Time to Move(タイム・トゥ・ムーブ)スウォッチグループ2019年新作見本市, WEBマガジン, 新美貴之, オメガ
オメガ 2019年新作ついにリリース!Time to Move(タイム・トゥ・ムーブ)発表モデルとは
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出典:https://www.omegawatches.jp/ja/
バーゼルワールドと同時期に開催されていたスウォッチグループ主催の新作見本市Time to Move(タイム・トゥ・ムーブ)。その後全く音沙汰がなかったのですが、2019年5月17日、ついにその全貌が明かされました!
スピードマスターにシーマスターと、オメガの代表シリーズから続々と名モデルが発表されております。
そんなオメガの2019年新作をご紹介いたします。
目次
オメガ2019年新作 スピードマスター アポロ11号 50周年記念モデル
スピードマスター 310.20.42.50.01.001
出典:https://www.omegawatches.jp/ja/
スペック
ケースサイズ:直径42mm×厚さ13.08mm
素材:ステンレススティール(ベゼルは18Kムーンシャインゴールド)
ムーブメント:Cal.3861
駆動方式:手巻き
パワーリザーブ:約50時間
その他:世界限定6969本
生産予価:1,112,400円(税込)
発売予定:2019年7月
オメガにとって2019年は、アポロ11号とともにスピードマスターが果たした月面着陸から、ちょうど50周年の節目に当たります。春先にゴールド製のスピードマスター50周年アニバーサリーモデルは発表されていましたが、やはりステンレススティールモデルでも用意してくれていたようです!
ゴールドモデルにも言えることなのですが、最も特筆すべきは伝説のレマニアベースムーブメントに、マスタークロノメーターが搭載されたこと。手巻きでは初となります。
現行のスピードマスター プロフェッショナル 311.30.42.30.01.006にはCal.1861が使用されていましたが、Cal.3861にアップデートされ発表される運びとなりました。
ちなみにマスタークロノメーターとは、一言で表すとムーブメントのメンテナンス性―コーアクシャル―および耐磁性―マスタ―をアップデートした新世代ムーブメント。オーバーホール間隔は8年~10年、耐磁性能は15,000ガウスまでとの超性能です。ちなみに病院のMRIが15,000ガウスですからね。技術者などのプロユースとなっております。
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さらに付け加えたいのが、従来のコーアクシャルは2層でしたが、今作では3層となったことです。
3層コーアクシャルにもかかわらずCa.1861の寸法と変わっていないところにオメガ技術の確実な日進月歩を感じさせますね。香箱変更に伴いクロノグラフ使用下でもパワーリザーブ50時間確保、精度も一日あたり0~+5秒にアップデートされたという、至れり尽くせりの実用性です。
もちろんデザイン面にも、アポロ11号周年記念モデルならではのこだわりがそこかしこに散りばめられます。
月面着陸時に生産されており、実際に携行されたスピードマスタープロフェッショナルの第五世代にあたるST145.022をインスパイア。ブレスレットもその意匠を踏襲しており、ヴィンテージ感が溢れ返っております。
現在、オメガのヴィンテージの注目度が高まってきており、実際現行モデルもイイのですが、過去に名作が少なくありません。そのため、この度ヴィンテージテイストが扱いやすい現代版として復刻されたことで、歓喜しているオメガファンもいらっしゃるのではないでしょうか。
付属の革ベルトもヴィンテージ感が溢れます。
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9時位置の意匠がまた大変興味をそそられます。
ニール・アームストロング船長と月面着陸を共にしたバズ・オルドリン操縦士が月面に降り立つ瞬間をレーザー彫刻しています。
ちなみにベゼルやインデックス、エングレービングできらめきを放つ18Kゴールド素材はムーンシャインゴールドという、オメガによる独自合金です。長期に渡る安定性を誇るとともに、イエローゴールドとはまた違った淡い色味が魅力です。
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裏蓋月面モチーフをベースに、ニール・アームストロング船長が残した足跡をレーザー彫刻。さらに、アームストロングの伝説的な文言が一緒に記されています。すなわち、「これは一人の人間にとっては小さな一本であり、人類にとっては大きな飛躍である」(THAT’S ONE SMALL STEP FOR A MAN- ONE GIANT LEAP FOR MANKIND)。
前述の通り、ヴィンテージオメガ―特にヴィンテージスピードマスター―人気が高まっている今、このモデルの発表ときて、オメガのニーズを読む手腕というのはさすがと言わざるをえません。
世界限定6,969本ということもあり、長いこと品薄が予期されるのではないでしょうか。国内入荷を待ちましょう。
スピードマスター 310.60.42.50.99.001
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スペック
ケースサイズ:直径42mm×厚さ13.08mm
素材:18Kムーンシャインゴールド
ムーブメント:Cal.3861
駆動方式:手巻き
パワーリザーブ:約50時間
防水性:5気圧
その他:世界限定1014本
生産予価:4,006,800円(税込)
発売予定:2019年7月
先ほども少し触れましたが、こちらが春先に既に発表されていたスピードマスターのアポロ11号50周年記念モデルです。
ムーブメントはステンレスモデルと同一のためスペック面で大きな違いはありませんが、こちらはオメガの独自合金18Kムーンシャインゴールドを全面に押し出した超ゴージャスな逸品!加えて、よりヴィンテージらしいブレスレットを備えており、かっこよさとエレガンスを両立します。
ちなみにムーンシャインゴールドモデルになると、Cal.3861がゴールド製になるというさらなる豪奢ぶりです。
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プレートやブリッジがゴールド製で、とにかく華やか。裏蓋はシースルーとなっており、この豪奢かつ最新世代のオメガ技術が駆使されたキャリバーを鑑賞することができます。
ムーンシャインゴールドモデルは世界限定1,014本生産、定価400万円超えとオメガきってのハイエンドラインとなりますが、オメガファンにはたまらない逸品。春先の発表から狙ってきた、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
オメガ2019年新作 シーマスター
シーマスター ダイバー300M クロノグラフ
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スペック
素材:ステンレススティール,セドナゴールド,SS×イエローゴールドなど
ムーブメント:Cal.9900(ゴールドモデルはCal.9901)
駆動方式:自動巻き
パワーリザーブ:約60時間
防水性:30気圧
予価:本項末尾に記載
発売予定:2019年8月
昨年一新されたシーマスター300Mシリーズから、待望のクロノグラフがラインナップされました!
2018年はシーマスター300の誕生25周年記念。オメガは派生モデルが多いため、ひとくちにシーマスターといってもバリエーションが様々なのですが、最もベーシックであり使いやすいと言えばシーマスター300ではないでしょうか。実際、海辺のアクティビティだけでなく、ビジネスシーンでも使用できるスタイリッシュさが幅広い年齢層の男性陣から支持を集めています。
2018年のリニューアルでは、初代の波状模様の文字盤意匠が復刻し、まず話題となりました。また、スピードマスターの項でもご紹介したマスタークロノメーターが新たにムーブメントに搭載され、機能面でも大きく躍進しました。
そんなシーマスター300から、クロノグラフ搭載機が新作として発表されたのです。
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もともとシーマスター300でクロノグラフモデルは何回かラインナップされていますが、新型としては初。2つ目インダイアルとセラミック製初代意匠のウェーブ文字盤がマッチングし、より精悍でスタイリッシュなモデルとなりました。
ラインナップは基本的には3針モデルと同様にステンレススティール、ゴールドとのコンビ。そしてオールセドナゴールドモデルが新たに加わりました。メタルブレスレットの他、ラバーストラップも併せて販売されています。
なお、セドナゴールドもまたオメガ独自合金の新素材です。
ムーンシャインゴールドと同様に経年による変色や劣化を極力抑えることを目的に開発されたゴールド素材で、こちらのベースはローズゴールド。しかしながら従来のローズゴールドよりも柔らかく優美な色味が特徴です。
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なお、昨年発表された3針モデルと同様に、ムーブメントはマスターコーアクシャル機が採用されました。搭載するのは自動巻きCal.9900(ゴールドモデルはCa.9901)。オメガの自社製ムーブメントの中でも、傑作機と名高いクロノグラフキャリバーとなります。プラネットオーシャンやスピードマスター レーシングなど人気モデルの数々に搭載されています。
自動巻きだけあり、先ほどご紹介した手巻きCal.3861に比べるとやや大型。ケースの直径は44mmと、小径薄型モデルが流行りつつある昨今にしてはボリュームがあるように思いますが、ダイバーズウォッチらしい精悍さがお好きな方にはたまらないデザインアクセントとなりますね。
価格は
オールSS:864,000万円
SSケース×ラバーストラップ:831,600円
SSケース×ゴールド:1,436,400円
SSケース×ゴールド×ラバーストラップ:1,080,000円
セドナゴールドケース×ラバーストラップ:3,002,400円
全て税込となります。
シーマスター アクアテラ GMT ワールドタイマー
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スペック
ケースサイズ:直径43mm
素材:ステンレススティールまたはセドナゴールド
ムーブメント:Cal.8938(ゴールドモデルはCal.8939)
駆動方式:自動巻き
パワーリザーブ:約60時間
防水性:15気圧
予価:本項末尾に記載
発売予定:2019年10月
2017年、オメガ初となるワールドタイムとしてわずか世界限定87本生産されたプラチナアクアテラ。素材を変えて、4本ラインナップに追加されました!使いやすさが嬉しいステンレススティールモデルと、セドナゴールドモデルです!
アクアテラはシーマスターの中でもエレガントライン。とてもダイバーズウォッチとは思えない流麗なケースやシンプルで上品な文字盤デザインが特徴です。そんなアクアテラの中でも、さらにさらにエレガントきわまるのがこちらのワールドタイマー。
ワールドタイムとは文字盤外周などに世界各国の主要都市が記載されており、それらの時間が一目で認識できる仕様となった複雑機構です。その機能性はもちろんのこと、デザインがお好き、という方もいらっしゃるでしょう。有名どころだと、パテックフィリップのワールドタイムが良い例ですね。
出典:https://www.instagram.com/omega/
こちらの新作アクアテラも、デザイン性にかけては引けをとりません。
文字盤中央に地球儀が描かれており、また、その外周には地球の経度を表すかのようなストライプ模様があしらわれます。ただ、プラチナ限定モデルでは地球儀はエナメルで描かれていましたが、今回はチタン製に変更となりました。より利便性に特化した形となります。
ケース直径は43mmと、オーソドックスな3針モデルと比べると2mmボリュームが出ていますが、厚みは14mmほどと武骨さは感じさせません。
今回は限定生産ではないようなので、オメガの定番モデルの仲間入りを果たすのでしょうか。
こちらも国内入荷が楽しみな2019年新作のうちの一つです。
価格は
SS:1,047,600円
SSケース×ラバーストラップ:1,026,000円
セドナゴールド:4,201,200円
セドナG×ラバーストラップ:2,635,200円
全て税込となります。
シーマスター プラネットオーシャン クロノグラフ
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スペック
ケースサイズ:直径45.5mm
素材:ステンレススティール
ムーブメント:Cal.9900
駆動方式:自動巻き
パワーリザーブ:約60時間
防水性:60気圧
予価:NATOベルトタイプ928,800円/メタルブレス961,200円(税込)
発売予定:2019年10月
オメガきってのハイスペックモデル・プラネットオーシャンから、オレンジ眩しい新作が追加されています!
プラネットオーシャンは600mという防水性を誇る、ダイナミックさが何よりの特徴ですが、あまり奇抜すぎるモデルはそこまで多くはありませんでした。そこへきて、このオレンジベゼルを大胆にあしらった新作!NATOベルトとマッチして、かなりかっこいいですよ!
オンレジベゼル自体は初めてではありません。2011年に発表され、現在は生産終了している232.30.46.51.01.002などにも搭載された経緯があります。しかしながら今回は傷つきづらく独特の高級感があるセラミックス製。ロレックスのデイトナもセラクロムベゼルで爆発的な人気を遂げるに至りましたが、このプラネットオーシャンも、アルミなどとはまた違った魅力を獲得しています。
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なお、セラミックは割れやすいという欠点があり、実はダイバーズウォッチには向きません。しかしながら独自製法により、その弱点を克服することとなりました。
文字盤にもチタンを採用するなど、長期間のダイビングでの使用にも耐えうる素材使いが素晴らしいですね。
搭載するムーブメントはシーマスター300 クロノグラフモデルと同様にマスターコーアクシャル搭載のCal.9900となり、シースルーバックから鑑賞することが可能です。
プラネットオーシャンにはオレンジセラミックを採用した新作3針モデルも同時にラインナップされました。
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型番:215.30.44.21.04.001 / 215.32.44.21.04.001
ムーブメントはマスターコーアクシャルCal.8900搭載。
価格はメタルブレスレットモデルが756,000円、NATOベルトタイプが712,800円。いずれも税込となります。
シーマスター300 マラカイト
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スペック
ケースサイズ:直径41mm
素材:プラチナまたはイエローゴールド
ムーブメント:Cal.8913
駆動方式:自動巻き
パワーリザーブ:約60時間
防水性:30気圧
予価:本項末尾に記載
発売予定:2019年6月
2017年、シーマスター誕生60周年を記念して発表された復刻モデル。ちなみに前述のスピードマスター及びレールマスターと呼ばれる鉄道時計も併せて60周年ということで、三本同時に「トリロジー」として発表されました。
そのいずれもが大変な人気が出てしまい、限定生産であったにもかかわらずその後レギュラー化が果たされます。
そんな経緯を持つシーマスターの復刻版から、稀少な天然石文字盤を使用したラグジュアリーかつエレンガンスなモデルが新作としてリリースされています!天然石を文字盤に使用する装飾手法は時計業界では一般的です。ピアジェや、ロレックスのデイトジャストなんかがお家芸ですね。
しかしながらオメガでは、スポーツモデルにおいてはあまりラグジュアリー路線に寄せすぎるということはありませんでした。それがこの度シーマスターの復刻版で出る運びとなったのです。
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もともと、1960年代当時のモデルというのは小径薄型で、スポーツモデルと言えども上品さが際立つデザイン性が多かった印象です。そのため天然石の妖艶な魅力が、シーマスターのえもいわれぬ色気のようなものを醸し出します。
限定生産ではないようですが、価格帯を考えてもなかなか手に入れることのない逸品かもしれません。
とは言え、オメガが時計製造技術においても、装飾技法においてもスイス時計界随一であることを感じさせる一幕です。
価格は
Pt×マラカイト文字盤:4,881,600円
Pt×ラピスラズリ文字盤:5,508,000円
YG×マラカイト文字盤:3,067,200円
YG×ラピスラズリ文字盤:3,693,600円
オメガ 2019年新作 デヴィル(デビル) トレゾア
トレゾア マスタークロノメーター40mm
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スペック
ケースサイズ:直径40mm
素材:ステンレススティール
ムーブメント:Cal.8910
駆動方式:手巻き
パワーリザーブ:約72時間
防水性:3気圧
予価:756,000円
発売予定:2019年8月
レディースオメガの真骨頂として高名なデヴィル トレゾアから、使いやすいステンレススティール製のメンズモデルが2019年新作に発表されました!
トレゾアとは、宝という意味です。クラシカルなデヴィルシリーズの中でもドレッシーさが魅力で、ビジネスにもフォーマルにも使用できる逸品。文字盤は流行りのディープブルーにパターンが装飾され、ドレスウォッチらしい上品さを感じさせます。
ちなみにムーブメントはマスターコーアクシャル。
ドレスウォッチとはいえ実用性も大切にする。そんなところにオメガの魅力が現れます。
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なお、同スペックでセドナゴールド製435.53.40.21.06.001も一緒に発表されました。
国内定価は1,738,800円です。
トレゾア レディース
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スペック
ケースサイズ:直径36mm/直径40mm
素材:ステンレススティールまたはムーンシャインゴールド
ムーブメント:Cal.4061
駆動方式:クォーツ
防水性:3気圧
予価:本項末尾に記載
発売予定:2019年6月
レディーストレゾアにも新しいバリエーションが追加されました!
クォーツモデルに、36mmサイズと39mmサイズのラインナップが新たに加わります。
アクセサリーのようなケースに、ラグに沿って曲線を描くようにあしらわれたダイヤモンドが特徴的。また、39mmサイズではこの度新素材として発表となったシャインゴールドが使用されており、どのドレスウォッチとも違った独創的な輝きを放ちます。
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これまでオメガは男性陣からの支持が圧倒的でしたが、近年ではレディースラインを強化。コンステレーション以外のスポーツウォッチ・ドレスウォッチにもレディースラインを続々追加してきました。
中でもトレゾアは女性らしいエレガンスがよくフィーチャーされています。今後、ますますファン層を増やしそうな勢いです。
価格は
36mmSS:518,400円
39mmSS:648,000円
39mmYG:1,252,800円
全て税込です。
オメガ2019年新作 コンステレーション
グローブマスター アニュアルカレンダー
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スペック
ケースサイズ:直径36mm/直径40mm
素材:ステンレススティールまたはセドナゴールド
ムーブメント:Cal.8922(ゴールドモデルはCal.8923)
駆動方式:自動巻きパワーリザーブ:約55時間
防水性:10気圧
予価:本項末尾に記載
発売予定:2019年8月
グローブマスターをご存知でしょうか。
コンステレーションの中の一モデルで、初出は2015年ですが、1952年当時に生産されていた初期コンステレーションをオマージュしたという、同社の歴史を感じさせる一大復刻シリーズです。
初期のコンステレーションに見られていたパイパンダイアル(12角形の文字盤)や裏蓋の天文台の意匠などが受け継がれており、スピードマスターやシーマスターの影に隠れがちですが、実は根強い人気を持つシリーズでもあります。
そんなグローブマスターに2019年追加された新作は、マスターコーアクシャルおよび年次カレンダー搭載モデル!
外観はクラシカルながら、内部は先端技術が詰まります。
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なお、グローブマスターは派生モデルも多く、デザインバリエーションが割と遊び心溢れるのですが、この度はオメガが「あえて伝統的なブラック文字盤を採用した」と語ります。
しかしながらパイパンダイアルやドレッシーなベゼルと相まって、唯一無二の独創性を感じさせ、かつビジネスにもフォーマルにも使える逸品に仕上がりました。
価格は
SS:972,000円
SS×セドナG:1,231,200円
セドナG:2,689,200円
全て税込です。
マンハッタン アベンチュリン
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スペック
ケースサイズ:直径29mm
素材:セドナゴールド/SS×セドナゴールド
ムーブメント:Cal.8701(コンビモデルはCal.8700)
駆動方式:自動巻き
パワーリザーブ:約50時間
防水性:5気圧
予価:3,034,800円/1,188,000円(税込)
発売予定:2020年初旬
レディースオメガでおなじみのコンステレーションからも、ニューフェイスが豊富に登場しています!
中でも特筆すべきはアベンチュリン文字盤美しいこちらではないでしょうか。
アベンチュリンとは和名で砂金石と呼ばれる天然鉱物のことですが、現在ではキラキラと輝く結晶を内包したガラスや石を指します。
光沢が美しい一方取り扱いの難しい素材でもあり、時計装飾に加えるブランドはそう多くはありません。
ただ、今年はアベンチュリンが豊作の年で、オーデマピゲの新シリーズCODE11.59やジャガールクルト、エルメスにジラールペルゴなどがラインナップさせてきました。
いずれも美しく工芸品のような仕上がりと話題になりましたが、オメガのコンステレーションも負けてはいませんね!むしろ、コンステレーションが持つ「天文台への敬意」というコンセプトとよくマッチしているように思います。
製造に時間とコストがかかるのでしょうか。売り出し時期は2020年超えと、タイム・トゥ・ムーブで発表されたオメガ新作の中では最も遅い登場となります。
その他、レディースコンステレーションにいくつかのバリエーションが加わっていますが、アベンチュリン以外は2019年夏に国内入荷が始まる予定です。
出典:https://www.omegawatches.jp/ja/
まとめ
バーゼルワールドから離脱したオメガが、いよいよベールを脱いだ2019年新作モデルをご紹介いたしました。発表形態が変わったと言うだけで私たちの手元に届く流れはこれまでと変わりません。
とは言え近年のオメガは様々なファン層を開拓しており、今後ますます需要が高まることが見込まれます。2019年新作一覧の魅力的な面々を見ていると、あるいは一部モデルのようになかなか手に入りづらいプレミアモデルになる可能性も・・・
当店でも、皆さまに新作をお届けできるよう、頑張ってまいります!
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年