「ロレックス エアキング14000と14000Mの違いって何だろう?」
「ロレックス エアキング14000と14000Mだったらどちらを選んだら良い?」
一見すると「どこが新しくなったのか」わかりづらい、ロレックス エアキング14000と14000Mの違いについて知りたいという人は多いのではないでしょうか。
この記事ではエアキング14000と14000Mの違いを、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
2つのモデルの大きな違いは安定性とメンテナンス性が高まった点です。
使用方法の違いについても解説しますので、エアキングのご購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
初代エアキングRef.5500が登場したのが1940年代後半。
マイナーチェンジを繰り返しながら1988年頃まで製造されました。
1990年頃に次世代モデルとしてRef.14000が登場します。
プラスチック風防からサファイヤクリスタルへ変更され、ムーブメントが毎時19,800振動から28,800振動へ変更されました。
2000年頃にRef.14000Mが登場。
Ref.14000とデザイン面での大きな違いはありませんが、テンプがシングルブリッジからツインブリッジへ変更され、安定性とメンテナンス性がアップしました。
ガラス6時位置に王冠マークの透かし彫りが入ります。
またケースサイドの時計とブレスレットを繋いでいる横穴が塞がりました。
製造期間:1990年頃 ~ 2000年
搭載ムーブメント:Cal.3000
製造期間:2000年 ~ 2007年
搭載ムーブメント:Cal.3130
見た目は一緒ですので、パッと見て判別はつきません。
見分け方としては
- Ref.14000はリューズを6時側に回すと針が進みます
- Ref.14000Mはリューズを12時側に回すと針が進みます
ロレックスの数あるコレクションの中では、比較的低価格で展開されている事、また外観も操作性もシンプルな事から、ロレックス入門モデルとしてお勧めできます。
当記事の監修者
池田裕之(いけだ ひろゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年