケースは確かに迫力があり、多くの男性に支持されている大きさではありますが、細身の方が多い日本人の中には「もうちょっと小さいモデルってないのかな?」と感じている方も少なくありません。
そんな人におすすめしたいのがIWC パイロットウォッチ オートマチック36ですが、その魅力について知りたいという人は多いのではないでしょうか。
パイロットウォッチ オートマチック36はケース径が36mmと比較的小ぶりで、細身の男性のみならず女性からも支持を集めているモデルです。
この記事ではパイロットウォッチ オートマチック36の魅力を、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
人気モデルの紹介もしますので、IWCの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
出典:https://www.facebook.com/IWCWatches/
目次
IWC パイロットウォッチ オートマチック36 について
パイロットウォッチはIWCにおいて圧倒的な人気を誇る定番シリーズです。
スピットファイア、プティ・プランス、トップガン、アントワーヌ・ド・ サンテグジュペリといったコレクションを要し、30代・40代の男性の心を見事に射止めてきました。
今回注目したい「パイロット オートマチック36シリーズ」はパイロットウォッチのクラシックコレクションに属するモデルで、IWCのメンズウォッチの中では最も小さいサイズ径で作られているシリーズです。
出典:https://www.facebook.com/IWCWatches/
オートマチック36シリーズは、「ボーイズモデル」としても支持を集めており、製造数こそ多くはありませんが、これまでに幾つのも名作を世に放ってきました。
2019年には待望の新作 IW324010が発表され、その人気はさらに高まっています。
サイズ感はマーク11がベース
現行のオートマチック36シリーズデザインはパイロット・ウォッチ・マーク18を基調にして設計されていますが、サイズ感は1948年に英国空軍のために製造された「マーク11」をベースにしています。
デザイン性は最先端、ディティールは原点回帰。
過去の名作の良いところを兼ね備えるだけあり、完成度は非常に高いです。
左:マーク18 右:パイロット36
マーク18とパイロット36を並べてみました。文字盤デザインは殆ど同一。サイズ感は大きく違うことがわかります。
しいていえば、6時位置にマーク18のロゴがあるかないかがポイントです。
左:マーク18 右:パイロット36
サイズ感だけの違いと思われるパイロット36ですが、実はバックルにも違いがあります。
どちらもサテン仕上げの5連メタルブレスであることは同じですが、パイロット36に関しては観音開きのタイプのバックルに変更が加えられました。
腕が細い方でも装着しやすい仕様になっており、これも人気の秘訣です。
定価と並行新品価格について
パイロット・ウォッチ・オートマティック 36の定価はステンレスブレスタイプが654,500円。レザーベルトタイプが561,000円。
現行モデルはどのバリエーションも上記の価格となっています。
尚、並行新品での相場は以下の通りです。
ステンレスブレスタイプ:40万円台後半
レザーベルトタイプ:40万円前後
定価よりも15万円~20万円ほど安く買えますので、少しでもIWCをお得に手に入れたいという方は、優良並行店での時計購入をオススメ致します。
IWC パイロットウォッチ オートマチック36 の人気モデル
オーソドックスなブラック、シックなグレー、爽やかなブルーなど。パイロットウォッチ36には複数の文字盤バリエーションが展開されています。
どれを選んでも素敵ですが、ここでは特にオススメしたい人気モデルをご紹介します。
①IWC パイロットウォッチ オートマティック36 IW324010
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:36mm
文字盤:ブラック
インデックス:アラビア
ムーブメント:自動巻き cal.35111
パワーリザーブ:42時間
「IW324010」。パイロットウォッチ オートマティック36の定番といえばこのモデルです。マーク18から受け継いだ上品なフェイス、どこに身に着けていってもシックリ決まるブラックダイヤル。オートマティック36を買うに当たり、まず第一候補に挙がるモデルだといえます。
マーク18では針の縁が黒でしたが、オートマティック36は縁がシルバーです。コントラストがハッキリしているため、よりスタイリッシュな印象を与えるようになりました。
キャリバーには42時間のパワーリザーブを備える自動巻きcal.35111を搭載。耐磁性軟鉄製インナーケースにより、対磁性能も抜群です。
②IWC パイロットウォッチ オートマティック36 IW324002
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:36mm
文字盤:グレー
インデックス:アラビア
ムーブメント:自動巻き cal.35111
パワーリザーブ:42時間
2016年に発売された「IW324002」。2019年モデルとほぼ同じ設計ですが、インデックス外周の目盛り部分が段差となっています。飽きのこないグレーダイヤル、そして3針にデイト表示のシンプルな機構を備え、長くご愛用いただけるデザインとなっています。
定価は2019年モデルと同じなので、どちらを選ぶかは好みです。
③IWC パイロットウォッチ オートマティック36 IW324008
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:36mm
文字盤:ブルー
インデックス:アラビア
ムーブメント:自動巻き cal.35111
パワーリザーブ:42時間
こちらも2016年モデルで目盛り部分に特徴があります。ダイヤルカラーは爽やかな印象を与えるブルー。明るいホワイトで描かれたインデックスに視認性の高いデイト窓。ベルトにはブルーのアリゲーターストラップが配され、品格ある一本へと仕上がっています。
イタリアの靴メーカーであるサントーニ社がIWC のためだけに製作する「アリゲーター・ストラップ」は絶妙な色彩のニュアンスが施された高級レザーです。ストラップの裏面に施されたオレンジのインレイが特徴で、ブルーダイヤルとの美しいコントラストを実現させています。
バックルは装着感に優れるDバックル。金属ブレスレットも素敵ですが、レザーベルトタイプも捨てがたいです。
④IWC パイロットウォッチ ファザー&サン IW325519
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:36mm
文字盤:シルバー
インデックス:アラビア
ムーブメント:自動巻き cal.35111
パワーリザーブ:42時間
「父と息子のペアウォッチ」というコンセプトで2012年に発売された「パイロットウォッチ ファザー&サン」。こちらはマーク16をベースにしたシルバー文字盤の特別仕様であり、製造終了モデルでありながらも未だに高い評価を受けています。
ファザーモデル(IW500906)とサンモデル(IW325519)が存在しますが、こちらは息子向けのサンモデル(IW325519)。
シルバーは現行36mmモデルにはないカラーバリエーションであり、どんなファッションにも合わせやすい万能さがウリです。
価格に関しては並行新品で約43万~5万ほどの相場となっており、現行モデルより高い価格設定となっています。
まとめ
上品なデザイン性と絶妙なサイズ感から人気沸騰中のパイロットウォッチ オートマチック36。
2019年には王道デザインのブラックモデルが発表され、より誰からも愛されるシリーズとなりました。
精度良し、デザイン良し、ステータス性良し。
どれをとっても一級品のモデルなので、気になった方はぜひ一度ご検討ください。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年
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