「デイデイト 18238と118238の違いって何だろう?」
「デイデイト 18238と118238だったらどちらを選んだら良い?」
一見どこが変わったのかわかりづらい、ロレックスデイデイト 18238と118238の違いについて知りたいという人は多いのではないでしょうか。
2つのモデルの大きな違いはケースのラインです。
この記事ではロレックス ロレックスデイデイト 18238と118238の違いを、GINZA RASINスタッフ監修のもと解説します。
細かい体裁の違いについて解説していますので、デイデイトのご購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
デイデイトは1956年に誕生したロレックスの最上級ラインです。
ステンレスモデルが存在せず、プラチナ・ホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドの4つの素材のみが使用されています。
ダイアル12時位置には”曜日表記”を採用。
リューズの形状は、プラチナモデルがドットが1つ、その他モデルにはドットが2つとなり、デイデイトにしか存在しない特別な仕様です。
ブレスレットの形状も特徴的で、アメリカ大統領アイゼンハワー氏に送られた事をきっかけに、「プレジデントブレス」と呼ばれるようになりました。
ロレックスの威信を懸けただけにその完成度は群を抜いており、 「富と成功の証」とも言われています。
それではデイデイトの系譜を見てみましょう。
リファレンス | 製造期間 |
---|---|
Ref.118235/118238/118239/118206 | 2001年 ~ 現在 |
Ref.18238/18239 | 1980年代後半 ~ 2000年 |
Ref.18038/18039 | 1970年代後半 ~ 1980年代後半 |
Ref.1803 | 1960年代 ~ 1970年代後半 |
Ref.6611 | 1957年 ~ 1958年 |
Ref.6511 | 1956年 ~ 1957年 |
製造期間:1980年代後半 ~ 2000年
搭載ムーブメント:Cal.3155
肉厚なケースだった前作(Ref.18038)に比べケースが薄くスマートになり、ダイヤルバリエーションも豊富になりました。
ムーブメントはCal.3055からCal.3155へ改良されています。
シングルブリッジ方式からツインブリッジ方式を採用することにより安定性とメンテナンス性が向上しました。
製造期間:2001年 ~ 現在
搭載ムーブメント:Cal.3155
全体的に丸みを帯びたケースラインへ変更され、ラグ・ブレスサイドまで鏡面に磨き上げられることにより高級感のあるデザインに進化しました。
ムーブメントにはデイデイト専用のCal.3155を継続して搭載しています。
Ref.18238からの主な変更点は
- ケース:全体的に丸みを帯びたケースラインになり、ラグが鏡面仕上げに変更されました。
- ブレスレット:ブレスサイド部分が鏡面仕上げとなります。
- ダイヤル:インデックスと針が大きくなり視認性が向上。
- 風防:風防の6時位置に王冠の透かしが入りました。
尚、118238はイエローゴールドモデルですが、同型の材質違いもございます。
- 118235(ピンクゴールド)
- 118239(ホワイトゴールド)
- 118206(プラチナ)
また、2008年からデイデイトの進化モデルとしてデイデイトIIが新たに販売されました。
ムーブメントにCal.3156を搭載し、パラクロムゼンマイやパラフレックスショックアブソーバーの採用により耐衝撃性、耐磁性が向上しています。
バリエーションが豊富なモデルですので、ぜひ当店の商品一覧をご覧になってください。
当記事の監修者
池田裕之(いけだ ひろゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年