「ロレックス ヨットマスターのキャンディってどんなモデル?」
「ヨットマスター キャンディについて詳しく知りたい」
2017年バーゼルワールドで発表され、たちまち注目を浴びた「ロレックス ヨットマスター 116695SATS」通称「キャンディ」。
色とりどりのカラーストーンのインパクトと、高騰する取引価格から目が離せなかったこのモデル。
そんなヨットマスター 116695SATSについて知りたいという人は多いのではないでしょうか。
ヨットマスター 116695SATSの最大の特徴は、カラフルなキャンディのようにベゼルにセッティングされたカラーストーンです。
この記事ではヨットマスター キャンディ(116695SATS)の魅力や特長を、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
取引価格についても解説しますので、ロレックスに興味がある人はぜひ参考にしてください。
ロレックス ヨットマスター 116695SATS キャンディ
約半年前に当店の買取専門ブログ記事でもご紹介しているこちらのモデル。手元に実物のある今、どなたかにご成約されてしまう前に(笑)細部まで観察してご紹介したいと思います!
参考記事:プレミア価格のヨットマスターをご紹介
目次
ポップなカラーストーン
やはり一番の注目ポイントは、カラフルな飴玉のようにベゼルにセッティングされたカラーストーンたち。
ピンク→イエロー→ブルー→オレンジ→グリーンの順番に並んだストーンは、グリーン以外の4色はそれぞれ色の異なるサファイヤが32個、グリーンの8個のストーンは「ツァボライト」と呼ばれる宝石だそうです。
これだけ整ったカラーバランスの天然石を選び抜き、贅沢なテーパードバケットカットで使用できるところが流石ロレックス。着想からデザイン、そして実現まで並ならぬこだわりが貫き通された逸品だと感じられます。
12時位置には逆三角形にカットされたダイヤモンド。その両隣のグリーンツァボライト、ピンクサファイアは三角形のダイヤに合わせて他とは異なる形状が取られているので、ベゼル全周にストーンを隙間なく配置するデザインが叶っています。
べつに、ここまできたら他の石と同じ形状のダイヤをグリーンとピンクの間に配置したとしても十分なインパクトだったのに(そもそもベゼルに数字が書かれていないからカウント機能は望めないのに)、「ヨットマスターのベゼル12時は逆三角」の信念を貫いている(?)点には感服です。(ヨットマスターIIでは、ベゼル12時位置は数字の「5」になります)
キラキラと美味しそうな雰囲気がまさに飴玉。缶入りのドロップスのようで、眺めているだけでもワクワク感がありますよね。妥協のないストーンの大きさがあってこそのインパクトです。
ケース・ベルトも唯一無二のクオリティ
ケース素材はロレックスが特許を取得している「エバーローズゴールド」。従来のピンクゴールドよりはるかに退色しにくく、色がポイントのこちらのモデルにはうってつけの素材です。
また、2015年に発表されてこちらも大注目となった「オイスターフレックス」ベルトを採用。金属製のブレスレット並みの堅牢性、防水性を誇るロレックス特許取得のラバーベルトです。
↓ベルト内側に施されたこのクッション部分が着け心地のポイント。程よい弾力で蒸れや痒みを軽減します。
ムーブメントは厳しい自社基準をクリア
ヨットマスター40シリーズの搭載ムーブメントは自社製キャリバー3135。クロノメーター規格が-4~+6秒であるのに対し、このムーブメントの出荷基準は-2~+2秒。
ダイヤル上に「SUPERLATIVE CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」の文字が刻まれます。
取引価格は・・・
前回の記事にて取り上げた段階では定価不明の状態でしたが、2018年6月現在、国内定価6,750,000円と確認できます。
とはいえ新品実勢価格は10,200,000円程度で推移しており、一時期は約1300万円と定価の倍近くの価格で取引されていた事も。
おわりに
最後に基本スペックを掲載。
ケース径:40.0mm
重量:158g
防水性:100M
パワーリザーブ:48時間
国内正規店での陳列はなかなか見込めず、在庫のあるショップも限られていますが、只今でしたら当店でご覧頂く事が可能です!
元気が出るようなカラーストーン1つ1つの鮮やかさを、ぜひ間近でお楽しみいただければと思います♪
ロレックス ヨットマスター 116695SATS 商品ページ
当記事の監修者
池田裕之(いけだ ひろゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年
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