タグホイヤー・ウブロを筆頭に、近年の時計界ではアスリートや俳優を自社のアンバサダーとして起用することが増えています。
最近ではロレックスがタイガーウッズをアンバサダーに任命したことで話題と生みましたが、実は私達日本人の中にも高級ブランドのアンバサダーに任命された有名人が多くいます。
そこで今回は高級時計ブランドのアンバサダーに就任した日本人をまとめてみました。
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目次
ウブロ メジャーリーガー 田中将大選手
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ニューヨークヤンキースにて5年連続2桁勝利を収め、日本人最強のピッチャーとして確固たる地位を確立している田中将大選手。
そんな田中選手は2015年1月に日本人として初めてウブロアンバサダーに就任し、数々の限定コラボモデルの開発に携わっています。
田中選手が持つ「勝ち運」は成功者が手にする時計というコンセプトをもつウブロのイメージにピッタリです。
6年連続の二桁勝利、そしてサイヤング賞の受賞も是非期待したいと思います。
ゼニス プロゴルファー 小平智選手
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ツアー9勝ちを誇る超一流ゴルファーの小平智さん。同じプロゴルファーの古閑美保さんと結婚したことでも大きな話題を生みました。
小平選手は2016年にゼニスのアンバサダーに就任。
ゼニスは常に頂点を目指して戦っている小平選手と「天頂」という言葉が由来である自社にシンパシーを感じ、アンバサダー就任を打診したようです。
ちなみにゼニスのアンバサダーに就任した日本人は小平選手で2人目。最初の1人は元レッドソックス上原浩治選手です。
セイコー メジャーリーガー 大谷翔平選手
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2018年にロサンゼルス エンゼルスに移籍し、新人王を獲得した大谷翔平選手。プロ野球選手としてのポテンシャルは誰よりも高く、まさに日本に誇りともいえる存在です。
そんな大谷選手がアンバサダー契約を結んでいるのは、日本の技術力の証明である国産ブランド「セイコー」。
主に世界初のGPSソーラーウオッチ「アストロン」の大使として、世界中にその魅力を届けています。
シチズン プロテニスプレイヤー 大坂なおみ選手
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日本人初のグランドスラムシングルス優勝者として、世界にその名を轟かせた大坂なおみ選手。誰もが憧れるテニスプレーヤーとして、現在人気を爆発的に高めています。
大坂選手が提携を結んでいるブランドはセイコーと双璧を成す日本の名門時計ブランド「シチズン」。
優勝を収めた全米オープンの少し前にあたる8月末にブランドアンバサダーに就任し、同社代表取締役・戸倉敏夫氏よりエコドライブ 「Bluetooth BZ4006-01E」が贈呈されました。
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エコドライブ Bluetooth BZ4006-01Eは40.5mmのユニセックスモデル。試合中にも着用された、非常にタフな一本です。
ロジェデュブイ スノーボーダー 平野歩夢選手
2014年ソチオリンピック・2018年平昌オリンピック2大会連続銀メダリストである平野歩夢選手。
とくかくスタイリッシュな印象をもつ平野選手が提携を結んでいるブランドは知る人ぞ知る最高級のブランド「ロジェデュブイ」です。
常識にとらわれない平野選手と革新的なロジェは誰が見ても相性抜群に思えます。
パネライ 俳優 反町隆史さん
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「パネライ」は2018年11月17日に銀座ブティックを並木通り内で移転オープンしたことを記念し、俳優の反町隆史さんがアンバサダーに任命しました。
CEOであるジャンマルク・ポントルエ氏は「エレガントで多才な彼は、パネライのアイデンティティを完璧に体現しています。」と反町隆史さんに対する熱い思いを語り、「日本におけるパネライのアンバサダーという役を担っていただけて光栄です。」というコメントも残しています。
ちなみに反町さんは20年以上前のモデル時代に初ギャラでパネライを購入し、その後も複数のパネライを愛用し続けている生粋のパネライファンです。同ブランドにおいて「初の日本人アンバサダー」となり、日本においてパネライの世界観を広める重要な役割を担うこととなります。
ウブロ プロサッカー 本田圭祐選手
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輝かしい功績を残し、日本代表から退いた本田圭祐選手。現在はカンボジア代表監督兼GM・オーストラリアのメルボルンビクトリーFCでプレーを続けています。
以前はガガミラノと契約を結んでいた本田選手ですが、近年はウブロのアンバサダーとして、世界中にウブロの良さを拡散中。両手に高級時計を着けても違和感がないのは本田選手ならではの特権です。
タグホイヤー プロサッカー 香川真司選手
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ロシアW杯にて活躍した香川選手はタグホイヤーとアンバサダー契約を結んでいます。サッカー選手は近年ウブロとの結びつきを強めていますが、香川選手はタグホイヤーとの契約を大事にしており、その絆は簡単には解けません。
ロシアW杯ではサムライブルーをイメージした日本代表限定モデルがウブロから発売されましたが、そのキービジュアルには香川選手は写っていませんでした。
香川選手はタグホイヤーのアンバサダーなので、競合他社のキービジュアルに使用するのは難しかったのだろうと想像することができます。
タグホイヤー プロテニスプレーヤー 錦織圭選手
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テニスプレーヤーとして世界中で絶大な人気を誇る錦織圭選手。彼のブランド価値は全てのアスリートの中で堂々の第17位(2015年)にランクインしたことがあり、世界中で活躍する日本人アスリートの中で、最も商業的価値がある存在と言えます。
そんな錦織選手とタグホイヤーは2012年2月、当時世界ランク18位の時よりスポンサー契約を締結し、その後6年間パートナーシップを結びました。ただ、2018年末時点では両者との契約終了しており、次にどの時計ブランドが錦織選手と契約を結ぶのかは注目の的となっています。
ロンジン 体操 内村航平選手
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ロンジンは2018年に2012年ロンドン大会・2016年リオデジャネイロ大会の個人総合種目でオリンピック2連覇を達成している体操選手、内村航平選手を日本人初の「ロンジン エレガンスアンバサダー」として迎え入れました。
内村選手は世界的に注目度が高い「コンクエスト」を主に着用し、ロンジンアンバサダーとして活躍を続けています。
まとめ
現在の時計界はスポーツモデルが売れ筋ということもあり、アンバサダーに起用される日本人は一流アスリートばかり。国内のみならず全世界に影響を与える選手だからこそ、アンバサダーとして輝きを放ちます。
尚、アンバサダーとして契約を結んでいる日本人は今回紹介した10名だけではありません。
まだまだたくさんの日本人アンバサダーが時計界には存在しますので、興味がある方は是非探してみてください。
当記事の監修者
南 幸太朗(みなみ こうたろう)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ
学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。
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