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池田裕之, ロレックス

【入手困難】レアロレックスをまとめてみました!アンティークも紹介!

最終更新日:

入手困難 ロレックス

「入手困難なロレックスについて知りたい」
「自分の持っているロレックスはレアモデルだろうか」

高級腕時計メーカーとして高い知名度を誇るロレックスの歴史は古く、現在までに数多くのモデルが世界に発表されてきました。

その中でも”年代による仕様変更”や”販売戦略”などにより、外装の細かな仕様違いや希少価値の高い個体が存在します。

それらの総称を時計ファンの間では「レアロレックス」と呼び、多くのコレクターの憧れとなっています。

そんな入手困難なロレックスについて知りたいという人は多いのではないでしょうか。

ロレックスの時計は同じ型番でも、小さな違いで価値の高いレアロレックスとなります。

この記事では幻といわれる逸品入手困難のレアロレックスを、GINZA RASINスタッフ監修のもと紹介します。

入手困難なアンティークロレックスも合わせて紹介しますので、レアロレックスをお探しの方はぜひ参考にしてください。

目次

入手困難のレアロレックスまとめ

レアロレックス① ブラックアウト

ブラックアウトとは、エクスプローラーⅠの旧型Ref.14270に存在する特殊仕様モデルです。通常インデックスの3・6・9の上には通常、白いラインが入っているのですが、ブラックアウトにはこのインデックスの上に白いラインがありません。
ロレックス ブラックアウト
左:通常インデックス 右:ブラックアウト
ブラックアウトのインデックスはメタルのみとブラックラインの2種類が確認されており、一般的にはブラックラインの方をブラックアウトと呼びます
 

ロレックス エクスプローラー I Ref.14270 ブラックアウト

ロレックス ブラックアウト
ロレックス エクスプローラーI Ref.14270 ブラックアウト
ブラックアウトはRef.14270の “E”、“X”品番の一部に見られる数少ない個体です。ブラックアウトのインデックスはメタルのみとブラックラインの2種類が確認されています。こちらはシルバープリント文字(シルバーレター)に369にブラックのラインが乗っている有名なタイプです。
 
 

レアロレックス② センタースプリット

エクスプローラーⅡ「Ref.1655」「Ref.16550」、シードゥエラー「Ref.1665」、GMTマスター「Ref.1675」などに存在するセンタースプリットと呼ばれるレアモデル。センタースプリットには「中央で分割」という意味があり、これは文字盤に書かれた文字に対する名称です。
ロレックス センタースプリット
左:通常印字  右:センタースプリット
すべてのロレックス オイスターの文字板には、真のクロノメーターであることを意味する
SUPERLATIVE CHRONOMETER  OFFICIALLY CERTIFIED
という2段に分かれた英語表記があります。
通常は中間のスペースが上の行と下の行でずれた状態となっていますが、「センタースプリット」と呼ばれるモデルは中間のスペースが揃っており、表記が「きれいに中央」で分かれています
 

ロレックス エクスプローラーII Ref.16550 センタースプリット

ロレックス エクスプローラーII 16550 センタースプリット
ロレックス エクスプローラーII 16550 センタースプリット
1980年代に登場したエクスプローラーⅡの第2世代モデルです。生産期間はわずか4,5年間と非常に短い期間のみ生産されました。文字盤がアイボリーで、ベゼルの書体が幅広で角張っていること、インデックスの枠がシルバーであることがこのモデルのポイントです。
ダイヤル中央下の2行のクロノメーター表記が中央で揃っている「センタースプリット」は同じRef.16550の中でも更に稀少なモデルとなっています。
 
 
 

レアロレックス③ スティック文字盤

スティック文字盤とはGMTマスターⅡの一部のモデルに存在する特殊な仕様です。文字盤にプリントされている“GMT-MASTER II”の「II」に上下の横棒が無い珍しいモデルで、センタースプリットと同じ”フォントの違い”によりレアモデルになりました。
ロレックス スティック文字盤
上:通常のフォント 下:スティック文字盤
確かに「Ⅱ」の上下の棒がないことにより、「Ⅱ」がスティックに見えます。微細な差ですが、これだけでスティック文字盤は通常モデルより数十万も価値が高くなるので驚きです。
 

ロレックス GMTマスターII Ref.16710 スティック文字盤

ロレックス GMTマスターII 16710 スティック文字盤
ロレックス GMTマスターII 赤青ベゼル Z番 16710 スティック文字盤
Cal.3185搭載のRef.16710 Z品番スティック文字盤です。スティック文字盤モデルはコレクターズアイテムとして最適な逸品となっており、「D(2005年)、Z(2006年)、M(2007-08年)」シリアルの一部に存在しています。また、肉眼だと見づらく、気が付かない方も多いです。
 
 
 

レアロレックス④ ファット4

ファット4はグリーンサブマリーナ”16610LV”の初期シリアル「Y」「F」シリアルの一部に存在するレアな個体です。その特徴はベゼルに隠されています。
ファット4 グリーンサブ
左:通常ベゼル 右:ファット4ベゼル
注目する箇所はベゼルの「40」の部分。ファット4という呼び名の通り、実は「4」の上部が通常よりも幅広になっています。これもまた微細な差ですが、コレクターにとってはとても価値の高い希少なモデルです。
 
 
 

レアロレックス⑤ ワイドスイス

グリーンサブマリーナ”16610LV”にはファット4と同じく、「ワイドスイス」というレア要素が含まれています。生産初期によく見られる仕様で、文字盤6時位置の「SWISS MADE」表記が通常よりも若干大きいことが「ワイドスイス」の特徴です。
グリーンサブ ワイドスイス
左:通常表記 右:ワイドスイス
 

ロレックス サブマリーナ デイト Ref.16610LV ファット4 ワイドスイス

ロレックス サブマリーナ デイト 16610LV ファット4
ロレックス サブマリーナ デイト 16610LV ファット4 ワイドスイス
現行の旧型モデルであるサブマリーナ”Ref.16610LV”は現在でも高い人気を誇るモデル。このモデルにはベゼルの「40」のフォントが違う「ファット4」と呼ばれるモデルも存在しています。また、ダイアル6時位置の「SWISS」と「MADE」の間隔が通常よりも広い「ワイドスイス」を備えた初期生産の希少な1本です。
 
 
 

レアロレックス⑥ 逆6文字盤

逆6文字盤は旧型デイトナRef.16520の「L・S」シリアルの一部に存在する個体です。6時位置の12時間計の6の数字が逆さまになっており、「6」の文字が「9」に見えることが特徴です。

左:通常 右:逆6文字
 

ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.16520 逆6文字盤

ロレックス コスモグラフ デイトナ ホワイト 逆6文字盤
ロレックス コスモグラフ デイトナ ホワイト 逆6文字盤
高品質ムーブメントCal.4030を搭載した先代デイトナのRef.16520。こちらは初期のデイトナにしか見られない稀少な逆6文字盤仕様。コアなデイトナファンの間でレアロックスとして密かな人気があります。
 
 
 

レアロレックス⑦ ブラウン・アイ

ブラウン・アイとは、デイトナの文字盤内にあるインダイヤル部分の色がブラウンなモデルの名称です。ブラウン・アイは主に1998年頃に生産された一部の個体だけであり、かなり希少価値の高いモデルとなっています。特にヴィンテージロレックスファンには幻の逸品として強い憧れを抱かせています。
 

ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.16520 ブラウンアイ

ロレックス コスモグラフ デイトナ 16520 ブラウンアイ
ロレックス コスモグラフ デイトナ 16520 ブラウンアイ
白のインダイヤル部分が自然に茶色に変色した「ブラウン・アイ」を備えたデイトナ。主にS(1994年)からW(1995年)番のモデルに多く見られます。T番・U番でも見ますが濃い焼けの個体は少ないです。何故この年代のモデルだけ変色するのか明確な理由は不明であり、ミステリアスな超レアモデルです。
 
 
 

レアロレックス⑧ 200タキメーター

クロノグラフが搭載されているデイトナは、ベゼルにタキメーターが搭載されていますが、レアモデルには、通称「200タキ」と呼ばれる200タキメーターが搭載されている個体があります。タキメーターは製造時期によって最大値が違い、現在は400が最大値として記載されていますが、中には200を最大値とするレアなタキメーターも存在します。
200タキメーター
“Ref.6240″の他には、旧型デイトナ”Ref.16520″の初期シリアルの一部にこの仕様が存在します。また、「225」が最大値の個体も僅かながら確認されています。
 
 
 

レアロレックス⑨ クリームダイアル

コレクターの間では「クリームダイアル」と呼ばれる希少価値の高いデイトナが存在します。2003年から2004年に製造された「K、Y、F」品番に散見される文字盤で、製造時はホワイトだった色が時間経過とともに徐々にクリーム色に変化したものをクリームダイヤルと呼びます
 

ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116520

ロレックス デイトナ クリーム文字盤
ロレックス コスモグラフ デイトナ 116520 クリームダイアル
「クリームダイアル」と呼ばれる、文字盤がクリーム色に変色した希少価値の高いデイトナ。変色理由は文字盤製作時のカラー付けに、時間の経過により色が変わってしまう性質の着色料を使用しているためです。一見、査定基準としてはデメリットに思えますが、逆にそれが希少な文字盤のデイトナとして評価されています
 
 

入手困難のアンティークロレックスまとめ

いま買わなかったら次は出会えないかも…」 これはアンティーク時計を買う時に常に頭を悩ませる問題です。 希少性・状態・値段など様々な要素がありますが、相場は人気や情勢でも変化します。 そこで現在入手困難なアンティークロレックスをランキング形式でまとめてみました。
アンティーク時計の購入を迷っているあなたの背中を押すきっかけになれば幸いです。
ロレックス 製造終了デイトナ
 

ロレックス エクスプローラーⅡ Ref.1655

ロレックス エクスプローラーII 1655
ロレックス エクスプローラーII Ref.1655
1971年に発表されたロレックス エクスプローラーIIの初代モデル。
1655は文字盤が何度かマイナーチェンジされており、大きく3種類に分かれます。
最初期の「マークI」ダイヤルは、王冠マークやロゴの表記が小さく、秒針にドットが無いストレート針でした。1972年頃に「マークII」ダイヤルが登場。夜光塗料が塗布された秒針に変更され、ダイヤルの表記も大きくなります。そして1974年頃に「マークIII 」が登場。ダイヤルのクロノメーター表記がセンタースプリットになっています。
特に「マークI」ダイヤルの価値が高いなど、価格を決定する要素が多面的なモデルです。
 

ロレックス シードゥエラー Ref.1665

ロレックス シードゥエラー 1665
ロレックス シードゥエラー Ref.1665
ロレックス シードゥエラーの初代モデル。
深海調査会社͡コメックス社と共同開発で作られた、プロユースの本格ダイバーウォッチ。
パッと見の外見はサブマリーナと変わりませんが、ケースの厚み・デイト表記付きなのにサイクロップレンズがない・ケースサイドにエスケープバブルがあることなどから、違うモデルだと認識できます。
このモデルも上記のRef.1655同様、一般向けではなくプロユースとして生産されていたので、流通本数が少なく希少価値から値段があがっていきました。
昔は赤シードも普通のシードも値段が変わらない時代もありましたが、今は赤シードの中でもダイヤルの種類によっても値段が大きく変わってきます。
 
ロレックス シードゥエラー 赤シード マークIV1665
ロレックス シードゥエラー 赤シード マークIV 1665
例えば、コチラの赤シード。シリアル番号が“40xxxxx”となっていることから1974年頃の製造と思われます。ダイアルは赤シードの最終形のマーク4となっており、状態のよい個体ならば350万円前後が相場になります。
さらにレアなマーク1、マーク2は500万前後で取引されることも多く、赤シードがどれほど貴重なのかお分かりいただけると思います。
 


 

ロレックス シードゥエラー Ref.16660

ロレックス シードゥエラー 16660
ロレックス シードゥエラー Ref.16660
ロレックス シードゥエラーの2代目モデル。
プラスチック風防からサファイヤクリスタルに変化したことと、エスケープバブルの大型化により、防水性が2倍の1220mまで進化しました。
生産時期によって文字盤インデックスにフチ有りフチ無しの違いあります。フチ有りの方が古く、生産時期が短いので希少です。
シードゥエラー 116660
左:フチ有り 右:フチなし
 
Ref.16660はこれまであまり注目されていませんでしたが、ここに来て値段が上がり始めています。
 
 

ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.6265

ロレックス コスモグラフ デイトナ 6265
ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.6265
ロレックス デイトナ3代目のモデルであり、手巻き式デイトナとしての最終型番でもあります。
プッシャーがスクリューロック式に進化し、ダイヤルにもオイスター表記が追加され、いかにもロレックスらしい外観になりました。
アンティーク業界でも言わずと知れた人気モデルで、おそらく「アンティークロレックス=高い時計という認識を世間に広めた最右翼モデルなのではないかと思います。
これまた生産された時期によって「DAYTONA」表記が有ったり無かったり、プッシャーの位置や形が違ったりと、同じRef.6265の中でも細かく分類されています。
デイトナ 6265
左;DAYTONA表記無し 右:DAYTONA表記あり 
昔のカタログを初めて見た時に、Ref.1601デイトジャストよりも定価が安かったことに驚きを覚えてつつ、時代が変わると価値観も変わるものだと思わされる一本です。
 

ロレックス ミルガウス Ref.1019

ロレックス ミルガウス 1019
ロレックス ミルガウス Ref.1019
ロレックス ミルガウスの2代目モデル。
ロレックスの中で唯一の帯磁モデルでしたが、医者や科学技術者向けという特殊な用途だったため、流通数が極端に少ないモデルです。
それでも針の形状やケースの厚み、「ROLEX」ロゴが大きいことなど、今となっては特徴的ではありますが、当時はそのような認識が広まらなかったのでしょう。
余談ですが、稲妻針を搭載した初代ミルガウスのRef.6541は、私が学生の時に80万円位で、社会人になったらがんばってこれを買おうと決めていたのですが、いざ社会人になった時ですでに200万円オーバー。幻と評さるようになった今ではどう逆立ちしても買えない時計になってしまいました。
あと数年早く産まれていれば・・・ねえ!お父さん!お母さん!などと、どうにもならないことを叫びたくなってしまう昨今です。
アンティークロレックスドリームの象徴とも言える時計ですね。
 


 

ロレックス エクスプローラーⅡ Ref.16550

ロレックス エクスプローラーII 16550
ロレックス エクスプローラーII Ref.16550
ロレックス エクスプローラーIIの2代目モデル。
初代と比べて外観面で大きく変化しました。
こちらのRef.16550は生産期間が僅か4~5年と短期間のため、本数が少なく希少性が高いモデルとなっております。
アイボリー文字盤やセンタースプリットなど、1970年代以前のヴィンテージから現行モデルへ移行する過程で試行錯誤を繰り返した、変わり種が多い時期です。

Ref16550 アイボリーダイヤル

個体によって色味が異なるRef.16550

Ref16550 センタースプリット

左:通常印字 右:センタースプリット


 

ロレックス プレデイトナ Ref.6238

ロレックス プレデイトナ 6238
ロレックス プレデイトナ Ref.6238
デイトナになる直前のクロノグラフで、プレデイトナと呼ばれています。
良くも悪くもロレックスっぽくない外観のためか、このモデル以降のデイトナよりも希少価値は高いはずなのに、価格はむしろ安いという悲しい時計です。
アンティークの相場は珍しいだけではなく、認知度が高くて人気もあることが重要な要素なんだということを教えてくれます。
しかし「あえてこれを選んだ感」はとても表現できるので、そういう天邪鬼的な要素が強い方にはおすすめしたい一本です。
ちなみに私個人はデイトナよりもこっちの方が好きだったりします・・・
プレデイトナ
ムーブメントには今となっては貴重となったバルジュー社のCal.72Bが搭載されています。1959年頃製造されたムーブメントでありながらも、今尚現役で動いていることにロマンを感じざるをえません。
 

ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.6263

ロレックス デイトナ 6263
ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.6263
Ref.6265と同様に、デイトナ3代目のモデルであり、手巻き式デイトナとしての最終型番です。
Ref.6265との違いはベゼルの素材とデザインで、こちらのRef.6263はプラスチックベゼルです。
これもまた面白いもので一時期は「金属ベゼルが高級感があって良い。プラスチックベゼルなんておもちゃみたいで安っぽい」なんていう風潮もありましたが、今ではすっかり立場が逆転しました。
世間では「プラスチックベゼルこそ、アンティークらしくてかっこいい」という雰囲気になっているため、Ref.6263の方が高値ですし、すぐに売れてしまいます。
したがって探すのがより困難、というモデルです。
6263
Ref.6263はスクリューロック式のプッシャーが採用されたことにより防水性能は50mに向上し、オイスターケースの称号を得た歴史も持ち合わせます。
現代においてその防水性能が残っている可能性は低いですが、確実に進化を遂げていたことが伺えます。
デイトナ 6263 ムーブメント
ムーブメントにはバルジュー社製のクロノグラフムーブメントCal.72をベースにロレックスが改良を加えたCal.727を搭載。裏蓋で見えない部分ではありますが、現行モデルにはない魅力が詰まっています。
 

ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.6240

ロレックス デイトナ
ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.6240
謎多きデイトナ。
デイトナ2代目と3代目の違いはプッシャーがねじ込み式か否か。
しかしながらRef.6240は3代目のRef.6263とRef.6265の発売前に、すでにねじ込み式プッシャーを装備しており、プロトタイプではないかと言われています
ダイヤルも「ROLEX」の表記しかないソロ、「OYSTER」表記が入っていないものと、入っているものなど、ダイヤルのパターンがいくつか存在します。
いずれにせよ、この型番に巡り合えること自体が、貴重な体験であることは間違いありません。
それくらいレアなモデルです。
デイトナ 6240 アンティーク
また、Ref.6240の最大のポイントはやはりブラウンダイヤルでしょう。インダイヤルがブラウンに焼けることで他のデイトナとは一線を画す独特な美しさを放ちます。
まさにRef.6240はヴィンテージロレックスファン垂涎のレアモデル。時計好きであるならば一度は手に取ってみたいものです。
 

ロレックス GMTマスターⅡ Ref.16760

ロレックス GMTマスターII 赤黒ベゼル 16760
ロレックス GMTマスターII 赤黒ベゼル Ref.16760
ロレックス GMTマスターIIの初代モデル。
このモデルが一位であることに「なんで!?」「まさか!!」という声が多々聞こえてきそうですが。笑
しかし希少性と急激な人気の高まり方を考えると、絶滅危惧種という点ではあながち外していないと思います。
Ref.16550も然りですが、搭載しているムーブメントはCal.3075です。
ロレックスは1989年頃から順次、デイト付きキャリバーをダブルブリッジ式の3100番台に変更しました。
1988年頃にはCal.3075などのムーブメントは生産が終了され、大幅なモデルチェンジの準備をしていたと考えられます。
したがって生産開始自体が1980年台半ばからだったRef.16550とRef.16760は生産数が少ないのは当然と言えます。
加えてこの時期、Ref.16750 GMTマスターIが併売されており、自社内の競合商品となるわけですから、自ずとエクスプローラーIIよりもさらに生産数が絞られていることが予想できます。
さらに昨今のGMTブームが加わり、おそらく今最も勢いのある絶滅危惧種はこのRef.16760ではないかと思っているわけです。
別に珍しくないはずなのに、確かに探してみると実物が見つからない
そんな時計になっていく気がしてならない今日この頃です。
 

まとめ

ロレックスの時計は同じ型番でも、ほんの些細な違いで非常に価値の高い”レアロレックス”に変貌を遂げます。今回取り上げた時計を持っている方は、是非確認をしてみてください。

今回はレアロレックスの一部を紹介しましたが、探せばロレックスのレア仕様はまだまだ存在します。また、これからレアモデルに変化するモデルも存在するでしょう。そんなミステリアスな部分もロレックスの大きな魅力の一つです。
 

当記事の監修者

池田裕之(いけだ ひろゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長

39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年

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