2021年4月7日、既に事前のティザームービーからも予測されていた新型エクスプローラーII 226570が登場しました。
しかしながら同時リリースとなった新型エクスプローラーIと比較すると、エクスプローラーIIは一見して新旧で大きな違いがないことに、良くも悪くも―あるいは往年のデザインが守られたことへの安堵感,あるいは喧々諤々されていた予想が裏切られたことへの肩透かし―時計業界に波紋を投げかけることとなりました。
とは言え実機をよくよく比較してみると、ロレックスの「最前線」が巧みに組み込まれていることに気づかされます。
この記事では、GINZA RASINに入荷してきた新型エクスプローラーII 226570と先代216570の実機を用いて、違いを徹底比較してみました!
目次
エクスプローラーII 新旧モデル 216570と226570
ご存知エクスプローラーIの上位機種となる、エクスプローラーII。
1971年の誕生以来、エクスプローラーIとは異なり、いくつかのデザイン変遷を経つつ進化を遂げてきたコレクションでもあります。
なお、誕生当初は「太陽光の届かない洞窟でも、24時間判別を容易とする」といったコンセプトがあったようですが、第二世代Ref.16550以降は短針の単独稼働を仕様とし、GMTマスター同様に第二時間帯表示が可能となりました。
2021年は誕生から50周年ということ,加えて新作見本市Watches & Wondersの一週間ほど前からロレックスが公開したティザームービーでエクスプローラーIIと思しき個体が確認できたことから、早い段階でエクスプローラーIIは確信を以て新作予想談義がそこかしこでなされていたものです。
また、ロレックスは50周年という数字を大切にしてきました。過去には2003年のサブマリーナ 16610LV(初のグリーンサブ),2013年のプラチナ製デイトナ 116506 アイスブルー文字盤,2017年のシードゥエラー 126600「赤シード」等、各コレクションでアニバーサリーモデルとも捉えられるべき、特別な新作を節目ふしめで発表してきたのです。加えてエクスプローラーIIは、1991年に第三世代のRef.16570,2011年に先代のRef.216570といったように10年単位で何らかの新型が登場しているので、「何かすごい新作が出るのではないか」といった期待がいやがうえにも高まったもの。
しかしながら蓋を開けてみると、新型エクスプローラーII 226570、デザイン面ではマイナーチェンジに留まったと言わざるをえません。
そんな新旧モデルの詳細スペックを、まず最初にご紹介致します。
ロレックス エクスプローラーII 216570
型番:216570
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:42mm
ムーブメント:Cal.3187
製造年:2011年~2021年
定価:875,600円(税込)
ロレックス エクスプローラーII 226570
型番:226570
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:42mm
ムーブメント:Cal.3285
製造年:2021年~
定価:898,700円(税込)
前述の通り、216570は2011年に発表された、エクスプローラーII第四世代です。
20周年ぶりにリリースされた新型であり、ケース直径が40mmから42mmへとアップサイジングしたこと。初代モデル(Ref.1655)の意匠であったオレンジ色の24時間針を復刻させたこと。またエクスプローラーII専用ムーブメントCal.3187が搭載されたことで、現行エクスプローラーII人気の礎を築いたモデルと言っていいでしょう(Cal.3187については後述)。
↑エクスプローラーII 先代216570の黒・白文字盤
なお、エクスプローラーIIはスポーツロレックスの中ではやや特殊な存在です。とりわけデザインは定番外しでしょう。
もともと1970年代という、レトロ・フューチャーが一世を風靡していた時代に誕生したゆえか、独創的な雰囲気をまといます。近年ベゼルのセラクロム化を進めるロレックスの中において、今なお精悍はメタルベゼルを堅持していることや、ヴィヴィッドなカラーリングの24時間針が、それを物語りますね。
そのため新作では「セラクロムベゼルになる」「エクスプローラーIIの中でもレア仕様として名高いアイボリー文字盤が出る」などと当店でも予想を致しましたが、デザインは先代が踏襲されたことは前述の通りです。
それでは次項より、エクスプローラーIIの新旧比較を、実機を用いて行いたいと思います。
ロレックス エクスプローラーIⅠ 216570と226570の違い
上記の画像が、216570と226570を並べてみたところです。
変更点は以下の通りです。
①針(ただし一部仕様が黒・白文字盤で異なることに)
②ラグが細くシャープに,これに伴いブレスレット幅も変更
③ベゼルの仕上げ
④文字盤ディテール
⑤ムーブメントの変更
⑥ムーブメント変更に伴う操作方法の違い
繰り返しになりますが、デザイン面に大きな変化は見受けられません。
ベゼルはサテン仕上げに24時間目盛りが力強いブラックで埋め込まれており、ケース直径は42mm。また、夜光塗料が塗布されたインデックスとベンツ針,黒・白文字盤の二種展開といったところも同様です。
重量は旧型エクスプローラーII 216570が159グラムであることに対し、226570は164グラムでした。これはムーブメントが変わったことによる微細な違いであり、装着感の優劣はないと言い切って良いでしょう。
では、細部にはどのような違いがあるのでしょうか。
①針
新旧エクスプローラーIIで大きく変わった点と言えば、「針」にあるのではないでしょうか。
なお、先代216570同様、黒・白文字盤で異なる仕様が採用されることとなりました。
まず黒文字盤をご覧下さい。
従来、エクスプローラーIIの黒文字盤の針の根本は、ブラックコーティングが施されていました。これは時針・分針に加えて24時間針も同様です。まるで針が中央から浮き出てくるような様相から、「ファントム効果」などと呼ばれることもあります。
※216570の黒文字盤
一方新作ではこのブラックコーティングがなくなることに。とりわけ24時間針がオールオレンジになったことから、視認性が増したといった声も聞かれます。時分針も全てポリッシュされたメタルとなったことで、煌びやかさがいや増しました。
出典:https://www.rolex.com/ja
なお、白文字盤の方はまだ実機を確認していませんが、先代同様にインデックス・時分針に黒い縁取りが施されています。白文字盤の針は新旧に大きな違いはないと考えられますが、ロレックス曰く「マット仕上げが際立つブラックラッカー」と称しており、先代よりも光沢が抑えられ落ち着いたイメージを有したのかもしれません。こちらは、実機が入荷次第、また比較していきたいと思います。
ちなみに余談ですが、エクスプローラーは216570から、24時間針が短針の上にセッティングされるようになりましたが、5桁時代は短針の下に存在しました。226570でも、短針の上に24時間針が配されています。
②ラグが細くシャープに
新作226570は、216570に比べてラグ部分が1mm細くなった設計です。
とは言えラグのシャープ化はエクスプローラーIIだけの新しい仕様ではなく、近年のロレックスが行うアップデートの一つとなります。例えば2018年発表の新型ディープシー 126660や2020年発表の新型サブマリーナ126610(およびノンデイト 124060)でも同様の再設計が行われています。
上記二機種も、あまり外装デザインに先代から大きな変更は加えられませんでした(とは言えサブマリーナのケース直径アップは驚かされましたが)。
ラグが細くシャープになったことで、どこかスタイリッシュな印象に。
なお、ケース直径は変わらないため、ラグ変更に伴いラグ幅も22mmとなり、ブレスレットのコマ幅もまた変更されていることがわかります。
ちなみにもう一つのロレックスの近年の動向として、リューズガードの弧が若干ながら変更されているという点も挙げられます。かなり微細な違いとはなるものの、弧の部分が急になったような印象となりました。
しかしながら、サブマリーナや同期の新型エクスプローラーIはコマ数もまた変更されていましたが、新型226570では216570同様12時側に7.5コマ(大コマ7つ,半コマ1つ)・6時側に5コマが踏襲されました。
また、セーフティキャッチが付属したバックルと5mm単位の調整可能なイージーリンク(エクステンション)もまた、変更はありません。なお、エクスプローラーのイージーリンク調整は、穴が三つついた、工具を要するタイプとなります。
③ベゼルの仕上げ
前述の通り、大方が予想したセラクロムベゼル化はなく、従来の精悍なメタルベゼルが採用された226570。
サテン仕上げにエッジ部分は鏡面仕上げが施された、細やかな装飾性を持つ当該パーツですが、実は風防側の部分の鏡面仕上げは排されていました。画像は黒文字盤ですが、恐らく白文字盤の方も同様のマイナーチェンジが加えられたと考えられます。
ちなみに余談ですが、このベゼルの仕上げはケース・ブレスレット部分とは異なります。またメモリが印字されているため、傷ついても研磨しづらい箇所の一つです。もし状態の良い中古エクスプローラーIIをお探しの方は、このベゼルの傷や余計な処理が施されていないかをチェックすることをお勧め致します。
④文字盤ディテール
これまた近年の全てのロレックスに言えることですが、新型エクスプローラーII 226570もまた、文字盤6時位置下部に配された「SWISS MADE」の間に王冠マークが入ることとなりました。王冠マークはしっかりとした大きさがあるため、遠目に見てもこの変更点はわかりやすいでしょう。
なお、このSWISS MADE表記は従来はミニッツサークルのすぐ上に配されていましたが、新型では挟み込むような形でセッティングされることとなります。
※SWISS MADE位置の王冠マーク表記は、2018年頃から見られる仕様です。新型ムーブメントに搭載された個体が王冠マークを持つようになったと言われることもありますが、シードゥエラー 126600といった2017年から新型となったモデルは王冠あり・なし個体が市場に混在しています。ちなみに稀少性の高さから王冠なし個体(通称ノークラウン)は近年価格高騰しており、王冠あり個体と比べると20万円以上も差がつく事例が散見されます。
ちなみに12時位置のロゴおよびレタリングが新旧で異なる、といった声があります。確かに新型の方が若干タッチが濃いようにも思われますが、特筆すべき違いは見受けられませんでした。
また、インデックスのメタルの縁取りが若干盛り上がったように見受けられます。
⑤ムーブメントの変更
出典:https://www.rolex.com/ja
新型ロレックス エクスプローラーII 226570の最大の変更点にしてロレックスが「最新世代」と自負するものこそ、自社製ムーブメントCal.3285への載せ替えでしょう。
ロレックスは2015年発表のデイデイトを皮切りに、Cal.3100系ムーブメントをCal.3200系へと進化させ、載せ替えを行ってきました。
Cal.3100系は、1980年代から採用されており、ロレックスのきわめて高い実用性を根底から支えてきた紛れもない名機です。高精度であることはもちろん、耐久性と安定性に非常に富んだ設計,さらに優れたメンテナンス性を誇ってきました。また、ロレックスは裏蓋のシースルー化を行わないブランドとしても知られていますが、Cal.3100系は美観にもきちんと配慮されており、丁寧な仕上げやペルラージュ装飾を施すことでも知られています。
現在、ロレックスは一大中古市場を築き上げており、何十年と経てきた個体であってもなお十二分な実用性を発揮しています。その功績は、3100系ムーブメントが寄与するところが少なくありません。
一方で進化を止めないのも、ロレックスのロレックスたる所以です。前述の通り、バーゼルワールド2015で発表したデイデイト40にてCal.3255を搭載して以降、既存コレクションを順次3200系ムーブメントへとモデルチェンジさせてきました。
そんなCal.3200系開発にあたり、ロレックスは新たに14の特許を取得したとのこと!
では、このCal.3200系がいったいどのようなムーブメントで、3100系からどんな進化をしているのか。
一言では述べられませんが、代表的な要素は下記の三点に集約できます。
すなわち
◆約70時間のパワーリザーブ延長
◆従来品より約15%高効率となったクロナジーエスケープメント(脱進機)
◆切り替え車の一新による、巻き上げ効率の向上
出典:https://www.rolex.com/ja
とりわけパワーリザーブの延長は特筆すべき点でしょう。
Cal.3100系も48時間と短いわけではありませんが、近年では3日間のロングパワーリザーブはもはや主流。ロレックスでは、香箱車(こうばこくるま。主ぜんまいを収納する歯車のこと)のキャパシティを広げ、より大きな動力を実現することとなりました。
新型エクスプローラーII 226570にも、やはり新世代となるCal.3285が搭載されています。このCal.3285は、2018年および2019年に発表された新型GMTマスターII 126710とムーブメントを同じくしています。
もっとも216570は、エクスプローラーII専用のムーブメントCal.3187を搭載していました。
年代が遡りますが、エクスプローラーIIは三代目のRef.16570までは、GMTマスターIIで長らく用いられてきたCal.3186(2007年頃まではCal.3185)が搭載されています。
しかしながら216570の発表と同時に2011年にリリースされたCal.3187は、文字通りエクスプローラー―探検家―専用。
ベースはCal.3186なのですが、Cal.3187では2006年特許取得の「パラフレックス・ショック・アブソーバー」という耐震装置を新たに採用しました。この耐震装置は衝撃の影響を受けやすい天真(テンプの中央の軸部分)の折れ対策として開発されており、その耐衝撃性は従来品より50%もアップします。
出典:https://www.rolex.com/ja
ちなみにこのパラフレックス・ショック・アブソーバーはエクスプローラーIの先代214270に搭載されたCal.3132にも搭載されています。そして最新世代のCal.3200系では、もはや標準装備となりました。
そのためGMTマスターIIと機械を分ける必要がなくなったことから、42mmケース要にプレートを拡大した以外は、同一キャリバーが採用されるに至ったというわけです。
2000年開発のブルーパラクロム・ヒゲゼンマイも用いられていることから高耐磁性も確保しており、探検家にとっても、冒険野郎にとっても、はたまた現代社会で日々を生きるビジネスマンにとっても、最強機械式時計へ昇華されたと言えるのではないでしょうか。
⑥ムーブメント変更に伴う操作方法の違い
この変更点は既に新型GMTマスターIIでご存知の方も多いかもしれませんが、新ムーブメントは短針を単独稼働させる際に、リューズを回す向きが異なります。
Cal.3187まではリューズを12時方向に回すことで短針が進みましたが、Cal.3285ではリューズを手前側(6時方向)に回すことで短針が進みます。なお、逆側に回すと短針もまた逆方向へと進みます。
ちなみに24時間針は単独では動かないので、こちらを動かしたい場合はリューズを二段引きにして、任意の時間に合わせましょう。
新型エクスプローラーII 226570の定価と実勢相場【2021】
新型エクスプローラーII 226570の定価は税込898,700円です。先代216570が875,600円でしたので、新型ムーブメント分、値上がりしているのでしょう。
もっとも、現在のスポーツロレックスは、定価で買うことがなかなか困難な状況です。なぜならあまりの需要の高さから、正規店での購入事例がきわめて稀であるためです。
そこで気になるのが、「実勢相場」ですね。
本稿でも既に言及しているように、もともとエクスプローラーIIは定番外しといた印象の強いコレクションでした。
もちろん50年続くロングセラーゆえ根強い支持は誇ってきたものの、デイトナやサブマリーナ等の定番人気モデルと比べると、「売れ行き」といった面では後塵を拝してきたと言っていいでしょう。
現在スポーツロレックスを中心に実勢相場が急騰していますが、エクスプローラーIIだけは長らく「まだお手頃価格で買えるロレックス」のうちの一つに数え上げられたものです。とりわけ先代216570,および第三世代の16570は製造期間が長く、市場の流通量が豊富であったことも安定した相場感に一役買っていましたね。
ところが2019年頃から、216570を中心に、エクスプローラーIIもまた定価を超える「プレミア価格」を更新していきます。
円安傾向が続いていたこともありますが、とりわけ「供給」を大きく上回る圧倒的「需要」が過熱したことが、相場急騰に拍車をかけました。デイトナやGMTマスターIIといった人気モデルに至っては正規店はおろか並行輸入店ですら品薄となったことから「プレミア価格」はさらにプレミアの域へ。定価超えどころか、定価の倍は当たり前などといった様相を呈することとなりましたね。
そんな中でエクスプローラーIIの実勢相場もまた急騰していったのです。
さらにこの需要の中に、「ロレックスの値上がりに期待して青田買いをする」といったような動向が見られるのも、近年のロレックス相場の特徴です。
この青田買いの中の一つに「生産終了したロレックスの相場は上がるため、買えるうちに買っておく」といったマインドが存在していてか、新作発表前には「次にモデルチェンジされるであろうコレクション」の実勢相場が、一夜で急激に高騰するなどといった現象も度々見られました。
そしてエクスプローラーⅡは、50周年という節目も関係して、最もモデルチェンジ説が濃厚であったコレクションの一つです。ベースムーブメントを同一としてきたGMTマスターIIの完全モデルチェンジが前年までに敢行されていたことも大きいでしょう。
そのため2020年、コロナ禍も手伝って大いに相場が上昇し、かつて「お得に買えるロレックス」だった216570の実勢相場は、黒・白文字盤ともに100万円超えを叩き出しました。ちなみに新作発表前夜(2021年の新作発表は4月7日)には、黒文字盤で180万円台,白文字盤では200万円の値付けがなされたとか・・・!
この実勢相場は、現在は落ち着いています。確かに216570は生産終了となりましたが、新作がそう大きくデザインを変えなかったため、ややヒートダウンしたと思われます。
とは言えエクスプローラーIIが他のスポーツロレックス同様、今なお高い実勢相場を記録し続けていることは事実です。216570は中古であっても130万円台~、状態が良い個体は150万円台~となっており、エクスプローラーII史上類を見ない高騰ぶりと言っていいでしょう。
また、併せて新作の実勢相場動向も気になるところです。
繰り返しになりますがデザインを大きく変えなかったことから、エクスプローラーIやGMTマスターII新作発表時のような喧噪はありません。しかしながら当店で入荷した個体は新品として158万円の値付けをさせて頂きました。
定価を大きく上回るプレミア相場は新作であっても健在と言っていいでしょう。
今後、新作の流通量によってまた相場が変わってくることとは思います。2021年下半期も、ロレックス相場から目が離せません。
まとめ
2021年新作エクスプローラーII 226570と、先代216570を徹底比較してみました!
デザイン面ではあまり変わらず肩透かしを食らったと思ったものですが、いざ新旧比較してみると、やはりロレックスの「最先端」を感じられる逸品であったと感じます。
なお、ロレックスはコロナ禍に負けず2021年も、魅力的な新作を続々発表致しました。当店では今後も入荷を頑張っていきますので、乞うご期待!
当記事の監修者
池田裕之(いけだ ひろゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年