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【年代別】高級時計初心者の為の最初の一本にオススメのモデルと、選び方のポイントをご紹介！
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初めて買う高級時計・・・高い買い物だからこそ絶対失敗したくはないですよね。
そんなあなたの為に、今回はこれだけ押さえておけば大丈夫！というポイントと、始めの一本として間違いない時計を20代、30代、40代の年代別にご紹介していきます。
目次
基本的な時計選びの知識・選び方のポイント
高級時計を買おうと思っても、ある程度の予備知識がなければどこで何をかったらよいのか分からないと思います。
ここでは高級時計を購入する際に是非知っておいて欲しい4つのポイントを伝授します。
①機械式とクォーツのどっちがいいの？
時計の機構は大きく分けて機械式とクォーツの２つがあります。
簡単に言ってしまえば、クォーツは電池の力で水晶を振動させて時計を動かす、安価な時計にもよく使われている仕組み。
機械式時計はゼンマイを巻き上げた力で時計を動かす言わばアナログな仕組みです。
高級時計には、このクォーツと機械式の両方が存在しますが、その多くは機械式であり、基本的に機械式の中から選択することが多くなります。
②見落としがち！サイズ感はとても重要
実物を見て試着してから購入出来れば一番良いですが、それが出来ない方はインターネット等で購入を検討されている方も少なくないのではないでしょうか。
その際、気を付けたいのが“サイズ感”。
一般的にメンズの高級腕時計のサイズは36mm~45mm程と幅広く、いくらデザインが気に入ってもサイズが合っていなければ台無なんてことも。腕周りが細い方は特に選ぶ際には気を付けたいところです。
③新品よりも中古がオトク
高級時計の購入する際、新品で購入するのも勿論良いですが、実は中古品だとかなりお得に手に入れられるものもあります。
中古というと「傷だらけなんじゃ・・・」といった心配をされる方もいらっしゃるかもしれませんが、一般的に“仕上げ”と呼ばれる研磨によってケースやブレスレットの傷の多くは取ることができます。
また、クォーツ式と比べて機械式は、メンテナンスさえ怠らなければ、製品の寿命は長いので中古品でも末永く使うことが出来ます。
ただ、中古品選びは商品の状態の良し悪しが重要であり、メンテナンスの有無や程度もそのお店の方針によって違うので、信頼出来るお店で購入することをオススメします。
④正規品と並行輸入品
腕時計を買う際に「並行輸入品」と書かれているのを目にするかと思います。
並行輸入品とは、一般的に海外で販売されている時計をバイヤーが買い付けて販売しているものを指します。
日本で購入する正規品と海外で販売されているものでは全く同じ商品であっても、為替の状況や設定されている価格が大きく異なることが多く、並行輸入品であれば半分以下値段なんてことも。
ただ、ブランドによってはメンテナンスの料金に差が出るなどの差別化を図っているメーカーもあるので、その辺りも購入前に検討したほうが良いでしょう。
20代にオススメの時計
社会人として世間に出たばかりの20代の方は、フレッシュで爽やかなイメージを放つ時計がベストです。
オメガ・タグホイヤーあたりは価格のリーズナブルですので、比較的お買い求めやすいと思います。
タグホイヤー
F１やサッカーなど多くのスポーツに協賛しているので、スポーツが好きな方なら聞いたことがあるのではないのでしょうか。
オメガと比較されることの多いブランドでありながら、並行輸入品であればほとんどの商品が15~30万前後のリーズナブルな価格で手に入ります。スポーティーで先進的な男心をくすぐるデザインが得意です。
タグホイヤー アクアレーサー 300M WAY101A.BA0746
アルミニウム製ベゼルとクォーツ・ムーブメントを搭載したアクアレーサー。300m防水、逆回転防止型ベゼル、ねじ込み式リューズ、潜水中に最適な視認性を得るためのインデックスと針の幅広夜光マーカーなど、過酷な状況下にも耐えうるダイバーズウォッチです。
タグホイヤー カレラ クロノグラフ キャリバー16 CV201AJ.BA0715
スタイリッシュな風貌から人気を博しているカレラ。このモデルは100m防水対応のステンレススティールケースに、キャリバー16を搭載したクロノグラフモデルです。文字盤・ベゼルがブラックで統一された男性らしいデザイン。裏蓋にはアルゼンチンの伝説的F1ドライバー、ファン・マヌエル・ファンジオのレリーフが刻まれています。
オメガ
アクアテラクォーツは20万円以下の比較的リーズナブルな価格でオメガブランドを手にすることが出来るオススメの商品です。
クォーツなのでメンテナンスの手間もなく、高級時計が初めての方でも今までと変わらない感覚で使えるのが嬉しいです。
オメガ シーマスター アクアテラ 231.10.39.60.06.001
2013年に発売されたアクアテラの定番モデル。アプライドインデックスから夜光塗料のアワーマーカーへと変更になり、“Seamaster”の表記は12時下に移動されました。時針だけを動かすことができなくなりましたが、日付の早送りができるようになっています。
ムーブメントには日常使用で使い易いオメガ自社製クォーツムーブメント・オメガ4564を搭載しています。
ハミルトン
比較的手が出やすい高級時計として一定の地位を築いているのがハミルトン。
リーズナブルな価格でありながら、だれからも受け入れられる優れたデザイン性の商品が多いことが特徴。
10万円前後で殆どの商品が射程圏内なので高級時計の始めの一歩としてはピッタリのブランドです。
ミリタリーウォッチとして全世界に名が知れ渡っているハミルトンのカーキ フィールド。タフなボディに視認性の高いインデックスが特長で、秒針先のレッドが良いアクセントになっています。シンプルでありながら、どのようなシチュエーションでも着用できる、オールマイティなモデルです。
第二次世界大戦時に生産されていたミリタリーウォッチがモチーフとなっている「カーキ・フィールド」。シルバーダイアルはシンプルで視認性に優れ、本格的実用時計を作り続けているハミルトンならではと言えます。
ケース径38mmのサイズ感とシックなブラウンレザーストラップの組み合わせは、細身の男性でもオシャレに着けられる一本となっています。
ユンハンス
「マックスビル」が定番。
計算しつくされたデザイン性の高さは、時計に詳しくない人でも目を引きます。
同じマックスビルでも自動巻き、手巻き、クォーツ、クロノグラフなど様々なバリュエーションがあるので、用途や好みで選ぶことが出来ます。
バウハウスの巨匠マックス・ビル氏がデザインした名品です。様々なバリエーションがありますが、こちらはシルバーダイアルにブラックレザーベルトを組み合わせたシックな38mmクォーツモデルです。控えめでクラシカル、でも遊び心が垣間見える顔立ちは身に着けるシーンを選びません。
30代にオススメの時計
30代といえば社会人として脂が乗ってくる時期です。
これまで高級時計を手にしたことがなかった方も、是非一度購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
IWC
一般的な知名度はそれほどではありませんが、高級時計としては一目置かれる非常に有名なブランド。
シンプルで知的な印象の時計が多く、派手な印象や知名度はなくともそのつくりの良さや、デザイン性の
高さから女性からの支持も高いようです。
「青針」と呼ばれるIWCの一番人気モデル。女性にも上司にも間違いなく好印象を持たれるでしょう。
スッキリとしたシルバーの文字盤に、ブルーの針とアラビアインデックス。
1930年代にポルトガルの時計商が、IWCに発注した事がポルトギーゼの始まりと言われており、IWCを代表するシリーズとなっています。
IWC パイロットウォッチ クロノグラフ オートマティック IW377710
2016年に発表された人気モデル「パイロットウォッチ・クロノグラフ・オートマティック」。1940年に発売されたオリジナルモデルによく似ているクラシックなデザインが特徴です。
裏蓋にはドイツのユンカース社の「Ju52航空機」をエングレービング。旧モデルに採用されていた3日分の日付表示から1日分に変更されスッキリとした印象になりました。
パネライ
イタリア発のブランドであるパネライは、まさにイタリアの伊達男のような色気のある時計です。
20代とは違った魅力を持つ30代男性だからこそ似合う、大人の魅力が詰まっています。
パネライ ルミノール パワーリザーブ M番 PAM00090
2001年に発表された“ルミノール・パワーリザーブ”の2ndモデルです。ムーブメントには「永遠の名機」と呼ばれ、多くの腕時計に採用されたバルジュー7750-P1ベースのOP-IXを採用しています。視認性を壊すことのないデザインは、斬新でありながら計算し尽くされた絶妙なバランスで配置されています。
ロレックス
ご自身の30歳の節目や、昇進の記念、お子様に将来お譲りになる時計として、お子様の生まれた時にご購入されるかたが多いです。やはり、“高級時計と言えばロレックス”というイメージは根強いです。
シンプルでありながらも上品な存在感をもつエクスプローラー214270。
スーツの袖口にピッタリと収まる39mmケースにビジネスを妨げないシックなブラック文字盤が魅力です。
ロレックスの全てのモデルの中で最も多く売れるモデルとしてもしられています。
エクスプローラーと双璧を成すロレックスの人気モデル。
スポーティなフォルムでありながら、ビジネスシーンにおいても違和感がありません。
40代にオススメの時計
40代には威厳や落ち着きが求められます。
それは時計にも当てはまり、20代の頃とは一味違う時計の選び方が必要となるでしょう。
グランドセイコー
「最高の普通」をコンセプトに掲げるグランドセイコーは、派手さはなくとも、高い実用性と、値段以上のクォリティでファンの心を掴む日本企業らしいブランドです。
いやらしさのない高級時計が欲しい方にオススメです。
グランドセイコー スプリングドライブ GMT マスターショップ限定 SBGE011
SBGE011はクラシカルな面持ちのグランドセイコーメカニカルタイプに、GMTとパワーリザーブ機能を搭載したモデルです。インデックスの内側に施された24時間表示は、視認性がよく、すっきりとしたモダンな雰囲気を作り出しています。
搭載している“Cal.9R66”は、専任チームの手作業により一つ一つ丹念に組み立て調整を行なった後に、ムーブメント単体の精度を6方向の姿勢と3段階の温度に設定した環境で17日間にわたって検定する「グランドセイコー規格」の基準を満たした高精度メカニカルムーブメントです。
デイトナ
ロレックスの中でも多くの人が憧れる高嶺の花である「デイトナ」。
見た目のカッコよさ、知名度、資産価値の高さの三拍子揃った一生モノに相応しい時計です。
2016年のバーゼルワールドで発表された116500LNは現在のロレックスにおいて最も人気のあるモデルといっても過言ではありません。
前作ではステンレス製だったからベゼルは傷のつきにくいセラクロムへ変更され、文字盤のインダイヤルの縁取りもブラックとなり、より精悍なイメージになりました。
約72時間というロングパワーリザーブ設計に加え、防水性100mであることも魅力です。
オーデマピゲ
世界最三大高級時計に数えられるオーデマピゲ。
その中でもスポーツエレガンスという言葉がぴったりな、上品さとダイナミックさが融合したのが「ロイヤルオーク」。その名に相応しい王者の貫禄を感じるモデルです。
“どうせ手にするなら最高峰が欲しい” そんな方にオススメしたいモデルです。
オーデマピゲ ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.01
オーデマピゲを代表し、ラグジュアリースポーツウォッチの代名詞とも言える“ロイヤルオーク”。
多くの人気モデルを産み出してきたジェラルド・ジェンタ氏によってデザインされ、1972年のファーストモデルから高い人気を誇るスポーツウォッチです。2012年の新作であるこちらのモデルは、ケース径41mmと従来のケース径(39mm)よりも2mm大きくなっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。気になる一本は見つかりましたか？
非常に高価なイメージのある高級時計も、並行輸入品や状態の良い中古品を選ぶ等、工夫をすれば思いのほかリーズナブルに手に入ります。
思い切って高級時計を着けることで、仕事の姿勢や普段の立ち振舞いが変わるというかたもいらっしゃいます。
今回ご紹介したポイントさえ抑えて、自分だけの最高の一本を見つけて下さい！
当記事の監修者
南 幸太朗（みなみ こうたろう）
（一社）日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ
学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。
