時計界の王者として君臨するロレックス。
現在スポーツロレックスを中心に定価上昇と実売価格高騰が続いています。
そこで今回はデイトナやサブマリーナ、エクスプローラー等、人気モデルの定価を総ざらいしてみました!
売り手市場が続くと予想されているロレックスですが、各モデルの定価はどれほどなのでしょうか?
目次
【定価改定によるロレックス値上げ幅の最新情報まとめ(2025/01/01~)】
詳しい解説はこちら「2025年1月1日の定価改定の内容は?」の項目にて解説
【定価改定をYoutube動画でも紹介!】
この項目では、ロレックスの各モデルごとの最新定価を一覧で紹介しています。
下記絞り込み機能を使うと、一覧の中から探したいモデルを絞り込めます。
調べたいモデルや素材をチェックして、最新定価情報を知りたいモデルを絞り込んでみましょう。
フリーワードは入力した時点で自動で絞り込まれます。また絞り込んだ後は下にスクロールしてご覧ください。(チェック入れた後も同様に)
※チェックボックスは複数選択可能です。
※型番で探す場合はフリーワード検索が便利です。
※2025年1月1日改定価格
※時計の画像クリックでRASIN WEBショップの商品一覧(各モデル)に遷移します。
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現行モデル
2025/01/01価格改定
シードゥエラー 126603 ステンレススティール×イエローゴールド ブラック
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2710400 2986500 |
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現行モデル
2025/01/01価格改定
シードゥエラー 126600 ステンレススティール ブラック
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1911800 2022900 |
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廃番モデル
2025/01/01価格改定
ミルガウス 116400GV ステンレススティール Zブルー
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1109900 |
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廃番モデル
2025/01/01価格改定
ミルガウス 116400GV ステンレススティール ブラック
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1109900 |
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廃番モデル
2025/01/01価格改定
エアキング 116900 ステンレススティール ブラック
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793100 |
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現行モデル
2025/01/01価格改定
エアキング 126900 ステンレススティール ブラック
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1065900 1135200 |
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廃番モデル
2025/01/01価格改定
1908 52508 イエローゴールド ホワイト
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3170200 3303300 |
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現行モデル
2025/01/01価格改定
1908 52509 ホワイトゴールド ブラック
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3481500 3903900 |
※デイトナ 116506、ヨットマスターII 116689,スカイドゥエラー326935および326934、326235等は要メーカー問合せのため旧定価を掲載
※生産終了モデルは最終定価を掲載
材料費の高騰、人件費の増加、そして円安。
さらには新型コロナの流行やロシアのウクライナ侵攻といった社会情勢の影響を受け、近年ロレックスの定価は上がり続けています。
ロレックスでは数年に一度価格改定がされておりましたが、最近ではその頻度が上がっています。2019年10月1日からは消費税増税に伴い、そして2020年・2021年・2022年においても大幅に定価が値上げされました。
2023年9月には全体的に7~17%程度値上がりが実施され、そして2024年1月価格改定では多くのモデルで約10%の値上げとなりました。
さらに最新の情報だと、2024年6月1日「金素材を中心に一部のモデルを3~4%前後の値上げ」がされました。
原料や人件費の世界的高騰などを考えると、致し方ないことかもしれませんが、消費者にとっては嬉しくない知らせが続いています。
定価が頻繁に値上がりしている理由のひとつに、性能の向上があげられます。
近年のロレックスは各モデルの機能性の向上も著しく、新作が発表される度に開発費も製造コストが上がっています。
人件費などの影響は勿論ありますが、時計の品質維持に向けて価格改定を重ねているともいえるでしょう。
ロレックスは現状に満足せず、常に進化を続けるブランドです。よりクオリティーの高さを求める姿勢であるからこそ、それに伴い定価も上がり続けるわけです。
2025年1月1日の定価改定では、ゴールド系を中心に大幅に定価が値上げされました。金無垢モデルは10〜20%の値上げ、ロレゾール(コンビ)モデルは10%前後の値上げが実施されました。
前回2024年6月の値上げにおいてはステンレス系は値上げに含まれませんでしたが、今回の定価改定においてはデイトナ等の人気モデルを中心に7〜10%程度の値上げ。
2024年1月1日の定価改定と同じく、全体的な値上げとなっています。
値上がりの主な原因は、原料や人件費の世界的高騰、そしてなによりも金の高騰によるものです。
また、機能性の向上による開発費や製造コストの上昇も理由に挙げられます。
近年の金は歴史的な高値になっています。
その高騰に伴い、デイトナを中心にゴールド系のモデルの相場が跳ね上がることになりました。
人気モデルの中には2024年1月から僅か1年で30%以上値上がりしたモデルもあり、今後の世界情勢によっては更に高騰する可能性もあります。
定価改定したからといって実勢相場が大きく変化することはありません。
長期的な目でみると少なからず影響はありますが、定価改定によって市場に出回る個体の相場が今すぐ上がることはないといえます。
ただし、新品に関しては仕入れ値が変化するため、並行新品相場が上昇する可能性が高いです。
今回の定価改定ではゴールド系の定価が大幅値上げとなったため、それに合わせて並行新品相場も値上がりとなるでしょう。
買い手にとって厳しい状況が続くロレックス市場ではありますが、繰り返される値上げによって相場が上がっているため、売り手にとっては逆にうれしい環境となっています。
その理由は実税相場が上がれば、買取価格もおのずと上がるからです。
2025年1月1日の定価改定だけ見ると、実勢相場および買取相場に大きな影響は見受けられません。
しかし、ここ数年の定価改定、および値上がりを見ると、実勢相場の高騰に伴い買取価格が大幅に上がっていることがわかります。
ロレックスはメーカー供給よりも需要が上回っており、品薄状態が続いているため、価格の上昇は今後も止まらないと考えられるでしょう。
値上がりするほど、以前からロレックスを所持している人が得をする。
このような状況はしばらく続くと予想されます。
ただ、この1年は買取相場が頭打ちになっており、ロレックスバブルの終焉を感じさせます。
時計を所持していれば、定価の高騰に合わせて買取価格がどんどん上がるわけではありません。
売却する時期によっては損をしてしまう可能性もあることを、念頭にいれておくべきでしょう。
当記事の監修者
田中拓郎(たなか たくろう)
高級時計専門店GINZA RASIN 取締役 兼 経営企画管理本部長
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
当サイトの管理者。GINZA RASINのWEB、システム系全般を担当。スイスジュネーブで行われる腕時計見本市の取材なども担当している。好きなブランドはブレゲ、ランゲ&ゾーネ。時計業界歴12年
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