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ロレックスをカジュアルに着けたいときのおすすめモデル!カジュアルコーデにマッチするモデルはコレ!
最終更新日:
「カジュアルに着けられるロレックスってある?」
「どんな服装にも合うロレックスのおすすめモデルを知りたい……」
ロレックスといえば、誰もが知る世界一有名な高級腕時計ブランド。
故にそう簡単には手を出せない、あるいはさりげなく身に着けるのは難しそうと思っている人も多いのではないでしょうか。
まず先にお伝えすると、ロレックスは高級品でありながら、日常生活でもガンガン使える実用時計です。
多くのモデルは無駄のない普遍的なデザインで、さらに耐久性や防水性が高いことからもプライベートでの使用にうってつけです。
この記事では、カジュアルに着けられるロレックスの選び方や、銀座の時計店が選ぶおすすめモデルを紹介しています。
お気に入りの1本を見つけるためのヒントも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
カジュアルに着けられるロレックス
14種類ものコレクションが存在する現行ロレックスの中で、特にカジュアルに着けられるのは以下の5つです。
- GMTマスターⅡ
- サブマリーナーデイト
- オイスターパーペチュアル
- エクスプローラーⅠ
- ヨットマスター
では、なぜこれらがカジュアルに着けられるのか。
また、どんなファッションと好相性なのかを引き続き詳しく解説します。
GMTマスターⅡ
カラフルなツートンベゼルと40mmの程よいケースサイズが、腕元に華やかさをプラスしてくれるGMTマスターⅡ。
青赤、青黒、緑黒、灰黒など、ベゼルのバリエーションが豊富なのも魅力の1つです。
第二時間帯を簡単に確認できるGMT機能は、旅行や海外の相手とやり取りをする際に便利。
ブレスレットはオイスターとジュビリーの2タイプがあり、どちらもポリッシュとサテン仕上げが織りなす美しい輝きと質感を味わうことができます。
ベゼルのカラーごとにマッチするファッションをあげるとすれば、以下の通り。
『デニム×白Tシャツ×スニーカー』
ミニマムなカジュアルコーデに、ペプシカラーの遊び心がアクセントに。
『ネイビーブレザー×ライトグレーのパンツ×ローファー』
青黒ベゼルの洗練された色合いがネイビーと調和し、スマートカジュアルスタイルがより格調高くアクティブな印象に。
『カーキのミリタリージャケット×ベージュのチノパン×ブーツ』
アウトドア感のあるスタイルに、緑黒のベゼルが冒険心をプラス。
『黒スキニー×グレーのパーカー×スニーカー』
モノトーンコーデに溶け込み、ベゼルの落ち着いた色味をさりげなくアピールできる。
どれも甲乙つけがたいところですが、普段の服装や好みを熟考した上で、ベストな1本を選んでみてはいかがでしょうか。
サブマリーナー
サブマリーナーは無駄のないスポーティなデザインによって、どんなカジュアルコーデにも馴染みます。
さらに、そのデザインは普遍的で完成されており、流行を気にせず身に着けられるのもポイント。
ダイバーズウォッチとしての高い防水性(300m防水)と堅牢性を持ち合わせているため、日常使いでの安心感も抜群です。
サブマリーナーがマッチするファッションをあげるとすれば、以下の通り。
定番のアメカジスタイルに、サブマリーナーが程よい高級感を演出。
休日のラフなコーデにも、スポーティなサブマリーナーがアクセントに。
ワントーンコーデに、サブマリーナーの艶やかな文字盤とセラクロムベゼルが映えます。
ざっとマッチするファッションをあげてみましたが、サブマリーナーのデザインは万能なだけに、実際は「何にでも合う」というのが正直なところ。
汎用性を重視するならブラックベゼルのサブマリーナーを、よりカジュアルに身に着けたいならグリーンベゼルのサブマリーナーをチェックしてみましょう。
オイスターパーペチュアル
オイスターパーペチュアルは装飾を抑えたシンプルなデザインによって、どんなファッションにも自然と溶け込みます。
以下の通り豊富なバリエーションが存在するため、年齢性別を問わず好みや使用用途に合った1本を選びやすいのも魅力的です。
- 28mm
- 31mm
- 34mm
- 36mm
- 41mm
- ブラック
- シルバー
- ブライトブルー
- グリーン
- ブライトブルー
- ピンク
- ターコイズ
- セレブレーション
オイスターパーペチュアルがマッチするファッションをあげるとすれば、以下の通り。
『ネイビーのシャツ×ブラックチノパン×レザースニーカー』
シックで汎用性の高いブラック文字盤は、落ち着いたコーディネートに最適。
大人のカジュアルスタイルを演出し、コーデ全体を引き締めます。
『ホワイトポロシャツ×マドラスチェックのショーツ×ローファー』
爽やかなブルー文字盤が、腕元に品格とスタイリッシュな印象をプラス。
サンレイ仕上げによる美しい輝きも、上品なリゾートスタイルとベストマッチ。
『ミントグリーンのニット×ホワイトパンツ×ベージュのキャンバススニーカー』
洗練さと心地よさを併せ持つグリーン文字盤は、都会的なカジュアルスタイルと好相性。
トーンをそろえた柔らかな色合いのコーデで、リラックス感を演出できるのもポイント。
『グラフィックTシャツ×デニムジャケット×ホワイトスニーカー』
ポップでカジュアルなセレブレーション文字盤は、明るい色を取り入れたコーデにぴったり。
時計選びにおいても個性を重視したい人には、理想的な選択肢です。
オイスターパーペチュアルはどれにしようか悩んでしまいそうですが、サイズも色も異なる2本を所有すれば、全く違う時計として楽しむこともできます。
エクスプローラーⅠ
エクスプローラーⅠは無駄のない洗練されたデザインと頑丈さによって、どんなシーンでも身に着けられる万能時計の代表格。
腕の太さや好みに合わせて、ケースサイズは36mmと40mmの2パターンから選択できます。
いずれも飾らない佇まいと視認性の高さが魅力なのに加え、使用により多少の傷がついてもそれがツールウォッチとしての威厳を感じさせることから、カジュアル用に適しています。
そんなエクスプローラーⅠがマッチするファッションの一例をあげるなら、以下の通り。
全てをベーシックな定番アイテムでまとめ、クリーンで知的な雰囲気を演出。
シャツの袖に見え隠れする文字盤が、控えめなだけに飽きの来ない満足感を味わわせてくれます。
エクスプローラーⅠとは全く違うデザインや多機能を求めるのであれば、上位機種のエクスプローラーⅡという選択肢もあります。
エクスプローラーⅡはポップなデザインと42mmの大型ケースが人によって好みがわかれるところですが、こちらもツールウォッチなだけにガンガン使える1本。
汎用性を重視するなら黒文字盤を、爽やかさをアピールするなら白文字盤をチェックしてみてはいかがでしょうか。
ヨットマスター
ヨットマスターはプラチナやRLXチタンなど、モデルごとに特殊な素材を使用したラグジュアリーなコレクション。
それぞれに異なる質感や輝きを楽しめるのに加え、流通量がそれほど多くないため、他人と被らない時計を求める人にもおすすめの選択肢です。
中でも、ラバー素材でできたオイスターフレックスブレスレットのモデルは、軽快な着け心地で、傷も目立ちにくいことからカジュアルシーンにぴったり。
RLXチタンでできたRef.226627は、着けているのを忘れるくらいに「軽すぎる」と評判です。
そんなRef.226627がマッチするファッションをあげるとすれば、以下の通り。
軽量で堅牢、且つスポーティなデザインが特徴の本機は、アクティブな装いにジャストフィット。
このコーデなら、スポーツやアウトドア、街歩きまで幅広いシーンに対応できそう。
他にもヨットマスターにはホワイトゴールドやエバーローズゴールドのモデルもあるので、素材にフォーカスしながら気になるモデルをチェックしてみてはいかがでしょうか。
オフで着けたいロレックス
ビジネスやフォーマルな場面にふさわしい時計とは違い、オフで着ける時計にはこれといった制約がありません。
オフ用時計は、自分の趣味や好みに応じて思いのままに選べるのが醍醐味。
ここからは、そんなオフにこそ着けたいおすすめの3本をピックアップし、それらの魅力をわかりやすく解説します。
エアキング 126900
保守的な印象の強いロレックスの中で、独創的な文字盤が目を引くこちらは、オフのシーンでこそ輝く1本。
ノンデイトの三針モデルでありながら、王道のエクスプローラーⅠやサブマリーナーにはない遊び心を感じるデザインが「通好み」ともいえるモデルです。
パイロットウォッチらしいアクティブなインデックスと独特の色使いが、休日の気分をぐっと盛り上げてくれます。
特にコーポレートカラー(グリーン)の秒針とイエローのクラウンは、このモデルにしかない組み合わせで、ポップな雰囲気を楽しめるのが魅力。
程よい大きさの40mmケースにはリューズガードが装備されており、腕や手首の激しい動きにもびくともしない頼もしさがあります。
また、屈強なオイスターブレスレットにはサテン仕上げが多用されており、小傷が目立つ心配がないことから自然と着用頻度も高くなりそう。
ムーブメントは、約70時間のパワーリザーブと日差マイナス2秒~プラス2秒の高精度を誇るCal.3230を搭載。
コックピットを想起させる文字盤が、車やバイクで出かける際はさらにテンションを上げてくれそうです。
サブマリーナ デイト 126610LV
全てのダイバーズウォッチのお手本といわれているサブマリーナーは、オフのシーンでこそ、その魅力を存分に楽しめる1本。
グリーンサブの愛称で親しまれるこちらは、発色の良いセラクロムベゼルとシックなブラック文字盤とのコントラストが、カジュアルな服装に鮮烈なアクセントを加えます。
初代から70年以上変わらない文字盤の基本デザインは視認性に優れ、延々と眺めていても飽きの来ない完成度の高さを誇っています。
また、グライドロック・エクステンションシステムを備えたブレスレットは、工具を使わずに約2mm単位(最大約20mmまで)の微調整が可能。
季節やシーンに応じてベストなフィット感を得られるため、一日中快適に着用できます。
41mmのケースは程よいボリューム感がありながら、シェイプされたラグと21mm幅のブレスレットが全体を引き締め、見た目の印象がすっきりしているのもポイント。
基本的にどんな服装にもマッチしますが、あえてグリーンが強調されすぎるコーデでは差し色として楽しむのも1つのスタイルといえるでしょう。
ムーブメントは、約70時間のパワーリザーブと日差マイナス2秒~プラス2秒の高精度を誇るCal.3235を搭載。
オフの時間を特別なものにしてくれるグリーンサブは、まさに「着けたくなるロレックス」の代表格といえる存在です。
【オフで愛でたい】チェリーニ ムーンフェイズ 50535
質実剛健なモデルがそろうロレックスの中で、クラシカルな趣を持つこちらは、オフの時間を格別なものにしてくれるでしょう。
39mmのケースは大きすぎず小さすぎず、腕に自然と馴染む絶妙なバランス。
エバーローズゴールドのケースと針、透明感のあるホワイトラッカー仕上げの文字盤はどこまでもエレガントで、思わず見惚れるほどの美しさがあります。
ただ、最大の魅力は、6時位置に配されたメテオライトの月とブルーエナメルの星空に違いありません。
宇宙から飛来した隕石を用いたムーンフェイズ表示は、時計を眺めるだけでロマンを感じられる特別なディティール。
さらに、ロレックスで唯一の針による日付表示と122年調整が要らないムーンフェイズ機能を備え、実用性と芸術性を兼ね備えた至高のモデルとなっています。
また、生産数がきわめて少ないため、所有すること自体が特別なステータスに。
ムーブメントは、約48時間のパワーリザーブを備える自動巻き式のCal.3195を搭載。
精度は日差マイナス2秒~プラス2秒で、さらにムーンフェイズは122年で誤差1日という高性能を誇っています。
オフのリラックスした時間に、眺めるだけでも満足感が沸々と湧いてくる最高のコレクションとして、ぜひ手に入れたい1本です。
シンプルなロレックスはコレ
デザイン、機能ともにシンプルなロレックスは汎用性が高く、手に入れて失敗が少ないのも強み。
また、機能がシンプルなほどメンテナンスコストが抑えられるため、所有し続ける上でも大きなメリットがあります。
ここからは、そんなシンプルなおすすめモデルを3本ピックアップし、それらの魅力をわかりやすく解説します。
エクスプローラーI 前期型 ブラックアウト 214270
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 39mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
こちらは、2010年~2016年頃まで製造されていたエクスプローラーI(Ref.214270)の前期型モデル。
その魅力は、使い勝手の良さと時代を超越した普遍的なデザインにあります。
39mmのケースは現行の36mmでは小さすぎる、かといって40mmでは少し大きいと感じる人にとって絶妙なバランス。
前機種(Ref.114270)からブレスレットが大幅に改良されたことで、フィット感が格段に向上しているのも特筆すべきポイントです。
さらに、本機ならではの特徴が、ブラックアウト仕様の3・6・9インデックス。
通常は白い着色(夜光塗料)が乗る部分がシルバーのみになっており、わずかな違いながらも個性的でクールな印象を感じられます。
また、シンプルでありながら力強さを感じるダイヤルレイアウトは、カジュアルからビジネスまで幅広いスタイルにマッチし、毎日着けても飽きることがありません。
ムーブメントは約48時間のパワーリザーブを備え、日差マイナス2秒~プラス2秒の高精度を誇るCal.3132を搭載。
本機は時を経ても変わらない価値を持ち、シンプルで使いやすいロレックスを求める人にとって、まさに理想の1本といえるでしょう。
オイスターパーペチュアル36 126000
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 36mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
ロレックスの原点ともいわれているオイスターパーペチュアル。
中でもコーポレートカラーのグリーンを纏ったこちらは、シンプルながらも特別感を味わえるモデルです。
深みのあるグリーン文字盤は、計6層ものラッカーを重ね塗りするなど非常に手の込んだもので、その表面は驚くほど均一に仕上げられています。
派手や突飛な印象はなく、むしろ落ち着いた色味であるため、カジュアルはもちろん、ジャケットスタイルに合わせても違和感なく着けこなせるでしょう。
また、36mmのケースは手首への収まりがよく、着け心地もこの上なく軽快。
サテン仕上げのオイスターブレスレットと相まって、普段使いに適しています。
デザインはシンプルでも、アプライド(植字)のインデックスにより立体感が巧みに表現されているおかげで高級感も味わえます。
ムーブメントは、約70時間のパワーリザーブと日差マイナス2秒~プラス2秒の高精度を誇るCal.3230を搭載。
時計本来の美しさを堪能できるオイスターパーペチュアル36は、所有する喜びもしっかりと感じさせてくれる、シンプルで奥深いロレックスです。
デイトジャスト36 126200 ブルー バー
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 36mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
クラシックモデルの超定番として、世界中の時計ファンから支持されているデイトジャスト36。
中でも、知性を感じさせるサンレイ仕上げのブルー文字盤とバーインデックスのデザインは、ビジネスからカジュアルまで幅広く活躍し、身に着ける人の品格も引き立ててくれます。
ブレスレットはスポーティなオイスターブレスとエレガントなジュビリーブレス、ベゼルはベーシックなスムースベゼルとラグジュアリーなフルーテッドベゼルの選択肢があり、どの組み合わせにしようか悩むのも楽しみの1つ。
サイクロップレンズ付きのデイト表示は視認性を高めつつ、デイトジャストならではのアイコニックな魅力を主張しています。
年齢を問わず使えるタイムレスなデザインは、一生モノの時計としても申し分なし。
ムーブメントは、約70時間のパワーリザーブと日差マイナス2秒~プラス2秒の高精度を誇るCal.3235を搭載しています。
流行とは無縁の普遍的な美を堪能できるデイトジャスト36は、きっと長年にわたり愛用し続けられるに違いありません。
安い服でもロレックスは似合う?
高価なロレックスは「ブランド服と合わせないと浮いてしまいそう」と思う人もいるかもしれません。
しかし、実際ロレックスはその洗練されたデザインと多様なモデル展開によって、安価な服やカジュアルウェアにも違和感なく馴染む万能さを持っています。
そもそも、服は「安かろう悪かろう」や「高かろう良かろう」が必ずしも当てはまるとは限りません。
特に近年は安価にもかかわらず、デザイン、素材、縫製の全てにおいてクオリティーの高い服がわりと簡単に見つかります。
例えば、ユニクロの白Tシャツとデニムのコーディネートにオイスターパーペチュアルを合わせても、きっとミニマムでスタイリッシュな印象に収まるなど「いい感じ」に見えるはずです。
現に日頃から安価な服でロレックスを思う存分楽しんでいるオーナーも、世の中には数え切れないほどいるのではないでしょうか。
どんな服にも合わせやすいロレックスは?
数あるロレックスの中でも、ひときわどんな服にも合わせやすいのが、エクスプローラーⅠとサブマリーナーです。
エクスプローラーⅠは、控えめなケースサイズと落ち着いたデザインから、ジャケットスタイルはもちろん、シャツにチノパンといったビジネスカジュアルにもマッチします。
一方、サブマリーナーも本格的ダイバーズウォッチでありながら、その汎用性の高さが魅力の1つ。
アメカジやストリート系ファッションと好相性なのは当然として、ビジネス時計の定番としても知られているように、スーツスタイルにも文句なしにマッチします。
他のモデルもあらゆる服装に不思議と調和するなど、独自の存在感でコーディネート全体を引き締めたり、逆に彩りを加えたりもしてくれるはずです。
そのため、「時計に見合った服」を考えすぎずに、自分の好きなスタイルに自信を持ってロレックスを合わせてみてはいかがでしょうか。
ロレックスをナチュラルにつけるコツ
ロレックスをナチュラルに着ける上で、ポイントとなるのは以下の3つです。
- ケースサイズは自身の体格を考えて選ぶ
- ブレスの素材や種類も服装に合わせる
- 文字盤やインデックスの世界観を意識してコーデを選ぶ
各ポイントの具体的な内容について、引き続き詳しく解説します。
ケースサイズは自身の体格も考えて選ぼう
ロレックスをナチュラルに着けるには、自分の体格や腕の太さに合ったケースサイズを選ぶことも大事。
例えば、細腕の男性には36mmのコンパクトなケースサイズが自然に見え、過剰な存在感を避けられます。
一方、がっしりとした体格の男性には40mm程度のサイズがバランスよく見え、43mmや44mmの大型ケースがしっくりくる場合もあります。
具体的には、オイスターパーペチュアル36やエクスプローラーⅠ(36mm)は華奢な腕にもジャストフィット。
GMTマスターII(40mm)やサブマリーナー(41mm)は標準的および大柄な体格に適し、シードゥエラー(43mm)やディープシー(44mm)は大柄な体格の人に向いています。
自身に合ったケースサイズを選ぶことで、ロレックスが浮いて見えるのを防ぎ、自然体でスタイリッシュな印象に仕上げることができます。
ブレスの素材や種類も服装に合わせよう
メタル、レザー、ラバーなど、ブレスの素材や種類を服装に合わせるのもナチュラルに着けこなすコツといえます。
例えば、メタルブレスのモデルはカジュアルなデニムやTシャツにも、ビジネスカジュアルのジャケットスタイルにも合わせやすい万能な選択肢です。
一方、レザーストラップのモデルは、落ち着いた装いに溶け込みやすく、クラシックな雰囲気を演出するのに効果的。
特にフォーマルな場面や上品なカジュアルスタイルには、レザーストラップのモデルが適しています。
ラバーストラップのモデルが活躍するのは、主にスポーツやアウトドアシーン。
休日のリラックスムードで時計を着けたいときに、自然と手が伸びるのもラバーストラップのモデルです。
このように服装やシーンに合ったブレスを意識することで、ロレックスのある生活がより楽しく、快適になることも想像に難くありません。
文字盤やインデックスの世界観を意識してコーデを選ぶと良し
ロレックスをナチュラルに着けるには、文字盤やインデックスの世界観を意識したコーディネートも大事です。
時計のデザインと服装のバランスが取れていないと、時計だけが浮いて見えることがあります。
例えば、「ブラック文字盤×バーインデックス」のようなベーシックなモデルは、大体どんな服装にも違和感なくマッチするでしょう。
ただ、派手なトップスや個性的なストリートファッションと合わせると、時計が控えめすぎて全体の雰囲気に合わず、存在感が薄れてしまうことがあります。
逆に、大胆な柄の文字盤やダイヤモンド入りのインデックスなど見た目が派手なモデルは、「無地のオックスフォードシャツ×チノパン」のような定番スタイルに合わせると、時計だけが悪目立ちする可能性があります。
こうしたミスマッチを防ぐには、服装選びが大切なのはもちろんですが、小物を工夫するのも有効な手段。
特に時計が服装に対して物足りなく感じるときは、バングルやブレスレットを同時に着けることによりボリューム感が出て、バランスよく見える場合もあります。
このように文字盤やインデックスのデザインを意識しながら服装や小物とのバランスを取ることで、ロレックスを自然に、そしてより洗練された印象に見せられるでしょう。
まとめ
ロレックスは高級品とはいえ、日常生活でもガンガン使える実用時計です。
エクスプローラーⅠやサブマリーナーをはじめ、多くのモデルが無駄のない普遍的なデザインで、さらに耐久性や防水性が高いことからもプライベートでの使用にうってつけです。
安価な服やカジュアルウェアにも馴染む万能さがあり、一度身に着ければ、きっと日常を共にするパートナーとして手放せない存在になるでしょう。
ぜひこの機会に、そんなカジュアルに使い回せるお気に入りの1本を見つけてみてはいかがでしょうか。
当記事の監修者
池田裕之(いけだ ひろゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年