シェア文化が拡散したことで、妻や彼女との腕時計のシェアリングは珍しくなくなった。しかも近年は過去のミニマルデザインが再評価され、腕時計もダウンサイジングが進行しており、シェアに好都合な条件が整った。腕が細い女性との共用ならケースは37㎜以下がお薦めで、とくに華奢ならチューダーの「ブラックベイ 32」がイチ押し。3針だから操作も楽だし、シンプルなラウンドケースと爽やかなブルー文字盤も好感度が高い。当然、男性もスマートに着けこなせる。インパクトが足りなければ、8角形のオーデマ ピゲ「ロイヤルオーク」や角型のカルティエ「サントス100」など、個性的なフォルムのミドルサイズモデルを選ぼう。別視点でのシェア利用としては、同シリーズから2本選んでペアとシェアを同時に楽しむ方法もある。オメガの「スピードマスター 38」やIWCの「パイロット・ウォッチ・オートマティック 36」は、文字盤違いで異なる印象を持ち、男女が交換し合って使うことも可能。さらにノモスの「メトロ ネオマティック 39」は、交換が容易なクイックチェンジ機能付きのストラップだから、ストラップは自分専用とし、時計本体のみをシェアする使い方もできる。
ラインナップが幅広いデイトジャストなら、ペアモデルの成立は無限大。同じデザインのサイズも選べる。シェル文字盤の光沢は同じものがひとつとしてないので、さりげなく個性を主張できる。自動巻き。
機能的価値とインパクト絶大なリューズプロテクターを備えるルミノールを、40㎜のミッドサイズに落とし込むことに成功。メンズをブラック、レディースをホワイトのダイヤルにすればグッとペア感が高まる。自動巻き。
自動巻きのメンズにはマイクロブラスト加工を施したセラミックケースを、クォーツのレディースにはサテン&ポリッシュの仕上げを施して36個のダイヤをセットしたセラミックケースを採用。ブルー基調の2018年新作。
セラミック時計の象徴、「J12」もペアで揃えられる。ココ・シャネルが重視した黒(写真)と白以外に、2011年からその中間色であるクロマティック(グレー)も選べるように。メンズは自動巻き。レディースはクォーツ。
タグホイヤー随一の人気シリーズはクロノグラフがメジャーな存在だが、シンプルな3針バリエーションは隠れた名機として評価が高い。実用的なカレンダーも備えており、オンオフ問わないクラシックデザインも秀逸だ。メンズ、レディースともに自動巻き。
ベゼルに“BVLGARI”の文字を刻んだ、1975年製のプロトタイプ以来のオリジナリティを継続する定番作は、同じ刻印が入ったビー・ゼロワンリングと併せるのもコーディネートのひとつ。メンズは自動巻き。レディースはクォーツ。
クリスマスシーズンにニーズが高まるのがペアモデルだ。いっしょにセレクトするのも楽しいひと時として思い出になるし、男性にとっては腕時計を買う“口実”にもなる!?
女性視点の厳しいモデルチェックをパスする、淑女が好むメンズウォッチを紹介。“有名ブランド好き”“シンプル好き”“スポーツ好き”の3通りの女性の嗜好でジャンル分け。
今どきは腕時計もシェアする時代。ミニマルなミッドサイズモデル1本を共同利用したり、バリエーション違いを日によって交換し合ったりなど、2人なら2倍楽しめる!!
妻や彼女へのプレゼントは指輪やネックレスより腕時計!! 実用的な正統派からアクセサリー的なモデルまで、ラインナップは多種多彩。3タイプの女性別にお薦め時計を厳選。