夏の青空と海の色にぴったりなオメガシーマスターサマーブルーは、スタイルと機能性を兼ね備えた逸品です。
暑い季節にふさわしいこのコレクションは、洗練されたデザインと優れた防水性能を誇り、レジャーシーンからビジネスシーンまで幅広く活躍します。
この記事では各モデルの詳細な特徴、防水性能、そしてファッションの観点から、オメガシーマスターサマーブルーの魅力を紹介いたします。
オメガシーマスターサマーブルーが、夏の装いにどれだけ素晴らしいアクセントを加えるかも、ご紹介いたします。
目次
オメガシーマスターサマーブルーおすすめモデル
夏を迎えるシーズンには話題にのぼることも多いコレクションの「オメガシーマスターサマーブルー」。
2023年7月に発表され、7型の既存モデルを爽やかなブルーで彩ったリファレンスの追加に心踊るシーマスターファンは少なくなかったはずです。
2024年現在もその人気は衰えず、夏に限らず着用・自慢したくなる時計としての立ち位置を獲得しています。
この記事ではそんなオメガシーマスターサマーブルーの人気売れ筋モデルを紹介していこうと思います。
オメガ シーマスター アクアテラ 220.10.38.20.03.004
画像引用:オメガ公式HP
こちらはレディースセレクションになりますが、38mm外径のケースは日本人男性でも違和感なく装着できます。
凹凸のないプレーンなダイアルに、爽やかなブルーのグラデーションが施されたモデルです。
インデックスにはセイリングボートをモチーフにした形状が採用され、まるでグラデーションの海にボートが広がって進んでいるかのような印象を与えます。
夜間に光る蓄光部分にはライトブルーのスーパールミノヴァが使用され、サマーブルーのコンセプトにふさわしい輝きを放ちます。
画像引用:オメガ公式HP
6時位置の日付窓はシンプルな丸型で、すっきりとした印象を醸成しています。
すっきりとした印象は分目盛が無いことでさらに強調されシンプルな世界観を強固なものにしています。
このモデルはオメガシーマスターサマーブルーの中でも防水性が150mと最も低いですが、日常使いには十分な防水性能を備えています。
シンプルながらも機能的で、海をイメージしたデザインは、カジュアルにもフォーマルにも対応できる時計です。
分目盛を省略することで、シンプルさと成熟したデザインを貫くオメガのコンセプトが感じられます。
この潔さが、所有する喜びを一層高める一本となっています。
オメガ シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.03.005
画像引用:オメガ公式HP
同じくアクアテラのシリーズですが、こちらのモデルは先ほどのものより少し大きい41mmケース外径となっています。
防水性能はアクアテラ共通の150mですが、ダイアルには船のウッドデッキを想起させる「チークパターン」が施されており船上のイメージを一層強めています。
もちろん、ダイアルにはオメガシーマスターサマーブルーコレクションならではのブルーグラデーションが施されています。
画像引用:オメガ公式HP
ちなみに、チークはウッドデッキに使われる高級木材「チーク」に由来し、雰囲気を高めています。
台形のインデックスも面ごとにカットが施され、ラグジュアリーな演出が施されています。
分目盛もダイアル上にしっかりと印刷され、ビジネスシーンでも確かな印象を与える仕上がりになっています。
メタルバンドの組み合わせでは3列駒で中駒が幅広の鏡面仕上げ、両脇は筋目仕上げとなっておりコントラストが効いています。
中駒の鏡面が幅広いことで、スポーツ機能ウォッチというよりもラグジュアリー感を意識したデザインになっています。
また、ラバーストラップに交換することもできるため、ビジネスからカジュアルまで幅広く愛用できるモデルです。
オメガ シーマスター アクアテラ150M GMT ワールドタイマー 220.10.43.22.03.002
型番:220.10.43.22.03.002
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:43mm
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き
こちらですぐに目につくのは、ダイアル中央に描かれたグレード5チタンのレーザー加工で表現された地球です。
上空から見た視点で描かれた地球は、シルバーの陸地部分と青い海部分に分けられており、レーザー加工ならではの微細な表情は見飽きることがありません。
地球の周りにはガラスリングに24時間表示が配置され、ライトブルーが日中、ダークブルーが夜間を示す仕様になっています。
ワールドタイマーの機能に沿ってダイアルには都市の名称が印刷されており、ウォーターレジャーなどの直接的な海のイメージだけでなく海外を飛び回るビジネスマンにも最適な腕時計となっています。
ダイアル内には多くの要素が詰まっているため、43mm外径の大きさにも納得感があります。
また、同モデルの「220.12.43.22.03.002」の方はラバーストラップに編み込みを思わせるパターンが施され、独特の表情を持っています。
腕時計全体を通して表情に富んだ1本です。
オメガ シーマスター300 234.30.41.21.03.002
型番:234.30.41.21.03.002
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:41mm
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き
こちらはややクラシカルな印象を持つダイバーズウォッチです。
その理由の1つは、アンティーク時計に見られる風防ガラスが柔らかな曲面で構成されたドーム形状であることにあります。その多くはプラスチックの風防や一般的なガラスですが、本モデルでは硬いサファイアガラスを採用しています。
サファイアガラスは磨きにくく、ドームの内側を磨くのには手間と工夫が必要です。
しかし、このモデルではそれが実現されていることに、実用性の向上とこだわりが感じられ大変な魅力となっています。
もう一つのクラシカルな印象の立役者はアラビア数字のインデックスです。
通常、ダイバーズウォッチの輝度を担保するために厚みのあるスーパールミノヴァを施すには、掘り込める台形や丸型のインデックスが好まれます。
そのため、掘り込みにくいアラビア数字を用いることは難しいのです。
ところが、このモデルでは特殊な文字板構造を採用することで実現しています。
このモデルのダイアルは2枚構成になっており上側のダイアルには数字やインデックスがくり抜かれ、下側のダイアルに塗布されたスーパールミノヴァが見える仕組みです。
このインデックス表現の大きなメリットは、植え込みインデックスと違って外れる心配がない点にあります。
2枚構成のダイアルを選択した表現は凸の立体感はありませんが、凹方向の立体感と本格的な衝撃性に対応する機能美が醸成されています。
ちなみに、このダイアル方式はミリタリーウォッチの雄、パネライにも採用されています。
オメガ シーマスター ダイバー300M 210.30.42.20.03.003
型番:210.30.42.20.03.003
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:42mm
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き
こちらは本格ダイバーズウォッチです。
その象徴的な特徴として、10時位置にヘリウムエスケープバルブが配置されています。
このバルブはダイバーズウォッチのアイコン的な部品であり、ダイバーズウォッチの雰囲気を高めます。機能としても300mの飽和潜水に対応しており、本格的なダイビングにも使用できます。
このモデルに使用されるスーパールミノヴァは日中においては針もインデックスも薄い水色です。
夜間の暗闇ではベゼルの12時位置と分針のみがグリーンに光ります。
その他の部分はブルーに光るため、潜水時に重要な分針の読み取りが確保されます。
インデックスのスーパールミノヴァは盛り上がり、厚みがあるように見えます。
一般的に蓄光は厚いほど輝度が高く、持続時間が長いとされていますので高品質が期待できます。
ベゼルにはセラミックが採用されており、変色や傷に強い仕様です。
これにより、美しい状態を長く保つことができます。
メタルバンドは、本格ダイバーズウォッチに多いシンプルな3列のデザインとは異なります。
9列の仕上げにより、ラグジュアリーな印象を醸し出しています。
このモデルは、ヘリウムエスケープバルブ、優れたスーパールミノヴァ、耐久性の高いセラミックベゼル、そして豪華なバンドデザインにより、本格的なダイバーズウォッチとしての機能性とラグジュアリーなスタイルを両立しています。
オメガ シーマスター プラネットオーシャン 600M 215.30.40.20.03.002
型番:215.30.40.20.03.002
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:39.5mm
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き
こちらも上述のモデル同様にアイコンとなっている10時位置のヘリウムエスケープバルブから、本格ダイバーズウォッチであることがわかります。
本モデルでは600mの防水機能を担保しています。
しかし、ケース直径は39.5mmとコンパクトなサイズに収められています。
この点が非常に秀逸です。
防水性を高めるため、風防ガラスの厚みの増加などは避けられません。
そのため、厚みは14.2mmとなっており、存在感がありますが納得感の高いものです。
メタルバンドも厚めのお米型の断面をしており、ケースの厚みに負けないしっかり感があります。
インデックスや針、エンブレムは全てブルーに統一され、ダイアルのブルーグラデーションと完璧にマッチしており、美しい仕上がりとなっています。
最高峰の防水性能と使用感、美観を兼ね備えた完成度の高いモデルと言えます。
【番外:生産終了モデル】オメガ シーマスター プロプロフ 1200M コーアクシャル マスタークロノメーター 227.90.55.21.04.001
型番:227.90.55.21.04.001
素材:チタン/TI
ケースサイズ:縦 48.0mm × 横 55.0mm
文字盤:ホワイト
駆動方式:自動巻き
一見異常な形状をしているプロプロフは、「プロンジュール・プロフェッショナル」の略で「熟練の潜水士」を意味しています。
このモデルはO-MEGAスティールをケースに採用しており、標準的なスティールよりも白く、頑丈さを備えています。
モノブロックケースは55 x 45 mmの外径を誇り、非常に巨大です。
この時計は、ダイビングスーツの上から装着するシーンにぴったりのデザインです。
一方で、陸上で装着すれば注目を集めること間違いありません。
オメガシーマスターサマーブルーの価格帯
オメガの価格帯は過去に30万円代や50万円代と言われたこともありますが現在では、おおよそ100万円前後を想定すると良いでしょう。
特にオメガシーマスターサマーブルーでは、ラバーバンドを選ぶことで100万円以下の定価を狙うことも可能です。
しかし、プロプロフなどの本格ダイバーズウォッチになると、価格は200万円を超えることがあります。
自分の求める用途に合わせて、予算とのバランスを考えることが重要です。
オメガシーマスターサマーブルーの防水性能
150m以上の防水性能を持つオメガシーマスターサマーブルーは、日常用生活強化防水である100mを遥かに凌ぐため、防水性能への信頼は確かなものです。
他にも「オメガ シーマスター ダイバー300M」は300mの飽和潜水にも対応しています。
また、ウルトラディープやプラネットオーシャンなどのモデルは6000m防水を誇り一線を画した仕様となっています。
このような高度な防水性能を備えたモデルは、ダイビングや日常使用の両方で優れた安心感を提供してくれます。
オメガシーマスターサマーブルーの外見の違いと似合うシーン
サマーブルーコレクションにはモデルごとに異なる外観があり、それぞれに適したシーンがあります。
どのように選ぶかを考えるのも楽しみの一つです。
ここでは、各シーンに合わせた選び方を紹介します。
ご自身の装着シーンを想像しながらお読みいただければ幸いです。
ビジネスシーン
スーツを着るビジネスシーンでは袖口の擦れが懸念されるため、外径が大きいものは避ける方が賢明です。
例えば巨大な「プロプロフ」は装着が難しいかもしれません。ワイシャツの袖にダメージを与えてしまう可能性があります。
ビジネスシーンでおすすめしたいのは、すっきりとした3針のシンプルな「オメガ シーマスター アクアテラ」です。
特に、分目盛がない「220.10.38.20.03.004」はドレッシーですっきりとしています。
信頼感や堅実さを演出したい場合には、目盛がありインデックスが直線構成の「220.12.41.21.03.005」がおすすめです。
ビジネスカジュアルシーン
ポロシャツなどのビジカジスタイルには、41mmの「オメガ シーマスター 300」がよく似合います。
主張が強すぎず、回転ベゼルを備えたダイバーとしてのしっかり感があります。
ビジネスカジュアルシーンでは少しスポーティな印象を強めても違和感はありません。
控えめなスポーツスタイルには、堅すぎず適度な存在感を持つこの時計が望ましいです。
カジュアル/レジャーシーン
ウォーターレジャーに出かける際には、高い防水性とTシャツなどのカジュアルな服装にも合う時計が理想的です。
シンプルなTシャツには主張の強い腕時計もバランスが取れます。ラバーバンドなどもレジャーシーンで活躍します。
「シーマスター 300」のラバーバンドなどもカジュアルシーンや服装にマッチしやすいです。
また当記事で紹介した「プロプロフ」もおすすめです。
1,200mもの防水性を持ち、レジャーにも安心して使えます。
番外編
ビジネスシーンで大きいモデルを選ぶとワイシャツにダメージを与えることが懸念されます。
しかし、ワイシャツの腕の丈を短くして時計が当たらないようにすることもできます。(オーダー、セミオーダーが必要ですが)
ビジネスシーンでも海を感じたい、夏が好きである自分を表現したい場合には、こういった方法もおすすめです。
スーツに「プラネットオーシャン」を合わせるのも一つのスタイルです。
画像引用:オメガ公式HP
オメガ シーマスター プラネットオーシャン 6000M 215.30.46.21.03.001
型番:215.30.46.21.03.001
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:45.5mm
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き
※サマーブルーモデルではありません
オメガシーマスターの歴史
オメガの「シーマスター」は、1948年にオメガ創業100周年を祝うために誕生しました。1932年の「マリーン」に始まる防水性能の進歩を皮切りに、第2次世界大戦中にはイギリス軍に時計を供給し、その耐久性と防水性で高評価を受けました。
初代シーマスターはその技術を一般化し、1957年にはプロフェッショナル向けの「シーマスター300」が登場します。1960年代から70年代には、「シーマスター30」、「シーマスター プロフェッショナル600」などのモデルが追加され、防水性や耐久性がさらに追求されました。
2000年代以降は、「シーマスター アクアテラ150M」や「シーマスター プラネットオーシャン」など、ビジネスシーンにも対応する洗練されたデザインと高い防水性能を合わせ持つモデルが発表されました。
シーマスターは、長い歴史と革新的な技術の追求によって、多くの人々の購買意欲を掻き立て続けています。
オメガシーマスターの魅力
いずれも裏蓋には三叉槍をもつポセイドンと、2頭のシーホースを描いたシーマスターの記念ロゴがあしらわれています。
通常モデルではシースルーバックからムーブメントを見ることができるモデルもガラスをなくし、ポセイドンとシーホースが刻印されています。
アイコニックなブルーと相まって何かが始まる夏を予感させる世界観で雰囲気を醸し出しているのが魅力です。
見た目がかっこいい
オメガシーマスターサマーブルーには、形状や機能が異なる7つのモデルがラインナップされています。
これだけのバリエーションがあるため、誰もが思い描く「かっこいい」に応えられる懐の深さがあります。
オメガの一般モデルにも共通していますが、筋目と鏡面仕上げの境界は明確に磨き上げられ、シャープな印象を生み出しています。
さらに、部位ごとにガラスやセラミックなど最適な素材を使い分けている点も特徴です。これらの要素は、オメガのノウハウに裏打ちされたものです。
そのため、好みの違いがあるかもしれませんが、一定の「かっこいい」が保証されたモデル群と言えるでしょう。
青の表現がそれぞれ個性的
腕時計の防水性が上がるにつれて青が濃くなる点はすでに本記事で触れていますが、それ以外にもダイアルのブルーで特筆すべき点は仕上げの違いです。
ダイアルに波の模様が描かれたものや、「チークパターン」と呼ばれる船のデッキを想像させるものとバラエティーに富んでいます。
特に「ウルトラディープ」では凝ったダイアルになっています。
深海の神秘にオマージュを捧げるとされ、ダイアルには、海底を表現したパターンが施されています。
モデルごとに個性が際立つ工夫が見て取れます。
素材、機能、作りすべて高品質
いくつかの事例を挙げながら、いかに高品質かをご紹介します。
ケースやメタルバンドに使われるステンレスはステンレス316L材が使用されています。
316Lの「L」はローカボンの意味で炭素量が少なく、耐食性、加工性が高いことを示しています。
つまり長持ちして美しい形状や仕上げを作りやすい素材を選んでいることが伺えます。
風防に使われるサファイアガラスは耐傷性に優れた人工サファイアクリスタルに無反射コーティングを施されています。
サファイアクリスタルは、加工プロセスに入る前に、ベルヌーイ法(火炎溶融法)という処理で酸水素炎を用いて原料を溶融します。
こうして作られたサファイアガラスはモース硬度9という卓越した硬度と透明性を保持し高い視認性を支えています。
腕時計の夜間の視認性を担保するのはインデックスや針に塗布された「スーパールミノヴァ」です。
オメガの時計ばかり見ていると当たり前になってしまいますが、こちらも高品質です。
日中の光を溜め込み、環境が暗くなると光る素材を蓄光材と言いますが、そちらにもグレードがあり、安いものでは輝度が低く、発光持続時間も短いものがあります。
間違いなくオメガの蓄光もその輝きから高品質と言えます。
耐磁性や精度も良し
オメガシーマスターサマーブルーは時計本来の機能も高品質です。
「超高耐磁性能ムーブメント」を搭載し、15,000ガウス以上の磁気の影響を受けない優れた耐磁性を誇ります。
加えて「マスタークロノメーター認定」も取得しており、METAS(スイス連邦計量・認定局)によって認定された耐磁性と高精度をうたうムーブメントであることが証明されています。
外装やムーブメント、視認性など様々な観点で捉えても高品質であることが分かります。
オメガシーマスターサマーブルーが似合う人
様々な魅力を語って参りましたが、似合う人とはどんな人なのでしょうか?
趣味趣向やファッション、年代において考察していきたいと思います。
ダイバーなど海に縁のある人
シーマスターですから、やはり海に関係する方は親和性が高いと言えます。
特に海のブルーを想起させるコレクションですから、装着していれば海を感じることができます。
ダイビングやヨットを楽しまれるシーンでも活躍しますが、日常生活の陸でも「海」に関わりを感じ、演出するのにふさわしい時計なので海に縁のある人に似合うことは間違いありません。
ブルー・ネイビー系統のファッションをする人
特に気温の高くなる夏にはカラーリングにも涼しげなブルーやネイビーを取り入れる機会が増えてきます。
キャップ、ハーフパンツやスニーカー、デッキシューズなどブルーの取り入れどころは様々ですが、そういったアイテムと腕時計でもブルー・ネイビー系統を取り入れることでこだわりを感じさせるファッションに昇華させることができます。
夏にぴったりの時計の選び方
夏にピッタリとはどういうことでしょうか?
ファッション性や気温の高さ、お出かけの多さ、お盆休みなどのオフの時間の過ごし方などさまざまに浮かびますが、想定される留意点をご紹介いたします。
ベルト素材で選ぶ
汗をかくシーンの多い夏ではベルトの素材は非常に重要です。
一般的にレザーベルトは汗に弱く傷みやすくなってしまいますので、夏は装着しないことがお勧めです。
では、何を選ぶかですが、選択肢はメタルバンド、ラバーストラップ、NATOストラップの3種類が選択肢に上ります。
メタルバンド
オメガシーマスターサマーブルーのコレクションではステンレス素材で作られたメタルバンドが用意されています。
当然ですが、汗にも強く真夏でも安心して使用できます。
メタルバンドでも駒が3列で構成されたものと9列のものとありますが、列数が多くなる程汚れが溜まりやすく、汗で溜まった汚れが溶け出してワイシャツの袖を汚すといったことがあります。
気にされる方は選択される際の参考にしていただければ幸いです。
ラバーストラップ
アクアタイマー、ダイバー300M、プロプロフなどで用意されていますが、汗への強さはメタルバンドと変わりませんが、重さが異なります。
オメガシーマスターサマーブルーのメタルバンドはステンレススティールですので、それなりの重さがあります。(オーナーにとっては心地よい重さですが)
軽さを求める方にはラバー素材のストラップがお勧めです。
NATOストラップ
オメガシーマスターサマーブルーの中にはNATOストラップが装着可能なものがあります。ラバー素材同様に軽い点もメリットですが、こちらの場合は取り外して洗うこともできる点も夏にぴったりです。
なお、布製であることであることから色の自由度が高く自分らしくカスタマイズするのにももってこいです。
カラーで選ぶ
オメガシーマスターサマーブルーのダイアルやラバーストラップの色は全てブルー系ですが、その防水性に応じて色の濃淡が異なります。
コレクションの中では防水性能が低めの150m(日常使いとしては充分)アクアテラなどは水色に近いブルーで爽やかな浅瀬や波を感じさせるものになっています。
防水性6,000mの水圧に耐える「ウルトラディープ」のダイアルは漆黒の深海を思わせる濃紺になっています。
水色に近いものはやはり、海上レジャーを想起させより軽やかです。
濃紺になれば防水機能も高くダイビングや海洋調査といったより重厚な印象を与えます。
ご自身の演出したい印象に合わせてカラーも選択することがお勧めです。
機能で選ぶ
オメガシーマスターサマーブルーのコレクションでは本中3針の中心に時分秒針が取り付けられたものであることが共通しています。
ここでは、モデルによって有無の分かれる機能について言及していきます。
回転ベゼル
一般的にはデザイン的に回転ベゼルがついているだけでダイバーズウォッチの基準を満たしていないものもありますが、オメガシーマスターサマーブルーは回転ベゼルが装着されているモデルは全てダイバーズウォッチだと認識されています。
そういった意味では本格的な水への対応を考える上では回転ベゼル付きを選べば間違いありません。
本来、潜水経過時間を測るものですが、出立時刻に回転ベゼルをセットし、到着時刻に何分経っているかなどの確認など日常でも活用もできますので、普段から楽しめる機能と言えます。
日付
こちらはダイアル上の穴に日付が表示される機能になります。
腕時計に日付表示を求めるのかどうかで選択が変わってきます。
「ダイバー300」「ウルトラディープ」「プロプロフ」が日付のないモデルです。
ワールドタイマー
こちらは「 アクアテラ ワールドタイマー」にのみ搭載された機能で、世界中の時間がわかるものになっています。
より国際的な仕事や旅行好きの方にお勧めの機能です。
防水性能
いずれも日常使いとしては充分以上の防水性を備えています。
ダイビングに使用できるものはオメガシーマスターサマーブルーのコレクションでは300m以上がダイバーズウォッチです。
クラスプのダイバーエクステンション
メタルバンドのクラスプ(留め具)には、ウエットスーツを着用した際に腕周りが太くなるため、簡単にバンドの長さを調整できる機能があります。
ダイビングをしない方にとっては、あまり使用する機会がないかもしれませんが、手持ち無沙汰のときに長さを調整して楽しむことができます。
年齢層でいうと20代後半から30代の男性
オメガの腕時計は高品質であり、年配の方にも似合うものですが、オメガシーマスターサマーブルーは特にその爽やかなブルーの色合いや冒険心を感じさせるデザインから、20代後半から30代の男性によく似合うと考えられます。
夏に何かが起こることを期待する、そのような高揚感が込められていると感じます。
もちろん、実年齢ではなく気持ちの若い方にもお勧めのコレクションです。
まとめ
オメガシーマスターサマーブルーは、夏の青空と海の色にぴったりのスタイルと機能性を兼ね備えたコレクションです。
各モデルは、ビジネスシーンやカジュアル、レジャーなど様々なシーンに対応するデザインと防水性能を持っています。
価格帯も幅広く、ラバーバンドのモデルは100万円以下、プロプロフなどの本格ダイバーズウォッチは200万円を超えることもあります。
また、防水性能や外観の違いなど、多様なモデルが揃っており、自分のライフスタイルや用途に合わせて選ぶ楽しみがあります。
シーマスターの長い歴史とオメガの技術力が詰まったオメガシーマスターサマーブルーが、あなたの夏の装いに素晴らしいアクセントを加えることを願っています。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年