「オメガの保証期間が5年に延長されたって本当?」
「オメガの保証期間について詳しく知りたい」
オメガファンに朗報です。
スピードマスター・シーマスター・コンステレーションといった高級時計を代表とする人気モデルを多数輩出してきたオメガですが、2018年7月1日以降に購入されたすべてのオメガウォッチに対し、国際保証を5年に延長することになりました。
そんなオメガの保証期間について詳しく知りたいという人は多いのではないでしょうか。
この記事ではオメガの保証期間について、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
延長の理由についても考察しますので、オメガに興味がある人はぜひ参考にしてください。
目次
国際保証が2年間から5年間に延長
これまでのオメガの国際保証期間はムーブメントによって保証期間が異なっていました。
コーアクシャル機構を搭載していないモデルは2年、コーアクシャルムーブメントモデルは3年~4年の保証期間でしたが、国際保証書に2018年7月1日以降の日付が入っていれば、どのムーブメントを搭載していても保証期間が5年となります。
ムーブメント | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
クォーツ Cal.1376, 4061等 |
2年 | 5年 |
非コーアクシャル脱進機 Cal.1861 |
2年 | 5年 |
コーアクシャル脱進機 Cal.2500等 |
3年 | 5年 |
マスターコーアクシャル Cal.3300, 9300等 |
4年 | 5年 |
マスタークロノメーター Cal.8500, 8800, 9900等 |
4年 | 5年 |
左:シーマスター 中央:スピードマスター 右:コンステレーション
延長の理由について
オメガが保証期間を延長した理由は主に以下の2つだといわれています。
■ライバルであるロレックスが2015年に5年保証を開始したこと
■最新設備を備えた工房をオープンしたこと
時計界において5年の国際保証を設けているブランドは、オーデマ・ピゲ、ユリス・ナルダン、ブライトリングなどごく僅かでした。
しかし、2015年にロレックスが国際保証を5年に延長。それにより、オメガもそれを追随せざるを得なくなりました。
また、最高品質のムーブメント規格「マスター クロノメーター」の導入、最新設備を兼ね備えた工房の開業したことも保証期間延長への流れを加速させたといわれています。
オメガ社のレイナルド・アッシェリマン社長兼CEOは「時計に対するオメガの基準は日々進化している。それはお客様がオメガの時計をさらに信用して使用していただけるということでもある」とコメントしており、以前にも増して品質管理に力を入れることを世界中にアピールしています。
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年
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