「ロレックスの安いモデルはどれ?」
「50万円前後で購入できるロレックスが知りたい」
ロレックスは高級時計の代名詞であり、その優れた品質とネームバリューは他の時計ブランドを圧倒しています。
年齢性別を問わず、いつの時代もロレックスは世界中の時計ファンの憧れ。
しかし近年は価格高騰が続いているせいで、安く手に入るロレックスが知りたいという人は多いのではないでしょうか。
安いロレックスを購入するなら、必然的に中古やアンティークに限られます。
この記事では安いロレックスのおすすめモデルを、GINZA RASINスタッフ監修のもと紹介します。
納得のいく1本を選ぶためのコツもわかりやすく解説しますので、お求めやすいロレックスをお探しの方はぜひ参考にしてください。
目次
手が出しやすいロレックスの安いモデル
ロレックスの安いモデルに明確な定義はありませんが、現在の定価や実勢価格を考慮してこの記事では100万円以下を安いロレックスとしています。
100万円という金額自体は決して安くありませんが、ロレックスの現行品で定価が100万円以下のコレクションはオイスターパーペチュアルしかありません。
オイスターパーペチュアルの現在の定価は、800,800円~918,500円です(ケースサイズによって異なっています)。
実勢価格となると、新品で定価以下で買えるモデルはおそらくゼロでしょう。
上述のオイスターパーペチュアルも軒並みプレミアがついていて、100万円以下で買える可能性があるのは、定価が800,800円のモデル(Ref.276200)の一部のダイヤルカラーだけです。
そのため、ロレックスの安いモデルを購入するなら、選択肢は必然的に「中古」や「アンティーク」に限られてきます。
中古でもロレックスは信頼できるショップで購入すれば、末永く安心して使用できる場合がほとんど。
定期的なメンテナンスをメーカーの「日本ロレックス」に依頼することもできます。
アンティークは取り扱いに多少の注意が必要ですが、それでもロレックスは高品質でメンテナンス性にも優れているため、普段使いがしやすいものもあります。
経年による味わい、その年代にしかない仕様やデザインは、アンティークならではの大きな魅力です。
1点モノなど人と被らない時計を探すなら、アンティークは良い選択肢といえるでしょう。
というわけで、ロレックスの中古やアンティークの中から、安くておすすめのモデルを以下のとおり価格帯別にご紹介します。
- 30万円前後で買えるロレックス
- 40万円前後で買えるロレックス
- 50万円台で買えるロレックス
- 60万円~80万円前後で買えるロレックス
- 80万円~100万円前後で買えるロレックス
- 150万円前後(人気のスポーツモデル)で買えるロレックス
ぜひ、お気に入りの1本を探す際の参考にしてみてください。
【30万円前後で買える】ロレックスおすすめモデル
近年インフレと円安、世界的な需要増によって、ロレックスの価格は上がり続けています。
そのため、中古やアンティークでも、30万円を切る価格でロレックスを見つけるのは困難です。
30~40万円台で狙いやすいのは、オイスターパーペチュアルのレディース向けモデルです。
オイスターパーペチュアルはロレックスで最もスタンダードなコレクションですが、ロレックスの三大発明に数えられる「オイスターケース」と「パーペチュアル」の2つの要素を備えています。
このことから、オイスターパーペチュアルはロレックスの原点とも呼ばれています。
ちなみにオイスターケースとは、「牡蛎(カキ)の殻」のように頑丈で防水性の高いケースのこと。
パーペチュアルとは、両方向回転のローターを搭載した自動巻機構のことです。
三大発明のもう1つは「デイトジャスト」で、これは0時になった瞬間に日付が切り替わる機能のことをいいます。
この価格帯では、他にレディース向けのカメレオンもおすすめです。
カメレオンは、1950年代~1960年代にかけて20年弱しか展開されなかったレアなコレクションです。
現在も市場に出回ることが少ないので、見つけたらひとまずチェックはしておきましょう。
次の項目からは、30万円前後で買えるおすすめのモデルをご紹介します。
ロレックス オイスターパーペチュアル デイト 6517
型番:Ref.6517
素材:ステンレススティール/SS ×ホワイトゴールド/WG
ケースサイズ:24mm (リューズ含まず)
文字盤:シルバー
駆動方式:自動巻き
こちらは、スタンダードなオイスターパーペチュアルに日付(デイトジャスト機構)を兼ね備えたモデル。
キラキラ輝くフルーテッドベゼルはホワイトゴールド製で、リーズナブルなのにハイスペックかつ高級感のある個体です。
尖った時分針や文字表記の少ないシンプルなダイヤルなど、現行品にはない雰囲気も魅力。
24mmの小ぶりなケースが可愛らしい、レディース向けのモデルです。
ロレックス カメレオン プレシジョン 8413
型番:Ref.8413
素材:ホワイトゴールド/WG
ケースサイズ:16mm(リューズ含まず)
文字盤:シルバー
駆動方式:手巻き
カメレオンはベルトを変幻自在に付け替えられることから、その名が付いたコレクションです。
時計もファッションの一部という女性にとっては、まさにピッタリのアイテムといえるでしょう。
こちらは、16mmのケースにシルバーの革ベルト(純正品)が組み合わされた個体です。
小ぶりで、ぷっくりと厚みのあるケースが印象的な1本。
ダイヤルには正確や精密を意味する「PRECISION」の表記があります。
【40万円前後で買える】ロレックスおすすめモデル
予算が40万円前後の場合、デイトジャストも選択肢に入れておきましょう。
1945年に登場したデイトジャストはロレックスを代表するクラシックウォッチで、ロレックスで一番売れている時計としても知られています。
ケースサイズやダイヤルデザインが豊富なのがデイトジャストの魅力。オールステンレスのモデルはもちろん、ステンレスと18Kのコンビも人気があります。
ベゼルはスムースベゼルとフルーテッドベゼル、ブレスレットはオイスターブレスとジュビリーブレスがあり、どの組み合わせがいいか悩むのも楽しいものです。
クラシックウォッチといっても、ロレックスならではのオイスターケースとオイスターブレスは質実剛健で実用性も抜群。
年齢や性別を問わず、いつの時代も高級時計の定番として幅広い層から支持されています。
また、この価格帯では、24mmケースのレディース向けのオイスターパーペチュアルを選ぶこともできます。
オイスターパーペチュアルも、ダイヤルのカラーやデザインが豊富です。
ロレックス デイトジャスト 69173
型番:Ref.69173
素材:ステンレススティール/SS ×イエローゴールド/YG
ケースサイズ:26mm
文字盤:シャンパン
駆動方式:自動巻き
デイトジャストRef.69173のケースサイズは26mm。
華やかさと上品さが漂う、ステンレスと18Kイエローゴールドのコンビモデルです。
フルーテッドベゼル×ジュビリーブレスは、デイトジャストで最も人気のある組み合わせです。
こちらは、ダイヤルにサンレイ仕上げのシャンパンゴールドを採用。
植字式のインデックスは立体感があり、眺める度に高級感を味わえます。
ロレックス オイスターパーペチュアル 76080
型番:Ref.76080
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:23.5mm
文字盤:ピンク
駆動方式:自動巻き
オイスターパーペチュアルRef.76080は、24mmケースのレディース向けモデルです。
日付表示すらないシンプルなデザインで、シーンを問わず幅広く使用できます。
ブラック、シルバー、ホワイト、ブルー、ピンクなどダイヤルカラーが豊富なのも魅力的です。
こちらはサンレイ仕上げの美しいピンクダイヤルが、フェミニンなスタイルにぴったりの個体。
「3・6・9」のアラビアインデックスは視認性に優れ、どことなく可愛らしさも感じられます。
ロレックス オイスターパーペチュアル 76080 ブラック 369ホワイトバー A番 中古 レディース
素材: ステンレススティール / SS
ケース:直径 23.5mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
付属品: 外箱(ダメージ有) / 内箱(ダメージ有) / 保証書(発行日付 2000年10月)
オイスターパーペチュアルRef.76080のブラックダイヤルです。
こちらはシックで着飾らないスタイルにぴったりのモデル。
プロフェッショナルウォッチの「エクスプローラー」に似たデザインは、どんなスタイルにも違和感なく溶け込みます。
ロレックス カメレオン オーキッド 2059
型番:Ref.2059
素材:ホワイトゴールド/WG
ケースサイズ:16mm
文字盤:シルバー
駆動方式:手巻き
カメレオンは、ベルトの付け替えを楽しめるのが一番の魅力です。
ダイヤルにその名が記されたカメレオン オーキッドRef.2059は、光り輝くフルーテッドベゼルがエレガントな印象のモデルです。
ムーブメントは手巻きのCal.1401を搭載。
リューズ操作がしやすいように、大きめのリューズが付いているのも特徴といえます。
こちらは淡いパープルのベルトが印象的な個体。
ダイヤルの「Orchid」の文字もパープルで描かれています。
【50万円台で買える】ロレックスおすすめモデル
これまではレディース向けモデルが中心でしたが、50万円台になるとメンズ向けモデルの選択肢も増えてきます。
50万円台で選びやすいメンズ向けモデルは、チェリーニとエアキングです。
ドレスウォッチのチェリーニは、他の質実剛健なロレックスにはないエレガントさが魅力です。
ケース素材はゴールドやプラチナなど貴金属のみ。
ベルトはレザーを採用したモデルがほとんどです。
ムーブメントは、自動巻きではなく手巻きが採用されています。
フォーマルなシーンで安心して使える時計をということなら、チェリーニはベストな選択肢といえるでしょう。
エアキングは数あるロレックスの中でも、現存する最古のペットネームを持つコレクションです。
ペットネームとは愛称のようなもので、ダイヤルに筆記体で書かれた「Air King」の文字がその証です。
ケースサイズは現行のエアキング(Ref.126900)とその先代モデル(Ref.116900)が40mmなのに対し、それよりも前に製造されたモデルは34mmに設計されています。
昨今、メンズ時計は小ぶりなケースが注目されている中で、34mmのエアキングも人気が再燃しつつあります。
今後、状態の良い個体は市場から消えてしまう可能性もあるので、手に入れるなら早めの方が良いでしょう。
ロレックス チェリーニ 4109/8
型番:Ref.4109/8
素材:イエローゴールド/YG
ケースサイズ:26mm
文字盤:シャンパン
駆動方式:手巻き
チェリーニRef.4109/8は、26mmケースのレディース向けモデルです。
オイスターケースを使用していない薄型のドレスウォッチ。
鏡面仕上げが施されたケースは、美しい輝きを放ちます。
こちらの個体はシャンパンゴールドのダイヤルとローマンインデックスの組み合わせが、よりエレガントな雰囲気を醸し出しています。
革ベルトはロレックスの純正品。
純正ボックス(内箱)と保証書が付属します。
ロレックス チェリーニ 6622/8
型番:Ref.4109/8
素材:イエローゴールド/YG
ケースサイズ:33mm
文字盤:ホワイト
駆動方式:クォーツ
チェリーニRef.6622/8は、クォーツムーブメント(Cal.6620)を搭載しています。
33mmのケースは女性はもちろん、小ぶりな時計を好む男性にもピッタリ。
Ref.6622/8は、ロレックスでは珍しい革ベルトとブレスレットの両タイプが存在するモデルです。
見た目に柔らかい、丸みのあるラグがデザインの特徴といえます。
こちらは、ホワイトダイヤルにイエローゴールドの針とインデックスが映える個体です。
磨き上げられたケースとともに上品さを感じられます。
ロレックス エアキング 14000
型番:Ref.14000
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:34mm
文字盤:シルバー
駆動方式:自動巻き
エアキングRef.14000は、先代のRef.5500の後を継いで1990年頃~2000年に製造されたモデルです。
風防は強化プラスチックからサファイアクリスタルに変更されたことで、実用性がアップ。
ムーブメントは毎時1万9800振動のCal.1520から毎時2万8800振動のCal.3000に変更され、高精度化に成功しています。
こちらは、シルバーダイヤルとバーインデックスが知的な雰囲気を感じさせる個体。
カジュアルからビジネスまで、どんなスタイルにも合わせやすい1本です。
【60万円~80万円前後で買える】ロレックスおすすめモデル
60万円~80万円前後が予算の場合、オイスターパーペチュアルの選択肢はより豊富に。
デイト機能が付いたオイスターパーペチュアルデイトも十分狙えます。
また、時計マニアの間で人気のオイスタークォーツも、コンビモデルなら手が届く範囲です。
デイトジャストもレディース向けのモデルなら、この価格帯ではよりどりみどり。
選ぶのに悩んでしまいそうなほどです。
フルーテッドベゼルやダイヤ入りなど、宝飾系モデルも選べます。
ロレックス オイスターパーペチュアル デイト 15200
型番:Ref.14000
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:34mm
文字盤:シルバー
駆動方式:自動巻き
オイスターパーペチュアル デイトRef.15200は、Ref.15000の後継機として1990年頃~2006年に製造されたモデルです。
風防はRef.15000がプラスチックだったのに対し、Ref.15200はサファイアクリスタルに変更。
ムーブメントもCal.3035から、当時サブマリーナやデイトジャストにも搭載されていたCal.3135に変更されています。
“入門機”的なモデルにもかかわらずムーブメントは高性能、さらにロレックスの三大発明がすべて盛り込まれているため、コストパフォーマンスは抜群です。
こちらは、ホワイトダイヤルとローマンインデックスの組み合わせが気品あふれる個体。
34mmのケースも、年齢性別を問わず使い勝手に優れています。
ロレックス オイスタークォーツ 17013
型番:Ref.17013
素材:ステンレススティール/SS ×イエローゴールド/YG
ケースサイズ:34mm
文字盤:シャンパン
駆動方式:クォーツ
オイスタークォーツはその希少性とデザイン性(ケースとブレスが一体になったデザイン)から、時計マニアの間では密かに人気のモデルです。
ラグとブレスの直線的な形状など、他のロレックスにはない無骨さも魅力。
「時刻合わせが面倒」「手軽にロレックスを楽しみたい」という人にも、オイスタークォーツは最適です。
オールステンレスのモデルは特に人気で価格が高騰していますが、コンビのRef.17013ならまだこの価格帯で購入できます。
程よい大きさの35mmケースも人気の理由です。
ロレックス デイトジャスト 10Pダイヤ 79174G
型番:Ref.79174G
素材:ステンレススティール/SS ×ホワイトゴールド/WG
ケースサイズ:26mm
文字盤:ピンク
駆動方式:自動巻き
デイトジャスト 10PダイヤRef.79174Gは、26mmケースのレディース向けモデル。
その名のとおり、インデックスに10粒のダイヤモンドが贅沢に散りばめられています。
ブラック、ブルー、シルバーなど、ダイヤルのカラーバリエーションが豊富です。
こちらは、ピンクのダイヤルが上品さと可愛らしさを併せ持った個体です。
小ぶりなケースにさりげなく光るダイヤモンドが主張し過ぎず、腕元を華やかに見せてくれます。
【80万円~100万円前後で買える】ロレックスおすすめモデル
予算が80万円~100万円前後になると、これまでご紹介してきたモデルで特に人気の仕様や状態の良い個体、高年式の個体まで選択肢に入れられます。
また、プロフェッショナルウォッチのエクスプローラーも2~3世代前のモデルなら、付属品完備や使用感の少ない個体を見つけることも可能です。
男女ともに使いやすい34mmや36mmのモデルも、この価格帯からグッと手に入りやすくなります。
ロレックス エクスプローラー 114270
型番:Ref.114270
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:36mm
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
エクスプローラーRef.114270は、Ref.14270の後継機として2001年~2010年に製造されたモデルです。
Ref.114270はフラッシュフィットが一体型になったことで、Ref.14270よりもケースとブレスレットの接合部分のぐらつきがなくなり、強度と耐久性が向上。
ムーブメントもCal.3000からCal.3130に変更されたことで、精度とメンテナンス性が向上しています。
Ref.114270は、2021年に発売された現行品のエクスプローラー(Ref.124270)と見た目や性能がそこまで大きくは違っていません。
にもかかわらず、中古相場は30万円くらい違うので、Ref.114270はお買い得感があるといえます。
ロレックス オイスターパーペチュアルデイト 1500
型番:Ref.1500
素材:K18イエローゴールド/YG(K18)
ケースサイズ:34mm
文字盤:ブラウン
駆動方式:自動巻き
オイスターパーペチュアルデイトRef.1500は、1960年代~1980年代に製造されたモデルです。
製造期間が長いことから、同じ型番でも年代によってブレスレットの仕様などが異なっています。
オイスターパーペチュアルデイトはRef.1500以降、Ref.15200、Ref.115200と続いていったシリーズです。
Ref.115200が2021年に廃盤になって以降、34mmのデイト付きモデルは現行品から姿を消してしまったため、今や貴重な存在になっています。
こちらは、18Kイエローゴールドのケースにブラウンのダイヤルを採用した珍しい1本。
ダイヤルカラーとプリントの文字が同化して、針とインデックスだけが浮かび上がって見えるデザインは、この個体ならではの魅力です。
ロレックス デイトジャスト 10Pダイヤ 79174G【レディース】
型番:Ref.79174G
素材:ステンレススティール/SS ×ホワイトゴールド/WG
ケースサイズ:26mm
文字盤:ハバナ/Havana
駆動方式:自動巻き
こちらは、先ほどご紹介した「デイトジャスト 10PダイヤRef.79174G ピンクダイヤル」の色違い。
「ハバナ」と呼ばれるブラウンのダイヤルには、幾何学的なROLEXの模様がコンピューターの基盤のように掘り込まれた手の込んだデザインが施されています。
光の加減によって立体感と陰影が強調されるダイヤルは、高級感も申し分なし。
10粒のダイヤモンドも、所有する喜びを感じさせてくれます。
ロレックス ヨットマスター 69623【レディース】
型番:Ref.69623
素材:ステンレススティール/SS ×イエローゴールド/YG
ケースサイズ:29mm
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き
ヨットマスターRef.69623は、29mmケースのレディース向けモデル。
1997年~1999年までの2年間しか製造されなかったため、現在市場で見かけることはほとんどありません。
ヨットマスターは、プロフェッショナルウォッチで唯一レディースとボーイズサイズが存在するコレクションです。
Ref.69623はステンレスと18Kイエローゴールドのコンビモデルで、ダイヤルカラーはシルバー、ホワイト、シャンパンゴールドなど複数展開されています。
こちらは海をイメージさせる濃いブルーが印象的な個体。
イエローゴールドの回転ベゼルが美しく、存在感も十分にあります。
ロレックス エアキング 114200【メンズ】
型番:Ref.114200
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:34mm
文字盤:ピンク
駆動方式:自動巻き
エアキングRef.114200は、34mmのエアキングとしては最終形のモデルです。
2007年に発売され、当時から人気があったものの2014年に生産が終了しています。
ムーブメントは、C.O.S.C.認定クロノメーター取得のCal.3130を搭載。
ブレスレット中央列のコマは、先代まで中空だったのが無垢に変更されたことで堅牢性が増しています。
こちらは、人気のアラビアインデックスとサーモンピンクダイヤルの個体。
男女問わず身に着けられる1本です。
ロレックスのスポーツモデルで安いのは100万円~150万円前後のモデル
メンズ向けのロレックススポーツモデルですが、エクスプローラー以外は予算を150万円前後に設定しなければ手に入れるのは困難です。
ただ、100万円~150万円前後となると、現行品にこだわらなければサブマリーナやエクスプローラーⅡなどの人気モデルも選択肢に入れられます。
ロレックス ヨットマスター 68623
型番:Ref.68623
素材:ステンレススティール/SS ×イエローゴールド/YG
ケースサイズ:33mm
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き
こちらは、先ほどご紹介した「ヨットマスターRef.69623」のサイズ違いのモデルです。
製造期間も同じ2年間だけなので、希少価値は高いといえます。
1997年に発売されたコンビのヨットマスターは、ボーイズサイズとレディースサイズのみの展開でした。
現行品にはない、どこか味のあるデザインも魅力の1つといえるでしょう。
スポーツモデルとしては小ぶりな35mmのケースサイズも、今となっては新鮮に感じられます。
ロレックス ヨットマスター 16622
型番:Ref.16622
素材:ステンレススティール/SS ×プラチナ/PT
ケースサイズ:40mm
文字盤:シルバー
駆動方式:自動巻き
ヨットマスターRef.16622は、1999年~2012年まで製造されたモデルです。
ケースサイズは人気の40mm。
プラチナ製の回転ベゼルが、ひときわ上品な輝きを放っています。
現行品にはないシルバーダイヤルと赤い秒針の組み合わせも魅力の1つです。
こちらの個体は箱、保証書、タグなど付属品も充実しています。
ロレックス エクスプローラーII 16570
型番:Ref.16570
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:40mm
文字盤:ホワイト
駆動方式:自動巻き
プロフェッショナルウォッチでは貴重なホワイトダイヤルのエクスプローラーⅡ。
現行品は42mmの大型ケースとポップなインデックスが印象的ですが、このRef.16570のバランスの取れたデザインも根強い人気があります。
探検家のために開発されたエクスプローラーⅡは、屈強なケースとブレス、さらにGMT機能を搭載した多機能ウォッチです。
スチール製ベゼルが醸し出す無骨さも、エクスプローラーⅡならではです。
ロレックス サブマリーナ デイト|Ref.16610
型番:Ref.16610
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:40mm
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
最もメジャーなダイバーズウォッチといっても過言ではないサブマリーナ。
中でもこのRef.166610は、1988年~2010年まで製造された超ロングセラーモデルです。
幾度かブレスやダイヤルなどのマイナーチェンジが行われたとはいえ、その完成度の高さは時計好きなら誰もが認めるところです。
タマ数が多いだけにレア度は高くありませんが、常に安定した人気を誇っています。
ロレックス ミルガウス グリーンガラス 116400GV
型番:Ref.116400GV
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:40mm
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ミルガウス グリーンガラスRef.116400GVは、2007年~2023年まで製造されたモデルです。
廃盤とともにミルガウスのコレクション自体がロレックスのラインナップから消えてしまったため、今後希少価値が上がる可能性があります。
グリーンのサファイアガラスと、イナズマのようなオレンジ色の針が外観の特徴。
40mmのケースは存在感があり、中に耐磁シールドが備わっているせいで厚みも重量感もあります。
鏡面仕上げが多用されたケースとブレスはキラキラと輝き、高級感も抜群です。
ロレックス シードゥエラー|Ref.16600
型番:Ref.16600
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:40mm
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ロレックス シードゥエラーRef.16600は、1989年~2008年まで製造されたモデルです。
防水性能は、当時としては驚異的な1,220m防水。
ただ、見た目はサブマリーナと大差なく、そのわりに定価が高かったせいで、当時の人気はイマイチといった感じでした。
それが原因で生産数が抑えられたことで、現在は希少価値が高まり相場も高値で推移しています。
サイクロップレンズがないのが、サブマリーナとの見た目で一番違うところです。
シードゥエラーの方が、スッキリとした印象で好みという人も少なくありません。
エアキング 126900
型番:Ref.16600
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:40mm
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
エアキングRef.126900は、2022年に発売された現行モデルです。
先代モデル(Ref.116900)よりもケースの厚みと重量が抑えられ、使いやすさがアップ。
ブレスレットの留め具部分はシングルロックからダブルロックに変更され、新たにリューズガードも設けられるなど、機能面でも大幅に進化しています。
コックピット計器を彷彿とさせるインデックスと、コーポレートカラーの秒針がデザインのポイント。
ケースサイズは適度に存在感のある40mmです。
20万円台で買えるロレックスはある?
結論からいうと、20万円台で買えるロレックスはほぼ存在しません。
チェリーニなどは20万円台で買えることもありますが、そういった個体は以下のような状態である場合がほとんどです。
- 付属品がない
- ケースや風防に大きなキズ、割れ、欠けなどがある
- ベルトなど一部のパーツに社外品が流用されている
先述のとおり、ロレックスは中古やアンティークでも30万円を切る価格で見つけるのは難しく、40万円前後からようやく選択肢が増えてくる相場になっています。
20万円台やそれ以下で買えるロレックスは、ムーブメントが社外品や改造品である可能性も十分に考えられます。
そのような個体は「ガチャ」と呼ばれ、メーカーでのメンテナンスが受けられないばかりか、一般の時計店でも修理を断られてしまう場合がほとんどです。
フリマサイトやネットオークションでロレックスが数万円で売られているのを度々見かけますが、おそらくそれらは法律で販売が禁止されているコピー品でしょう。
そういったコピー品を購入するのは、犯罪の片棒を担ぐことと同じなので、ついうっかり手を出してしまわないように注意が必要です。
安めのロレックスを選ぶ際のコツ
安心かつ納得して安いロレックスを購入するために、ここからは選ぶ際のコツをお伝えします。
ポイントは以下の4つです。
- 時計のコンディションが良いショップで購入する
- 好みや着用シーンに合うかどうかで選ぶ
- アンティークを選ぶ際は時計の維持も考えた上で購入
- 予算を少し超える程度なら買う
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
時計のコンディションが良いショップで購入する
ロレックスの中古やアンティークを購入する場合、なるべく状態が良いものを選ぶことで満足度も高くなります。
状態の良し悪しを見極めるために、以下3点の確認は必須です。
- 付属品の有無
- キズ・割れなどの程度
- 外装磨きが丁寧に施されているか
「サテン仕上げ」や「ヘアライン仕上げ」などの外装磨きは、職人の腕前がハッキリとわかる部分です。
均一に磨かれていて、不自然さが出ていないものを選ぶと良いでしょう。
修理歴やオーバーホール歴が不明よりは、いつ・どこでメンテナンスが施されたかわかる方が安心です。
ムーブメントの状態は時計を見ただけではまずわからないので、気になることは何でもショップに問い合わせてみましょう。
親切丁寧に答えてくれるショップなら、きっと購入後も安心して使用できるでしょう。
好みや着用シーンに合うかどうかで選ぶ
安いロレックスは、資産価値という意味ではあまり期待できません。
そのため、資産価値よりも自分の好みや着用シーンに合うかどうかを重視する方が満足度は上がるでしょう。
価格にこだわりすぎるのも、あまりおすすめできません。
「安いから」という理由だけで決めてしまうと、思ったよりも合わせにくかったり愛着がわかなかったり、後悔するだけで終わってしまう可能性があります。
ロレックスの時計は高品質でメンテナンス性にも優れているため、中古でもアンティークでも末永く愛用できます。
「ロレックスは使ってナンボ」という気持ちで、ロレックスがある毎日を楽しんでみてはいかがでしょうか。
アンティークを選ぶ際は時計の維持も考えた上で購入
アンティークは現行品やそれに近いモデルより、性能が劣っているのは仕方ありません。
経年などの影響によって本来の性能が失われていることもあるので、日頃から取り扱いには注意が必要です。
具体的には精度、防水性、耐磁性、耐衝撃性において不十分であることがほとんど。
精度は日差プラスマイナス30~60秒以内ならかなり優秀で、それ以上の誤差があるのが普通です。
アンティークは誤差が出やすいので、そもそも気にし過ぎはよくありません。
ただ、どうしても気になる場合は短いスパンで調整を行う必要があり、その分コストがかかってしまいます。
防水性、耐磁性、耐衝撃性には初めから期待しない方が無難です。
そのため、汗などちょっとした水気でも極力避けた方が安心。
磁気帯びしないように、パソコンなど電磁波を発する物の上には置かないようにしましょう。
軽い運動や作業をするときは、外す癖をつけるのも大切なことです。
このように何かと維持に手間がかかるアンティークですが、その分「愛着が湧く」という声も時計好きの間ではよく聞かれます。
アンティークは、きっと以下のような人に向いているといえるでしょう。
- 古道具や骨董品が好きな人
- 旧車(車やバイク)が好きな人
- 手間がかかる時計ほどかわいいと思える人
予算を少し超える程度なら買う
近年ロレックスは新品価格の値上がりとともに、中古相場も上昇傾向が続いています。
今後さらに上昇する可能性もあるので、例えば現時点で欲しい時計が予算を数万円超えていたら、何とか手が届くうちに買っておくというのも一案です。
予算を上げた分だけ選択肢が増え、より自分好みのモデルが見つかることはあります。
予算を重視するあまり、本当に欲しいモデルが買えないこともあるでしょう。
多少背伸びをすることで、「本当に欲しいモデルを買って良かった」と後で実感することもあるかもしれません。
安いロレックスといっても、数十万円する買物なので、本当に納得のいく時計はどれかをじっくりと検討してみましょう。
まとめ
昨今定価や実勢価格の上昇が続くロレックスは、新品では100万円以下で買えるモデルはほぼありません。
そのため、安いロレックスを購入するなら、その選択肢は必然的に中古やアンティークに限られます。
ロレックスでも中古やアンティークなら30万円前後から探せます。
中古やアンティークのロレックスは、できるだけコンディションの良い個体を信頼できるショップで購入することが大事。
自分の好みや着用シーンに合うモデルを選ぶことも、満足度を上げる重要な要素です。
ロレックスの価格は今後も上昇する可能性があるので、欲しいモデルがあったら欲しい時に手に入れておきましょう。
当記事の監修者
池田裕之(いけだ ひろゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年