2019年夏、今最も熱いゴルファーと言えば、アメリカのブルックス・ケプカ選手ではないでしょうか。
ツアーを順調に勝ち進んで行き、ダスティン・ジョンソン選手,ローリー・マキロイ選手など名だたる強敵を抑えてオリンピックゴルフランキング現在1位。
もちろんまだ出場は決定していませんが、このまま行けば順当に東京五輪2020でブルックス・ケプカ選手の雄姿を見ることができるのではないでしょうか。
そんなブルックス・ケプカ選手の腕時計は、ゴルファーならお馴染みのロレックス!同社からスポンサードされているので当然と言えば当然かもしれませんが、実はまだ若いのに、選んでいるモデルが結構通好みなのです!
この記事では、ブルックス・ケプカ選手の愛用モデルについてご紹介いたします。
出典:https://www.rolex.com/ja/watches/sky-dweller.html
目次
ブルックス・ケプカ選手について
ブルックス・ケプカ
生年月日:1990年5月3日
出身地:アメリカ合衆国フロリダ州
身長:183cm
プロ転向:2012年
ブルックス・ケプカ選手は、アメリカ合衆国フロリダ生まれのプロゴルファーです。
飛距離の長さ、正確性、緻密なゲーム運びなどオールラウンダーとして定評があり、まだプロ転向から7年ほどにもかかわらず、圧倒的強さを見せつけてきました。とりわけ全米プロゴルフ選手権で2018年、2019年と連覇を飾ったことは、記憶に新しいかもしれませんね。
かなり難しいコースにも果敢に挑戦し、多くの選手が苦戦する中で黙々と自分自身のプレーを行う質実剛健なスタイルが特徴的。まだ20代ですので、他のトッププレイヤーと比較すると優勝回数こそ多くはありませんが、既に「王者」として常に世界ランキング上位をキープしています。
冒頭でもご紹介したように、現在東京オリンピック2020の出場を左右する「オリンピックゴルフランキング」では2位につけており、このままいけば五輪大会出場はもちろん、金メダル争いに大きく関わる選手となるでしょう。
ちなみに宮崎牛好きで自らお取り寄せするほどという、日本人にとってはなんともほほえましいエピソードも持っています。
ブルックス・ケプカ選手が身に着けている時計
ブルックス・ケプカ選手はロレックスのブランドアンバサダーを務めています。そのため、ロレックスの腕時計を身に着けています。
ロレックスや多くのゴルファーをスポンサードしており、タイガー・ウッズ選手やジョーダン・スピース選手、日本の松山英樹選手などトップクラスのプレイヤーが居並んでいることはご存知の方も多いかもしれません。
ブルックス・ケプカ選手もそんな天頂のうちの一人なのですが、愛用しているモデルがロレックス愛好家が選ぶような逸品です。しかも、プロモーション目的で表彰台や会見の時に身に着けているだけでなく、プライベートでも愛用しているようで自身のSNSなどにもアップしています。
ロレックス スカイドゥエラー
素材:エバーローズゴールド
ケースサイズ:直径42mm
文字盤:黒
ムーブメント:自動巻きCal.9001
防水性:100m
画像出典:https://www.rolex.com/ja/watches/sky-dweller/m326935-0007.html
ロレックスの人気モデルと言うと、デイトナやGMTマスターII、サブマリーナにエクスプローラーなどが挙げられるでしょう。しかしながら、ブルックス・ケプカ選手が愛用しているのは、スカイドゥエラーです!
スカイドゥエラーとは、ロレックスが誇るコンプリケーションモデルです。
初出は2012年と比較的新しいシリーズで、スポーツウォッチに分類されるにもかかわらず金無垢やドレッシーなフルーテッドベゼルを使った仕様を有します。
しかしながら話題になったのはそこではありません。コンプリケーション機構が非常に画期的である、ということが発表されるやいなや取沙汰されるようになりました。
※こちらの画像はブルックス・ケプカ選手着用モデルとは文字盤カラーが異なります。
基本的にはGMT機構でローカルタイムの他、第二時間帯を確認できるものなのですが、その表示機構がかなりユニーク。なんと、文字盤中央の回転ディスクを使います。
さらに外周がカレンダー機構となっており、「月(month)」に該当するインデックスの小窓が赤や白に色づくのも必見すべき機構です。
ロレックスは実用時計に定評のあるブランドのため、あまり複雑機構はラインナップしてきませんでした。
しかしながらスカイドゥエラーがリリースされたことで、その技術力を時計界に誇示することになったのは間違いありません。
こういった、定番を外したちょっと変わり種のモデルを、まだ若いブルックス・ケプカ選手が着けているのはかなり渋いな、と個人的には思います。
また、エバーローズゴールド(ロレックス独自の合金技術を用いたピンクゴールドのこと)というチョイスも、ブルックス選手が自身のイケメン顔をよく理解したチョイスと言えるのではないでしょうか。
まとめ
東京オリンピック2020に出場するともなれば、メダル争いに食い込んでいくであろうトップアスリート。ブルックス・ケプカ選手の身に着けている腕時計についてご紹介いたしました。
ご存知の通り、ロレックスは国内外で今やナンバーワン人気ブランド。とりわけ今回ご紹介したスカイドゥエラーは、どのスポーツロレックスともデイトジャストなどのドレスウォッチとも異なるテイストを楽しめるとあって、近年話題が沸騰中です。
デイトナやGMTマスターIIといった、従来の人気モデルの相場が落ち着いていく中で、スカイドゥエラーは今需要が高まってきている状態です。そのため当店でも入荷に力を入れておりますので、気になる方はぜひ一度お問合せくださいませ!
当記事の監修者
田中拓郎(たなか たくろう)
高級時計専門店GINZA RASIN 取締役 兼 経営企画管理本部長
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
当サイトの管理者。GINZA RASINのWEB、システム系全般を担当。スイスジュネーブで行われる腕時計見本市の取材なども担当している。好きなブランドはブレゲ、ランゲ&ゾーネ。時計業界歴12年